JP2623599B2 - カラー電子写真装置 - Google Patents

カラー電子写真装置

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JP2623599B2
JP2623599B2 JP62244213A JP24421387A JP2623599B2 JP 2623599 B2 JP2623599 B2 JP 2623599B2 JP 62244213 A JP62244213 A JP 62244213A JP 24421387 A JP24421387 A JP 24421387A JP 2623599 B2 JP2623599 B2 JP 2623599B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多色のトナー像を重ね転写してカラー像を
得るようにしたカラー電子写真装置に係り、詳しくは、
複写開始前に測定した感材の潜像電位特性に基づいて潜
像形成を行なう第1の潜像形成手段と、実際の複写が開
始して、潜像形成の都度測定した感材の潜像電位特性に
基づいて次の潜像形成を行なう第2の潜像形成手段とを
備え、夫々の潜像形成手段にて感材上に形成された潜像
に対してトナー現像を行なうようにしたカラー電子写真
装置に関する。
[従来の技術] カラー電子写真装置では、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C)等のフルカラーの基となる色(以
下基色という)の濃度バランス(カラーバランス)等、
単色のものに比べて各部の調整・制御が複雑になる。そ
のため、経時的に変動のある感材の特性を予め測定し、
その情報に基づいて効率的な調整・制御ができるように
している。このようなカラー電子写真装置にあって、従
来、各基色についての潜像を形成する前に、感材の潜像
電位特性、例えば暗電位、明電位等を測定し、この潜像
電位特性に基づいて各基色毎の潜像形成パラメータ、例
えば、帯電量、露光量等を決定し、当該条件での画像形
成を行なうようにしている。
具体的には以下のようにしている(実開昭62−69256
号公報参照)。
その測定は、第4図に示すように、カラー複写機を現
場に設置する際、または、感光ドラムを交換する際(カ
ラーセットアップサイクル)、実際の複写に先立って
(前処理サイクル)、各基色に対応した潜像を形成るす
る際(コピーサイクル)に夫々行なっている。
セットアップサイクルでの測定は、主に感光ドラムの
良否を判定するため、あるいは、ドラム交換時等におけ
る各部の初期調整のため等に行なわれるものである。例
えば、感光ドラムの各位置による帯電特性については、
第4図に示すように、感光ドラム面の潜像形成領域Imに
対して所定の位置関係となる3領域E1,E2,E3を予め設定
し、感光ドラムを一様帯電した際の各領域での電位VF
1,VF2,VF3を測定している。なお、この帯電特性を初
めとするセットアップサイクルにて測定された感光ドラ
ムの各種特性データは不揮発性のメモリ等に保存され、
上記目的の他、必要に応じて利用される。
前処理サイクルでの測定は、一回目の複写に際しての
潜像形成パラメータ(帯電量、露光量等)を決定するた
めに行なわれるものである。この前処理サイクルでは、
各基色毎に潜像電位特性を測定すものであるが、実際の
複写に先立った短い時間内で完了させるという要請か
ら、例えば、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)の各基色について感光ドラムが一回転する間に測
定を完了させるものである。従って、感光ドラム上に各
基色に対応した測定領域、例えば、第4図に示すよう
に、上記セットアップサイクルでの測定領域と同様の3
領域が、イエロー(Y)について領域E1,マゼンタ
(M)について領域E2,シアン(C)について領域E3が
夫々設定される。そして、上記セットアップサイクルで
得た特性データに基づいて決定された帯電量、露光量に
て上記各領域での暗電位、明電位等の潜像電位特性を測
定している。この測定された潜像電位特性に基づいて一
回目の複写に際しての帯電量、露光量(実際には帯電器
の出力チャージ電流、露光ランプに対する供給電圧)等
が決定される。
コピーサイクルでの測定は、次の複写に際しての潜像
形成パラメータを決定するために行なわれるものであ
る。この種のカラー複写機では潜像形成が各基色毎に行
なわれることから、当該基色に対応した潜像形成に際し
て、その潜像形成領域Imと所定の関係にある領域、例え
ば、第4図に示すように、イエロー(Y)に対応した潜
像Im(Y)、マゼンタ(M)に対応した潜像Im(M)、
シアン(C)に対応した潜像Im(C)を形成する際に夫
々同一の領域E1(前処理サイクルでのイエロー(Y)に
対応した領域)にて潜像電位特性を測定するものであ
る。この場合、各潜像形成に際して用いられる潜像形成
パラメータにて領域E1での暗電位、明電位等が測定され
る。当該各潜像形成に際して用いられる潜像形成パラメ
ータは、一回目の複写(潜像形成)に際しては、上記前
処理サイクルにて決定されたものであり、二回目以降の
複写に際しては前回のコピーサイクルでの測定潜像電位
特性に基づいて決定されたものである。
上記のようにして、従来のカラー複写機では、各基色
についての潜像を形成する前に、感材の潜像電位特性を
測定し、この測定した潜像電位特性に基づいて決定され
る潜像形成パラメータにて実際の潜像形成(複写)を行
なっている。そして、この潜像形成は、一回目の複写
(潜像形成)に際しては前処理サイクルでの測定結果に
基づいて決定される潜像形成パラメータが用いられ、二
回目以降の複写(潜像形成)に際しては前回のコピーサ
イクルでの測定結果に基づいて決定される潜像形成パラ
メータが用いられることになる。そして、上記のように
して形成された各基色に対応した潜像に対して当該基色
でのトナー現像が行なわれ、各色のトナー像を重ね転写
してカラー画像が形成される。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来のカラー電子写真装置では、一回目に形成さ
れる画像のカラーバランスと二回目以降に形成される画
像のカラーバランスを同程度にするには位置による帯電
特性の変動の少ない感材を使用しなければならず、感材
の利用率が悪い。
それは、一回目のカラー画像形成における潜像形成
(第1の潜像形成手段)の基礎となる潜像電位特性と、
二回目以降のカラー画像形成における潜像形成(第2の
潜像形成手段)の基礎となる潜像電位特性の測定位置が
異なり、感材の帯電特性の変動が大きいと、異なった潜
像電位特性を基礎に夫々の潜像形成が行なわれるからで
ある。
そこで、本発明の課題は、感材の帯電特性の変動が大
きく、かつ、第1の潜像形成手段での基礎となる潜像電
位特性と、第2の潜像形成手段での基礎となる潜像電位
特性の測定位置が異なっていても、第1、第2の潜像形
成手段において同程度の潜像電位特性を基礎に潜像形成
がなされるようにすることである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、第1図に示すように、各基色のトナー像を
重ね転写してカラー画像を形成するようにしたカラー電
子写真装置であって、複数の位置の帯電特性が予め測定
された感材(1)を有し、カラー画像の形成に先立っ
て、上記感材(1)の各位置において上記各基色に対応
した潜像電位特性を一度に測定する前処理手段(2)
と、前処理手段(2)にて測定された潜像電位特性に基
づいて決定される各基色毎の潜像形成パラメータにて、
対象原稿についての各基色のトナー像用の潜像を感材
(1)上に順次形成する第1の潜像形成手段(3)と、
各基色のトナー像用の潜像を形成する度に、上記帯電特
性が予め測定された感材上の1つの位置において当該基
色に対応した潜像電位特性を順次測定する特性測定手段
(4)と、特性測定手段(4)が測定した潜像電位特性
に基づいて決定される各基色毎の潜像形成パラメータに
て、対象原稿についての各基色のトナー像用の潜像を感
材(1)上に順次形成する第2の潜像形成手段(5)
と、前処理手段(2)において得られる各基色毎の潜像
電位特性を感材(1)の帯電特性に基づいて修正するこ
とで、当該各基色毎の潜像電位特性が上記特性測定手段
(4)での測定位置にて測定された場合に得られるべき
特性と同等の特性となるように修正し、その修正した潜
像電位特性を第1の潜像形成手段(3)での潜像形成に
供する特性修正手段(6)とを備え、連続して複数のカ
ラー画像を形成する際には、上記第1の潜像形成手段
(3)を用いて最初のカラー画像を形成した後、第2の
潜像形成手段(5)を用いて2番目以降のカラー画像を
順次形成するようにしたカラー電子写真装置である。
[作用] カラー画像の形成に先立って、前処理手段2が感材1
の複数の位置において上記各基色に対応した潜像電位特
性を一度に測定し、得られた測定結果を特性修正手段6
が感材1の帯電特性に基づいて修正することで、特性測
定手段4での測定がなされる特定の位置にて測定された
場合に得られるべき特性と同等の特性の各基色毎の潜像
電位特性を得ることができる。この修正された潜像電位
特性に基づいて決定される各基色毎の潜像形成パラメー
タにて、対象原稿についての各基色のトナー像用の潜像
を第1の潜像形成手段3が感材1上に順次形成する。そ
して、この第1の潜像形成手段3により形成された基色
毎の潜像が対応する色トナーによって現像され、各トナ
ー像が重ね転写されてカラー画像が形成される。
上記第1の潜像形成手段3が各基色のトナー像用の潜
像を形成する度に、上記帯電特性が予め測定された感材
1上の1つの位置において当該基色に対応した潜像電位
特性を特性測定手段4が順次測定する。次いで、この特
性測定手段4が測定した潜像電位特性に基づいて決定さ
れる各基色毎の潜像形成パラメータにて、対象原稿につ
いての各基色のトナー像用の潜像を第2に潜像形成手段
5が感材1上に順次形成する。そして、この第2の潜像
形成手段5により形成された基色毎の潜像が対応する色
トナーによって現像され、各トナー像が重ね転写されて
カラー画像が形成される。この第2の潜像形成手段5に
よる潜像形成の際においても、上記特性測定手段4によ
る同様の潜像電位特性の測定が行なわれ、以後、カラー
画像形成における潜像形成が第2の潜像形成手段5にて
行なわれる際、この特性測定手段4にて測定された潜像
電位特性が基礎とされる。上記特性修正手段6における
潜像電位特性の修正は、前処理手段2での潜像電位特性
測定位置と、特性測定手段4での同測定位置との相違に
基づく測定結果の相違を修正するもので、夫々の測定位
置を考慮して前処理手段2において各基色毎の位置にて
得られる潜像電位特性を感材1の位置による帯電特性に
基づいて上記特性測定手段4での測定位置で得られるべ
き特性と同等となるよう修正するものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明に係るカラー電子写真装置の一例を示
す図である。この例は、カラー複写機であり、シアン
(c),イエロー(Y),マゼンタ(M)をカラー画像
形成における基色としたものである。
同図において、11は原稿を載置するプラテン、12は明
電位測定を目的とした潜像形成の対象となる基準濃度の
パッチであり、このパッチ12はプラテン11裏面の原稿載
置位置から外れた位置に設けられている。13は露光用ラ
ンプ、14,15,16,17は夫々ミラーであり、露光用ランプ1
3からの照射光の潜像形成対象物(原稿、パッチ12)で
の反射光が各ミラー14,15,16,17を介して感光ドラム20
の露光位置に導かれるようになっている。また、ミラー
17から感光ドラム20に至る光路中にはR,G,B,NDに対応し
た色分解フィルタ18及びシャッタ19が配置されている。
感光ドラム20の周囲にはカラー画像形成プロセスを実
行すべく、帯電器21、シアン現像機22、イエロー現像機
23、マゼンタ現像機24が配置され、更に後段において転
写ローラ25が配置されている。また、シアン現像機22の
上流側近傍に第1の表面電位センサ26が、シアン現像機
22とイエロー現像機23との間に第2の表面電位センサ27
が夫々設置されている。
28は感光ドラム20の基準位置を検出する基準位置検出
センサであり、この基準位置検出センサ28は感光ドラム
20が回転する過程で基準位置を通過する毎(一回転毎)
に基準信号(P/R 0信号)を出力するようになってい
る。
なお、29はインタ・イメージ部の潜像消し込みを行な
うインタ・イメージランプである。
一方、同図において、制御系ついてみると、30は全体
の制御を行なうセットアップ制御部であり、このセット
アップ制御部30は、種々の演算機能を有したCPU31、必
要な演算結果等を記憶するバッテリィサポートのなされ
たRAM32、プログラム、テーブル等を記憶したROM33、複
数のレジスタを有するレジスタ群34、A/D変換器等で構
成される入力ポート35、D/A変換器等で構成される出力
ポート36を備えており、夫々がバス接続されている。上
記第1の表面電位センサ26、第2の表面電位センサ27、
更に基準位置検出センサ28からの各検出信号が入力ポー
ト25を介してCPU31側に取り入れられるようになってい
る。また、当該入力情報に基づきCPU31で演算された露
光用ランプ13に対する電源供給信号及び帯電器21に対す
る電源供給信号が出力ポート36を介して夫々露光ランプ
電源37及び帯電器用電源38に供給されるようになってい
る。
次に、作動を説明する。
まず、当該カラー複写機を設置する場合等、前述した
カラーセットアップサイクルの実行により、感光ドラム
20の位置による帯電特性を初めとする種々の特性が測定
される。測定される帯電特性は、第4図に示す場合と同
様に、感光ドラム20において潜像形成位置Imと所定の関
係となる領域E1,E2,E3にて測定される。具体的に帯電特
性についてみると、帯電器21にて一様帯電された状態
で、各領域E1,E2,E3での帯電電位VF1,VF2,VF3を第1
の表面電位センサ26を介して測定し、その各帯電電位V
F1,VF2,VF3がRAM32の所定領域に格納される。
複写を実行するにあたっては、第3図に示すフローチ
ャートに従って処理がなされる。
オペレータが希望の色調整情報を所定のキー操作によ
って指定すると、その色調整情報(赤味、青味、自然色
等)に対応して、目標暗電位VDDPs(i)及び目標明電
位VTARGs(i)が各基色毎にカラーバランス入力とし
て内部レジスタ内に保持される(1−1)。ここで、i
(=1,2,3)は現像機に対応した番号でであり、i=1
はシアン(C)を、i=2はイエロー(Y)を、i=3
はマゼンタ(M)を夫々意味している。この状態で複写
機のスタート操作を行なうと、実際の画像形成に先立っ
て前処理サイクルが実行される。まず、当該スタート操
作を行なって、感光ドラム20が一回転して基準信号(P/
R 0信号)を入力すると(1−2)、前述したセットア
ップサイクルにて測定した潜像電位特性に基づき、上記
目標暗電位VDPPs(i)及び目標明電位VTARGs(i)
を実現するに必要な各基色対応の帯電器21での出力チャ
ージ電流(CHG電流)及び露光用ランプ13への印加電圧
(EXP電圧)、更に光量制御の許容範囲となるEXP光量wi
ndowの計算を行なう。そして、この計算結果に基づいて
帯電器21でのドラム帯電(1−3)及び露光用ランプ13
によるパッチ12の露光(1−4)が各基色毎に第4図に
示す夫々の領域E1,E2,E3にて行なわれる。その後、第1
の表面電位センサ26にて各領域の暗電位VDDP1(i)及
び明電位VTARG1(i)を測定すると共に、第2の表面
電位センサ27にて各領域の暗電位VDDP2(i)を測定す
る(1−5)。この各基色毎の暗電位及び明電位が測定
されると、感光ドラム20の上記各基色に対応した領域E
1,E2,E3での暗減衰VDARKF(i)を VDARKF(i)={VDDP1(i)−VDDP2(i)}/t t:第1の表面電位センサ26位置から第2の表面電位セン
サ27位置に達するまでの時間 に従って演算する(1−6)。また、上記各測定値及び
演算した暗減衰、更に、感光ドラム20の帯電特性VF1,
VF2,VF3に基づいて適正となる暗電位VDDPP(i)の
推定計算を行なう(1−7)。この推定計算は、具体的
に次の式に基づいて行なう。
VDDPP=VDDP(i)−{VDARKP −VDARKF(i)}×t(i)0.42+VF1−FF(i) VDDP(i):各色の前サイクルでのVDDP推定値 VDARKP:帯電させた電位が1sec.の間でどれくらい低下
してしまうかを示す値 {VDARKP−VDARKF(i)}×t(i)0.42:サイクル
ダウン変化量 このように、前サイクルでの暗電位VDDP推定値から
サイクルダウン変化量、感光ドラム20の帯電特性を考慮
して各基色に対応した暗電位VDDPP(i)の推定計算が
終了し、次の基準信号(P/R 0信号)を入力すると(1
−8)、コピーサイクルに移行する。
コピーサイクルでは、シアン(C),イエロー
(Y),マゼンタ(M)の各工程を経てカラー画像形成
がなされる。
まず、シアン(C)工程では、上記推定計算により得
た暗電位VDDPP(1)に基づいて帯電器21の出力チャー
ジ電流が演算される(2−1)。具体的には、上記推定
暗電位VDDPP(1)と目標暗電位VDDPs(1)との差Δ
VDDP ΔVDDP=VDDPP(1)−VDDPs(1) を目標暗電位からの修正値として求め、この修正値ΔV
DDPに基づいて帯電器21の出力チャージ電流RiToT(1)
を RiToT(1)=RiToT(1s)−ΔVDDP×SiToT RiToT(1s):目標暗電位に対応した出力チャージ電流 SiToT:帯電感度(μA/V),セットアップサイクルにて
測定したもの に従って演算する。次いで、露光用ランプ12に印加すべ
き電圧を計算する(2−2)。具体的には前処理サイク
ルでの測定暗電位及び明電位の関係に基づいて定められ
る。
上記のように、帯電器21の出力チャージ電流及び露光
ランプ13の印加電圧が決定すると、当該条件での電流出
力(2−3)及び電圧印加(2−4)、更に潜像電位調
整用のランプ(図示略)に対してXCCC電圧出力がなさ
れ、当該状態での対象原稿についての帯電、露光プロセ
スが実行される。このとき、パッチ12についての露光も
同時に行なわれ、第4図に示すように、上記原稿に対す
る潜像Im(C)と共に、同じ条件にて領域E1にパッチ12
を対象とした潜像が形成される。そして、対象原稿に対
する潜像Im(C)についてはシアン現像機22による現像
が行なわれて、更に転写へと移行する一方、上記領域E1
については、第1の表面電位センサ26及び第2の表面電
位センサ27にて暗電位VDDP1(1)、VDDP(2)、明
電位VTARG(1)が測定される(2−6)。そして、こ
の測定した明電位及び暗電位に基づいて暗減衰VDARKF
(1)が計算されると共に、次のシアン潜像形成に際し
ての暗電位VDDPについての推定計算がなされる(2−
7,2−8)。このシアン(C)工程にて演算された暗減
衰VDARKF(1)及び推定暗電位VDDPP(1)は上記測
定された明電位及び暗電位と共に次回の複写におけるシ
アン(C)工程にて利用するまでRAM32に格納される。
上記のようにしてシアン(C)工程を終了すると、イ
エロー(Y)工程に移行し、このイエロー(Y)工程が
終了した後に更にマゼンタ(M)工程に移行する。
これら、イエロー(Y)工程及びマゼンタ(M)工程
も上記と同様に、前処理サイクルにて夫々の基色に対応
して得られた推定暗電位VDDPP(i)、暗減衰VDARKF
(i)に基づいて帯電器21の出力チャージ電流が計算さ
れると共に、当該前処理サイクルにて測定された暗電
位、明電位に基づいて露光用ランプ13の印加電圧が計算
される。そして、その得られた条件での帯電、露光によ
り、潜像Im(Y),Im(M)を形成し、夫々についてイ
エロー現像機23、マゼンタ現像機24にて各色のトナー現
像を行ない、更に夫々転写プロセスへと移行する。ま
た、上記潜像形成と同時に領域E1でのパッチ12露光が行
なわれ、当該領域E1での暗電位測定、明電位測定が上記
シアン(C)工程と同様に行なわれる。更に、当該測定
結果に基づいて計算される暗減衰及び推定暗電位が測定
結果と共に上記同様、次回のイエロー(Y)工程、マゼ
ンタ(M)工程にて利用されるまでRAM32内に格納され
る。
上記のようにして得られた各基色でのトナー像が転写
プロセスにて所定の用紙に重ね転写され、カラー画像が
形成される。このカラー画像形成が一回目の複写とな
る。
上記一回目の複写が終了すると、二回目の複写に移行
する。この二回目の複写においても、シアン(C)工
程、イエロー(Y)工程、マゼンタ(M)工程の順で行
なわれるが、各工程とも、上記一回目の複写にて領域E1
を対象として得られた推定暗電位及び暗減衰、更に測定
暗電位及び明電位に基づいて帯電器21の出力チャージ電
流及び露光用ランプ13の印加電圧が決定され、当該条件
での帯電、露光によって各基色毎の潜像を形成する。そ
の際においても、上記同様領域E1での潜像電位特性の測
定は行なわれ、同様に暗減衰、推定暗電位の計算が行な
われる。そして、各工程にて得られた潜像に対して対応
する基色でのトナー現像が行なわれ、そのトナー像が順
次重ね転写されてカラー画像が形成される一方、上記計
算結果は測定された潜像電位特性と共にRAM32内に格納
される。
三回目以降の複写についても同様で、前回測定した暗
電位、明電位、更に、推定暗電位、暗減衰に基づいて決
定されるチャージ電流での帯電、また、印加電圧での露
光によって潜像形成を行なうと共に、同条件における領
域E1での測定が行なわれ、その測定結果等が次回の複写
に利用されるべくRAM32に格納される。
上記のように本実施例によれば、前処理サイクルにお
ける各基色毎の暗電位の推定計算において、各基色毎に
異なった領域E1,E2,E3での測定暗電位、暗減衰を基礎に
する他、二回目以降の測定領域E1での帯電量VF1と当該
領域E2(E3)での帯電量VF2(VF3)との差を修正項と
して考慮するようにしたため、一回目の複写における潜
像形成(第1の潜像形成手段)の基礎となる潜像電位特
性(推定暗電位)と二回目以降の複写における潜像形成
(第2の潜像形成手段)の基礎となる潜像電位特性(推
定暗電位)が各工程において位置的に同等のものとな
る。
なお、上記実施例では、特に帯電器21の出力チャージ
電流決定に際して帯電特性(VF1,VF2,VF3)のばらつ
きを考慮するようにしたが、露光用ランプ13の印加電圧
決定について考慮することも可能である。また、帯電特
性に基づいた潜像電位特性の修正態様も、当該帯電特性
等により適宜定められる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、前処理手
段において各基色毎の位置にて得られる潜像電位特性を
感材の帯電特性に基づいて特性測定手段での測定位置で
得られるべきべき特性と同等となるよう修正して第1の
潜像形成手段での潜像形成に供するようにしたため、感
材の帯電特性の変動が大きく、かつ、第1の潜像形成手
段での基礎となる潜像電位特性と、第2の潜像形成手段
での基礎となる潜像電位特性の測定位置が夫々異なって
いても、第1、第2の潜像形成手段において同程度の潜
像電位特性を基礎に潜像形成がなされるようになる。従
って、感材の帯電特性の変動が比較的大きくても、一回
目に形成される画像のカラーバランスと二回目以降に形
成される画像のカラーバランスとを同程度にできる。即
ち、帯電特性の変動の比較的大きい感材も支障なく利用
できることから、当該感材の利用率の向上が図れる。
また、本発明のカラー電子写真装置では、複数の基色
に係る帯電電位特性を一度に測定する前処理手段や、各
基色のトナー像用の潜像を形成する際に当該基色に係る
帯電電位特性を順次測定する特定測定手段と共に、前処
理手段が測定した帯電電位特性を特性修正手段により修
正するようにしたので、連続画像形成時には、画像形成
に先立って最初に前処理手段を起動させて1枚目の画像
用の各基色に係る帯電電位特性を一度に測定し、且つ、
前の画像形成の際に特性測定手段を起動させて2枚目以
降の画像用の各基色に係る帯電電位特性を測定すること
で、複数の画像の形成が完了するまでの時間を抑えつ
つ、しかも、1枚目の画像におけるカラーバランスと2
枚目以降の画像におけるカラーバランスとを略同一のも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明に係るカラー電子写真装置の一例を示す図、第3図は
処理の流れを示すフローチャート、第4図は潜像電位特
性の測定態様例を示す図である。 [符号の説明] 1……感材 2……前処理手段 3……第1の潜像形成手段 4……特性測定手段 5……第2の潜像形成手段 6……特性修正手段 12……パッチ 13……露光用ランプ 20……感光ドラム 21……帯電器 22……シアン現像機 23……イエロー現像機 24……マゼンタ現像機 26……第1の表面電位センサ 27……第2の表面電位センサ 30……セットアップ制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各基色のトナー像を重ね転写してカラー画
    像を形成するようにしたカラー電子写真装置であって、 複数の位置の帯電特性が予め測定された感材(1)を有
    し、カラー画像の形成に先立って、上記感材(1)の各
    位置において上記各基色に対応した潜像電位特性を一度
    に測定する前処理手段(2)と、 前処理手段(2)にて測定された潜像電位特性に基づい
    て決定される各基色毎の潜像形成パラメータにて、対象
    原稿についての各基色のトナー像用の潜像を感材(1)
    上に順次形成する第1の潜像形成手段(3)と、 各基色のトナー像用の潜像を形成する度に、上記帯電特
    性が予め測定された感材上の1つの位置において当該基
    色に対応した潜像電位特性を順次測定する特性測定手段
    (4)と、 特性測定手段(4)が測定した潜像電位特性に基づいて
    決定される各基色毎の潜像形成パラメータにて、対象原
    稿についての各基色のトナー像用の潜像を感材(1)上
    に順次形成する第2の潜像形成手段(5)と、 前処理手段(2)において得られる各基色毎の潜像電位
    特性を感材(1)の帯電特性に基づいて修正すること
    で、当該各基色毎の潜像電位特性が上記特性測定手段
    (4)での測定位置にて測定された場合に得られるべき
    特性と同等の特性となるように修正し、その修正した潜
    像電位特性を第1の潜像形成手段(3)での潜像形成に
    供する特性修正手段(6)とを備え、 連続して複数のカラー画像を形成する際には、上記第1
    の潜像形成手段(3)を用いて最初のカラー画像を形成
    した後、第2の潜像形成手段(5)を用いて2番目以降
    のカラー画像を順次形成するようにしたことを特徴とす
    るカラー電子写真装置。
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