JP2682410B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、シリコン上に高融点金属シリサイド層を
形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化に伴ない、MOS
トランジスタ等の構成素子が縮小化されている。この素
子の横方向の縮小化にともない、深さ方向の縮小化も進
むため、シリコン基板に形成された拡散層や多結晶シリ
コンによるゲート電極配線が高抵抗となってしまうとい
う問題がある。そこでシリコン上に高融点金属シリサイ
ド層を形成して低抵抗化を図ることが行なわれている。
【0003】その方法の1つとして、MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域やゲート電極の表面に自己整
合的に高融点金属シリサイド層を形成する方法が注目さ
れている。この従来技術としては例えばアイ・イー・イ
ー・イー、トランザクション・オン エレクトロンデバ
イスイズ Vol ED−32 No.2 141〜1
49頁1985年(IEEE Transaction
on Electron Devices Vol
ED−32 No.2 PP141〜1491985
年)に記載されているように、ソース・ドレイン領域と
ゲート電極の表面にTiシリサイド層を自己整合的に形
成する方法がある。
【0004】しかし、上述した従来の技術においては、
シリサイド層形成後、イオン注入で導入した不純物の活
性化や層間絶縁膜をリフローし平坦化するために必要な
熱処理、例えば900℃30分の熱処理によりTiシリ
サイドが島状に凝集し、シート抵抗の増大を引き起こ
し、ついには断線してしまうという問題点がある。この
問題はTiシリサイド層の厚さや幅が小さいほど起こり
やすい。Tiシリサイドが薄いと凝集しやすいというこ
とは、例えばジャーナル オブ アプライド フィジィ
ックス Vol.71 No.2 720〜724頁1
992年(Journal of Applied P
hysics Vol.71 No.2PP72〜72
4 1992年)にて報告されている。従って、MOS
トランジスタの縮小化によりTiシリサイド層も薄く幅
は小さくなってくると凝集による問題が起こりやすくな
ってくる。
【0005】この問題を解決するために、Tiシリサイ
ド中にTi酸化物やTi窒化物を含有させる方法が提案
されている。たとえばTi酸化物を含有させる方法は、
特開平2−58874号公報に、Ti窒化物を含有させ
る方法は特開平2−96374号公報に記載されてい
る。
【0006】また、自己整合的に高融点金属シリサイド
層を形成する際の別の問題として均一で所望の抵抗値を
もつ高融点金属シリサイド層を常に形成された自然酸化
膜やドライエッチングなどによるダメージ層が考えら
れ、これを解決するために、高融点金属膜を形成する前
にArプラズマでエッチングしてシリコン表面をクリー
ニングすることが、たとえば特開昭62−94937号
公報に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したTiシリサイ
ド層中にTi酸化物やTi窒化物を含有させて、凝集を
起こりにくくした従来の半導体装置の方法では、Ti膜
をシリコン上に形成する前に完全に自然酸化膜を除去し
ていないため、自然酸化膜はシリコン上に不均一に存在
しており、Ti膜とシリコンの反応が不均一におこりT
iシリサイド層の膜厚が不均一となる。
【0008】さらにTi膜中には微量ではあるが、酸素
や窒素が添加されているためTi膜によりシリコン上の
自然酸化膜を完全しにくく、ねらい通りのTiシリサイ
ド層の膜厚を均一性良く形成することは、純なTi膜に
比べ困難である。
【0009】シリコン上に形成されたTiシリサイド層
の膜厚が不均一であるとその後の熱処理によりTiシリ
サイド層が凝集しやすく、シート抵抗が増大しやすいと
いう問題がある。
【0010】また、Ti膜を形成する前に、Arプラズ
マによるエッチングで、シリコン表面をクリーニングし
た後、Ti膜を形成し、加熱してTiシリサイド層を形
成する従来の半導体装置の製造方法では、Tiシリサイ
ド層が形成されるパターン幅が大きい場合には均一にほ
ぼねらい通りの抵抗値が得られるが、Tiシリサイド層
の幅が小さくなったり、薄いシリサイド層を形成しよう
とする場合、その後の熱処理で凝集が起こりやすいとい
う問題がある。
【0011】それは、酸素や窒素などを含有しない純な
Ti膜を形成すると、基板に対して垂直な柱状に結晶成
長するが、それぞれの柱状の結晶粒の成長面方位が異な
るため、シリコンと反応して形成されるTiシリサイド
層の厚さが、微視的には不均一であることと、さらに、
シリサイド層形成後の熱処理によりシリサイドの結晶量
が2次成長しやすいことにより、Tiシリサイド層は島
状に凝集して、Tiシリサイド層の抵抗増大や断線など
の電気的特性が劣化してしまうという問題点がある。
【0012】この様子を図4を用いて説明する。図4
(a)に示すようにシリコン基板31上に形成されたT
iシリサイド32は比較的大きな結晶粒であり、それぞ
れの結晶粒の厚みは若干異なっている。その後900℃
30分程度の熱処理を行なうと、Tiシリサイド32の
結晶粒が大きく成長するが、図4(b)に示すように凝
集して島状のシリサイド層に変形してしまう。この凝集
は、Tiシリサイド層のパターン幅がせまく、また膜厚
が薄いほど起りやすい。
【0013】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
高耐熱性を有し、微細なTiシリサイドの電気特性の劣
化を防いだ半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、シリコ
ン基板あるいは多結晶シリコン層上に高融点金属を被着
して高融点金属を形成し熱処理により前記シリコン基板
あるいは多結晶シリコン層上に前記高融点金属のシリサ
イド層を形成する工程を含む半導体装置の製造方法にお
いて、前記高融点金属の被着に先立ち、前記シリコン基
板あるいは多結晶シリコン層上のシリコン酸化膜を前記
シリコン基板あるいは多結晶シリコン層に損傷を与える
ことなく除去する工程と、前記高融点金属層を酸素ある
いは窒素を微量に含む雰囲気中でスパッタリングにより
形成する工程とを同一真空室中で行なうことを特徴とす
る。
【0015】さらに本発明のスパッタリング雰囲気中の
酸素あるいは窒素の分圧が、全圧の100〜1000p
pmであり、またそのシリコン基板あるいは多結晶シリ
コン層上のシリコン酸化膜の除去を10〜100eVの
範囲のエネルギーを持った不活性ガスイオンにてスパッ
タエッチングし、水素を含むプラズマにて還元するか、
あるいは、その両方で行うことをできる。
【0016】さらに、本発明の不活性ガスがArであ
り、また、高融点金属がTiであり、また高融点金属を
酸素アルイハ窒素を含む雰囲気にてスパッタリングにて
形成する前に、不活性ガスのみで20nm以下の前記高
融点金属をスパッタリングにて形成することもできる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例を説明するために工
程順に示した断面図である。
【0018】図1(a)に示すように、シリコン基板1
上にゲート酸化膜2が、さらにその上にゲート多結晶シ
リコン電極3が形成され、ゲート多結晶シリコン電極3
の側面にシリコン酸化膜4のサイドウォールを形成す
る。シリコン酸化膜4よりなるサイドウォールは、ゲー
ト多結晶シリコン電極3を形成後、シリコン基板1の全
面にシリコン酸化膜を形成した後、反応性ドライエッチ
ング法にて異方性エッチングを行なって形成する。この
場合、エッチングを真空中で行なった後、大気にさらさ
れるので、露出したシリコン基板1やゲート多結晶シリ
コン3の表面には大気中の酸素によって酸化された自然
酸化膜5が形成される。
【0019】次に、Ti膜の形成に先だち自然酸化膜5
を除去するために、1mol%程度の濃度のフッ酸溶液
で、湿式化学エッチング法によりエッチングする。しか
し、エッチング後の水洗やその後再び大気にさらされる
などして、薄い自然酸化膜5が形成されてしまう。
【0020】その後、シリコン基板1をスパッタリング
装置に移し、不活性ガスのイオンを用いたスパッタエッ
ングにより図1(b)に示すように自然酸化膜5をエ
ッチング除去する。このエッチングを対向電極を有する
高周波スパッタエッチング法にて行なう場合、アルゴン
(Ar)ガスを2〜15mTorrの圧力となるように
導入してから、シリコン基板1に高周波バイアスを印加
する。その際基板にかかる電圧は100V以下にする。
【0021】これは、Arガスイオンのエネルギーがシ
リコン内にインオン注入されないようにしなければなら
ないからである。また、スパッタエッチングが可能なエ
ネレギーは必要であるから、Arガスのイオンエネルギ
ーは10〜100eVの範囲とするのが望ましい。ここ
ではArガスを用いたが、他の不活性ガス例えばクリプ
トン(Kr)、キセノン(Xe)又はネオン(Ne)ガ
スを用いてもよい。
【0022】ひき続き、図1(c)に示すように大気に
さらすことなくTi膜6を30〜100nmの厚さに形
成する。その際、Arガスに全圧の100〜1000p
pmの分圧となるように酸素又は窒素を添加した雰囲気
中でTiターゲットをスパッタリングする。これにより
Ti膜6中に酸素又は窒素が50〜1000ppm程度
微量に含まれる。
【0023】次に、窒素雰囲気中で高速熱アニール装置
で600〜750℃で10〜60秒の熱処理を行なう。
これにより図1(d)に示すように、シリコンと接して
いるTi膜6はTiシリサイド膜7とTiN膜8の積層
構造となり、シリコン酸化膜上のTi膜6はTiN膜8
と未反応のTi膜6の積層構造になる。
【0024】その後、図1(e)に示すように、アンモ
ニアと過酸化水素の水溶液でTiN膜8と未反応Ti膜
6を選択的にエッチング除去する。この時できているT
iシリサイド膜7はC49構造であり比抵抗で0.6×
10-5〜1.5×10-4Ωcmと抵抗が高いため、その
後、再度高速熱アニール装置で850〜950℃で10
〜60秒間窒素あるいは不活性ガス雰囲気中で熱処理し
てTiシリサイド膜7を安定なC54構造に相転移させ
て1.5〜2.0×10-5Ωcmと低抵抗にする。
【0025】Tiシリサイド膜7をC49構造からC5
4構造へ変化させるための第2回目の熱処理温度は、T
iシリサイド層7の幅や膜厚が小さいほど高温が必要と
なりまた、熱処理時間も長くなる。次に図1(f)に示
すように基板全面にBPSG膜を9を化学気相成長法
(CVD法)により形成後、窒素雰囲気中で750〜1
000℃の温度で10〜30分程度熱処理して、BPS
G膜9をリフローして平坦化する。
【0026】その後、図1(g)に示すようにBPSG
膜9の所望の位置にTiシリサイド層7に達する接続孔
を通常のリソグラフィ技術、エッチング技術により形成
後、Al合金膜10をスパッタリング法により形成し、
所望の形状にパターニングして、Al配線を形成する。
【0027】本実施例においては、シリコン上に形成さ
れた自然酸化膜5の除去を10〜100eVの低エネル
ギーのArイオンにより行なっているが、シリコンに損
傷を与えない。他の方法で行なってもよい。
【0028】例えば、水素を含むプラズマにより、自然
酸化膜5を完全に除去してもよい。しかし、水素プラズ
マのみで還元するには基板温度を高温にしたり、あるい
は長時間を必要とするため、水素とArの両方を含むプ
ラズマにて自然酸化膜5を除去することにより低温化や
エッチング時間の短縮がはかれる。ただし、この場合に
おいても、プラズマ中のArイオンのエネルギーは10
〜100eV以下にする必要がある。
【0029】このように低エネルギーのイオンで、しか
も高密度のプラズマを発生させるためには、電子サイク
ロトロン共鳴(ECR)プラズマ源やヘリコン波プラズ
マ源などが適している。
【0030】また、本実施例においては、シリコン上の
自然酸化膜5を除去後、すぐにAr中に酸素や窒素を微
量に含む雰囲気中でTi膜6形成しているが、図2に示
すように、酸素あるいは窒素を微量に含むTi膜6の下
にArのみでスパッタリング法により形成した純Ti膜
11を20nm以下の厚さに形成しても良い。その理由
は、自然酸化膜5を除去後、酸素あるいは窒素を含んだ
雰囲気にさらすことにより、Ti膜6の形成前にシリコ
ン表面が酸化あるいは窒化されることがあるためであ
る。
【0031】純Ti膜11の膜厚は、全Ti膜圧にもよ
るが、20nm以下が良い。20nm以上では本発明の
効果が薄れて、Tiシリサイド膜が凝集しやすくなるた
めである。
【0032】Ti膜6を形成する際の酸素あるいは窒素
の分圧は100ppm以下ではTi膜6中の酸素あるい
は窒素の濃度が低すぎ、十分にTiシリサイド膜の凝集
をおさえることができない。逆に1000ppm以上で
は、Ti膜6中の酸素あるいは、所望の膜厚のTiシリ
サイド層が得られなくなったりする。したがって酸素あ
るいは窒素の分圧は100〜1000ppmが望まし
い。
【0033】次に本発明によりTiシリサイド層が凝集
しにくくなる理由を述べる。
【0034】まず、Ti膜を形成する前にシリコン上の
自然酸化膜をシリコンに損傷を与えずに除去し、完全に
自然酸化膜の無い状態でTi膜を形成していること。次
にTi膜を酸素あるいは窒素を微量に含んだ雰囲気でス
パッタリング法により形成することにより非常に小さな
粒径の酸素あるいは窒素を微量に含んだTi膜を形成す
ること。以上の2つを組み合わせることにより、その後
の熱処理により形成されるTiシリサイド層は微視的に
も均一性は良くできる。また、Ti膜中に酸素を微量に
含ませてTiシリサイド層を形成した場合、図2に示す
ようにTiシリサイド層13とシリコン基板11の間に
酸素が折出し、酸素を多量に含んだ層12が形成され、
この層によりその後、熱処理を加えてもTiシリサイド
層中にシリコンがさらに拡散するのを防止して、Tiシ
リサイド層の凝集をおさえている。
【0035】また、Ti膜中に窒素を微量に含ませてT
iシリサイド層を形成した場合、図3に示すように、T
iシリサイド層23の粒界に窒化チタニウム(TiN)
22が折出し、これにより、その後の高温熱処理によ
り、Tiシリサイドの結晶粒の2次成長を抑制し、凝集
をおさえている。
【0036】以上説明したように、本発明により微細な
シリサイド層も低抵抗に形成でき、その後の高温熱処理
においてもシリサイド層の形状劣化による電気特性の劣
化を防ぐことができる。なお、本発明の高融点金属とし
ては、Tiの他、Co,W,Ni等の場合にも全く同様
の効果が有る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シリコン
上のシリコン酸化膜をシリコンに損傷を与えることなく
除去した後、再び自然酸化膜が形成されないように、大
気にさらすことなく、Ti膜を不活性ガス中に酸素ある
いは窒素を微量に含んだ雰囲気中にてスパッタリング法
にて形成しているので、その後、Ti膜とシリコンの反
応によりTiシリサイド層を形成した場合、Ti膜が凝
集しにくいという効果がある。
【0038】具体的には、Tiシリサイド層の幅が0.
5μm以下あるいは膜厚が50nm以下と薄い場合、従
来の技術では750℃以上の熱処理でTiシリサイド層
は凝集して抵抗が増大したり断線してしまうが、750
℃以下の低温ではC54構造の低抵抗のTiシリサイド
を形成することができない。また、仮にC54構造がで
きたとしてもその後、BPSG膜を堆積して平坦化リフ
ローのための800〜900℃の熱処理によりTiシリ
サイド層が凝集してしまうが、これに対して本発明の方
法では、850〜900℃程度の熱処理まで凝集をおさ
えることが可能であるため、C54構造の低抵抗の微細
なTiシリサイド層を形成でき、またその後BPSG膜
を堆積して平坦化リフローのための熱処理を行なっても
Tiシリサイド層は凝集せず、Tiシリサイド層の抵抗
増大や断線を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する工程順の断面図。
【図2】本発明の効果を説明する一例の断面図。
【図3】本発明の効果を説明する他の例の断面図。
【図4】従来技術の問題点を説明する断面図。
【符号の説明】
1,11,21,31 シリコン基板 2 ゲート酸化膜 3 ゲート多結晶シリコン電極 4 シリコン酸化膜 5 自然酸化膜 6 Ti膜 7,13,23,32 Tiシリサイド膜 8,22 TiN膜 9 BPSG膜 10 Al合金膜 12 酸素を多量に含んだ層 33 粒界

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板あるいは多結晶シリコン層
    上に高融点金属を被着して高融点金属を形成し熱処理に
    より前記シリコン基板あるいは多結晶シリコン層上に前
    記高融点金属のシリサイド層を形成する工程を含む半導
    体装置の製造方法において、前記高融点金属の被着に先
    立ち、前記シリコン基板あるいは多結晶シリコン層上
    形成された自然のシリコン酸化膜の除去を、10〜10
    0eVの範囲のエネルギを持った不活性ガスイオンのス
    パッタエッチングにより行う工程と、前記高融点金属層
    を酸素あるいは窒素を100〜1000ppm含む雰囲
    気中でスパッタリングにより形成する工程とを同一真空
    室中で行なうことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板あるいは多結晶シリコン層
    上のシリコン酸化膜の除去を、不活性ガスイオンのスパ
    ッタエッチングの代りに、水素を含むプラズマにて還元
    して行う請求項記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコン基板あるいは多結晶シリコン層
    上のシリコン酸化膜の除去を、水素と不活性ガスの混合
    雰囲気のプラズマにより行ない、その不活性ガスイオン
    のエネルギ範囲が10〜100eVである請求項記載
    の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 不活性ガスがアルゴン(Ar)である請
    求項または記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 高融点金属がTiである請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 高融点金属を酸素あるいは窒素を微量に
    含む雰囲気でスパッタリングにより形成する前に前記高
    融点金属を20nm以下の厚さに不活性ガスのみでスパ
    ッタリングにより形成する工程を含む請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
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