JP2657178B2 - ガイド溝条閉塞自在下枠装置 - Google Patents

ガイド溝条閉塞自在下枠装置

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JP2657178B2
JP2657178B2 JP3147924A JP14792491A JP2657178B2 JP 2657178 B2 JP2657178 B2 JP 2657178B2 JP 3147924 A JP3147924 A JP 3147924A JP 14792491 A JP14792491 A JP 14792491A JP 2657178 B2 JP2657178 B2 JP 2657178B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は下枠に関し,特に開成
後に開閉ガイド用のガイド溝条を閉塞可能としたガイド
溝条閉塞自在下枠に関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば,折畳みシャッター扉体等の開
閉案内を行う下枠を,固定外枠とガイド内枠とを備えて
構成し,固定外枠の嵌挿溝条に対してガイド内枠を上下
反転嵌脱自在に嵌挿せしめることにより,扉体の開閉に
際してはガイド内枠のガイド溝条がこれを案内し,扉体
の開成後には,上下反転したガイド内枠によって,ガイ
ド溝条が露出することを防止した,この種ガイド溝条閉
塞自在下枠は,特開平4−203191号をもって本発
明者が提案済みである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 然るにこれらは各実
施例図に示される如くに,固定外枠嵌挿溝条の深さと,
ガイド内枠の高さとを相応させたものを基調としている
ので,ガイド溝条の閉塞,開閉の案内を行うには充分で
あるが,一方で,例えば上記シャッター,間仕切,上吊
引戸等の戸体又は扉体にこれを用いると,これらの下端
と下枠とが離隔することになり,これらが風圧によって
揺動したり,騒音を発生したりする可能性が残ることに
なり,また内外に空気の流通が生じるため気密性が充分
に得難くなる可能性が残る。
【0004】 本発明は,かかる事情に鑑みてなされた
もので,その目的とする処は,上下反転したガイド内枠
によってガイド溝条が露出するのを防止する一方で,こ
のような揺動,騒音を防止し,気密性を得ることができ
るガイド溝条閉塞自在下枠を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は,固定外枠の
嵌挿溝条にガイド溝条を形成するようにガイド内枠を嵌
挿した際に,ガイド内枠を嵌挿溝条深さの中間位置に支
持されるようにすることにより戸体又は扉体を開閉案内
自在とし且つその下端を閉塞自在とする一方,ガイド内
枠を上下反転して固定外枠に嵌挿した際に,ガイド内枠
が固定外枠に納まるように構成したものであり,即ち,
本発明は,嵌挿溝条内に該溝条長手方向に添う受入れ空
隙を形成するように該溝条深さの中間位置に配設せしめ
た基台を具備してなる固定外枠と,ガイド溝条を形成す
るように設けた側壁を上記受入れ空隙に挿入に自在にと
するとともに底壁を上記基台に載置自在として上記固定
外枠に対して上下反転嵌脱自在とし,上記基台に底壁を
載置することにより上記ガイド溝条を固定外枠上方突出
状に配設し戸体又は扉体を開閉案内自在とし且つ側壁で
その下端を閉塞自在としてなるガイド内枠とを備えてな
ることを特徴とするガイド溝条閉塞自在下枠(請求項
1),請求項1の基台を,嵌挿溝条長手方向複数の基台
としてなることを特徴とするガイド溝条閉塞自在下枠
(請求項2),請求項1の基台を,嵌挿溝条長手方向連
続状の基台としてなることを特徴とするガイド溝条閉塞
自在下枠(請求項3),及び請求項1乃至3のガイド溝
条の一方の側壁を,戸袋又はその近傍位置において欠除
して折畳み部位とすることによって横引シャッター用と
してなることを特徴とするガイド溝条閉塞自在下枠(請
求項4)に係り且つこれらをそれぞれ発明の要旨として
なるものである。
【0006】
【作用】 本発明にあっては,開閉案内としてガイド内
枠を用いる際には,その底壁を固定外枠嵌挿溝条の基台
に載置することにより,嵌挿溝条基台位置に応じてガイ
ド内枠を固定外枠より上方に突出して支持し,戸体,扉
体を開閉案内自在とし且つその下端を閉塞自在として,
閉成後の気密性を確保する。
【0007】 また,ガイド内枠を上下反転して固定外
枠嵌挿溝条に嵌挿するときは,ガイド内枠の側壁を受入
れ空隙に挿入することによって,固定外枠に対して上記
上方突出状の状態を解消した納まりを確保する。
【0008】 請求項2は,複数の基台で上記ガイド内
枠を支持し,請求項3はこれを単一又は複数の基台で支
持し,更に,請求項4は,下枠に対して交差方向に突出
することにより折畳まれる折畳みシャッターにあって,
側壁を欠除して折畳み部位とすることによって,シャッ
ター扉体の開閉成時の該部分における折畳みを可能とす
る。
【0009】
【実施例】 以下本発明を蛇腹状に折畳み開閉するよう
にした横引シャッターに適用した例によって更に具体的
に説明すれば,図1乃至図6において,1はこの横引シ
ャッター,2はシャッター本体,3はシャッター本体2
を構成する,枠組みフレームと硝子よりなるシャッター
パネル,4はシャッターパネル3を関節状に連結した連
結枠,4aは上方に上吊り車5,下方に水平戸車6をそ
れぞれ突設して一つ置きに隔設した走行用連結枠,4b
は同じく連結枠のうち一つ置きに隔設した突出用連結
枠,7は端部走行框,8は吊元框を示す。
【0010】 また図中10はシャッター枠,11はそ
の上枠,12はその縦枠,20はその下枠,Aはシャッ
ター枠10の開閉成用の開口空間,Bはシャッター本体
2を折畳み収納し得るようにした戸袋空間を示す。
【0011】 本例においてシャッター枠10は,建物
の垂直平面開口に設置し得るように矩形平面状としてあ
り,下枠20はこのため上枠11と平行にして縦枠12
間下端に架設状に固定された直線状長尺のものとしてあ
る。
【0012】 そして,この下枠20は,床面乃至地表
に埋込面一状に設置するものとして,それぞれ長尺アル
ミニウム合金押出材製で同一断面を長手方向に呈するよ
うに構成した固定外枠30,ガイド内枠40及び戸袋内
枠50を備えてなるものとしてある。
【0013】 固定外枠30は,左右の縦枠12間に一
連一体に配設せしめたものとしてあり,前後同高さの一
対の側壁31と,これら側壁31間下端の底壁32とに
よって,長手方向に上向き開口したU字状の嵌挿溝条3
3を備えるとともに,側壁31上端にはそれぞれ床面乃
至地表と面一となるように前後に張出し突設した水平張
出し条34を備えて構成せしめてある。
【0014】 そしてこの固定外枠30の嵌挿溝条33
内には,本例において矩形状適宜数のピース部材として
なる基台36を,上記開口空間A及び戸袋空間Bの下方
に位置するように配設せしめてなる。基台36は嵌挿溝
条33の前後間隔幅より小幅のものを用い,これを底壁
32裏面からのネジ37によって嵌挿溝条33の中間に
位置合せして固定することにより,上記一対の側壁31
の内側面との間にそれぞれ嵌挿溝条33の長手方向に添
う一対の受入れ空隙38を形成せしめてある。従って受
入れ空隙38は,基台36配設位置において嵌挿溝条3
3とスリット状細幅の状態で連通せしめるようにしてあ
る。
【0015】 そして,基台36は,嵌挿溝条33の深
さの1/2強の高さを有するものとしてあり,該基台3
6配設部分において嵌挿溝条33は隆起状とされて,基
台36の上端がこの嵌挿溝条33深さの中間位置に位置
するようにしてある。なお,図中35は,基台36の固
定におけるネジ頭逃げ用の浅溝を示す。
【0016】 ガイド内枠40は,上記固定外枠30に
おける開口空間Aに相当する長さを有するものとし,同
じく前後同高さの一対の側壁41と,これら側壁41下
端に架設状に設けた底壁42とを備える一方,側壁41
及び底壁42とによってU字状のガイド溝条44を形成
具備して構成せしめてあり,また本例にあって,戸袋空
間B近傍の一方の側壁41は,上記シャッターパネル3
の2枚分に相当した幅分においてその上部を切欠き加工
により欠除せしめてあり,この欠除部分をもって,シャ
ッター本体2の折畳み部位43としてある。
【0017】 ガイド内枠40における側壁41の高さ
は,上記固定外枠30の嵌挿溝条33の深さに相応し
た,本例において同一の寸法に設定してあり,またガイ
ド内枠40の底壁42の下面には,所望により,例えば
ステンレス等の耐磨耗材薄板を張設せしめ得るように薄
板受入れ溝45を形成せしめてあり,更にこのガイド内
枠40におけるガイド溝条44の一端は開放し,他端は
立上り壁46によってこれを閉塞せしめたものとしてあ
る。
【0018】 戸袋内枠50は,固定外枠30の長さか
らガイド内枠40の長さを除いた長さ,即ち上記戸袋空
間Bに相当する長さとしてあり,本例にあって,この戸
袋内枠50はガイド内枠40と同一押出材を用いて,側
壁51の一方をその全長に亘るように切欠き加工によっ
て欠除したものとしてあり,その余の他方の側壁51,
底壁52,ガイド溝条54,立上り壁56等はガイド内
枠40と変らないので,これと対応する符号を付してそ
の説明を省略する。
【0019】 ガイド内枠40及び戸袋内枠50は,こ
れらが直列をなし且つ各ガイド溝条44,54が上向き
一連に連通するように固定外枠30の嵌挿溝条33に嵌
挿せしめる一方,ガイド内枠40はシャッター本体2の
折畳み開成時に嵌挿溝条33から外すことによって,固
定外枠30に対して上下反転嵌挿自在となるようにし,
更に,本例において戸袋内枠50も,ガイド内枠40を
外した状態で開口空間A側に引寄せ状にスライドするこ
とによって,同じく固定外枠30に対して嵌挿自在とな
るようにしてある。
【0020】 即ち,上記ガイド溝条44,54を上向
きに嵌挿溝条33に嵌挿したとき,各底壁42,52が
基台36に載置され,これら基台36によってガイド内
枠40,戸袋内枠50が支持され,基台36の高さに応
じた分,これらガイド内枠40,戸袋内枠50が固定外
枠30より上方に突出して,ガイド溝条44,54を固
定外枠30上方突出状に配置しシャッター本体2を開閉
案内自在とし且つ側壁41でその下端を閉塞自在とする
ことになり,例えば図3に示すように,ガイド溝条4
4,54が,シャッター本体2における水平戸車6を受
入れるとともに各シャッターパネル3の下端を受入れ
て,水平戸車6による開閉案内を可能とするとともにそ
の下端を閉塞して,シャッター本体2の閉成状態におい
ても,この状態を維持し,シャッター本体2の閉成状態
における気密性を確保する。
【0021】 また,シャッター本体2の開成に際して
は,ガイド内枠40の折畳み部位43位置で,シャッタ
ーパネル3が折畳みを開始し,戸袋内枠50内に折畳み
収納されることになる一方,折畳み状態にあるシャッタ
ー本体2は,逆に折畳み部位43で各シャッターパネル
3が直線状に伸張することによって,上記開閉案内がな
される状態に至る。
【0022】 一方,シャッター本体2を開成し,折畳
まれたシャッター本体2が戸袋空間Bにあるときには,
例えば指先やドライバー等を用いて,ガイド内枠40を
固定外枠30より脱出させるように取外し,これを上下
反転させることにより再度固定外枠30に嵌挿すること
ができ,このとき,ガイド内枠40の側壁41は,それ
ぞれ固定外枠30における,上記嵌挿溝条33と連通す
る受入れ空隙38内に受入れられることになり,その底
壁42が,固定外枠30の水平張出し条34と連続する
如くに嵌挿溝条33を長手方向に閉塞し,開口空間Aに
あって,下枠20はガイド溝条のない閉塞状態となるに
至る。またこのとき,ガイド内枠40の底壁42は,戸
袋内枠50のガイド溝条54を遮断するように配置され
るから,併せて折畳んだシャッター本体2のストッパー
を兼ねることによって,例えば風圧によってシャッター
本体2が閉成方向に移動したりすることを防止する。
【0023】 なお,ガイド溝条44,54には塵埃が
入ったり,異物が落ち込んだりすることがあるが,この
ような場合は,ガイド内枠40,戸袋内枠50を取外し
た状態で清掃したり,異物を除去したりでき,また,ガ
イド内枠40,戸袋内枠50には,それぞれ立上り壁4
6,56を設けて一端を閉塞しているので,取外しに際
して,塵埃や異物が固定外枠30の嵌挿溝条33に落下
したりすることを防止せしめる。
【0024】 図7及び図8は,固定外枠30の他の例
を示したもので,図7にあっては,嵌挿溝条33内に,
底壁32からT字状の基台36を,固定外枠30の押出
材成型時にアルミニウム合金で一体に配設した例であ
り,このとき基台36は,例えばその全長に亘る如く
に,長手方向に連続状のものとしてある。
【0025】 また,図8にあっては,基台36を,別
製のアルミニウム合金の押出材製とするも,これを短尺
のピース状部材とし,或いは長手方向連続状のものとし
て,底壁32にリベット止めすることによって配設した
例である。
【0026】 図示した実施例は以上のとおりとした
が,例えば両開きの横引シャッターのように開口空間が
長い場合には,ガイド内枠を更に複数本のものに分割し
て用いることができ,分割位置が,例えば左右シャッタ
ー本体の召合せ部分に該るとき,この部分のガイド溝条
を開放して,シャッター本体をやり過ごすようにし,或
いは立上り壁で閉塞して上記異物等の落下を防止する如
くにすることもできる。なお,この両開きのものにあっ
て,戸袋内枠を用いる場合,一般にこれを一対必要とす
る。
【0027】 また,例えば蛇腹状の横引シャッターに
あっても,連結枠とシャッターパネルの連結回動範囲を
100゜或いはそれ以上としたりすることにより,シャ
ッター枠に添ってシャッター本体を湾曲状,波状或いは
S字状等に開閉せしめることが可能であるが,このよう
なシャッター枠にあっても本発明を適用することができ
る。
【0028】 同一の曲率半径を有する湾曲状のものと
してこの下枠を構成した場合,ガイド内枠,戸袋内枠
は,固定外枠の嵌挿溝条に対してスライド可能とされる
ので,上記直線状のものと同様に考えればよく,この場
合,上下反転して嵌挿するガイド内枠は,その反転動作
として同位置に嵌挿するか,複数分割の場合には左右の
対応位置に嵌挿せしめるようにすればよい。
【0029】 一方,曲率半径が中間で変化する波状そ
の他のものの場合には,曲率半径の異なる円弧部分,こ
れに挟まれる直線部分等毎に分割して上記と同様にする
ことによって,これを構成することが可能である。
【0030】 なお,もとより湾曲状のもの,これら曲
率半径の異なるものにあっても,上下反転の嵌挿が可能
な対称のものについては開閉ガイド枠を単一のものとし
て構成できることは当然である。
【0031】 前記例は固定外枠の嵌挿溝条をU字状に
して,ガイド内枠と戸袋内枠とをこれに合う形状にする
ことによって,ガイド内枠を上下反転嵌挿自在に,戸袋
内枠を嵌挿自在にしたが,固定外枠の嵌挿溝条は,ガイ
ド内枠の側壁を受入れ得れば適宜の断面形状を呈するよ
うにすることができ,戸袋内枠も,この固定外枠の嵌挿
溝条に嵌挿し且つガイド内枠のガイド溝と連通するガイ
ド溝条を有するようにすれば,同様に他の断面形状を呈
するようにしてもよい。
【0032】 この点上記例はガイド内枠と戸袋内枠と
を同一断面の押出材によって構成したが,この場合材料
の共通化を図れて都合が良く好ましいとはいえ,必ずし
もこのようにする必要はない。
【0033】 ガイド内枠の底壁面は受溝の開口を閉塞
する奥行幅を有すればよく,従って,この底壁面は上記
水平のものに限らず,上方に膨出状のものとしたり,滑
り止めの細リブを刻設したり,或いは小幅に立上り状の
水返しを一端に付設したりすることができ,また,嵌挿
溝条の開口を閉塞する上で,嵌挿溝条と底壁の奥行幅に
は,僅かにクリアランスが存在することを妨げないが,
小石等の異物が入ったり,歩行によりガイド内枠が嵌挿
溝条内で前後に揺動したりする程度の差が生じることは
一般には好ましくない。
【0034】 上記の例は,別製の戸袋内枠を用いるも
のとし,これを固定外枠にガイド内枠とともに嵌挿せし
めるものとしたが,例えば固定外枠における嵌挿溝条の
中間部位に中間壁を一体に架設設置し,開口空間におい
てはこれを除去して上記基台を別途設置する一方,戸袋
空間においてはこれにより,一体のガイド溝条を形成せ
しめること及び必要に応じて固定外枠一方の側壁を上方
に延設せしめるようにすることによって,戸袋内枠の嵌
挿を省略することが可能であり,更に戸袋空間部分で,
上記ガイド内枠嵌挿用の固定外枠と,上記戸袋における
ガイド溝条用の固定外枠とを連結一体化する,固定外枠
側の措置によって上記と同様戸袋内枠の設置を省略する
ことができる。
【0035】 その他,前記本発明者の提案に示したよ
うに,下枠の磨耗,損傷を防止したり,外観上を向上す
るために適宜被覆材を設置固定せしめること,本発明を
横引シャッター以外の間仕切,上吊引戸等他の戸体,扉
体に用いること,その際必要に応じてガイド溝条を戸体
又は扉体の開閉案内と側壁によるその下端の閉塞をなし
得るように適宜形状に側壁,底壁を配設すること,更に
この際受入れ空隙をこれに合わせて配設すること,ガイ
ド内枠の側壁に気密材,防音材等をその長手方向に設置
すること,本発明の目的に照らして,ガイド内枠による
閉塞は,これを常に固定外枠と面一とすることなく,あ
る程度の段差が生じることが許容されること,ガイド内
枠に折畳み部位を設けず,この折畳み部位を戸袋内枠の
部分とするように構成すること等を含めて,本発明の実
施に当っては,固定外枠,嵌挿溝条,受入れ空隙,基
台,ガイド内枠,ガイド溝条の各具体的材質,形状,構
造,寸法,数量等及びこれらの関係については,上記発
明の要旨に反しない限り様々に変更でき,以上に図示し
又は説明したものに限定する必要はない。
【0036】
【発明の効果】 本発明は以上のとおりに構成したの
で,ガイド内枠を上下反転して固定外枠の嵌挿溝条に嵌
挿することにより,ガイド溝条が露出するのを防止する
ことができるガイド溝条閉塞自在下枠を提供することが
できる。
【0037】 そして,このガイド内枠により開閉案内
を行うに際しては,固定外枠から上方に突出した状態に
ガイド溝条を形成することができるから,戸体,扉体の
開閉案内とその下端の閉塞を行うことができ,閉成後に
もこの状態を維持することになるから,例えば風圧によ
る戸体,扉体の揺動,騒音の発生等を防止し,気密性を
向上し,或いは光漏れ,隣室の音漏れを防止したりする
効果がある。
【0038】 また,本発明はその構造が筒易にして,
故障を生じたりすることがなく,建物等の開口に設置さ
れる下枠として,長期に亘る使用が可能である一方,ガ
イド内枠を嵌脱自在にするも,これを上下反転して,上
記固定外枠に嵌挿せしめ得るものとしたから,ガイド内
枠の取外し後の設置場所を必要としたりすることもな
い。
【0039】 請求項4は,ガイド内枠に折畳み部位を
追加的に設置したから,特に横引シャッター用の開閉を
簡易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横引シャッターの背面図
【図2】 シャッター本体の折畳み状態を示す横断面図
【図3】 横引シャッターの縦断面図
【図4】 下枠の平面図
【図5】 固定外枠とガイド内枠との関係を示す部分拡
大斜視図
【図6】 固定外枠とガイド内枠との関係を示す縦断面
【図7】 他の例に係る固定外枠の縦断面図
【図8】 他の例に係る固定外枠の縦断面図
【符号の説明】
2 シャッター本体 20 下枠 30 固定外枠 33 嵌挿溝条 36 基台 38 受入れ空隙 40 ガイド内枠 41 側壁 42 底壁 43 折畳み部位 44 ガイド溝条.

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌挿溝条内に該溝条長手方向に添う受入
    れ空隙を形成するように該溝条深さの中間位置に配設せ
    しめた基台を具備してなる固定外枠と,ガイド溝条を形
    成するように設けた側壁を上記受入れ空隙に挿入自在に
    とするとともに底壁を上記基台に載置自在として上記固
    定外枠に対して上下反転嵌脱自在とし,上記基台に底壁
    を載置することにより上記ガイド溝条を固定外枠上方突
    出状に配設し戸体又は扉体を開閉案内自在とし且つ側壁
    でその下端を閉塞自在としてなるガイド内枠とを備えて
    なることを特徴とするガイド溝条閉塞自在下枠。
  2. 【請求項2】 請求項1の基台を,嵌挿溝条長手方向複
    数の基台としてなることを特徴とするガイド溝条閉塞自
    在下枠。
  3. 【請求項3】 請求項1の基台を,嵌挿溝条長手方向連
    続状の基台としてなることを特徴とするガイド溝条閉塞
    自在下枠。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のガイド溝条の一方の側
    壁を,戸袋又はその近傍位置において欠除して折畳み部
    位とすることによって横引シャッター用としてなること
    を特徴とするガイド溝条閉塞自在下枠。
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