JP2637387B2 - 携帯用電話機のヒンジ機構 - Google Patents
携帯用電話機のヒンジ機構Info
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- JP2637387B2 JP2637387B2 JP7214980A JP21498095A JP2637387B2 JP 2637387 B2 JP2637387 B2 JP 2637387B2 JP 7214980 A JP7214980 A JP 7214980A JP 21498095 A JP21498095 A JP 21498095A JP 2637387 B2 JP2637387 B2 JP 2637387B2
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0214—Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
- H04M1/0216—Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用電話機に関
し、特に、本体部とフリップ部とを所定の角度で回動可
能にヒンジ接続するようになった携帯用電話機のヒンジ
機構に関する。
し、特に、本体部とフリップ部とを所定の角度で回動可
能にヒンジ接続するようになった携帯用電話機のヒンジ
機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】ヒンジ機構で接続された２つのハウジン
グを利用する携帯用電話機は、より小型化が可能で実用
性に優れている。このタイプの携帯用電話機では、２つ
のハウジングの大きい方に大部分の電子部品を収納する
のが一般的である。そこで本明細書中では、小さい方の
ハウジングをフリップ部とし、大きい方のハウジングを
本体部とする。このような本体部とフリップ部を接続す
るためのヒンジ機構としては、大韓民国特許公開公報第
９３−７０１０２５号に記載された形式のものが代表的
である。
グを利用する携帯用電話機は、より小型化が可能で実用
性に優れている。このタイプの携帯用電話機では、２つ
のハウジングの大きい方に大部分の電子部品を収納する
のが一般的である。そこで本明細書中では、小さい方の
ハウジングをフリップ部とし、大きい方のハウジングを
本体部とする。このような本体部とフリップ部を接続す
るためのヒンジ機構としては、大韓民国特許公開公報第
９３−７０１０２５号に記載された形式のものが代表的
である。
【０００３】従来のヒンジ機構について図５及び図６に
示し説明する。この形式のヒンジ機構では、フリップ部
１０３に円柱形ヒンジシャフト２０５，１１２が一体成
形で突設され、これを本体部２１１で支持することによ
り収納位置と通話位置の間で回動可能にフリップ部１０
３が本体部２１１に接続される。そして回動に際して、
本体部２１１に対し収納位置及び通話位置にフリップ部
１０３を保持可能になっている。即ち、円筒形ヒンジシ
ャフト２０５の側面にはリセス（recess：溝）３０１，
３０３が設けられ、これに収納位置、通話位置で係合す
る従節(follower)２０１が本体部２１１に配設されてい
る。この従節２０１の係合突起が板バネ２０９によりヒ
ンジシャフトのリセス３０１，３０３に従動すること
で、フリップ部１０３が保持される。この場合のフリッ
プ部１０３は、その収納位置で本体部２１１のダイヤル
キーパッドを覆い、保護する役割をもっている。
示し説明する。この形式のヒンジ機構では、フリップ部
１０３に円柱形ヒンジシャフト２０５，１１２が一体成
形で突設され、これを本体部２１１で支持することによ
り収納位置と通話位置の間で回動可能にフリップ部１０
３が本体部２１１に接続される。そして回動に際して、
本体部２１１に対し収納位置及び通話位置にフリップ部
１０３を保持可能になっている。即ち、円筒形ヒンジシ
ャフト２０５の側面にはリセス（recess：溝）３０１，
３０３が設けられ、これに収納位置、通話位置で係合す
る従節(follower)２０１が本体部２１１に配設されてい
る。この従節２０１の係合突起が板バネ２０９によりヒ
ンジシャフトのリセス３０１，３０３に従動すること
で、フリップ部１０３が保持される。この場合のフリッ
プ部１０３は、その収納位置で本体部２１１のダイヤル
キーパッドを覆い、保護する役割をもっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記ような従来の携帯
用電話機のヒンジ機構において、ヒンジシャフト２０５
の回転動に対し、独立して設けられた従節２０１は板バ
ネ２０９による直線運動を行う構造で、しかもリセス３
０１，３０３に出入りしなければならないため、フリッ
プ部１０３の開閉がぎくしゃくするという改善点があ
る。また、従来の従節２０１のような構造を用いた機構
では、ヒンジシャフト２０５と点接触ないしは線接触す
るものであるため、頻繁な開閉による磨耗が比較的発生
し易く、より耐久性のよいものが望まれている。また、
従節関係の部品点数が多くなっており、組立作業性が悪
いという改善点もある。
用電話機のヒンジ機構において、ヒンジシャフト２０５
の回転動に対し、独立して設けられた従節２０１は板バ
ネ２０９による直線運動を行う構造で、しかもリセス３
０１，３０３に出入りしなければならないため、フリッ
プ部１０３の開閉がぎくしゃくするという改善点があ
る。また、従来の従節２０１のような構造を用いた機構
では、ヒンジシャフト２０５と点接触ないしは線接触す
るものであるため、頻繁な開閉による磨耗が比較的発生
し易く、より耐久性のよいものが望まれている。また、
従節関係の部品点数が多くなっており、組立作業性が悪
いという改善点もある。
【０００５】更に、通話用のマイク素子の取付部位につ
いて、フリップ部１０３に設けたのではマイク素子とこ
れに付随する回路の配線をヒンジ接続部を介して配設し
なければならず、耐久性の点であまり好ましいとはいえ
ない。そこで、本体部２１１の方へマイク素子を設けた
いところであるが、この場合、アンテナを上にした使用
状態で本体部２１１の一番下の部分、即ちヒンジ機構の
設けられる部分へマイク素子を設置するのが機能上優れ
ることになる。しかしながら、上記構造のヒンジ機構で
は、マイク素子の設置部位をヒンジシャフト２０５と同
じ軸上に設置することができないので、上側へずらさな
ければならない。これはまた、デザイン上でも制約を与
える結果となっている。つまり、本体部２１１の下端部
に設けられるヒンジ機構中へもマイク素子を設置できる
ようなヒンジ機構とできれば最も好ましい。
いて、フリップ部１０３に設けたのではマイク素子とこ
れに付随する回路の配線をヒンジ接続部を介して配設し
なければならず、耐久性の点であまり好ましいとはいえ
ない。そこで、本体部２１１の方へマイク素子を設けた
いところであるが、この場合、アンテナを上にした使用
状態で本体部２１１の一番下の部分、即ちヒンジ機構の
設けられる部分へマイク素子を設置するのが機能上優れ
ることになる。しかしながら、上記構造のヒンジ機構で
は、マイク素子の設置部位をヒンジシャフト２０５と同
じ軸上に設置することができないので、上側へずらさな
ければならない。これはまた、デザイン上でも制約を与
える結果となっている。つまり、本体部２１１の下端部
に設けられるヒンジ機構中へもマイク素子を設置できる
ようなヒンジ機構とできれば最も好ましい。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、収納位置と通話位置とで保持可能にしてフ
リップ部を本体部の下端部にヒンジ接続する携帯用電話
機のヒンジ機構であって、本体部の下端部に、マイク素
子装着空間を間に挟んだ少なくとも２つの突起受入空間
及びこれら突起受入空間の各外側の弾性体装着空間を設
け、また、フリップ部の上端部に少なくとも２つのヒン
ジ突起を設け、更に、少なくとも第１平坦部及び第２平
坦部を有するヒンジ軸をフリップ部のヒンジ突起から外
側へ突設し、そして、ヒンジ軸の第１、第２平坦部に面
接触する接触部を有する弾性体を本体部の弾性体装着空
間内に設けてなり、フリップ部のヒンジ突起を本体部の
突起受入空間に入れてヒンジ軸を弾性体装着空間に突出
させた状態とし、フリップ部の収納位置ではヒンジ軸の
第１平坦部と弾性体の接触部が接触して付勢力が加えら
れ且つフリップ部の通話位置ではヒンジ軸の第２平坦部
と弾性体の接触部が接触して付勢力が加えられるように
なっていることを特徴とするヒンジ機構を提供する。
本発明では、収納位置と通話位置とで保持可能にしてフ
リップ部を本体部の下端部にヒンジ接続する携帯用電話
機のヒンジ機構であって、本体部の下端部に、マイク素
子装着空間を間に挟んだ少なくとも２つの突起受入空間
及びこれら突起受入空間の各外側の弾性体装着空間を設
け、また、フリップ部の上端部に少なくとも２つのヒン
ジ突起を設け、更に、少なくとも第１平坦部及び第２平
坦部を有するヒンジ軸をフリップ部のヒンジ突起から外
側へ突設し、そして、ヒンジ軸の第１、第２平坦部に面
接触する接触部を有する弾性体を本体部の弾性体装着空
間内に設けてなり、フリップ部のヒンジ突起を本体部の
突起受入空間に入れてヒンジ軸を弾性体装着空間に突出
させた状態とし、フリップ部の収納位置ではヒンジ軸の
第１平坦部と弾性体の接触部が接触して付勢力が加えら
れ且つフリップ部の通話位置ではヒンジ軸の第２平坦部
と弾性体の接触部が接触して付勢力が加えられるように
なっていることを特徴とするヒンジ機構を提供する。
【０００７】一態様によれば、ヒンジ軸は、本体部の突
起受入空間をなす側壁部に設けたヒンジ軸支持開口を介
して支持され弾性体装着空間に突出する。また、ヒンジ
軸は、第１及び第２平坦部を有する弾性体接触部と、こ
の弾性体接触部から延設されて互いに平行な２つの平坦
部を有する突起挿入部と、を備えてなり、該突起挿入部
に相応する形状でフリップ部のヒンジ突起に設けたヒン
ジ軸孔に突起挿入部を挿入し取付けるものとする。この
態様では、ヒンジ軸をフリップ部と別形成品とするの
で、比較的複雑な形状のヒンジ軸を形成し易くなる。こ
の場合、本体部のマイク素子装着空間に、ヒンジ軸を案
内してストッパとなるガイドスリット部を立設しておけ
ば、ヒンジ軸の取付状態がより確実、安定なものとな
る。
起受入空間をなす側壁部に設けたヒンジ軸支持開口を介
して支持され弾性体装着空間に突出する。また、ヒンジ
軸は、第１及び第２平坦部を有する弾性体接触部と、こ
の弾性体接触部から延設されて互いに平行な２つの平坦
部を有する突起挿入部と、を備えてなり、該突起挿入部
に相応する形状でフリップ部のヒンジ突起に設けたヒン
ジ軸孔に突起挿入部を挿入し取付けるものとする。この
態様では、ヒンジ軸をフリップ部と別形成品とするの
で、比較的複雑な形状のヒンジ軸を形成し易くなる。こ
の場合、本体部のマイク素子装着空間に、ヒンジ軸を案
内してストッパとなるガイドスリット部を立設しておけ
ば、ヒンジ軸の取付状態がより確実、安定なものとな
る。
【０００８】好ましい態様によれば、弾性体は、接触部
が平板状部材で形成され、該平板状部材を一端側に備え
たＬ字状の固定部を有する簡単な単一部品とされる。こ
の場合、本体部の弾性体装着空間をなす側壁部に、弾性
体固定部の他端側を支持するための弾性体支持リブ及び
弾性体支持溝を設ける構造とすれば、最も簡単、確実な
弾性体支持構造とできる。即ち、弾性体支持溝による弾
性体固定部の他端側の嵌合と、弾性体支持リブによる弾
性体固定部の屈曲部分の押え固定つまり抜け防止とで確
実に支持される。このときの弾性体接触部は、その接触
面が本体部の下端面に対し平行に配設されるものでも、
本体部の下端面に対し垂直に配設されるものでもどちら
でも可能である。
が平板状部材で形成され、該平板状部材を一端側に備え
たＬ字状の固定部を有する簡単な単一部品とされる。こ
の場合、本体部の弾性体装着空間をなす側壁部に、弾性
体固定部の他端側を支持するための弾性体支持リブ及び
弾性体支持溝を設ける構造とすれば、最も簡単、確実な
弾性体支持構造とできる。即ち、弾性体支持溝による弾
性体固定部の他端側の嵌合と、弾性体支持リブによる弾
性体固定部の屈曲部分の押え固定つまり抜け防止とで確
実に支持される。このときの弾性体接触部は、その接触
面が本体部の下端面に対し平行に配設されるものでも、
本体部の下端面に対し垂直に配設されるものでもどちら
でも可能である。
【０００９】また、ヒンジ軸の第１、第２平坦部は、好
ましい態様によれば、１３５°の角度で交わる２つの平
面内にそれぞれ形成される。即ち、通常の使用状態で
は、使用者の話し易さやマイク素子の集音性を考慮する
と、上記角度が適している。
ましい態様によれば、１３５°の角度で交わる２つの平
面内にそれぞれ形成される。即ち、通常の使用状態で
は、使用者の話し易さやマイク素子の集音性を考慮する
と、上記角度が適している。
【００１０】本発明による携帯用電話機のヒンジ機構に
よれば、弾性体とヒンジ軸とは面接触し、またヒンジ軸
の運動を直接的に弾性体へ伝える構造であり、従節及び
リセスの係合のようなフリップ部開閉のぎくしゃく・ぐ
らつき要因がなくなり、弾性体の付勢力が広範に均一的
に加えられてスムーズな開閉動作が可能で磨耗し難くな
る。また弾性体の付勢力を広範囲で及ぼせるため、フリ
ップ部の収納位置及び通話位置での保持力もよい。更
に、弾性体は単一部品とできるため、従来の従節及びリ
セス構造に比べて組立作業を簡便にすませられる。ま
た、ヒンジ軸の間にマイク素子装着空間を備え、この部
位、つまり本体部の下端部にマイク素子を設置できるよ
うになるので、デザイン的制約もなく、また通話性等も
向上することになる。
よれば、弾性体とヒンジ軸とは面接触し、またヒンジ軸
の運動を直接的に弾性体へ伝える構造であり、従節及び
リセスの係合のようなフリップ部開閉のぎくしゃく・ぐ
らつき要因がなくなり、弾性体の付勢力が広範に均一的
に加えられてスムーズな開閉動作が可能で磨耗し難くな
る。また弾性体の付勢力を広範囲で及ぼせるため、フリ
ップ部の収納位置及び通話位置での保持力もよい。更
に、弾性体は単一部品とできるため、従来の従節及びリ
セス構造に比べて組立作業を簡便にすませられる。ま
た、ヒンジ軸の間にマイク素子装着空間を備え、この部
位、つまり本体部の下端部にマイク素子を設置できるよ
うになるので、デザイン的制約もなく、また通話性等も
向上することになる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、図中の同じ
部分には可能な限り同じ符号を付す。
添付の図面を参照して詳細に説明する。尚、図中の同じ
部分には可能な限り同じ符号を付す。
【００１２】図１に、この実施形態の携帯用電話機の外
観を斜視図で示し、図２に、そのヒンジ機構の概略構造
を組立状態で示す。また図３には、ヒンジ機構の分解斜
視図を示してある。尚、本説明中の上下方向及び左右方
向は、アンテナ側を上にして使用する通常の状態におけ
る方向を示す。
観を斜視図で示し、図２に、そのヒンジ機構の概略構造
を組立状態で示す。また図３には、ヒンジ機構の分解斜
視図を示してある。尚、本説明中の上下方向及び左右方
向は、アンテナ側を上にして使用する通常の状態におけ
る方向を示す。
【００１３】本体部１０の下端部にフリップ部２４を収
納位置と通話位置との間で回動可能に組付けるためのヒ
ンジ機構は、図２及び図３に示すような構造としてあ
る。即ちまず、本体部１０の下端部に、フリップ部２４
の上端部に突設したヒンジ突起２５，２５を受入れるた
めの突起受入空間１２，１２が形成され、これら突起受
入空間１２の間の本体部１０中央部に、マイク素子４２
を装着するためのマイク素子装着空間２３が設けられて
いる。また、このマイク素子装着空間２３内には、ヒン
ジ軸２８を案内してストッパとなるガイドスリット部１
４，１４が、マイク素子４２を挟むようにして立設され
ている。
納位置と通話位置との間で回動可能に組付けるためのヒ
ンジ機構は、図２及び図３に示すような構造としてあ
る。即ちまず、本体部１０の下端部に、フリップ部２４
の上端部に突設したヒンジ突起２５，２５を受入れるた
めの突起受入空間１２，１２が形成され、これら突起受
入空間１２の間の本体部１０中央部に、マイク素子４２
を装着するためのマイク素子装着空間２３が設けられて
いる。また、このマイク素子装着空間２３内には、ヒン
ジ軸２８を案内してストッパとなるガイドスリット部１
４，１４が、マイク素子４２を挟むようにして立設され
ている。
【００１４】本体部１０下端部の突起受入空間１２，１
２よりも左右外側には、弾性体３６を受入れ固定するた
めの弾性体装着空間１８，１８が設けられている。そし
て、各突起受入空間１２をなす側壁部には、ヒンジ軸２
８を受入れ支持し、弾性体装着空間１８へ突出させるた
めのヒンジ軸支持開口１６，１６がそれぞれ形成され
る。この例の場合、マイク素子装着空間２３側（内側）
の側壁部にもヒンジ軸支持開口１６が設けてあり、ガイ
ドスリット部１４へもヒンジ軸２８が臨むようにしてあ
る。弾性体装着空間１８内には、その一側壁部に、弾性
体３６を固定するための弾性体支持リブ２０と弾性体支
持溝２２とが形成される。弾性体支持溝２２は、弾性体
３６の固定部３８と嵌合するように弾性体装着空間１８
の側壁部に一定の大きさで伸張形成されている。また弾
性体支持リブ２０は、壁面から突出して固定部３８のＬ
字状屈曲部分に当接し、抜けを防止する。
２よりも左右外側には、弾性体３６を受入れ固定するた
めの弾性体装着空間１８，１８が設けられている。そし
て、各突起受入空間１２をなす側壁部には、ヒンジ軸２
８を受入れ支持し、弾性体装着空間１８へ突出させるた
めのヒンジ軸支持開口１６，１６がそれぞれ形成され
る。この例の場合、マイク素子装着空間２３側（内側）
の側壁部にもヒンジ軸支持開口１６が設けてあり、ガイ
ドスリット部１４へもヒンジ軸２８が臨むようにしてあ
る。弾性体装着空間１８内には、その一側壁部に、弾性
体３６を固定するための弾性体支持リブ２０と弾性体支
持溝２２とが形成される。弾性体支持溝２２は、弾性体
３６の固定部３８と嵌合するように弾性体装着空間１８
の側壁部に一定の大きさで伸張形成されている。また弾
性体支持リブ２０は、壁面から突出して固定部３８のＬ
字状屈曲部分に当接し、抜けを防止する。
【００１５】フリップ部２４は、その上端部に突設さ
れ、本体部１０の突起受入開口１２，１２に挿入される
ヒンジ突起２５，２５を有しており、これらヒンジ突起
２５に、ヒンジ軸２８をそれぞれ組付けるためのヒンジ
軸孔２６が形成されている。
れ、本体部１０の突起受入開口１２，１２に挿入される
ヒンジ突起２５，２５を有しており、これらヒンジ突起
２５に、ヒンジ軸２８をそれぞれ組付けるためのヒンジ
軸孔２６が形成されている。
【００１６】ヒンジ軸２８，２８は、フリップ部２４の
ヒンジ軸孔２６に組付けられて左右外側へ突設され、本
体部１０のヒンジ軸支持開口１６を介して弾性体装着空
間１８に突出することで、フリップ部２４を本体部１０
に対して回動可能に接続する。これらヒンジ軸２８に
は、弾性体３６と面接触して付勢力を受ける弾性体接触
部３０と、ヒンジ軸孔２６への挿入、組付けのための突
起挿入部３２とが形成される。弾性体接触部３０は、円
柱形の一部分をカットして第１平坦部２９と第２平坦部
３１とを形成した断面カム形状を有してなり、第１平坦
部２９を含む平面に対する第２平坦部３１を含む平面の
交わる角度は１３５°で形成されている。これら第１平
坦部２９及び第２平坦部３１の属する各平面が交わる方
にある軸頂点を第１頂点３３とし、そして、この第１頂
点３３とは反対側にある第２平坦部３１の終わりの境界
部分を第２頂点３５とする（図４Ｄ参照）。また、弾性
体接触部３０から延設されるヒンジ軸２８の突起挿入部
３２は、円柱形の一部分を互いに平行にカットした平行
な２つの平坦部を有する。フリップ部２４のヒンジ軸孔
２６は、この突起挿入部３２に相応した形状とされる。
尚、ヒンジ軸２８は、ヒンジ突起２５に一体成形したも
のとすることも可能で、この場合には突起受入空間１２
の内側のヒンジ軸支持開口１６及びガイドスリット１４
は必要ない。
ヒンジ軸孔２６に組付けられて左右外側へ突設され、本
体部１０のヒンジ軸支持開口１６を介して弾性体装着空
間１８に突出することで、フリップ部２４を本体部１０
に対して回動可能に接続する。これらヒンジ軸２８に
は、弾性体３６と面接触して付勢力を受ける弾性体接触
部３０と、ヒンジ軸孔２６への挿入、組付けのための突
起挿入部３２とが形成される。弾性体接触部３０は、円
柱形の一部分をカットして第１平坦部２９と第２平坦部
３１とを形成した断面カム形状を有してなり、第１平坦
部２９を含む平面に対する第２平坦部３１を含む平面の
交わる角度は１３５°で形成されている。これら第１平
坦部２９及び第２平坦部３１の属する各平面が交わる方
にある軸頂点を第１頂点３３とし、そして、この第１頂
点３３とは反対側にある第２平坦部３１の終わりの境界
部分を第２頂点３５とする（図４Ｄ参照）。また、弾性
体接触部３０から延設されるヒンジ軸２８の突起挿入部
３２は、円柱形の一部分を互いに平行にカットした平行
な２つの平坦部を有する。フリップ部２４のヒンジ軸孔
２６は、この突起挿入部３２に相応した形状とされる。
尚、ヒンジ軸２８は、ヒンジ突起２５に一体成形したも
のとすることも可能で、この場合には突起受入空間１２
の内側のヒンジ軸支持開口１６及びガイドスリット１４
は必要ない。
【００１７】ヒンジ軸２８の弾性体接触部３０に接触し
て付勢力を加えるための弾性体３６は、弾性体接触部３
０に接触する接触部４０と固定部３８とを備える。固定
部３８はＬ字状に屈曲形成され、その一端側に接触部４
０が設けられる。固定部３８の他端側は、本体部１０の
弾性体支持リブ２０及び弾性体支持溝２２に組付けられ
る。接触部４０は、固定部３８の一端側に設けられた平
板状部材とされ、弾性体接触部３０に面接触する。この
接触部４０の接触面は、図示の例では本体部１０の下端
面に対し平行に設けられているが、これに限らず、本体
部１０下端面に対し垂直に設けるものであってもよい。
この場合、ヒンジ軸２８の第１平坦部２９及び第２平坦
部３１も、それに合わせて形成されるのは勿論である。
て付勢力を加えるための弾性体３６は、弾性体接触部３
０に接触する接触部４０と固定部３８とを備える。固定
部３８はＬ字状に屈曲形成され、その一端側に接触部４
０が設けられる。固定部３８の他端側は、本体部１０の
弾性体支持リブ２０及び弾性体支持溝２２に組付けられ
る。接触部４０は、固定部３８の一端側に設けられた平
板状部材とされ、弾性体接触部３０に面接触する。この
接触部４０の接触面は、図示の例では本体部１０の下端
面に対し平行に設けられているが、これに限らず、本体
部１０下端面に対し垂直に設けるものであってもよい。
この場合、ヒンジ軸２８の第１平坦部２９及び第２平坦
部３１も、それに合わせて形成されるのは勿論である。
【００１８】このように形成されたヒンジ機構の組立
は、一例として示すとまず、ヒンジ軸２８の突起挿入部
３２をフリップ部２４のヒンジ軸孔２６に挿入すること
でフリップ部２４とヒンジ軸２８を回動ずれしないよう
に組付け、そして、フリップ部２４のヒンジ突起２５を
突起受入空間１２に入れる。このとき、ヒンジ軸２８
は、本体部１０のヒンジ軸支持開口１６及びガイドスリ
ット部１４で支持されると共に弾性体装着空間１８へ突
出する。次いで、本体部１０の弾性体支持リブ２０及び
弾性体支持溝２２に弾性体３６の固定部３８を組付け、
その接触部４０とヒンジ軸２８の弾性体接触部３０とを
当接させる。その後、マイク素子４２を本体部１０のマ
イク素子装着空間２３内に装着し、ゴム製のダイヤルキ
ーを備えたスイッチ部材４４、印刷回路基板４６を本体
部１０に取付け、そして裏面蓋４８を被せて組立を完了
する。
は、一例として示すとまず、ヒンジ軸２８の突起挿入部
３２をフリップ部２４のヒンジ軸孔２６に挿入すること
でフリップ部２４とヒンジ軸２８を回動ずれしないよう
に組付け、そして、フリップ部２４のヒンジ突起２５を
突起受入空間１２に入れる。このとき、ヒンジ軸２８
は、本体部１０のヒンジ軸支持開口１６及びガイドスリ
ット部１４で支持されると共に弾性体装着空間１８へ突
出する。次いで、本体部１０の弾性体支持リブ２０及び
弾性体支持溝２２に弾性体３６の固定部３８を組付け、
その接触部４０とヒンジ軸２８の弾性体接触部３０とを
当接させる。その後、マイク素子４２を本体部１０のマ
イク素子装着空間２３内に装着し、ゴム製のダイヤルキ
ーを備えたスイッチ部材４４、印刷回路基板４６を本体
部１０に取付け、そして裏面蓋４８を被せて組立を完了
する。
【００１９】図４には、この例のヒンジ機構の動作状態
についての説明図を示してある。
についての説明図を示してある。
【００２０】図４Ａは、フリップ部２４の収納位置での
状態を示しており、この収納位置では、キーパッドの誤
作動等を防止するべくフリップ部２４は本体部１０のダ
イヤルキー部分を覆っている。この状態では、ヒンジ軸
２８の第１平坦部２９が弾性体３６の接触部４０と面接
触して付勢力を受けるので、フリップ部２４は所定方向
への外力を受けない限り収納位置を維持できる。このと
きの携帯用電話機はオンフック状態で通話を行えない。
状態を示しており、この収納位置では、キーパッドの誤
作動等を防止するべくフリップ部２４は本体部１０のダ
イヤルキー部分を覆っている。この状態では、ヒンジ軸
２８の第１平坦部２９が弾性体３６の接触部４０と面接
触して付勢力を受けるので、フリップ部２４は所定方向
への外力を受けない限り収納位置を維持できる。このと
きの携帯用電話機はオンフック状態で通話を行えない。
【００２１】次に、図４Ｂは、携帯用電話機を使用する
ためにフリップ部２４を収納位置から開くときの状態を
示しており、このとき、オフフック条件が設定される。
ヒンジ機構においては、フリップ部２４に回動方向へ一
定以上（弾性体３６による付勢力以上）の外力が加えら
れることにより、フリップ部２４の回動と共にヒンジ軸
２８が回転する状態にある。このとき、ヒンジ軸２８の
第１頂点３３が弾性体３６の接触部４０を付勢力に逆ら
って押し上げることになるので、弾性体３６とヒンジ軸
２８との関係は不安定な状態にあり、弾性体３６の接触
部４０とヒンジ軸２８の第１平坦部２９か第２平坦部３
１のどちらかとが面接触する状態へ移行すべく弾性体３
６の付勢力が働く状態にある。
ためにフリップ部２４を収納位置から開くときの状態を
示しており、このとき、オフフック条件が設定される。
ヒンジ機構においては、フリップ部２４に回動方向へ一
定以上（弾性体３６による付勢力以上）の外力が加えら
れることにより、フリップ部２４の回動と共にヒンジ軸
２８が回転する状態にある。このとき、ヒンジ軸２８の
第１頂点３３が弾性体３６の接触部４０を付勢力に逆ら
って押し上げることになるので、弾性体３６とヒンジ軸
２８との関係は不安定な状態にあり、弾性体３６の接触
部４０とヒンジ軸２８の第１平坦部２９か第２平坦部３
１のどちらかとが面接触する状態へ移行すべく弾性体３
６の付勢力が働く状態にある。
【００２２】更にフリップ部２４に対し、通話位置へ開
く方向の外力が加えられると、図４Ｃに示す通話位置の
状態となる。この状態では、ヒンジ軸２８の第２平坦部
３１に弾性体３６の接触部４０が面接触して付勢力を加
えるので安定し、回動方向へ外力を加えない限りその状
態が維持される。従って、フリップ部２４は通話位置に
保持され、当該携帯用電話機は通話可能なオフフック状
態になる。このときのフリップ部２４と本体部１０のな
す角度は１３５°である。
く方向の外力が加えられると、図４Ｃに示す通話位置の
状態となる。この状態では、ヒンジ軸２８の第２平坦部
３１に弾性体３６の接触部４０が面接触して付勢力を加
えるので安定し、回動方向へ外力を加えない限りその状
態が維持される。従って、フリップ部２４は通話位置に
保持され、当該携帯用電話機は通話可能なオフフック状
態になる。このときのフリップ部２４と本体部１０のな
す角度は１３５°である。
【００２３】一方、通話位置の状態から過度にフリップ
部２４を開けるような外力が加えられる図４Ｄのような
状態では、フリップ部２４と共にヒンジ軸２８が回転し
て、ヒンジ軸２８の第２平坦部３１を越えて第２頂点３
５に弾性体３６の接触部４０が接触する状態となる。こ
の状態においては、弾性体３６の付勢力により、弾性体
３６の接触部４０とヒンジ軸２８の第２平坦部３１とが
接触する状態へ戻ろうとする力、即ちフリップ部２４を
通話位置へ戻す力が働くので、外力が無くなればフリッ
プ部２４は通話位置へ復帰する。またこのとき、一定の
角度、この例では１８０°までフリップ部２４が開く
と、フリップ部２４と本体部１０とが当接してそれ以上
のフリップ部２４の回動は阻止される。
部２４を開けるような外力が加えられる図４Ｄのような
状態では、フリップ部２４と共にヒンジ軸２８が回転し
て、ヒンジ軸２８の第２平坦部３１を越えて第２頂点３
５に弾性体３６の接触部４０が接触する状態となる。こ
の状態においては、弾性体３６の付勢力により、弾性体
３６の接触部４０とヒンジ軸２８の第２平坦部３１とが
接触する状態へ戻ろうとする力、即ちフリップ部２４を
通話位置へ戻す力が働くので、外力が無くなればフリッ
プ部２４は通話位置へ復帰する。またこのとき、一定の
角度、この例では１８０°までフリップ部２４が開く
と、フリップ部２４と本体部１０とが当接してそれ以上
のフリップ部２４の回動は阻止される。
【００２４】通話が終了した後は、フリップ部２４を収
納位置へ回動させて折り畳むことで、図４Ａに示すよう
な弾性体３６の接触部４０とヒンジ軸２８の第１平坦部
２９との接触状態に戻り、フリップ部２４が収納位置に
保持される。従って、当該携帯用電話機は通話停止のオ
ンフック状態となり、ダイヤルキーパッドの誤操作防止
が図られると共に携帯に便利なように小型化される。
納位置へ回動させて折り畳むことで、図４Ａに示すよう
な弾性体３６の接触部４０とヒンジ軸２８の第１平坦部
２９との接触状態に戻り、フリップ部２４が収納位置に
保持される。従って、当該携帯用電話機は通話停止のオ
ンフック状態となり、ダイヤルキーパッドの誤操作防止
が図られると共に携帯に便利なように小型化される。
【００２５】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明のヒンジ機
構によれば、フリップ部の位置決めを１部品の弾性体で
行える構造にしたので、組立の簡便性を向上させること
ができる。また、ヒンジ軸をセパレートタイプにできる
ので、マイク素子を本体部のヒンジ接続部分、即ち下端
部の最適部位に設置でき、通話性能の向上や携帯用電話
の構造簡素化、耐久性向上に貢献する。そして、ヒンジ
軸と弾性体を面接触するようにし、更にヒンジ軸の回転
運動を直接的に弾性体へ伝達する構造としたので、付勢
力がより広範で均一的に加えられてスムーズな動作が可
能となり、フリップ部の収納位置及び通話位置への保持
力もよく、また磨耗し難く耐久性が向上するという利点
がある。
構によれば、フリップ部の位置決めを１部品の弾性体で
行える構造にしたので、組立の簡便性を向上させること
ができる。また、ヒンジ軸をセパレートタイプにできる
ので、マイク素子を本体部のヒンジ接続部分、即ち下端
部の最適部位に設置でき、通話性能の向上や携帯用電話
の構造簡素化、耐久性向上に貢献する。そして、ヒンジ
軸と弾性体を面接触するようにし、更にヒンジ軸の回転
運動を直接的に弾性体へ伝達する構造としたので、付勢
力がより広範で均一的に加えられてスムーズな動作が可
能となり、フリップ部の収納位置及び通話位置への保持
力もよく、また磨耗し難く耐久性が向上するという利点
がある。
【図１】本発明に係る携帯用電話機の通話状態における
概略斜視図。
概略斜視図。
【図２】本発明によるヒンジ機構を示す図１の裏側から
みた要部平面図。
みた要部平面図。
【図３】本発明によるヒンジ機構を示す分解斜視図。
【図４】本発明によるヒンジ機構の動作状態を説明する
説明図。
説明図。
【図５】従来のヒンジ機構の分解斜視図。
【図６】図５に示すヒンジ機構の要部断面図で、分図Ａ
はフリップ部収納位置、分図Ｂはフリップ部通話位置の
各状態を示す。
はフリップ部収納位置、分図Ｂはフリップ部通話位置の
各状態を示す。
【符号の説明】 １０ 本体部 １２ 突起受入空間 １４ ガイドスリット部 １６ ヒンジ軸支持開口 １８ 弾性体装着空間 ２０ 弾性体支持リブ ２２ 弾性体支持溝 ２４ フリップ部 ２５ ヒンジ突起 ２６ ヒンジ軸孔 ２８ ヒンジ軸 ３０ 弾性体接触部 ３２ 突起挿入部 ３６ 弾性体 ３８ 固定部 ４０ 接触部 ４２ マイク素子 ４４ スイッチ部材 ４６ 印刷回路基板 ４８ 裏面蓋
Claims (9)
- 【請求項１】 収納位置と通話位置とで保持可能にして
フリップ部を本体部の下端部にヒンジ接続する携帯用電
話機のヒンジ機構であって、 本体部の下端部に、マイク素子装着空間を間に挟んだ少
なくとも２つの突起受入空間及びこれら突起受入空間の
各外側の弾性体装着空間を設け、また、フリップ部の上
端部に少なくとも２つのヒンジ突起を設け、更に、少な
くとも第１平坦部及び第２平坦部を有するヒンジ軸をフ
リップ部のヒンジ突起から外側へ突設し、そして、ヒン
ジ軸の第１、第２平坦部に面接触する接触部を有する弾
性体を本体部の弾性体装着空間内に設けてなり、フリッ
プ部のヒンジ突起を本体部の突起受入空間に入れてヒン
ジ軸を弾性体装着空間に突出させた状態とし、フリップ
部の収納位置ではヒンジ軸の第１平坦部と弾性体の接触
部が接触して付勢力が加えられ且つフリップ部の通話位
置ではヒンジ軸の第２平坦部と弾性体の接触部が接触し
て付勢力が加えられるようになっていることを特徴とす
るヒンジ機構。 - 【請求項２】 ヒンジ軸は、本体部の突起受入空間をな
す側壁部に設けたヒンジ軸支持開口を介して支持され弾
性体装着空間に突出するようになっている請求項１記載
のヒンジ機構。 - 【請求項３】 ヒンジ軸は、第１及び第２平坦部を有す
る弾性体接触部と、この弾性体接触部から延設されて互
いに平行な２つの平坦部を有する突起挿入部と、を備え
てなり、該突起挿入部に相応する形状でフリップ部のヒ
ンジ突起に設けたヒンジ軸孔に突起挿入部を挿入して取
付けられるようになっている請求項２記載のヒンジ機
構。 - 【請求項４】 本体部のマイク素子装着空間に、ヒンジ
軸を案内してストッパとなるガイドスリット部が立設さ
れる請求項３記載のヒンジ機構。 - 【請求項５】 弾性体は、接触部が平板状部材で形成さ
れ、該平板状部材を一端側に備えたＬ字状の固定部を有
してなる請求項１〜４のいずれか１項に記載のヒンジ機
構。 - 【請求項６】 本体部の弾性体装着空間をなす側壁部
に、弾性体固定部の他端側を支持するための弾性体支持
リブ及び弾性体支持溝を設けた請求項５記載のヒンジ機
構。 - 【請求項７】 弾性体の接触部の接触面が、本体部の下
端面に対し平行に配設される請求項５記載のヒンジ機
構。 - 【請求項８】 弾性体の接触部の接触面が、本体部の下
端面に対し垂直に配設される請求項５記載のヒンジ機
構。 - 【請求項９】 ヒンジ軸の第１、第２平坦部は、１３５
°の角度で交わる２つの平面内にそれぞれ形成される請
求項１〜８のいずれか１項に記載のヒンジ機構。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019940020799A KR0138235B1 (ko) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 휴대용 무선전화기의 힌지장치 |
| KR1994P20799 | 1994-08-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879346A JPH0879346A (ja) | 1996-03-22 |
| JP2637387B2 true JP2637387B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=19390943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7214980A Expired - Fee Related JP2637387B2 (ja) | 1994-08-23 | 1995-08-23 | 携帯用電話機のヒンジ機構 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP2637387B2 (ja) |
| KR (1) | KR0138235B1 (ja) |
| NL (1) | NL1000998C2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5745567A (en) * | 1996-11-07 | 1998-04-28 | Ericsson, Inc. | Detent assembly for housing cover |
| US6119019A (en) * | 1997-03-07 | 2000-09-12 | Ericsson Inc. | Flip cover assembly incorporating a cam member |
| US6157717A (en) * | 1998-03-19 | 2000-12-05 | Qualcomm Incorporated | Snap hinge mechanism for flip style portable phone |
| US6148079A (en) * | 1998-03-19 | 2000-11-14 | Qualcomm Incorporated | Hinge apparatus for flip style portable phone |
| US6108868A (en) * | 1998-03-30 | 2000-08-29 | Lin; Davys | Positioning hinge having a cam block |
| KR100266516B1 (ko) * | 1998-05-18 | 2000-09-15 | 한영수 | 힌지장치 |
| GB2337790B (en) | 1998-05-29 | 2002-12-31 | Nokia Mobile Phones Ltd | Hinge mechanism |
| US6301489B1 (en) | 1998-12-21 | 2001-10-09 | Ericsson Inc. | Flat blade antenna and flip engagement and hinge configurations |
| US6249688B1 (en) | 1998-12-21 | 2001-06-19 | Ericcson Inc. | Antenna electrical coupling configurations |
| US6232924B1 (en) | 1998-12-21 | 2001-05-15 | Ericsson Inc. | Flat blade antenna and flip mounting structures |
| USD431558S (en) * | 1999-03-01 | 2000-10-03 | Ericsson Inc. | Flip and blade antenna for radiotelephone |
| KR100348462B1 (ko) * | 1999-05-27 | 2002-08-19 | 차희장 | 다중 임계부를 갖는 힌지장치 |
| USD421257S (en) * | 1999-06-01 | 2000-02-29 | Sony Corporation | Wireless telephone |
| USD421256S (en) * | 1999-06-01 | 2000-02-29 | Sony Corporation | Wireless telephone |
| GB2355044B (en) * | 1999-10-08 | 2003-07-02 | Nokia Mobile Phones Ltd | Hinge |
| FI112705B (fi) * | 2000-06-29 | 2003-12-31 | Nokia Corp | Saranat |
| KR20020065702A (ko) | 2001-02-07 | 2002-08-14 | 에스케이텔레텍주식회사 | 폴더형 이동통신단말기 |
| US6539580B2 (en) * | 2001-04-20 | 2003-04-01 | Hewlett-Packard Company | Hinge assembly for a cover |
| KR100665709B1 (ko) * | 2001-04-26 | 2007-01-10 | 피닉스코리아 주식회사 | 힌지장치 |
| KR100446492B1 (ko) * | 2001-07-05 | 2004-09-01 | 삼성전자주식회사 | 저장고용 힌지장치 및 이를 갖춘 저장고 |
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| KR100560682B1 (ko) * | 2003-06-19 | 2006-03-16 | 삼성전자주식회사 | 저장고 |
| US7210577B2 (en) * | 2004-01-30 | 2007-05-01 | East End, Inc. | Cover and media disk display apparatus for a container |
| US20050220294A1 (en) * | 2004-02-02 | 2005-10-06 | Amphenol-T&M Antennas | Push-button hinge for handheld devices |
| US20060193469A1 (en) * | 2004-06-08 | 2006-08-31 | Tony Kfoury | Parallel plane rotation hinge for a portable device |
| US7373692B2 (en) | 2004-06-08 | 2008-05-20 | Amphenol-T&M Antennas | Parallel plane rotation hinge for a portable device |
| TWM319568U (en) * | 2006-11-27 | 2007-09-21 | Ks Terminals Inc | Card connection apparatus and its applications about digital products |
| JP5611743B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2014-10-22 | 三菱製鋼株式会社 | 開閉装置用カバー機構 |
| KR101927201B1 (ko) * | 2012-01-11 | 2018-12-11 | 삼성전자주식회사 | 지지판을 구비하는 휴대용 단말기 |
| CN203401203U (zh) * | 2013-08-09 | 2014-01-22 | 辽宁鸿象钢管有限公司 | 直缝埋弧焊刻线浮动限位装置 |
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| US5257310A (en) * | 1990-02-27 | 1993-10-26 | Fujitsu Limited | Portable telephone |
| JPH04117849A (ja) * | 1990-09-07 | 1992-04-17 | Fujitsu Ltd | カード式電話機 |
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| US5278993A (en) * | 1991-02-01 | 1994-01-11 | Motorola, Inc. | Integral spring loaded hinge and switch for portable radio device |
| US5185790A (en) * | 1991-03-28 | 1993-02-09 | Motorola, Inc. | Multiposition detenting hinge apparatus |
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-
1994
- 1994-08-23 KR KR1019940020799A patent/KR0138235B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1995
- 1995-07-11 US US08/500,762 patent/US5651063A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-17 NL NL1000998A patent/NL1000998C2/xx not_active IP Right Cessation
- 1995-08-23 JP JP7214980A patent/JP2637387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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