JP2634676B2 - 工業化住宅の引き戸ユニット - Google Patents

工業化住宅の引き戸ユニット

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義広 真田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の居室用住宅ユニットを水平に並べる
とともにこれらの居室用住宅ユニットに内壁を略直線上
に配置して1つの部屋を構成する工業化住宅に取り付け
られる引き戸ユニットに関するもので、ユニット工法で
建てられた工業化住宅に利用できる。
〔背景技術〕
最近では、現場における施工時間を短縮するため、ユ
ニット工法による工業化住宅が増えつつある。この工業
化住宅は、工場で居室用住宅ユニット、屋根ユニット等
のモジュール化した住宅ユニットを工場で複数製造し、
これらの住宅ユニットをトラック等で搬送した後、現場
で組み合わせて建てるものである。この住宅では、住宅
ユニットの大きさに輸送制限の関係から制約があり、1
つの部屋を水平方向に並べられた複数の居室用住宅ユニ
ットから構成することがある。
ところで、和室等の部屋には引き戸が設けられること
があるが、この和室等は、その大きさが住宅ユニットの
モジュールにかかわらず規格化されている。従って、所
定の大きさの和室を作るためには、複数の居室用住宅ユ
ニットのそれぞれに内壁を略直線上に配置しなければな
らないことがある。
従来では、現場において、複数の居室用住宅ユニット
に連続して内壁を取り付け、この内壁の開口部に敷居、
鴨居等の枠を取り付け、この枠内に引き戸を往復動自在
に取り付けている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記内壁及び引き戸の取付作業を現場でお
こなっているのでは、現場施工の短縮を十分に図れない
という問題点がある。そのため、工場では内壁を取り付
け、現場では内壁に引き戸を取り付けるとともに、内壁
同士の継ぎ目を覆う板材を取り付けることが考えられる
が、これでは、引き戸の他に板材を取り付ける作業が必
要とされるばかりか、板材が内壁から突出した状態とな
って和室の内部外観が損なわれる。
ここに、本発明の目的は、現場における取り付け作業
が迅速に行えるとともに、部屋の内部外観を損なうこと
がない工業化住宅の引き戸ユニットを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の工業化住宅の引き戸ユニットは、複数の居室
用住宅ユニットを水平に並べるとともにこれらの居室用
住宅ユニットにそれぞれパネル等から構成される内壁を
略直線上に配置して和室等の部屋を構成する工業化住宅
の引き戸ユニットであって、隣合う内壁にわたって取り
付けられたユニット枠と、このユニット枠内に往復動自
在に配置されるとともにこれらの内壁のうち一方に形成
された開口部を閉塞する引き戸及び前記ユニット枠に取
り付けられるとともに前記内壁パネル同士の継ぎ目を覆
う面材を備えたことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成の本発明では、工場で居室用住宅ユニ
ットを製造した後この居室用住宅ユニットに内壁を取り
付ける。さらに、ユニット枠、引き戸及び面材から引き
戸ユニットを製造する。
その後、これらのユニットを他の住宅ユニットととも
に現場に搬送して組み立てる。この際、複数の居室用住
宅ユニットを内壁が直線上になるように配置して1つの
部屋を構成する。
さらにその後、隣合う内壁にわたって引き戸ユニット
を取りつける。これにより、引き戸ユニットの取り付け
と同時に壁同士の継ぎ目を覆う作業が行える。内壁同士
の継ぎ目を覆う面材はユニット枠に一体に取り付けられ
ているので、室内の外観は損なわれない。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図にはユニット工法で建てられた工業化住宅の1
階部分の平面が示されている。第1図において、住宅
は、1階部分が居間1、台所2、洗面室3、廊下4及び
和室5の間取りになっている。居間1は2個の居室用住
宅ユニット6から構成され、台所2は居室用住宅ユニッ
ト7から構成され、洗面室3は居室用住宅ユニット8か
ら構成され、廊下4及び和室5は3個の居室用住宅ユニ
ット9,10,11から構成されている。これらの居室用住宅
ユニット6〜11は、柱12及び梁13からなるフレームに軽
量気泡コンクリートパネルの外壁材14を取り付け、か
つ、その内部には必要な内装が施されている。
前記居室用住宅ユニット9,10,11の内部には、廊下4
と和室5とを区切るための内壁15,16,17が略直線上に配
置されている。このうち内壁15は、第2図に拡大して示
されるように、縦材18及び横材19からなりかつ前記ユニ
ット9の梁13等に固定された骨組み20の両面に石膏ボー
ド21を取り付けたパネルとされ、かつ、その左端部は段
付に形成されている。また、前記内壁16は、前記内壁15
と同様なパネル構造とされ、かつ、その中央部に形成さ
れた柱部22の左右両側(第2図中右側のみ示す)に開口
部23が形成されている。さらに、前記内壁17は前記内壁
15と同じ構成とされている。
隣合う内壁15,16にわたってユニット枠24が取り付け
られている。このユニット枠24は、第3図に示されてい
る通り、左右の方立25と、これらの方立25の上下端に取
り付けられた鴨居26及び敷居27と、方立2725の上部に取
り付けられた中鴨居28と、敷居27と中鴨居28との間の中
央部に取り付けられた中間方立29とから構成されてい
る。左右の方立25は角材30を介して内壁15,16の和室側
正面に取り付けられ、中間方立29は角材31を介して内壁
16の開口端縁に取り付けられ、敷居27は複数の取付片32
を介して内壁15,16の和室側正面に取り付けられてい
る。
前記敷居27と中鴨居28との間には引き戸33が配置さ
れ、この引き戸33は開口部23を閉塞するに十分な大きさ
を有し、かつ、溝27A,28A(第5図参照)に沿って左右
の方立25の間で往復動自在とされている。
第2〜5図に示される通り、左右の方立25、鴨居26及
び中鴨居28には、これらの空間を塞ぐように第1の面材
34が角材35を介して取り付けられている。また、右側の
方立25、敷居27及び中鴨居28の内壁側面と中間方立29の
側面には、これらの空間を塞ぐように第2の面材36が取
り付けられている。つまり、これらの面材34,36は内壁1
5,16間の継ぎ目35を覆うに十分な大きさを有する。ここ
で、前記ユニット枠24、引き戸33及び面材34,36から本
実施例に係る引き戸ユニット34が構成される。また、こ
の引き戸ユニット37は、内壁16,17にも設けられてい
る。
第2図の通り、内壁15,16間の継ぎ目35の廊下側は、
表面に化粧板38Aを有するジョイント材38で覆われてい
る。この板材38は、その両側の凹部38Bに係合された断
面L型の係合部材39を介して石膏ボード21に取り付けら
れている。前記開口部23の廊下側には、角材40を介して
開口枠41が取り付けられている。この開口枠41は引き戸
ユニット側に角状の切欠部41Aが形成され、この切欠部4
1Aには開口枠41と引き戸ユニット37との隙間を覆うため
の断面L型の目隠し材42が取り付けられている。なお、
第2図中、符号43で示される部材は化粧板である。
このような構成の引き戸ユニット37の取り付け方法に
ついて説明する。
まず、工場で居室用住宅ユニット6〜11、引き戸ユニ
ット37を製造するとともに、居室用住宅ユニットに内壁
15〜17を取り付ける。前記住宅ユニット6〜11の製造
は、柱12及び梁13からフレームを形成し、このフレーム
に外壁材14を取り付け、かつ、必要な内装を施すことに
より行う。その後、前記住宅ユニット6〜11のうち和室
5を形成するための住宅ユニット9〜11の内部に内壁15
〜17を取り付ける。また、引き戸ユニット37の製造は、
方立25、鴨居26、敷居27、中鴨居28及び中間方立29を組
み合わせてユニット枠24を形成するとともに、敷居27と
中鴨居28との間に引き戸33を配置し、さらに、ユニット
枠24に第1及び第2の面材34,36を取り付ける。
これらのユニット6〜11,37を図示しない他の住宅ユ
ニットとともに現場に搬送して組み立てる。ユニット6
〜11を水平方向に並べることにより、居間1、台所2、
洗面室3、廊下4及び和室5が形成される。
その後、内壁15と内壁16に引き戸ユニット37を配置す
る。そのため、引き戸ユニット37の方立25,29を角材30,
31を介して内壁15,16に取り付け、敷居27を取付片32を
介して内壁15,16に取り付ける。これにより、引き戸ユ
ニット37の面材34,36によって内壁15,16同志の継ぎ目35
が覆われる。同様に、内壁16と内壁17に引き戸ユニット
37を配置する。
さらに、内壁15,16の廊下側において、石膏ボード21
に断面L型の係合部材39を互いに対向するように取り付
け、これらの間にジョイント材38を内壁15,16の継ぎ目3
5を覆うように配置する。さらに、内壁16の開口部23に
開口枠41を取り付けた後、この開口枠41の切欠部41Aに
目隠し材42を取り付けて開口枠41と引き戸ユニット37と
の隙間を覆う。
このような本実施例によれば、引き戸ユニット37を居
室用住宅ユニット9〜11に予め工場で取り付けられた内
壁15〜17に配置し、しかも、ユニット37の構成を、隣合
う内壁15,16にわたって取り付けられたユニット枠24
と、このユニット枠24内に往復動自在に配置された引き
戸33と、ユニット枠24に取り付けられるとともに前記内
壁15,16の継ぎ目35を覆う第1及び第2の面材34,36とを
備えたものとしたので、ユニット枠24の取り付けによっ
て内壁15,16の継ぎ目35も同時に塞ぐことができ、引き
戸の取付作業及び継ぎ目35の閉塞の処理作業の迅速化が
図れる。その上、面材34,36はユニット枠24に取り付け
られているので、板材を内壁15〜17に直接取り付けた場
合に比べて和室5の室内外観を損なうことがない。
なお、前記実施例では、和室5を形成するために居室
用住宅ユニット9〜11に配置された内壁15〜17に引き戸
ユニット37を取り付けたが、所定の広さの洋間を形成す
るために複数の居室用住宅ユニットのそれぞれに配置さ
れた内壁に引き戸ユニットを取り付けてもよい。
また、本発明の引き取ユニットでは、鴨居26及び敷居
27の間に引き戸33を配置するとともに鴨居26まで第2の
面材36を延設すれば、前記中鴨居28及び第1の面材34を
省略することができる。
〔発明の効果〕
前述のような本発明の工業化住宅の引き戸ユニットに
よれば、現場における取り付けが迅速に行えるととも
に、部屋の内部外観を損なうことがないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はユニット工法で建てられた工業化住宅の1階部
分の平面図、第2図は本発明の一実施例に係る引き戸ユ
ニットが内壁に取り付けられた状態を示す断面図、第3
図は前記引き戸ユニットの正面図、第4図は第3図中IV
−IV線に沿う矢視断面図、第5図は第3図中V−V線に
沿う矢視断面図である。 5……和室、9〜11……居室用住宅ユニット、15〜17…
…内壁、23……開口部、24……ユニット枠、33……引き
戸、34,36……面材、37……引き戸ユニット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の居室用住宅ユニットを水平に並べる
    とともにこれらの居室用住宅ユニットにそれぞれ内壁を
    略直線上に配置して1つの部屋を構成する工業化住宅の
    引き戸ユニットであって、隣合う内壁にわたって取り付
    けられたユニット枠と、このユニット枠内に往復動自在
    に配置されるとともに前記隣合う内壁のうち一方に形成
    された開口部を閉塞する引き戸と、前記ユニット枠に取
    り付けられるとともに前記内壁同士の継ぎ目を覆う面材
    とを備えたことを特徴とする工業化住宅の引き戸ユニッ
    ト。
JP32326389A 1989-12-13 1989-12-13 工業化住宅の引き戸ユニット Expired - Lifetime JP2634676B2 (ja)

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JPH03183884A JPH03183884A (ja) 1991-08-09
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