JP2633916B2 - トンネル天端部のコンクリート打設用型枠装置 - Google Patents
トンネル天端部のコンクリート打設用型枠装置Info
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- JP2633916B2 JP2633916B2 JP63204769A JP20476988A JP2633916B2 JP 2633916 B2 JP2633916 B2 JP 2633916B2 JP 63204769 A JP63204769 A JP 63204769A JP 20476988 A JP20476988 A JP 20476988A JP 2633916 B2 JP2633916 B2 JP 2633916B2
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- tunnel
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトンネル工事において岩盤掘削面にコンクリ
ート覆工する際、トンネル天端部にコンクリートを打設
する型枠装置に係るものである。
ート覆工する際、トンネル天端部にコンクリートを打設
する型枠装置に係るものである。
（従来の技術） 本発明者等は曩に特開平１−275898号公報において、
トンネル覆工面圧着用スライド型枠（ａ）と同型枠上に
おける既設の覆工コンクリート（ｂ）と反対側の側面に
配設される側枠（ｃ）と分離し、同側枠とその支持体部
材との間に、前記トンネル覆工面圧着用スライド型枠の
側面より離隔する方向に側型枠を移動せしめる側型枠横
移動装置を介装した、トンネル覆工用型枠装置を提案し
た。
トンネル覆工面圧着用スライド型枠（ａ）と同型枠上に
おける既設の覆工コンクリート（ｂ）と反対側の側面に
配設される側枠（ｃ）と分離し、同側枠とその支持体部
材との間に、前記トンネル覆工面圧着用スライド型枠の
側面より離隔する方向に側型枠を移動せしめる側型枠横
移動装置を介装した、トンネル覆工用型枠装置を提案し
た。
前記型枠装置によってトンネルアーチコンクリートを
打設する場合、トンネルアーチの天端部に臨む既設のア
ーチ状覆工コンクリート（ｂ）の端部中央に、コンクリ
ート打設用ノズルの挿入用切欠部（ｄ）を設け、同切欠
部（ｄ）より挿入した前記ノズル（ｅ）によって天端の
コンクリートを打設する。（第６図乃至第７図参照）。
打設する場合、トンネルアーチの天端部に臨む既設のア
ーチ状覆工コンクリート（ｂ）の端部中央に、コンクリ
ート打設用ノズルの挿入用切欠部（ｄ）を設け、同切欠
部（ｄ）より挿入した前記ノズル（ｅ）によって天端の
コンクリートを打設する。（第６図乃至第７図参照）。
図中（ｆ）ば掘削岩盤である。
（発明が解決しようとする課題） 前記従来の方法は、コンクリート打設用ノズルの挿入
用切欠部を既設のコンクリートアーチの端部中央に設け
る必要がある。而してコンクリート打設後の切欠部は、
コンクリート覆工後に後詰による補修を必要とし、多大
の手間を要し、コンクリート打設面が美麗でないという
問題点があった。
用切欠部を既設のコンクリートアーチの端部中央に設け
る必要がある。而してコンクリート打設後の切欠部は、
コンクリート覆工後に後詰による補修を必要とし、多大
の手間を要し、コンクリート打設面が美麗でないという
問題点があった。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたものであって、その目的とする処は、トンネル天端
部のコンクリート打設が容易に、且つ迅速に行われ、コ
ンクリート打設面が美麗に仕上るトンネル天端部のコン
クリート打設用型枠装置を提案する点にある。
れたものであって、その目的とする処は、トンネル天端
部のコンクリート打設が容易に、且つ迅速に行われ、コ
ンクリート打設面が美麗に仕上るトンネル天端部のコン
クリート打設用型枠装置を提案する点にある。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る型枠装置
は、トンネル覆工面圧着用スライド型枠の妻側に、底面
にコンクリート打設孔を有する妻型枠内蔵装置を昇降装
置を介して支持するとともに、同妻型枠内蔵装置に前記
スライド型枠の妻型枠を出没自在に内蔵して構成されて
いる。
は、トンネル覆工面圧着用スライド型枠の妻側に、底面
にコンクリート打設孔を有する妻型枠内蔵装置を昇降装
置を介して支持するとともに、同妻型枠内蔵装置に前記
スライド型枠の妻型枠を出没自在に内蔵して構成されて
いる。
（作用） 本発明は前記したように構成されているので、前記ト
ンネル覆工面圧着用スライド型枠でトンネルアーチの天
端部以外のコンクリート覆工を行なう場合、前記昇降装
置を介して所定位置に配置された妻型枠内蔵装置に内蔵
された妻型枠を進出させて、前記スライド型枠の妻部に
位置せしめ、同型枠内にコンクリートを打設する。
ンネル覆工面圧着用スライド型枠でトンネルアーチの天
端部以外のコンクリート覆工を行なう場合、前記昇降装
置を介して所定位置に配置された妻型枠内蔵装置に内蔵
された妻型枠を進出させて、前記スライド型枠の妻部に
位置せしめ、同型枠内にコンクリートを打設する。
而してトンネルアーチの天端部にコンクリートを打設
する場合、前記妻型枠を妻型枠内蔵装置内に退入せし
め、昇降装置を介して同妻型枠内蔵装置で前記天端部の
底面を封塞し、同妻型枠内蔵装置に穿設されたコンクリ
ート打設孔にコンクリート打設ノズルを挿入し、前記天
端部にコンクリートを打設するものである。
する場合、前記妻型枠を妻型枠内蔵装置内に退入せし
め、昇降装置を介して同妻型枠内蔵装置で前記天端部の
底面を封塞し、同妻型枠内蔵装置に穿設されたコンクリ
ート打設孔にコンクリート打設ノズルを挿入し、前記天
端部にコンクリートを打設するものである。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。
（１）はトンネル内の重機の架台に支承されたトンネ
ル覆工面圧着用スライド型枠で、既設の覆工コンクリー
ト（Ａ）と反対側の側面に配設された側枠と分離し、同
側枠の支持部材（いずれも図示せず）との間に、前記ス
ライド型枠（１）の側面より離隔する方向に側枠を移動
せしめる側型枠横移動装置（図示せず）を介装し、前記
スライド型枠と側枠とによって掘削岩盤（Ｂ）に覆工コ
ンクリートを打設するもので、その詳細は前掲の特開平
１−275898号公報に開示されている。
ル覆工面圧着用スライド型枠で、既設の覆工コンクリー
ト（Ａ）と反対側の側面に配設された側枠と分離し、同
側枠の支持部材（いずれも図示せず）との間に、前記ス
ライド型枠（１）の側面より離隔する方向に側枠を移動
せしめる側型枠横移動装置（図示せず）を介装し、前記
スライド型枠と側枠とによって掘削岩盤（Ｂ）に覆工コ
ンクリートを打設するもので、その詳細は前掲の特開平
１−275898号公報に開示されている。
而して前記スライド型枠（１）の妻側に、その架台
（ｃ）に油圧シリンダ（２）（２′）よりなる昇降装置
の下端が枢支され、その上端が妻型枠内蔵装置（３）に
枢支されている。
（ｃ）に油圧シリンダ（２）（２′）よりなる昇降装置
の下端が枢支され、その上端が妻型枠内蔵装置（３）に
枢支されている。
同妻型枠内蔵装置（３）はその底面にコンクリート打
設孔（3a）が穿設され、更にその内腔部に内蔵された油
圧ジヤツキ（４）によって妻型枠（５）が出没自在に装
着されている。
設孔（3a）が穿設され、更にその内腔部に内蔵された油
圧ジヤツキ（４）によって妻型枠（５）が出没自在に装
着されている。
而して前記スライド型枠（１）及び側枠によって掘削
岩盤（Ｂ）にアーチ覆工用コンクリートを打設する場合
には、前記油圧ジヤツキ（２）（２′）によって妻型枠
内蔵装置（３）を所要高さに支持し、油圧ジヤツキ
（４）を介して妻型枠（５）をスライド型枠（１）の妻
側に位置せしめ、同各型枠（１）（５）及び側枠並に既
設の覆工コンクリート（Ａ）との間にコンクリートを打
設し、移動時には前記油圧ジヤツキ（２）（２′）によ
って妻型枠内蔵装置（３）を第１図の２点鎖線位置に下
げる。
岩盤（Ｂ）にアーチ覆工用コンクリートを打設する場合
には、前記油圧ジヤツキ（２）（２′）によって妻型枠
内蔵装置（３）を所要高さに支持し、油圧ジヤツキ
（４）を介して妻型枠（５）をスライド型枠（１）の妻
側に位置せしめ、同各型枠（１）（５）及び側枠並に既
設の覆工コンクリート（Ａ）との間にコンクリートを打
設し、移動時には前記油圧ジヤツキ（２）（２′）によ
って妻型枠内蔵装置（３）を第１図の２点鎖線位置に下
げる。
而してトンネル天端部のコンクリートを打設すると
き、前記油圧ジヤツキ（４）によって妻型枠（５）を妻
型枠内蔵装置（３）内に退入せしめ、前記油圧ジヤツキ
（２）（２′）によって妻型枠内蔵装置（３）で天端を
閉塞するとともに、妻型枠内蔵装置（３）のコンクリー
ト打設孔（3a）にコンクリート打設ノズル（６）を挿入
し、天端コンクリート（Ｃ）を打設するものである。
き、前記油圧ジヤツキ（４）によって妻型枠（５）を妻
型枠内蔵装置（３）内に退入せしめ、前記油圧ジヤツキ
（２）（２′）によって妻型枠内蔵装置（３）で天端を
閉塞するとともに、妻型枠内蔵装置（３）のコンクリー
ト打設孔（3a）にコンクリート打設ノズル（６）を挿入
し、天端コンクリート（Ｃ）を打設するものである。
（発明の効果） 本発明によれば前記したように、トンネル覆工面圧着
用スライド型枠の妻側に、底面にコンクリート打設孔を
有する妻型枠内蔵装置を昇降自在に支持し、同妻型枠内
蔵装置には前記スライド型枠の妻型枠を出没自在に内蔵
することによって、トンネルアーチ天端部のコンクリー
トの打設が、既設のコンクリートアーチにコンクリート
打設用ノズル差込口を欠截することなく簡単、迅速に行
なわれるとともに、コンクリート打設面が美しく仕上が
る。
用スライド型枠の妻側に、底面にコンクリート打設孔を
有する妻型枠内蔵装置を昇降自在に支持し、同妻型枠内
蔵装置には前記スライド型枠の妻型枠を出没自在に内蔵
することによって、トンネルアーチ天端部のコンクリー
トの打設が、既設のコンクリートアーチにコンクリート
打設用ノズル差込口を欠截することなく簡単、迅速に行
なわれるとともに、コンクリート打設面が美しく仕上が
る。
また前記妻型枠の押出しによって、打設コンクリート
のかき込みが行なわれる。
のかき込みが行なわれる。
第１図は本発明に係るトンネル天端部のコンクリート打
設用型枠装置の一実施例を示す側面図、第２図はその正
面図、第３図はその使用状況を示す縦断面図、第４図は
その要部拡大図、第５図は従来装置の使用状態を示す縦
断面図、第６図及び第７図は夫々その要部拡大縦断面図
並に要部拡大縦断側面図である。 （１）……トンネル覆工面圧着用スライド型枠、 （２）、（２′）……油圧ジヤツキ、（３）……妻型枠
内蔵装置、 （3a）……コンクリート打設孔、 （４）……油圧ジヤツキ、（５）……妻型枠。
設用型枠装置の一実施例を示す側面図、第２図はその正
面図、第３図はその使用状況を示す縦断面図、第４図は
その要部拡大図、第５図は従来装置の使用状態を示す縦
断面図、第６図及び第７図は夫々その要部拡大縦断面図
並に要部拡大縦断側面図である。 （１）……トンネル覆工面圧着用スライド型枠、 （２）、（２′）……油圧ジヤツキ、（３）……妻型枠
内蔵装置、 （3a）……コンクリート打設孔、 （４）……油圧ジヤツキ、（５）……妻型枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末木 英雄 東京都渋谷区千駄ケ谷４丁目６番15号 フジタ工業株式会社内 (72)発明者 稲川 雪久 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (72)発明者 福井 健 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】トンネル覆工面圧着用スライド型枠の妻側
に、底面にコンクリート打設孔を有する妻型枠内蔵装置
を昇降装置を介して支持するとともに、同妻型枠内蔵装
置に前記スライド型枠の妻型枠を出没自在に内蔵してな
ることを特徴とするトンネル天端部のコンクリート打設
用型枠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204769A JP2633916B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | トンネル天端部のコンクリート打設用型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63204769A JP2633916B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | トンネル天端部のコンクリート打設用型枠装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0254098A JPH0254098A (ja) | 1990-02-23 |
| JP2633916B2 true JP2633916B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16496042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63204769A Expired - Lifetime JP2633916B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | トンネル天端部のコンクリート打設用型枠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2633916B2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP63204769A patent/JP2633916B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0254098A (ja) | 1990-02-23 |
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