JP2668713B2 - 高耐圧半導体装置 - Google Patents

高耐圧半導体装置

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JP2668713B2
JP2668713B2 JP24189588A JP24189588A JP2668713B2 JP 2668713 B2 JP2668713 B2 JP 2668713B2 JP 24189588 A JP24189588 A JP 24189588A JP 24189588 A JP24189588 A JP 24189588A JP 2668713 B2 JP2668713 B2 JP 2668713B2
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芳和 小島
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セイコー電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリンターあるいは表示装置の駆動半導
体集積回路を構成する高耐圧半導体装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、駆動半導体集積回路用MOS型高耐圧半導
体装置において、高電圧が印加されるドレイン領域を、
二重拡散構造にするとともに、二重拡散領域の上の絶縁
膜をフィールド絶縁膜とすることにより、耐圧の向上及
び駆動能力の向上を可能にするものである。
〔従来の技術〕
従来、第2図に示すように、P型シリコン基板1の表
面にドレイン領域6A,6D及びソース領域5A,5Dが形成さ
れ、さらに、その間のチャネル領域上にゲート酸化膜3
を介してゲート電極4を設けたMOS型高耐圧トランジス
タが知られている。特に、高耐圧が印加されるドレイン
領域は、耐圧を上げるために、深さが浅く、濃度が薄い
N+ドレイン領域6Dが設けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の高耐圧MOSトランジスタは、耐圧を上
げるために浅く薄いN+ドレイン領域6Dの濃度を低くする
ために、その抵抗値が高くなり駆動能力(大きくドレイ
ン電流を流す能力)を向上させることができなかった。
そこで、この発明は従来のこのような欠点を解決する
ため、高耐圧でしかも、高駆動能力の高耐圧半導体装置
を得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この発明は、ドレイン
領域を濃度の濃い領域と薄い領域との二重構造にすると
ともに、その二重構造のドレイン領域とゲート電極との
間の絶縁膜をフィールド絶縁膜で形成することにより、
高耐圧・高駆動半導体装置を達成した。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、本発明の高耐圧半導体装置の断面図であ
る。P型シリコン基板1の表面にゲート酸化膜3を介し
てゲート電極4が形成されている。ソース領域及びドレ
イン領域を共に高耐圧にする場合は、第1図のように対
称的に形成される。配線とコンタクトを形成するための
濃いN+のソース領域5A及びドレイン領域6Aが形成されて
おり、その内側に、深さ方向に二重構造のソース領域5
B,5C及びドレイン領域6B,6Cが形成されている。濃度が
濃いソース領域5B及びドレイン領域6Bは、濃度が薄いソ
ース領域5C及びドレイン領域6Cの中に設けられている。
また、この二重構造のソース領域5B,5C及びドレイン領
域6B,6Cの上の絶縁膜にはフィールド酸化膜2が形成さ
れている。この二重のソース領域及びドレイン領域は、
フィールド酸化前に、フィールド酸化マスク用チッ化膜
に対して自己整合的にイオン注入により形成されてい
る。濃く浅いN+ソース領域5B及びドレイン領域6Bには、
拡散係数の小さいヒ素のイオン注入により形成し、濃度
が薄く深いソース領域5C及びドレイン領域6Cには、拡散
係数の大きいリンのイオン注入により形成することによ
り、第1図のように二重構造に形成できる。また、フィ
ールド酸化マスク用チッ化膜をマスクにして自己整合的
にイオン注入により形成することにより、この二重構造
のソース領域5B,5C及びドレイン領域6B,6Cの上に自己整
合的にフィールド酸化膜2が形成できる。領域5C,6Cを
深く形成するには、イオン注入後熱拡散した後に、領域
5B,6Bを形成すればよい。従って、高耐圧トランジスタ
のチャネル長は、このフィールド酸化膜2の間隔で決め
ることができるため、駆動能力のバラツキが少ない。ま
た、二重構造のソース領域5B,5C及びドレイン領域6B,6C
の抵抗は、ソース領域5B及びドレイン領域6Bの濃度が高
く、ソース領域5C及びドレイン領域6Cの深さが深いこと
から非常に小さくすることができる。さらに、二重構造
のソース領域5B,5C及びドレイン領域6B,6Cの耐圧は、ソ
ース領域5C及びドレイン領域6Cの表面濃度が薄く、さら
に、その上の絶縁膜がフィールド酸化膜2と厚いため
に、非常に高くすることができる。即ち、ソース領域及
びドレイン領域を二重構造に形成し、その上の絶縁膜を
フィールド酸化膜とすることにより、高耐圧・高駆動の
MOS型トランジスタが実現できる。濃いN+のソース領域5
A及びドレイン領域6Aは、フィールド酸化膜2をマスク
としてイオン注入により自己整合的に形成できるので、
二重構造のソース領域及びドレイン領域と電気的に抵抗
少なく接続できる。
第3図は、ドレイン領域のみ高耐圧の半導体装置の実
施例の断面図である。ドレイン領域6A,6B,6Cのみ、二重
構造にすることにより、ドレイン領域6A,6B,6Cのみ高耐
圧にできる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように、高耐圧を必要とす
るドレイン領域を、濃度の薄い深いドレイン領域と、そ
の内側に設けられた濃度の濃い浅いドレイン領域とから
成る二重構造にするとともに、その二重構造のドレイン
領域をフィールド酸化膜の下に形成することにより、高
耐圧・高駆動を容易にする効果がある。
本発明は、N型だけでなくP型MOSトランジスタに適
用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる高耐圧半導体装置の断面図で
あり、第2図は従来の高耐圧半導体装置の断面図であ
る。第3図はドレイン領域あるいはソース領域いずれか
一方のみ高耐圧を必要とする高耐圧半導体装置の断面図
である。 1……P型シリコン基板 2……フィールド酸化膜 3……ゲート酸化膜 4……ゲート電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板表面に互いに間隔
    を置いて設けられた第2導電型のソース領域及びドレイ
    ン領域と、前記ソース領域とドレイン領域との間の前記
    半導体基板表面の上に形成されたゲート絶縁膜と、前記
    ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極とから成る高
    耐圧半導体装置において、 前記ドレイン領域は、第1のドレイン領域と、前記第1
    のドレイン領域に隣接してチャネル側に配置された第2
    のドレイン領域と、前記基板に対して平面的に前記第2
    のドレイン領域を囲みそして深く形成された第3のドレ
    イン領域とから成り、 前記第3のドレイン領域の濃度は前記第1のドレイン領
    域と前記第2のドレイン領域の濃度よりも薄く形成され
    てLDD構造を形成し、 前記第2のドレイン領域と前記ゲート電極との間には、
    前記ゲート絶縁膜の厚みより厚いフイールド絶縁膜が設
    けられ、 前記第2のドレイン領域は、前記フイールド絶縁膜の真
    下のみに形成されていることを特徴とする高耐圧半導体
    装置。
JP24189588A 1988-09-27 1988-09-27 高耐圧半導体装置 Expired - Lifetime JP2668713B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7476947B2 (en) 2005-03-02 2009-01-13 Ricoh Company, Ltd Semiconductor device and method of manufacturing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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