JP2624447B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP2624447B2
JP2624447B2 JP5274172A JP27417293A JP2624447B2 JP 2624447 B2 JP2624447 B2 JP 2624447B2 JP 5274172 A JP5274172 A JP 5274172A JP 27417293 A JP27417293 A JP 27417293A JP 2624447 B2 JP2624447 B2 JP 2624447B2
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雅春 門倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書の頁データ上に
設定された枠領域に対する書式情報を設定する文書処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワードプロセッサにおいては、書
式設定機能として、文書全体の書式の設定を行なう「書
式設定機能」と、部分的な書式の設定を行なう「部分書
式設定機能」とがある。
【0003】「書式設定機能」とは、文書全体の基本と
なる書式を設定する機能であり、以下の様な項目につ
き、その内容を設定することができる。
【0004】(1)用紙:フリー/B5/A4/B4/
A3 (2)用紙使い:縦置き/横置き/袋とじ(横とじ)/
袋とじ(縦とじ) (3)文字方向:横書き/縦書き (4)余白 (5)文字サイズ:小文字/標準文字/大文字 (6)書体:明朝/ゴジック (7)文字数/行 (8)行数/頁 (9)文字間隔 (10)行間隔 等である。
【0005】また、「部分書式設定機能」とは、文書中
の頁単位、行単位に書式を設定することができる機能で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
「部分書式設定機能」は、ページ単位、行単位というよ
うに、予め定められた範囲でしか書式の設定ができず、
融通性に欠けるものであった。
【0007】
【0008】本発明の課題は、ページ上の任意の位置に
任意の大きさの枠領域を設定した際に、その設定した枠
領域に対する書式設定を簡易に行えるようにすることで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。文書の頁データ全体に対する頁書式情報を記
憶する書式記憶手段と、上記頁データ上での任意の位置
に任意の大きさの枠領域を設定する設定手段と、この設
定手段で設定された枠領域の大きさに基づいて、その枠
領域内における文字数あるいは行数の書式項目に関する
値を算出する算出手段と、この算出手段で算出された文
字数あるいは行数の書式項目に関する値を、上記枠領域
内における他の書式項目に関する値と共に、上記頁書式
情報とは独立して記憶管理する枠内書式記憶手段と、上
記頁データ上において上記枠領域の位置が指定され、且
つその枠領域に対する書式設定要求が選択されたか否か
を判別する判別手段と、上記枠領域の位置が指定され、
かつ上記書式設定要求が選択されたと判別した際に、上
記枠内書式記憶手段に記憶された各書式項目に関する値
を表示する表示手段と、この表示手段で表示された上記
各書式項目のうち所望する書式項目に関する値を任意に
変更指定する変更指定手段と、この変更指定手段で変更
指定された変更値により上記枠内書式記憶手段内の対応
する書式項目に関する値を更新する書式更新手段と、を
有する。
【0010】
【作用】この発明の手段の作用は次の通りである。頁デ
ータ上での任意の位置に任意の大きさの枠領域を設定す
ると、その設定された枠領域の大きさに基づいて、その
枠領域内における文字数あるいは行数の書式項目に関す
る値が算出される。この算出された文字数あるいは行数
の書式項目に関する値はその枠領域内における他の書式
項目に関する値と共に頁書式情報とは独立して記憶管理
される。そして上記頁データ上において上記枠領域の位
置が指定され、且つその枠領域に対する書式設定要求が
選択された際に上記枠領域に対する各書式項目に関する
値が表示され、この表示された上記各書式項目のうち所
望する書式項目に関する値を任意に変更指定すると、そ
の変更された値により枠内書式記憶手段内の値が更新さ
れる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は、その構成を示すもので、図中10はCPU(中央
処理装置)であり、12は入力バッファ、14はワード
・プロセッサ・プログラム記憶手段である。16は文書
管理情報記憶手段であり、文書名,最終変更日,版数,
作成者名,作成日等が記憶される。18は書式情報記憶
手段であり、用紙(フリー/B5/A4/B4/A
3),用紙使い(縦置き/横置き/袋とじ),文字方向
(縦書き/横書き),余白,文字サイズ(小文字/標準
文字/大文字),書体(明朝/ゴジック),文字数/
行,行数/頁,文字間隔,行間隔等が記憶される。20
はページ管理情報記憶手段であり、領域管理情報とし
て、領域(枠)の数,各領域(枠)の位置,各領域
(枠)の大きさ,各領域(枠)のデータの格納位置,各
領域(枠)のデータの容量等がページ毎に記憶される。
22は枠内データ記憶手段であり、これは枠内書式記憶
手段24と枠内文書データ記憶手段26とから成ってい
る。上記枠内書式記憶手段24には、枠内の書式とし
て、文字方向,余白,文字サイズ,書体,文字数/行,
行数/頁,文字間隔,行間隔等が記憶される。上記枠内
文書データ記憶手段26には、枠内の文書データが記憶
される。28は文書データ記憶手段であり、枠外の文書
データが記憶される。
【0013】また、図中30はキー・ボード、32はマ
ウス、34は表示メモリ、36は表示装置(CRT)、
38は印字装置(プリンタ)、40は外部記憶装置(ハ
ード・ディスク,フロッピー・ディスク)であり、これ
らの入出力装置は、OS(オペレーティング・システ
ム)42と呼ばれる基本プログラムによって管理され、
それぞれ入力制御手段(プログラム)44,表示制御手
段(プログラム)46,印字制御手段(プログラム)4
8,ディスク制御手段(プログラム)50によって制御
される。即ち、キー・ボード30からのキー入力による
キー・コードの入力バッファ12へのバッファリング、
マウス32の入力による座標の記憶、ワード・プロセッ
サ・プログラムからのキー入力要求による入力バッファ
12からのキー・コードの読込み及び要求プログラムへ
のキー・コードの引渡し、座標読取り要求による要求プ
ログラムへの座標の引渡し、またワード・プロセッサ・
プログラムによる外部記憶装置40へのデータの書込
み、外部記憶装置40からのワード・プロセッサ・プロ
グラム及びデータの読込み、及びプリンタ38への印刷
データの転送が行なわれる。
【0014】このような構成のものに於いて、例えば図
2に□で示すように、文書中に2点を指定し、それを対
角線として枠を指定する。すると、例えば鉤括弧で囲ま
れた枠が本文領域を狭め、本文領域中の文字データは、
枠により排除され、丁度、用紙から枠が切取られたよう
になる。
【0015】このような枠設定は、図3に示したCRT
36の表示画面52上で行なわれる。即ち、上記の操作
は指定ページ全体を圧縮した形で表示している領域であ
る表示画面52上のレイアウト表示域54(印刷イメー
ジを確認するためにある)で行なわれる。なお、図3中
56は文字間隔,行間隔,文字サイズ等の指定があって
も常に固定の間隔,サイズで表示している領域である固
定表示域であり、58は固定表示用ヘッダ部、60はシ
ステム領域である。また、同図中62はマウス・カーソ
ルであり、64は文字カーソルである。
【0016】以下、上記枠設定の操作及び動作の例を説
明する。即ち、 (1)何も指定していない状態で、図4に示すようなP
OP UP メニュー66を開け(この場合、マウス・
カーソル62は、どこにあっても良い)、『枠空け』6
8を選択する。
【0017】→ POP UP メニュー66が消え、 〈枠空け: どこから?〉 のメッセージが、CRT画面52下方のシステム領域6
0に表示される。
【0018】(2)マウス32で、本文領域か余白の中
の1点を指定する。
【0019】→ 指定位置に、指定されたことを示すマ
ーク、例えば□が表示され、 〈枠空け: どこまで?〉 のメッセージが、CRT画面52下方のシステム領域6
0に表示される。
【0020】(3)マウス32で、本文領域か余白の中
の1点を指定する。
【0021】→ 指定位置に、指定されたことを示すマ
ーク、例えば□が表示される。
【0022】また、確認のために指定された2点が枠の
左上と右下(又は左下と右上)となるように枠が、例え
ば実線で表示される。この時、文字は排斥されない。さ
らに、 〈枠空け: 枠空けしていいですか?〉 のメッセージが、CRT画面52下方のシステム領域6
0に表示される。
【0023】(4)マウス32で、O.K./N.G.
を指定する。
【0024】O.K.の時: マウス32の左ボタンを
クリックする。
【0025】→ 〈枠空け: 実行中〉のメッセージが
システム領域60に表示される。 → 処理が終了したら、ガイダンスが消え、画面が再表
示される。
【0026】N.G.の時: マウス32の右ボタンを
クリックする。
【0027】→ 位置指定マーク,実線で表示された
枠,ガイダンスが消え、元の画面に戻る。
【0028】(5)ページ管理情報の変更 上記(4)でO.K.の時、上記ページ管理情報記憶手
段20の内容が変更される。
【0029】→ 領域(枠)の数が+1される。
【0030】→ 指定した領域(枠)の位置が記憶され
る。
【0031】→ 指定した領域(枠)の大きさが記憶さ
れる。
【0032】→ 指定した領域(枠)の容量(0)が記
憶される。
【0033】(6)デホルトの枠内書式の記憶 上記(4)でO.K.の時、デホルトの枠内書式を上記
枠内書式記憶手段24に記憶する。
【0034】→ 枠サイズと枠外の書式により、文字数
/行,行数/領域が計算され、それらが記憶される。
【0035】→ 余白(0)が記憶される。
【0036】→ その他は、枠外の書式情報がコピーさ
れてくる。
【0037】次に、領域(枠)内の書式設定機能に関し
て説明する。即ち、これは、上記枠設定機能により設定
された各領域(枠)に、枠外とは別の書式を設定する機
能であり、図5に示すような領域(枠)設定画面によ
り、図6に示すようなフローチャートに従って行なわれ
る。
【0038】すなわち、ステップST1で、枠空けされ
ているかどうかが判断される。枠空けされているなら
ば、ステップST2でマウス・カーソル62の位置で枠
内にあるかどうかが判断される。枠内にあれば、ステッ
プST3で、例えば『書式設定』キー押下のような、書
式設定要求が成されたかどうかが判断される。
【0039】書式設定要求が成されたならば、ステップ
ST4で、図5に示すような画面を表示する。
【0040】そして、ステップST5で、以下に示すよ
うな各項目の設定を行なう。即ち、 ・上余白 (縦書きの場合 → 右余白) ・左余白 (縦書きの場合 → 上余白) ・文字サイズ ・行数/枠 ・文字数/行 ・行間隔 ・文字間隔 等である。
【0041】但し、図5中の『?』は、その時の枠の大
きさより値が算出されて表示される。
【0042】次に、ステップST6で、例えば『終了』
キーの押下のような、終了要求が成されたかどうかが判
断される。
【0043】終了要求が成されたならば、ステップST
7で、上記枠内書式記憶手段24の記憶内容を、上記ス
テップST5で設定された書式に変更する。
【0044】このように、枠内を用紙上とは別の領域と
して管理し、この領域に用紙上とは別の書式を設定する
機能を持たせることにより、いかなる編集要求にも答え
得る。よって、今まで手作業で行なっていた作業を、一
つの文書作成作業中で行なうことができ、文書作成者の
負担を著しく軽減でき、さらには手作業の切り貼り作業
による出来上がり文書の体裁の悪化を無くすことができ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、頁データ上の任意の位
置に設定した枠領域に対して、その枠領域内書式を設定
する際は、上記頁データ内で上記枠領域の位置を指定し
て書式設定の要求を行うだけで、その枠領域の大きさに
基づいて自動的に算出された文字数あるいは行数の書式
項目に関する値が他の書式項目に関する値と共に直ちに
表示されるので、その各書式項目における値を参照する
ことで、その中で変更を必要とする書式項目についての
変更を指定するだけで直ちに枠内書式の更新を行うこと
ができる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のワードプロセッサのブロック構成図で
ある。
【図2】枠空けを説明する図である。
【図3】CRT表示画面を示す図である。
【図4】POP UP メニューを示す図である。
【図5】領域書式設定画面を示す図である。
【図6】領域書式設定動作のフローチャートである。
【符号の説明】
10 CPU 18 書式情報記憶手段 24 枠内書式記憶手段 28 文書データ記憶手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の頁データ全体に対する頁書式情報
    を記憶する頁書式記憶手段と、 上記頁データ上での任意の位置に任意の大きさの枠領域
    を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された枠領域の大きさに基づいて、
    その枠領域内における文字数あるいは行数の書式項目に
    関する値を算出する算出手段と、 この算出手段で算出された文字数あるいは行数の書式項
    目に関する値を、上記枠領域内における他の書式項目に
    関する値と共に、上記頁書式情報とは独立して記憶管理
    する枠内書式記憶手段と、 上記頁データ上において上記枠領域の位置が指定され、
    且つその枠領域に対する書式設定要求が選択されたか否
    かを判別する判別手段と、 上記枠領域の位置が指定され、且つ上記書式設定要求が
    選択されたと判別した際に、上記枠内書式記憶手段に記
    憶された各書式項目に関する値を表示する表示手段と、 この表示手段で表示された上記各書式項目のうち所望す
    る書式項目に関する値を任意に変更指定する変更指定手
    段と、 この変更指定手段で変更指定された変更値により上記枠
    内書式記憶手段内の対応する書式項目に関する値を更新
    する書式更新手段と、 を具備したことを特徴とする文書処理装置
JP5274172A 1993-11-02 1993-11-02 文書処理装置 Expired - Lifetime JP2624447B2 (ja)

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JPH076167A JPH076167A (ja) 1995-01-10
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US5850246A (en) * 1996-04-30 1998-12-15 Eastman Kodak Company Thermal printer with improved print head assembly

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Newton別冊「ワードプロセッサのすべて最新版」(昭58.10月13日発行)、(株)教育社,P.133−134

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