JP2637358B2 - 煙突架設工法及び装置 - Google Patents

煙突架設工法及び装置

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JP2637358B2
JP2637358B2 JP22136593A JP22136593A JP2637358B2 JP 2637358 B2 JP2637358 B2 JP 2637358B2 JP 22136593 A JP22136593 A JP 22136593A JP 22136593 A JP22136593 A JP 22136593A JP 2637358 B2 JP2637358 B2 JP 2637358B2
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隆一 木村
建二 菊池
亮 水谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙突の架設工法及びそ
の工法を実施する装置に関し、特に発電所用煙突のよう
に超高煙突の架設に実施して好適な工法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、煙突の架設にはスライディングフ
ォームなど場所打ちコンクリートやクレーンによる上方
への施工が一般である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来工
法の前者による場合は、高層煙突の架設には不向きであ
り、工期も長期化する。また、後者による場合も、施工
できる煙突の高さによりは限界があり、架設場所によっ
ては大型のクレーンを搬入することができない場合があ
る。
【0004】したがって、本発明は、高層煙突の架設が
でき、その際、作業の安全性、工期の短縮を図ることの
できる煙突架設工法及び装置を提供することを目的とし
ているものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、煙突を
架設する基盤上に、煙突を通す空間を形成するようにし
て複数本の柱を立設し、その柱に設けたローラで煙突を
ガイドし、柱で形成する空間内に設けたプッシュアップ
装置により煙突を上昇させて所定の高さの煙突を架設す
る工法であって、その工法は、プッシュアップ装置が下
降している状態で煙突を構成する筒身ブロックを柱内の
空間に挿入してプッシュアップ装置に設置する工程とそ
の筒身ブロックを少許上昇させ先に上昇されてロックピ
ンにより柱に固定された先行の筒身ブロックに結合する
工程と、筒身ブロックの固定を解除する工程と、結合さ
れた筒身ブロックをプッシュアップ装置により1ステッ
プ上昇させる工程と、上昇された筒身ブロックをロック
ピンにより柱に固定する工程と、プッシュアップ装置を
下降させる工程とよりなり、前記工程を繰返して所定の
高さの煙突を架設するようになっている。
【0006】又本発明によれば、煙突を架設する基盤上
に、煙突を通す空間を形成するようにして複数本の柱を
立設し、その柱の上方部分に煙突をガイドするローラを
設け、柱の下方部分において柱で形成する空間内に煙突
を上昇させるプッシュアップ装置を設け、そのプッシュ
アップ装置は、柱の中途に設けた頂部梁より吊設した複
数本のテンションロッドと、そのテンションロッドに挿
通し煙突を構成する筒身ブロックが載る上部荷重受梁お
よび下部荷重受梁と、両荷重受梁間に設けたジャッキ
と、両荷重受梁の下方において各テンションロッドに形
成した雄ネジに螺合した回転ナットとからなり、かつ筒
身ブロックを継ぎ足す際に先に上昇させた筒身ブロック
を柱に固定するロックピンを備えている。
【0007】
【作用】プッシュアップ装置4はそのジャッキ9を伸縮
し、尺取虫式に上昇させる。図11ないし図18におい
て、プッシュアップ装置4が下降している状態で筒身ブ
ロックT−aを柱2内の空間に挿入しプッシュアップ装
置4に設置する(図11、図12)。次いで、筒身ブロ
ックT−aを少許上昇させ先に上昇されてロックピン1
2により柱2に固定された先行の筒身ブロックT−bに
結合する(図13)。次いで、ロックピン12を抜いて
筒身ブロックT−bの固定を解除し、結合された筒身ブ
ロックをプッシュアップ装置4により1ステップ上昇さ
せる(図14、図15、図16)。次いで、上昇された
筒身ブロックをロックピン12により柱2に固定する
(図17)。次いで、プッシュアップ装置4を下降させ
る(図18)。前記の工程を繰返して所定の高さの煙突
を架設する。
【0008】
【実施例】図1ないし図5において、煙突Tを架設する
基盤1上に、煙突Tを通す空間Aを形成するようにして
複数本の柱2を立設する。この実施例では平面四角形を
呈するように4本の柱が立設されている。柱2は、場合
によっては平面三角形を呈するように3本の柱を立設す
るようにしてもよい。
【0009】図1において、煙突Tを架設する基盤1上
に、煙突Tを通す空間を形成するようにして複数本の柱
2を立設し、その柱2の上方部分に煙突Tをガイドする
ローラ3を設け、柱2の下方部分において柱2で形成す
る空間内に煙突Tを上昇させるプッシュアップ装置4を
設ける。プッシュアップ装置4は、柱2の中途に設けた
頂部梁5より吊設した複数本のテンションロッド6と、
そのテンションロッド6に挿通し煙突を構成する筒身ブ
ロックT−aが載る上部荷重受梁7および下部荷重受梁
8と、両荷重受梁7、8間に設けたジャッキ9と、両荷
重受梁7、8の下方において各テンションロッド6に形
成した雄ネジに螺合した回転ナット10、11とりな
る。さらに筒身ブロックT−aを継ぎ足す際に先に上昇
させた筒身ブロックT−bを柱2に固定するロックピン
12を備えている。
【0010】すなわち、基盤1の上方部分には煙突Tを
ガイドするローラ3が設けらており、柱2の下方部分に
おいて柱2で形成する空間A内に煙突Tを上昇させる全
体を4で示すプッシュアップ装置が設けられている。
【0011】プッシュアップ装置は、柱2の中途に設け
た頂部梁5より吊設した複数本のテンションロッド6、
この実施例では平面四角形を呈するように設けた4本の
テンションロッドと、このテンションロッド6に挿通し
煙突を構成する筒身ブロックT−aが載る上部荷重受梁
7および下部荷重受梁8と、両荷重受梁7、8内に設け
た油圧シリンダよりなるジャッキ9と、両荷重受梁7、
8の下方において各テンションロッド6に形成した雄ネ
ジに螺合した回転ナット10、11とからなっている。
【0012】また、筒身ブロックT−aを継ぎ足す際に
先に上昇させた筒身ブロックT−bを柱2に固定するロ
ックピン12を備えている。
【0013】前記の装置により煙突Tを架設する方法を
説明するのに先立ち図6ないし図10を参照してプッシ
ュアップ装置4の作動について説明する。
【0014】上部荷重受梁7上に筒身ブロックT−aを
設置し準備完了(図6)。メインジャッキ9を伸長させ
て上部荷重受梁7を1ストローク上昇させ、同時に上部
荷重受梁側の回転ナット10を油圧モータおよびチェー
ン(共に図示せず)により回転して追従させる(図
7)。回転ナット10を固定する(図8)。ジャッキ9
を収縮して下部荷重受梁8を引き上げ、同時に下部荷重
受梁側の回転ナット11を回転して追従させる(図
9)。回転ナット11を固定し、1ストローク上昇完了
(図10)。このように尺取虫式で2ストローク、3ス
トロークと同様の操作を繰返し筒身ブロックT−aの長
さ分上昇させる。
【0015】次に、図11ないし図18を参照して煙突
を架設する手順を説明する。
【0016】プッシュアップ装置4が下降している状態
で煙突を構成する筒身ブロックT−aを柱2内に挿入す
る(図11)。筒身ブロックT−aをプッシュアップ装
置4に設置する(図12)。筒身ブロックT−aを少許
上昇させ先に上昇されてロックピン12により柱2に固
定された先行の筒身ブロックT−bに結合する(図1
3)。ロックピン12を抜き筒身ブロックT−bの固定
を解除する(図14)。プッシュアップ装置4の上昇操
作(図15)。全体の上昇完了(図16)。ロックピン
12により筒身ブロックT−bの固定(図17)。プッ
シュアップ装置4の下降(図18)。前記の工程を繰返
して所定の高さの煙突を架設する。
【0017】煙突は通常、先端側が小径、下端側が大径
であるので、それに対応できるように、図19および図
20に示すように煙突Tをガイドするローラ3を半径方
向に移動できるようにする。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、プッシュアップ装置の
揚程を20mとし、筒身ブロックの高さ10mのものの
架設が可能であり、大型煙突の架設に偉力を発揮する。
また、筒身ブロックを下方において継ぎ足して上方へと
プッシュアップしていくものであるので、超高煙突の架
設が可能となる。また、筒身ブロックの継ぎ足し箇所は
比較的定位置の一定箇所であるので、作業の安全性、能
率化が図られ、ブロック化して工数を減らすことと相俟
って工期の短縮化を図ることができる。さらに、プッシ
ュアップ装置のジャッキ、回転ナットなどの作動を自動
制御することにより高精度で施工でき、かつ省力化が可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る煙突架設設置の正面図。
【図2】本発明の実施例に係る煙突架設設置の側面図。
【図3】図1のA矢視図。
【図4】図1のB矢視図。
【図5】図1のC矢視図。
【図6】本発明の実施例に係る煙突架設設置におけるプ
ッシュアップ装置の作動工程の準備完了図。
【図7】1ストロークプッシュアップ開始図。
【図8】回転ナット固定図。
【図9】ジャッキストローク収縮図。
【図10】回転ナット固定、1ストローク完了図。
【図11】本発明に係る煙突架設工法における筒身ブロ
ック挿入図。
【図12】筒身ブロック設置図。
【図13】筒身ブロック結合図。
【図14】ロック解除図。
【図15】プッシュアップ装置上昇図。
【図16】全体プッシュアップ図。
【図17】筒身ブロック図。
【図18】プッシュアップ装置下降図。
【図19】煙突の太さに応じて煙突をガイドするローラ
を移動する図で小径の煙突に対応させる図。
【図20】大径の煙突に対応させる図。
【符号の説明】
1・・・基盤 2・・・柱 3・・・ローラ 4・・・プッシュアップ装置 5・・・頂部梁 6・・・テンションロッド 7・・・上部荷重受梁 8・・・下部荷重受梁 9・・・ジャッキ 10・・・回転ナット 11・・・回転ナット 12・・・ロックピン 13・・・台車 14・・・ポンプユニット 15・・・操作盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙突を架設する基盤上に、煙突を通す空
    間を形成するようにして複数本の柱を立設し、その柱に
    設けたローラで煙突をガイドし、柱で形成する空間内に
    設けたプッシュアップ装置により煙突を上昇させて所定
    の高さの煙突を架設する工法であって、その工法は、プ
    ッシュアップ装置が下降している状態で煙突を構成する
    筒身ブロックを柱内の空間に挿入してプッシュアップ装
    置に設置する工程と、その筒身ブロックを少許上昇させ
    先に上昇されてロックピンにより柱に固定された先行の
    筒身ブロックに結合する工程と、筒身ブロックの固定を
    解除する工程と、結合された筒身ブロックをプッシュア
    ップ装置により1ステップ上昇させる工程と、上昇され
    た筒身ブロックをロックピンにより柱に固定する工程
    と、プッシュアップ装置を下降させる工程とよりなり、
    前記工程を繰返して所定の高さの煙突を架設することを
    特徴とする煙突架設工法。
  2. 【請求項2】 煙突を架設する基盤上に、煙突を通す空
    間を形成するようにして複数本の柱を立設し、その柱の
    上方部分に煙突をガイドするローラを設け、柱の下方部
    分において柱で形成する空間内に煙突を上昇させるプッ
    シュアップ装置を設け、そのプッシュアップ装置は、柱
    の中途に設けた頂部梁より吊設した複数本のテンション
    ロッドと、そのテンションロッドに挿通し煙突を構成す
    る筒身ブロックが載る上部荷重受梁および下部荷重受梁
    と、両荷重受梁間に設けたジャッキと、両荷重受梁の下
    方において各テンションロッドに形成した雄ネジに螺合
    した回転ナットとからなり、かつ筒身ブロックを継ぎ足
    す際に先に上昇させた筒身ブロックを柱に固定するロッ
    クピンを備えていることを特徴とする煙突架設装置。
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