JP2646167B2 - アキュームコンベア - Google Patents

アキュームコンベア

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JP2646167B2
JP2646167B2 JP14537392A JP14537392A JP2646167B2 JP 2646167 B2 JP2646167 B2 JP 2646167B2 JP 14537392 A JP14537392 A JP 14537392A JP 14537392 A JP14537392 A JP 14537392A JP 2646167 B2 JP2646167 B2 JP 2646167B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アキュームコンベアに
係り、特に複数のパレットに荷体をそれぞれ載置して、
搬送路上を、順次、荷送りさせるアキュームコンベアに
関する。
【0002】
【従来の技術】工場の生産ライン等、複数の荷体を所定
間隔をおいて、順次、搬送させる際、諸般の事情で、荷
体の搬送の一時的な停止が要求されることがある。その
ような場合、荷体の再送を開始すると、荷体の間隔が不
均一になり、搬送先の工程等に支障を来す等の問題が生
じることがあった。そこで搬送停止、再開を繰り返して
も、上記の荷体の再送が開始され、荷体が移動する過程
で、前記間隔が均一化、平準化できるようにする等、搬
送効率を向上させるシステムが望まれていた。
【0003】上記の要求に応じるため、従来では、以下
に示す例のような技術が開発されている。すなわち、第
1に、荷体の位置を検出してコンベア自体を停止させる
システムが考えられている。図3は、同システムの概要
を示し、同図において、符号1はコンベアであり、コン
ベア1上に荷体2が載置され、2a、2b、のように移
動する(コンベアの基本的構造、本来的動作等について
は周知技術と大差ないため、説明を省略する、以下、同
じ)。コンベア1の所定位置には、位置検出センサ3が
配置されている。上記構成において、位置検出センサ3
は通過する荷体2を、逐一、検出し、検出結果を経時
的、総合的に判断して、荷体2の搬送間隔等、搬送状況
を把握する。それに基づき、所定の場合にコンベア1の
回動を停止させて、荷体2の進行を停止、あるいは、コ
ンベア1の回動速度の調節または反転させて、荷体2間
の間隔調整等を実施することにより、搬送効率の向上が
図られている。
【0004】第2に、上記第1の例と同様に、位置検出
センサによって荷体の搬送状況を把握し、所定の場合に
荷体自体を停止させるシステムがある。なお、上記第1
の例と同一の部材には、同一の符号を付して説明を省略
する。図4は、荷体2を係止させるためのストッパ機構
を示しており、ストッパ機構4は、コンベア1におい
て、位置検出センサ3と同位置等、所定の位置に配置さ
れる。図4を参照して、符号5は、荷体2を載置するパ
レットであり、その下方に、ストッパ6が、支点7を中
心として、回転可能に支持され、ストッパ6の上端は、
コンベア1の上方に突出可能とともに、ストッパ6の下
端は、アクチュエータとしてのシリンダ8に連結されて
いる。上記構成において、第1の例と同様な所定の場合
に、位置検出センサ3からシリンダ8へ駆動指令が発令
される。それによりシリンダ8が起動し、ストッパ6の
上端をコンベア1上に突出するよう、ストッパ6を立ち
上がらせる。それにより、ストッパ6の上端は、パレッ
ト5を係止し、かようにして、パレット5の移動が阻止
される。所望の間隔調整等が実施されてから、再びシリ
ンダ8を駆動してストッパ6を寝かせると、パレット5
の係止が解除され、搬送が再開されることになる。
【0005】第3に、図5に示すような、コンベアと荷
体とを接触、離隔させることにより、荷体の停止、荷送
りを行うシステムが考えられている。なお、図5におい
て、上記第1の例、第2の例と同一の部材には、同一の
符号を付して説明を省略する。
【0006】図5を参照して、本例では、複数のローラ
9が水平方向に並置され、荷体2の搬送路が形成されて
いる。ローラ9の下面には、コンベア1が、搬送路に沿
って張設されており、コンベア1は、さらに、その下面
の、複数のプレッシャホイール10によって支持されて
いる。各プレッシャホイール10は、それぞれ所定の上
下動機構によって上下方向に変位可能とされている。複
数の位置検出センサ3の配設については上記の各例と、
ほぼ同様である。
【0007】上記構成において、荷体2の搬送時には、
各プレッシャホイール10は、上位置におかれ、その結
果、コンベア1は、各ローラ9に接触する。その状態で
コンベア1を駆動すると(図5においては時計回りに回
動させると)、それに応じて各ローラ9は、反時計回り
に回転する。従って荷体2は、図中左側に荷送りされる
ことになる。
【0008】位置検出センサ3の検出結果に応じて、荷
体2間の上記間隔調整等が要求される場合、所定のプレ
ッシャホイール10を下方に変位させる。プレッシャホ
イール10が変位した部分については、コンベア1がロ
ーラ9から離隔し、従ってその部分においてコンベア1
の動力はローラ9に伝達されずにローラ9の回転が停止
する。その結果、荷体2の移動が停止する。かようにし
て、荷体2間の間隔調整等が実施されてから、下方変位
させたプレッシャホイール10を復元させれば、ローラ
9がコンベア1から動力を得て回転を再開し、荷体2の
再送が開始されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、従来の
技術では、まず、第1の例において、コンベア自体の回
動を制御するため、停止から回動を再開させる際、起動
力が余分に必要になり、エネルギー効率の点で問題があ
った。さらに第1の例では、コンベア全体の動作状態が
一括して制御されるため、コンベア上におかれた荷体の
精密な上記間隔調整が困難になる。また、コンベアの起
動、停止に伴う、駆動源等の、例えば電気的切り替えが
頻繁になり、接点が劣化する等、耐久性劣化、トラブル
が容易に生じる等の事態が考えられる。
【0010】一方、第2の例、第3の例においては、荷
体の配列のうち、ある程度精密な間隔調整等が可能であ
るが、第2の例では、コンベアが稼働状態にあるため、
ストッパにかかる加重も当然に大きくなり、従ってスト
ッパ、コンベアの駆動源に大きな負荷がかかることにな
るため、その耐久性低下の可能性がある。
【0011】また、第3の例においては、基本的に荷体
の搬送を直接担当するローラの動作それ自体が、コンベ
アの回動から独立しているため、すなわち、コンベアか
ら荷体への、荷送りのための動力伝達が間接的なため、
動力伝達効率が低くなるほか、プレッシャホイールの下
方変位による搬送の一時的停止の要求が、荷体の移動状
態に良好に反映されるとはいいえず、コンベアをローラ
から離隔させても、ローラの慣性運動等によって、荷体
の移動が持続する可能性があり、所望の間隔調整等を得
るには、構造、作用上の限界が認められる。
【0012】上記のような課題が認められる、各従来の
技術においては、その回避のため、荷体の荷重制限、荷
体の搬送速度制限等の特別な措置を講じる必要があり、
従ってシステムの性能、搬送効率を犠牲にせざるを得な
かった。
【0013】本発明の目的は、上記各課題を同時に解決
する新たなアキュームコンベアを提供し、もって、荷体
搬送の高度化、効率向上を実現すること等にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のための
知見として、荷体の荷送りのための動力伝達を各荷体に
対し、個別的に、直接伝達させ、さらに動力伝達の停止
を、動力伝達とは別の系統によって搬送のための動力伝
達方向と一致しない方向で動作させ、動力伝達系に停止
動作が対抗することなく実施できれば、従来の技術にお
ける課題を同時に解決することができるとの認識が得ら
れた。そのため、望ましくは、ドグ付チェーン駆動のパ
レット搬送設備と、搬送中のパレットの位置検出システ
ムとを合理的に一体化させ、さらにそれに即した独自の
荷体搬送および停止のための制御方式を得ることが、上
記各課題の解決、その他の目的を達成する上で、極めて
有効であるとの結論に到達した。
【0015】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、すなわち本発明は、荷体の搬送路に沿って張られ
た、回動可能なチェーンに、複数のドグを間隔をおいて
突出させ、前記チェーンを、下方に変位自在なスプロケ
ットによって、前記チェーンを荷体の搬送方向から下方
に傾斜可能とともに復元可能に支持してなることを特徴
とする。前記ドグは、パレット相互の衝突等の回避のた
め、所定の間隔をおいて配置させるものとされている。
【0016】より具体的には、本発明は、前記スプロケ
ットの位置に、同位置における荷体の通過を検出すると
ともにその検出結果に基づき前記スプロケットの下方変
位のための駆動指令を発する位置センサを設けた構成で
あり、荷体搬送路の両側に、アイドルローラをそれぞれ
設け、該アイドルローラの間に前記チェーンを張設して
なり、前記スプロケットは、前記荷体搬送路の進行方向
先端に配置した第1ヘッドスプロケットと、該第1ヘッ
ドスプロケットから前記ドグと同一間隔で後方に配置し
た第2ヘッドスプロケットと、該第2ヘッドスプロケッ
トから後方に、前記ドグと同一間隔で後方に配置した、
複数の中間スプロケットとを有し、第1ヘッドスプロケ
ットおよび第2ヘッドスプロケットは、それぞれ、第1
シリンダおよび第2シリンダの駆動によって傾動可能に
支持され、前記中間スプロケットは、上下動可能に支持
されてなり、少なくとも、前記第1ヘッドスプロケット
の位置に、1回の荷体の通過を検出して前記第1シリン
ダへの駆動指令を発する第1の前記位置センサと、前記
第2ヘッドスプロケットの位置に、2回の荷体の通過を
検出して前記第2シリンダへの駆動指令を発する第2の
前記位置センサとを設けることを特徴とする。その場
合、前記の各中間スプロケットを、第1ヘッドスプロケ
ットおよび前記第2ヘッドスプロケットの駆動に従動さ
せ、好適には、中間スプロケットの上下方向変位量を、
後方に向かうにつれて次第に小さくさせることが望まし
い。
【0017】本発明の荷体荷送り制御においては、一定
の間隔で荷体搬送路に設けた位置センサによって、荷体
が通過する度に、その回数をカウントし、その検出結果
によって、各ヘッドスプロケットのシリンダに駆動指令
を出力する。また、ヘッドスプロケットの変位量を調整
して、チェーンの下方傾斜角を変更可能にし、チェーン
上に並置される荷体のうち、前方から所定個数の荷体を
停止させ、それ等以降の荷体を荷送りさせるようにチェ
ーンの傾斜角を制御することが望ましい。
【0018】
【作用】上記構成において、パレットに荷体を載置し、
チェーンを駆動すると、チェーン上のドグは、パレット
の一端に当接、係止し、パレットを前方へ押し進める。
【0019】パレット搬送の一時的停止が要求される場
合、第1位置センサが、搬送路上の進行方向先端にある
パレットの通過を検出する。第1位置センサは1回のパ
レットの通過に応じて、第1ヘッドスプロケットに連結
した第1シリンダを駆動させるので、第1シリンダは、
進行方向先端にあるパレットの通過に応じて第1ヘッド
スプロケットを押し倒す。ここで、第2ヘッドスプロケ
ットは起立したままなので、チェーンは、第1ヘッドス
プロケットと第2ヘッドスプロケットとの間で下方に傾
斜する。第1ヘッドスプロケットが倒された結果、先端
のパレットに対するドグの係止が解除され、チェーンか
ら先端のパレットへの、搬送のための動力伝達が停止
し、先端のパレットの進行が停止する。
【0020】次に進行方向先端から2番目にあるパレッ
トが第2位置センサまで到達すると、第2位置センサが
当該パレットの通過を検出する。第2位置センサは、進
行方向先端にあるパレットの通過と合わせて、合計2回
のパレット通過を検出することになり、2回目の検出に
応じて、第2シリンダを駆動させる。それにより、第2
ヘッドスプロケットが押し倒され、上記と同様に進行方
向先端から2番目にあるパレットの進行が停止する。
【0021】ここで、3番目以降の中間スプロケット
は、傾動機構がとられておらず、第1ヘッドスプロケッ
トおよび第2ヘッドスプロケットの下方変位量を大きく
するほど、チェーンは搬送路から大きく、下方に傾斜す
ることになり、従って進行方向先端から後方にあるパレ
ットをそれだけ、多く、ドグから引き離して、その荷送
りが停止することになる。パレットの一時的停止は、チ
ェーン、すなわちドグとパレットとの引き離しによって
なされるため、チェーンの駆動を継続したままでパレッ
トが一時的に停止される。
【0022】以下、順次、パレットは、チェーン両側の
アイドルローラに一定間隔で配列されることになる。
【0023】一方、第1シリンダおよび第2シリンダに
て、各ヘッドスプロケットを立ちあげ、チェーンを搬送
位置に復帰させると、ドグがパレットに係り、パレット
の荷送りが再開する。
【0024】このように、各パレットへの搬送動力を、
直接、各パレットへ伝達または抑止するので、パレッ
ト、ひいては荷体の停止、搬送が確実に行われる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。なお、荷体20の進行方向は、図中、左から
右の方向とされている。
【0026】図1を参照して、本実施例は、荷体20の
搬送路両外側に沿った、一対のアイドルローラ21の間
に、チェーン22が張設、支持されている。チェーン2
2の表面には、複数のドグ23が、所定間隔、望ましく
は搬送されるパレット24の進行方向長さに応じた間隔
で、チェーンから外側に突出して形成されている。チェ
ーン22は、搬送路最後端のテールスプロケット25を
介して駆動源26に連結されている。
【0027】チェーン22は、所定間隔をおいた中間ス
プロケット27および搬送路先端から2番目の第2ヘッ
ドスプロケット28と搬送路先端の第1ヘッドスプロケ
ット29とによって、搬送路面に支持されている。すな
わち、各中間スプロケット27は上下動自在とされ、第
2ヘッドスプロケット28は、第2シリンダ30によっ
て傾動自在であり、第1ヘッドスプロケット29は、第
1シリンダ31によって傾動自在とされ、各スプロケッ
トの変位上限が搬送路面上とされている。本実施例にお
いては、中間スプロケット27の変位量が、進行方向に
つれて次第に大きくされている。
【0028】搬送路において、第2ヘッドスプロケット
28の位置には第2位置センサ32が、第1ヘッドスプ
ロケット29の位置には第1位置センサ33が、それぞ
れ配置されている。また、第2位置センサ32は第2シ
リンダ30に、第1位置センサ33は、第1シリンダ3
1に、それぞれ接続されている。第2位置センサ32お
よび第1位置センサ33は、その位置を通過するパレッ
ト24の通過回数をカウントする。本実施例において
は、第2位置センサ32は、パレット24の通過回数
の、2回の検知に応じて第2シリンダ30に駆動指令を
出力する。第1位置センサ33は、パレット24の通過
回数の、1回の検知に応じて第1シリンダ31に駆動指
令を出力する。なお、チェーン22の進行方向先端に
は、サイクロ減速機34を含むテーブルリフタ35が配
置されている。
【0029】上記構成において、パレット24、ひいて
は荷体20の搬送の開始には、駆動源26を始動し、そ
れにより荷体20の搬送のための動力は、テールスプロ
ケット25を介してチェーン22に伝達され、チェーン
22は、図中、時計回りに回動する(搬送路において
は、左から右に進行する)。ドグ23は、パレット24
を捕捉し、すなわち、パレット24の後端に係止して、
左から右に動かし、このようにして、パレット24、ひ
いては荷体20が荷送りされる。アイドルローラ21
は、荷体20の円滑な荷送りを助勢する。チェーン22
の、進行方向先端まで到達したパレット24、ひいては
荷体20は、サイクロ減速機34によって移動速度が低
下され、テーブルリフタ35によって上方にあげられる
ことになる。
【0030】所定の場合、すなわち荷体20の搬送を一
時的に停止させる必要がある場合等において、第1位置
センサ33によって荷送り方向の先端にあるパレット2
4a、すなわち荷体20aの通過が検出され、第1位置
センサ33から第1シリンダ31に駆動指令が出力され
て、第1シリンダ31が起動し、第1ヘッドスプロケッ
ト29が倒される。その結果、図2に示すように、チェ
ーン22は、おおよそ、第2ヘッドスプロケット28と
第1ヘッドスプロケット29との間で下方に傾斜し、パ
レット24aに係止しているドグ23aが下方に変位
し、パレット24aとドグ23aとの係止が解除され
る。従って、パレット24aへの搬送動力の伝達が停止
し、パレット24aはその位置に、アイドルローラ21
によって支持されてとどまることになる。
【0031】次に、第2位置センサ32は、パレット2
4aの通過を検知するとともに、さらに荷送り方向の先
端から2番目にあるパレット24b、すなわち荷体20
bの通過を検知すると、第2シリンダ30に駆動指令を
出力する。それにより、第2シリンダ30が起動し、第
2ヘッドスプロケット28が倒される。第1ヘッドスプ
ロケット29が倒れたままなので、チェーン22は、さ
らに下方に傾斜し、すなわち所定の中間スプロケット2
7と第1ヘッドスプロケット29との間でチェーン22
は、搬送路から斜め下方に傾斜して変位する。その結
果、パレット24bに対応するドグ23bが下方に変位
し、パレット24bとドグ23bとの係止が解除され、
パレット24bへの搬送動力の伝達が停止して、パレッ
ト24bはその位置にとどまることになる。
【0032】さらに、チェーン22の下方傾斜が大きく
なることから、荷送り方向先端から3番目以降のパレッ
ト24cとドグ23c等についても係止が解除され、各
パレット24は、順次、その位置に停止する。
【0033】荷送りの一時的停止の要求が解除される
等、荷送りレベルとするときには、第1ヘッドスプロケ
ット29等のスプロケットを原位置に復元することによ
り、パレット24とドグ23とが係止し、荷送りが再開
される。
【0034】本実施例によると、各パレット24に対し
て、各ドグ23によって個別的に、直接、荷送り動力を
伝達し、また、動力伝達の停止機構が動力伝達機構とは
別系統の動作(チェーン22の下方傾斜)によって行わ
れるため、応答性よく荷送り、一時的停止を実施でき、
さらに駆動源26の作動とは無関係に荷送り、停止でき
るので、駆動源26関係の接点劣化等を回避することが
できる。さらに、荷送りのための動力、荷体20の運動
量等が停止機構に加重されることがないので、停止機構
の保護のために、荷体20を制限する必要がなく、荷体
20の重量、荷送り速度を高めることができる。知見に
よれば、従来、上記の制約により荷体20の重量を20
0〜300Kgに制限する必要があったが、本実施例に
おいては、重量制限を1t程度まで緩和でき、また、重
量制限を緩和してもその荷送り速度を40m/min程
度に、高速化しても、良好に荷体20の荷送りを実施で
きることが判明した。さらに本実施例によれば、第1ヘ
ッドスプロケット29および第2ヘッドスプロケット2
8のみを傾動機構とし、他の中間スプロケット27を上
下動機構としたので、中間スプロケット27の配置個所
にスプロケットの傾動のための空間を確保する必要がな
く、もって装置の設置が容易になり、さらに、シリンダ
も省略できて、コスト的に有利とすることができる。
【0035】なお、上記実施例において、第1ヘッドス
プロケット29および第2ヘッドスプロケット28の下
方変位量の調整により、チェーン22の下方傾斜角を調
節することができ、それにより、荷送り方向先端から
の、パレット24とドグ23との係止解除の範囲を所望
に応じて設定することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、荷送り
のための動力を各荷体に、確実に伝達できるとともに、
荷送りの一時的停止のための動力伝達停止を各荷体に個
別的に実施できるので、荷体の搬送、停止を応答性よく
実施できるとともに、荷体の重量を増大し、荷送り速度
を高速化できる等、搬送システムの性能を高度化でき、
もって作業における搬送効率を向上させることができ
る。さらに、荷体の搬送、停止において生じる負荷が部
材に蓄積されることがないので、システムの耐久性を良
好に保つことができる等の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要を示し、図1(A)は
平面図、図1(B)は側面図である。
【図2】図1実施例の搬送停止機構、動作を示す概略線
図である。
【図3】従来の技術の第1の例を示す概略線図である。
【図4】従来の技術の第2の例の要部を示す線図であ
る。
【図5】従来の技術の第3の例を示す概略線図である。
【符号の説明】
20 荷体 21 アイドルローラ 22 チェーン 23 ドグ 24 パレット 25 テールスプロケット 26 駆動源 27 中間スプロケット 28 第2ヘッドスプロケット 29 第1ヘッドスプロケット 30 第2シリンダ 31 第1シリンダ 32 第2位置センサ 33 第1位置センサ 34 サイクロ減速機 35 テーブルリフタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−143273(JP,A) 特開 昭59−12015(JP,A) 実開 昭61−160107(JP,U) 特公 昭44−31255(JP,B1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷体の搬送路に沿って張られた、回動可
    能なチェーンに、複数のドグを間隔をおいて突出させ、
    前記チェーンを、下方に変位自在なスプロケットによっ
    て、前記チェーンを荷体の搬送方向から下方に傾斜可能
    とともに復元可能に支持してなることを特徴とするアキ
    ュームコンベア。
  2. 【請求項2】 前記スプロケットの位置に、同位置にお
    ける荷体の通過を検出するとともにその検出結果に基づ
    き前記スプロケットの下方変位のための駆動指令を発す
    る位置センサを設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のアキュームコンベア。
  3. 【請求項3】 荷体搬送路の両側に、荷体支持用のアイ
    ドルローラをそれぞれ設け、該アイドルローラの間に前
    記チェーンを張設してなり、前記スプロケットは、前記
    荷体搬送路の進行方向先端に配置した第1ヘッドスプロ
    ケットと、該第1ヘッドスプロケットから前記ドグと同
    一間隔で後方に配置した第2ヘッドスプロケットと、該
    第2ヘッドスプロケットから後方に、前記ドグと同一間
    隔で後方に配置した、複数の中間スプロケットとを有
    し、第1ヘッドスプロケットおよび第2ヘッドスプロケ
    ットは、それぞれ、第1シリンダおよび第2シリンダの
    駆動によって傾動可能に支持され、前記中間スプロケッ
    トは、上下動可能に支持されてなり、少なくとも、前記
    第1ヘッドスプロケットの位置に、1回の荷体の通過を
    検出して前記第1シリンダへの駆動指令を発する第1の
    前記位置センサと、前記第2ヘッドスプロケットの位置
    に、2回の荷体の通過を検出して前記第2シリンダへの
    駆動指令を発する第2の前記位置センサとを設けてなる
    ことを特徴とする請求項2に記載のアキュームコンベ
    ア。
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