JP2645389B2 - ゴルフクラブ及びその製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2645389B2
JP2645389B2 JP63323496A JP32349688A JP2645389B2 JP 2645389 B2 JP2645389 B2 JP 2645389B2 JP 63323496 A JP63323496 A JP 63323496A JP 32349688 A JP32349688 A JP 32349688A JP 2645389 B2 JP2645389 B2 JP 2645389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
club
angle
club head
golf club
golf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63323496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02168975A (ja
Inventor
隆光 竹林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuooteiin Kk
Original Assignee
Fuooteiin Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuooteiin Kk filed Critical Fuooteiin Kk
Priority to JP63323496A priority Critical patent/JP2645389B2/ja
Publication of JPH02168975A publication Critical patent/JPH02168975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2645389B2 publication Critical patent/JP2645389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野 本発明は、ボールの曲がりを少なくするようにしたゴ
ルフクラブ及びその製造方法に関する。
[従来の技術] ゴルフでは様々な距離にボールを飛ばせるように種々
の番数のクラブが用意されている。クラブの番数は、プ
レーヤー応じた飛距離の目安となるもので、従来からの
クラブの番数の基準になるものとして、ライ角とロフト
角とがある。
ライ角は、第2図に示すように、クラブヘッド10のソ
ウル12を地面に置いて自然に構えた状態において、地面
とクラブシャフト14とのなす角度(θa)として示され
る。一方、ロフト角は、第3図(第2図のA方向矢視
図)に示すように、クラブシャフト14を含んだ地面に垂
直な面とクラブヘッド10のクラブフェース16のなす角度
(θb)として示される。
これらライ角とロフト角は、ウッドでもアイアンでも
番数が大きくなるにつれて、それらの角度が順に大きく
なるように設定されている。例えば、ウッドをWとし、
アイアンをIとすれば、各番号(例えば、I5はアイアン
の5番)におけるライ角とロフト角の一例(規格にはな
っていない)としては、下記のようになる。
これは、ライ角が大きくなればなるほど、クラブシャ
フト14の長さが短くなって飛距離が短くなることを示
し、ロフト角が大きくなればなるほど、インパクト時の
ボールの上昇角度が大きくなって飛距離が短くなること
を示す。即ち、ゴルフクラブを製造する際には、これら
のライ角やロフト角を所定の番号の角度に合わせるよう
にしていた。
[発明が解決しようとする課題] ゴルフではインパクトの瞬間に、クラブフェース16が
進行方向に対し直角になった状態でボールを打ち、しか
もそのゴルフクラブの番数の所定のライ角やロフト角を
保ってボールを打つのが理想である。しかし、アドレス
時に理想的な状態にクラブヘッド10を置いても、インパ
クトに至るまでのテイクバックから振り下ろしの間に、
クラブヘッド10の向きがかすかに変化し、それが原因で
フックやスライスが生じると従来から広く喧伝されてい
た。このフックやスライスの発生は、プレーヤーの腕の
他に、ゴルフクラブに何か原因があると指摘されてい
た。しかしながら、ゴルフクラブのどこに原因があるか
解らなかった。
従来から、ゴルフクラブの製造に際しては、ライ角と
ロフト角のみを考慮しているため、それらの角度に関係
するクラブヘッド10のソウル12と、クラブヘッド10のク
ラブフェース16と、クラブシャフト14との三者の角度関
係の調節のみにしか関心が払われていなかった。
本発明者は、これらライ角やロフト角は、クラブヘッ
ド10を地面に置いた静止状態での角度であるので、スイ
ング時における要素が何一つ考慮されていないことに気
付いた。
ここで、ゴルフクラブの中で一番重量にあるクラブヘ
ッド10の重心位置がクラブシャフト14の延長線上にない
ことから、スイング時にクラブヘッド10はその重心の影
響を受け、プレーヤはグリップをしっかり握ってはいる
が、クラブシャフト14がその軸を中心にわずかに回転す
るものと考えられる。この結果、インパクトの瞬間には
クラブヘッド10の向きがアドレスの状態より若干ずれ、
ボールがフックやスライスする。このインパクトの瞬間
におけるクラブヘッド10のずれとしては、ライ角の方向
のずれや、ロフト角の方向のずれや、ボールに対するク
ラブフェース16の進行面のずれがある。
この重心によるクラブヘッド10のずれの影響があるこ
とは、クラブシャフト14を回転自在に保持してゴルフク
ラブ全体をそのまま上方に持ち上げた場合に、クラブシ
ャフト14が軸中心にやや回転して、ソウル12が地面に置
いた状態と並行な状態にはならないクラブがあることか
ら明らかである。
[発明の目的] 本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、アドレス
からインパクトに至るまでのスイングの間に、クラブシ
ャフトがその回転軸を中心として回転することを少なく
して、ボールの方向性を安定させるようなゴルフクラブ
並びにその製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、3番から9番までのアイアンは、
クラブヘッドのフェースと鉛直面との間の角度θgを12
゜≦θg≦20゜の範囲内のものとする。
ゴルフクラブの製造方法は、クラブシャフトをその中
心軸に回転自在な状態で水平に保持し、そのクラブシャ
フトの回転が停止した状態でクラブヘッドのフェースと
鉛直面との間の角度を所定の値あるいは所定の範囲内に
するものである。
[作 用] クラブシャフトを水平にその軸方向に回転自在に保持
すると、クラブヘッドの重心が安定する状態でクラブシ
ャフトの回転が停止する。この重心が安定した状態に基
づいてクラブを製造することによって、スイング時にク
ラブヘッドの重心の影響でクラブシャフトがその軸中心
に回転することが少なくなり、インパクト時においてク
ラブヘッドが正しい方向でボールに当たる。
[実施例] 次に、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は、ゴルフクラブをクラブヘッド側からクラ
ブシャフトの軸方向に並行に見た側面図である。
保持体20上にクラブシャフト14を水平にして、その軸
を中心に回転自在に保持する。すると、クラブシャフト
14はクラブヘッド10の重心の影響によって安定した状態
に落ち着くまで回転して静止する。この静止状態におけ
るクラブフェース16と地面に鉛直な面18とのなす角度を
θg(以下、角度θgを「重心角」とする)とする。本
発明においては、この重心角をクラブの番数に応じて所
定の値あるいは所定の範囲に設定してゴルフクラブを製
造したり調整したりするものである。
ここで、種々の実験の結果、アイアンにおける重心角
は、3番から9番までのものを12゜≦θg≦20゜の範囲
内のものに設定する。即ち、各アイアンの重心角がこの
範囲内に入っていればインパクト時のフェース面の向き
に狂いがほとんど生じない。これに対して、θg<12゜
になるとボールが最初からスライスし、20゜<θgにな
るとボールとが最初からフックする。
この他に、12゜≦θg≦20゜の範囲内で、アイアンの
番数の小さいものはθgを小さくし、アイアンの番数の
大きいものはθgを大きくすることが望ましいことが、
実験の結果解った。例えば、連続する番数の2種類のア
イアンにおいては、アイアンの番数の大きいものは、番
数の小さいものと比べて、θgを同じかあるいは大きく
する。このように、番数の増加に対応して重心角を大き
いものにすれば、その重心角と同時に設定するライ角や
ロフト角も合わせ易くなる。
ここで、プロゴルファーが実際に使用している3番ア
イアンから9番アイアンまでの重心角の幾つかのリスト
と、本発明者が実験によって得た良好な重心角の一例の
リストとを以下に示す。なお、本発明者が示した好まし
い重心角の例は、一例を示すもので、これが必ずしも最
善というものではない。
ゴルフクラブには規格がないので、このリストから解
るように、同じ番数でも重心角は大幅に異なる。このリ
ストでは、Aの3番、Bの9番、Cの3番と4番が本発
明の重心角から外れる。仮に、ゴルフクラブ自体がボー
ルを若干曲げる性質のものであっても、プロゴルファー
はゴルフクラブに自分を合わせる技術があり、しかも長
期間使い込むことによって、ボールを曲げずに飛ばすこ
とができる。しかし、アマチュアのプレーヤのためには
採用することができない。
このように、クラブヘッド10の重力静止状態を基準と
する重心角に基づいてゴルフクラブを製造れば、スイン
グ時にクラブが手の中でクラブヘッド10の重力の影響に
よって回転するのを避けることができる。従って、ゴル
フクラブが原因となるフックやスライスを防止すること
ができ、アマチュアのプレーヤーにとって、スコアを向
上させることができる。
また、ゴルフクラブを重心角を基準に統一すれば、ボ
ールの曲がりが少なくなり、他人のゴルフクラブを使用
してもスコアが乱れることはなくなる。例えば、プレー
ヤーが愛用のゴルフクラブ以外のクラブでプレーした場
合にボールの方向性が悪くなるということをよく耳にす
るが、それはゴルフクラブの統一性がないからであり、
もし、重心角を基準にしたものであれば、ボールの方向
性のブレがほとんど生じなくなると考えられる。
なお、1番アイアンと2番アイアンはアマチュア用の
ゴルフセットには一般に備えられないので、これら1番
アイアンと2番アイアンの重心角については除外した。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、クラブヘッドの重心の
影響によってスイング時にクラブシャフトがその回転軸
を中心とする回転を少なくしたものである。従って、イ
ンパクト時にクラブヘッドの方向のずれが無くなり、ア
マチュアのプレーヤーにとってゴルフクラブが原因で、
ボールがフックしたりスライスしたりすることを防止す
ることができる。
また、重心角を基準としたクラブであれば、どのよう
なクラブを使用しても、クラブを変えたことによる影響
にはほとんど関係なくプレーすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るゴルフクラブの製造方法を示すも
ので、ゴルフクラブをクラブヘッド側からクラブシャフ
トの軸方向に並行に見た側面図、第2図はクラブヘッド
のソウルを地面に自然に置いた状態におけるゴルフクラ
ブの正面図、第3図は第2図のA方向矢視図である。 10……クラブヘッド、12……ソウル、 14……クラブシャフト、 16……クラブフェース、18……鉛直面、 20……保持体。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラブシャフトをその中心軸に回転自在な
    状態で水平に保持し、そのクラブシャフトの回転が停止
    した状態でクラブヘッドのフェースと鉛直面との間の角
    度を所定の値あるいは所定の範囲内にすること特徴をと
    するゴルフクラブの製造方法。
  2. 【請求項2】アイアンのクラブヘッドの番数が3から9
    までのものが、クラブヘッドのフェースと鉛直面との間
    の角度θgを、12゜≦θg≦20゜の範囲内のものとした
    ことを特徴とするゴルフクラブ。
  3. 【請求項3】クラブシャフトをその中心軸に回転自在な
    状態で水平に保持し、そのクラブヘッドのフェースと鉛
    直面との間の角度θgが、クラブヘッドの番数が3から
    9までの間でその番数が大きくなるにつれて、前の番数
    と同じかそれ以上の角度になるようにしたこと特徴とす
    る請求項2記載のゴルフクラブ。
JP63323496A 1988-12-23 1988-12-23 ゴルフクラブ及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2645389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63323496A JP2645389B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ゴルフクラブ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63323496A JP2645389B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ゴルフクラブ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02168975A JPH02168975A (ja) 1990-06-29
JP2645389B2 true JP2645389B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=18155337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63323496A Expired - Lifetime JP2645389B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 ゴルフクラブ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2645389B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010264221A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Fujishi Kensetsu:Kk ゴルフクラブのグリップの差し方

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02168975A (ja) 1990-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002325867A (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド
JP2615052B2 (ja) ゴルフクラブセツト
JP2000225215A (ja) ゴルフクラブ
US5224702A (en) Offset hosel golf club
JP3464165B2 (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド及びそれを用いたゴルフクラブ
JP2000210398A (ja) ゴルフクラブ
JP2645389B2 (ja) ゴルフクラブ及びその製造方法
JP2002035186A (ja) 長尺ゴルフクラブ
JP2001259092A (ja) アイアン用ゴルフクラブヘッドおよびアイアン用ゴルフクラブ
JPH10216272A (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド
JP3554515B2 (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド
JPS6311032B2 (ja)
JP3544696B2 (ja) ゴルフクラブセット
JP2569339B2 (ja) ゴルフクラブ
KR200351992Y1 (ko) 대응하는 2개의 중량수단을 갖는 골프공
JP2000225218A (ja) ゴルフクラブ
JP2615053B2 (ja) アイアンゴルフクラブセット
JP2000210399A (ja) ウッドクラブヘッド
JP2002186694A (ja) ゴルフクラブ
JP2001161866A (ja) ゴルフクラブヘッド
JPS6363476A (ja) ゴルフクラブセツト
JPH11146932A (ja) アイアンゴルフクラブセット
JP2000116832A (ja) ゴルフティー
JP2006102023A (ja) ゴルフクラブセット
JPH119728A (ja) ウッドゴルフクラブセット