JP2685066B2 - 充填包装機におけるカッタ−装置 - Google Patents
充填包装機におけるカッタ−装置Info
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- JP2685066B2 JP2685066B2 JP4254015A JP25401592A JP2685066B2 JP 2685066 B2 JP2685066 B2 JP 2685066B2 JP 4254015 A JP4254015 A JP 4254015A JP 25401592 A JP25401592 A JP 25401592A JP 2685066 B2 JP2685066 B2 JP 2685066B2
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- Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば帯状包装材によ
り連続的に形成される複数個の密封袋の各連結シール部
をカッターにより切断可能とした充填包装機におけるカ
ッター装置に関するものである。
り連続的に形成される複数個の密封袋の各連結シール部
をカッターにより切断可能とした充填包装機におけるカ
ッター装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、帯状包装材により連続的に形成さ
れる複数個の密封袋の連結シール部をカッターにより切
断可能とした充填包装機におけるカッター装置は種々提
案されている。
れる複数個の密封袋の連結シール部をカッターにより切
断可能とした充填包装機におけるカッター装置は種々提
案されている。
【０００３】その中でも、単体のカッター装置により切
断とミシン目形成とを選択的に行うカッター装置として
は、実開平３−４５８０９号公報に開示されているよう
に、カット用刃体とミシン目形成用刃体とを相対的に前
進後退可能に組合わせてカッター体を形成し、これらの
カッターをカム部材により選択的に前進後退させ、カッ
ト用刃体とミシン目形成用刃体の何れか一つの刃体と、
他方より回転動作される回転刃体とによりミシン目が形
成されたり、切断されるようになっているものがある。
断とミシン目形成とを選択的に行うカッター装置として
は、実開平３−４５８０９号公報に開示されているよう
に、カット用刃体とミシン目形成用刃体とを相対的に前
進後退可能に組合わせてカッター体を形成し、これらの
カッターをカム部材により選択的に前進後退させ、カッ
ト用刃体とミシン目形成用刃体の何れか一つの刃体と、
他方より回転動作される回転刃体とによりミシン目が形
成されたり、切断されるようになっているものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカッター装置は、各刃体をカム部材により駆動
しているため構造が複雑となるばかりでなく、各刃体の
往復運動による慣性重量が大きくなり、また駆動手段で
あるシリンダーのストロークが大きいため高速な駆動が
不可能である。そして各刃体を摺動させて前後させるた
め、摺動面の加工に精度を要するし、摩耗の心配もあ
る。また各刃体がともに動作するため駆動動力の負荷が
大きく、刃のあたり具合を微調整する調整作業に手間が
かかるという欠点を有している。
た従来のカッター装置は、各刃体をカム部材により駆動
しているため構造が複雑となるばかりでなく、各刃体の
往復運動による慣性重量が大きくなり、また駆動手段で
あるシリンダーのストロークが大きいため高速な駆動が
不可能である。そして各刃体を摺動させて前後させるた
め、摺動面の加工に精度を要するし、摩耗の心配もあ
る。また各刃体がともに動作するため駆動動力の負荷が
大きく、刃のあたり具合を微調整する調整作業に手間が
かかるという欠点を有している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するべくなされたものであり、連続して成形される密
封袋の連結シール部を回転刃体と上記回転刃体の対向す
るカッター体とにより切断するようにした充填包装機に
おけるカッター装置において、上記カッター体を全カッ
ト用刃体とミシン目形成用刃体とにより抱合わせて構成
し、上記ミシン目形成用刃体をカッター体本体に固定す
るとともに、全カット用刃体先端を移動可能に設けるも
のである。またこの全カット用刃体を上記回転刃体の回
転円との接線方向に変位可能に設けるものである。
決するべくなされたものであり、連続して成形される密
封袋の連結シール部を回転刃体と上記回転刃体の対向す
るカッター体とにより切断するようにした充填包装機に
おけるカッター装置において、上記カッター体を全カッ
ト用刃体とミシン目形成用刃体とにより抱合わせて構成
し、上記ミシン目形成用刃体をカッター体本体に固定す
るとともに、全カット用刃体先端を移動可能に設けるも
のである。またこの全カット用刃体を上記回転刃体の回
転円との接線方向に変位可能に設けるものである。
【０００６】
【作用】全カット用刃体のみを変位させるだけで切断と
ミシン目形成との切換が可能となる。
ミシン目形成との切換が可能となる。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の実施例を示すものであり、巻
取ロール１から繰り出されるフイルム材料、たとえば積
層プラスチックフイルム２はガイドロール３，４を経た
後、フイルム折りたたみ金具５によって幅方向に二つ折
りにされ、次いで縦シールロール６によって積層プラス
チックフイルム２の長手方向がシールされた後、ノズル
７より例えば液体や粉体などの被包装材が所定量だけ供
給され、横シールロール８にて横シールされることによ
り連結シール部９が形成され、密封袋Ｐが連続して形成
される。
取ロール１から繰り出されるフイルム材料、たとえば積
層プラスチックフイルム２はガイドロール３，４を経た
後、フイルム折りたたみ金具５によって幅方向に二つ折
りにされ、次いで縦シールロール６によって積層プラス
チックフイルム２の長手方向がシールされた後、ノズル
７より例えば液体や粉体などの被包装材が所定量だけ供
給され、横シールロール８にて横シールされることによ
り連結シール部９が形成され、密封袋Ｐが連続して形成
される。
【０００８】そして、この連結シール部９は、本発明の
カッター装置10により切断とミシン目形成が選択的に行
われる。
カッター装置10により切断とミシン目形成が選択的に行
われる。
【０００９】図２は、本発明のカッター装置の要部を示
す断面図である。刃先を凸凹状にした周知のミシン目形
成用刃体11は、刃先が回転刃体12の刃先の回転円に接す
るように本体13に固定されている。一方全カット用刃体
14は板バネのような弾性部材15を介してボルト16でミシ
ン目形成用刃体11に弾接するように、かつ回転刃体12の
刃先の回転円に接するように移動可能に固定され、カッ
ター体17を形成している。
す断面図である。刃先を凸凹状にした周知のミシン目形
成用刃体11は、刃先が回転刃体12の刃先の回転円に接す
るように本体13に固定されている。一方全カット用刃体
14は板バネのような弾性部材15を介してボルト16でミシ
ン目形成用刃体11に弾接するように、かつ回転刃体12の
刃先の回転円に接するように移動可能に固定され、カッ
ター体17を形成している。
【００１０】つまりこの設定においては、回転軸18を中
心として回転する回転刃体12の回転円にミシン目形成用
刃体11先端と全カット用刃体14先端とが同時に接するよ
うに設定してあり、この状態において切断（全カット）
が行われる。
心として回転する回転刃体12の回転円にミシン目形成用
刃体11先端と全カット用刃体14先端とが同時に接するよ
うに設定してあり、この状態において切断（全カット）
が行われる。
【００１１】一方、ミシン目を形成する際には、図３に
示すように本体13内部に設置されたエアシリンダー19を
動作させ、エアシリンダー19のプランジャー20が全カッ
ト用刃体14を押し上げることにより、全カット用刃体14
はボルト16を略支点として弾性部材15が弾性変形するこ
とにより回転刃体12の刃先の回転円の接線方向に変位
し、回転刃体12の刃先の回転円から全カット用刃体14先
端が外側に外れ、本体13に固定されているミシン目形成
用刃体11のみが回転刃体12の刃先の回転円に接すること
によりミシン目が形成されるものである。
示すように本体13内部に設置されたエアシリンダー19を
動作させ、エアシリンダー19のプランジャー20が全カッ
ト用刃体14を押し上げることにより、全カット用刃体14
はボルト16を略支点として弾性部材15が弾性変形するこ
とにより回転刃体12の刃先の回転円の接線方向に変位
し、回転刃体12の刃先の回転円から全カット用刃体14先
端が外側に外れ、本体13に固定されているミシン目形成
用刃体11のみが回転刃体12の刃先の回転円に接すること
によりミシン目が形成されるものである。
【００１２】そして再び切断（全カット）する際には、
エアシリンダー19のプランジャー20を下降させることに
より弾性部材15の弾性復帰により、全カット用刃体14は
ミシン目形成用刃体11に弾接するとともに、回転刃体12
の刃先の回転円に接する位置に戻され、切断（全カッ
ト）されるものである。
エアシリンダー19のプランジャー20を下降させることに
より弾性部材15の弾性復帰により、全カット用刃体14は
ミシン目形成用刃体11に弾接するとともに、回転刃体12
の刃先の回転円に接する位置に戻され、切断（全カッ
ト）されるものである。
【００１３】このようにしてエアシリンダー19のプラン
ジャー20を上下させることにより、全カット刃体14のみ
を回転刃体12の刃先の回転円との接線方向にわずかに変
位させるだけで切断とミシン目形成の切換えが可能とな
る。
ジャー20を上下させることにより、全カット刃体14のみ
を回転刃体12の刃先の回転円との接線方向にわずかに変
位させるだけで切断とミシン目形成の切換えが可能とな
る。
【００１４】このカッター装置を用いることにより、例
えば密封袋の数を計測するセンサー等を用いて、連結シ
ール部９に所定数だけミシン目部分Ｐ1 が形成される
と、ミシン目形成用刃体11と全カット用刃体14とが切り
換わり、切断されることにより（Ｐ2 部分）、所定数の
密封袋Ｐが連結した包装物を得ることができる。
えば密封袋の数を計測するセンサー等を用いて、連結シ
ール部９に所定数だけミシン目部分Ｐ1 が形成される
と、ミシン目形成用刃体11と全カット用刃体14とが切り
換わり、切断されることにより（Ｐ2 部分）、所定数の
密封袋Ｐが連結した包装物を得ることができる。
【００１５】なお、この実施例においては全カット用刃
体14を回転刃体12の刃先の回転円との接線方向に変位さ
せ、回転刃体12から逃がすことによってミシン目形成用
刃体11に切り換えていたが、全カット用刃体14先端を回
転刃体12の刃先の回転円から外方に逃がしさえすれば、
ミシン目カット用刃体11への切り換えが可能となるの
で、変位させる方向は特に限定しない。
体14を回転刃体12の刃先の回転円との接線方向に変位さ
せ、回転刃体12から逃がすことによってミシン目形成用
刃体11に切り換えていたが、全カット用刃体14先端を回
転刃体12の刃先の回転円から外方に逃がしさえすれば、
ミシン目カット用刃体11への切り換えが可能となるの
で、変位させる方向は特に限定しない。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、カッター体を全カット用刃体
とミシン目形成用刃体とにより抱合わせて構成し、上記
ミシン目形成用刃体をカッター体本体に固定し動かすこ
となくする一方、全カット用刃体のみを移動可能に設け
たので、カッターの切換動作が簡単になるとともに、機
構の単純化がはかれるものである。また、全カット用刃
体を回転刃体の刃先の回転円との接線方向にわずかに変
位させるのみでカット刃の切換が可能となるので、切換
の駆動動力を大幅に削減できるとともに、高速な切換動
作に対応できるという効果を有するものである。
とミシン目形成用刃体とにより抱合わせて構成し、上記
ミシン目形成用刃体をカッター体本体に固定し動かすこ
となくする一方、全カット用刃体のみを移動可能に設け
たので、カッターの切換動作が簡単になるとともに、機
構の単純化がはかれるものである。また、全カット用刃
体を回転刃体の刃先の回転円との接線方向にわずかに変
位させるのみでカット刃の切換が可能となるので、切換
の駆動動力を大幅に削減できるとともに、高速な切換動
作に対応できるという効果を有するものである。
【図１】本発明が適用される充填包装機の概略図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例を示す要部断面図である。
【図３】本発明の一実施例の作用を示す要部断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の一実施例を示す平面図である。
１ 巻取ロール ２ 積層プラスチックフイルム ３，４ ガイドロール ５ フイルム折りたたみ金具 ６ 縦シールロール ７ ノズル ８ 横シールロール ９ 連結シール部 10 カッター装置 11 ミシン目形成用刃体 12 回転刃体 13 本体 14 全カット用刃体 15 弾性部材 16 ボルト 17 カッター体 18 回転軸 19 エアシリンダー 20 プランジャー Ｐ 密封袋 Ｐ1 ミシン目形成部分 Ｐ2 切断部分
Claims (2)
- 【請求項１】 連続して成形される密封袋の連結シール
部を回転刃体と上記回転刃体の対向するカッター体とに
より切断するようにした充填包装機におけるカッター装
置において、上記カッター体を全カット用刃体とミシン
目形成用刃体とにより抱合わせて構成し、上記ミシン目
形成用刃体をカッター体本体に固定するとともに、全カ
ット用刃体を移動可能に設けることを特徴とする充填包
装機におけるカッター装置。 - 【請求項２】 上記全カット用刃体先端を上記回転刃体
の刃先の回転円との接線方向に変位可能に設けたことを
特徴とする請求項１記載の充填包装機におけるカッター
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254015A JP2685066B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 充填包装機におけるカッタ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254015A JP2685066B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 充填包装機におけるカッタ−装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171623A JPH06171623A (ja) | 1994-06-21 |
| JP2685066B2 true JP2685066B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=17259072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4254015A Expired - Fee Related JP2685066B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 充填包装機におけるカッタ−装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2685066B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11263304A (ja) * | 1998-03-13 | 1999-09-28 | Nippon Seiki Kk | 充填包装機 |
| JP4295374B2 (ja) * | 1998-10-16 | 2009-07-15 | 株式会社トパック | 分包包装機 |
| JP2006103740A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Nippon Seiki Co Ltd | 充填包装機およびその駆動方法 |
| JP2006240680A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Sanko Kikai Kk | ロータリー式自動包装機におけるカッター装置 |
| JP4699860B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2011-06-15 | オーエスマシナリー株式会社 | 充填包装機におけるカッター装置 |
| JP4601589B2 (ja) * | 2006-08-18 | 2010-12-22 | 味日本株式会社 | 回転カッターユニット及び充填包装装置 |
| JP2016016874A (ja) * | 2014-07-05 | 2016-02-01 | 三光機械株式会社 | 自動包装機用カット選択式カッター装置 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4254015A patent/JP2685066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06171623A (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
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