JP2622997B2 - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP2622997B2 JP2622997B2 JP63283648A JP28364888A JP2622997B2 JP 2622997 B2 JP2622997 B2 JP 2622997B2 JP 63283648 A JP63283648 A JP 63283648A JP 28364888 A JP28364888 A JP 28364888A JP 2622997 B2 JP2622997 B2 JP 2622997B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchange
- heat
- exchange pipe
- pipe
- heat transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クロスフィンチューブ形の熱交換器におい
て、沸騰音を防止する伝熱管の構造に関するものであ
る。
て、沸騰音を防止する伝熱管の構造に関するものであ
る。
従来の熱交換器は、特開昭53−63643号公報に記載さ
れているように、多数個の並設フィンを貫通した熱交換
パイプの中に中空のパイプ状等の挿入部材(以下「伝熱
管」という。)を熱交換パイプに接触して配設し、その
両端をはんだで固定することにより熱交換効率の向上と
騒音の低減を図るようにしていた。
れているように、多数個の並設フィンを貫通した熱交換
パイプの中に中空のパイプ状等の挿入部材(以下「伝熱
管」という。)を熱交換パイプに接触して配設し、その
両端をはんだで固定することにより熱交換効率の向上と
騒音の低減を図るようにしていた。
上記従来技術は、熱交換パイプと伝熱管の温度差によ
り上記両部材にかゝる熱応力については配慮されておら
ず、この熱応力により熱交換パイプが亀裂する問題があ
った。
り上記両部材にかゝる熱応力については配慮されておら
ず、この熱応力により熱交換パイプが亀裂する問題があ
った。
本発明の目的は、熱交換パイプの亀裂を防止すること
にある。
にある。
上記目的を達成するために、本発明の熱交換器は、熱
交換パイプ内に伝熱管を取り付けたクロスフィン形熱交
換器において、熱交換パイプの肉厚を伝熱管の肉厚より
も肉厚に形成するとともに、熱交換パイプと伝熱管を全
長に亘ってはんだ等でろう付して固定したことを特徴と
する。
交換パイプ内に伝熱管を取り付けたクロスフィン形熱交
換器において、熱交換パイプの肉厚を伝熱管の肉厚より
も肉厚に形成するとともに、熱交換パイプと伝熱管を全
長に亘ってはんだ等でろう付して固定したことを特徴と
する。
熱交換パイプと伝熱管は全長にわたってハンダ等で密
着されているため両部材に温度差がなく、温度差による
熱応力が発生しないものである。また、万一、熱交換パ
イプと伝熱管の密着不良が発生しても、熱交換パイプの
方が肉厚が厚いため、熱交換パイプには亀裂が発生しな
いものである。
着されているため両部材に温度差がなく、温度差による
熱応力が発生しないものである。また、万一、熱交換パ
イプと伝熱管の密着不良が発生しても、熱交換パイプの
方が肉厚が厚いため、熱交換パイプには亀裂が発生しな
いものである。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明
する。
する。
第3図に示すように、熱交換器1の燃焼ガス上流部に
燃焼室2、その上流部にバーナ3が位置している。熱交
換器1は第4図に示すように、多数の吸熱フィン5とそ
れを貫通する熱交換パイプ4より形成されている。第1
図、第2図に示すように、熱交換パイプ4内の燃焼ガス
上流部分8に熱交換パイプ4内面に伝熱管6をハンダ等
7にて全長にわたって固定している。また熱交換パイプ
4の肉厚を伝熱管6の肉厚よりも厚くしている。
燃焼室2、その上流部にバーナ3が位置している。熱交
換器1は第4図に示すように、多数の吸熱フィン5とそ
れを貫通する熱交換パイプ4より形成されている。第1
図、第2図に示すように、熱交換パイプ4内の燃焼ガス
上流部分8に熱交換パイプ4内面に伝熱管6をハンダ等
7にて全長にわたって固定している。また熱交換パイプ
4の肉厚を伝熱管6の肉厚よりも厚くしている。
かかる構成において、バーナ3によって発生した燃焼
ガスは燃焼室2を通り、熱交換1の各吸熱フィン5のす
き間を通って出ていく。水は吸熱フィン5および熱交換
パイプ4および伝熱管6で熱を受取り高温水となって出
ていく。この場合、熱交換パイプ4の上流側8は燃焼ガ
スが高温のため伝熱管6より高温になる。しかしなが
ら、熱交換パイプ4と伝熱管6はハンダ等7により固定
されているため、熱伝導が良く温度差は発生しない。し
たがって、熱交換パイプ4と伝熱管6の熱膨脹差による
熱応力は発生しない。
ガスは燃焼室2を通り、熱交換1の各吸熱フィン5のす
き間を通って出ていく。水は吸熱フィン5および熱交換
パイプ4および伝熱管6で熱を受取り高温水となって出
ていく。この場合、熱交換パイプ4の上流側8は燃焼ガ
スが高温のため伝熱管6より高温になる。しかしなが
ら、熱交換パイプ4と伝熱管6はハンダ等7により固定
されているため、熱伝導が良く温度差は発生しない。し
たがって、熱交換パイプ4と伝熱管6の熱膨脹差による
熱応力は発生しない。
また、万一、熱交換パイプ4と伝熱管6の密着不良が
発生し、熱応力が発生しても、熱交換パイプ4の肉厚を
伝熱管6の肉厚より厚くしているために、熱交換パイプ
4に亀裂が入ることなく、水漏れ事故等のないものであ
る。
発生し、熱応力が発生しても、熱交換パイプ4の肉厚を
伝熱管6の肉厚より厚くしているために、熱交換パイプ
4に亀裂が入ることなく、水漏れ事故等のないものであ
る。
本発明によれば、熱交換パイプと伝熱管が、全長に亘
ってはんだ等でろう付して固定されているため、スケー
ル等の影響を受けずに長期間に亘って高い熱交換効率を
維持でき、また、熱交換パイプと伝熱管とに温度差が生
じることがないため熱応力が発生しない。さらに、熱交
換パイプの肉厚が伝熱管の肉厚よりも肉厚に形成されて
いるため、仮に、熱応力が発生しても、熱交換パイプに
亀裂が入ることがなく、水漏れ等の事故の発生を完全に
防止できる。
ってはんだ等でろう付して固定されているため、スケー
ル等の影響を受けずに長期間に亘って高い熱交換効率を
維持でき、また、熱交換パイプと伝熱管とに温度差が生
じることがないため熱応力が発生しない。さらに、熱交
換パイプの肉厚が伝熱管の肉厚よりも肉厚に形成されて
いるため、仮に、熱応力が発生しても、熱交換パイプに
亀裂が入ることがなく、水漏れ等の事故の発生を完全に
防止できる。
第1図は、本発明の一実施例の熱交換パイプの断面図を
示し、第2図のA−A矢視断面、第2図は第1図の横交
換パイプの管軸方向断面図を示す。第3図は熱交換器を
ボイラ本体に組込んだときの正面図、第4図は熱交換器
の平面図である。 1……熱交換器、4……熱交換パイプ、5……吸熱フィ
ン、6……伝熱管、7……ハンダ等。
示し、第2図のA−A矢視断面、第2図は第1図の横交
換パイプの管軸方向断面図を示す。第3図は熱交換器を
ボイラ本体に組込んだときの正面図、第4図は熱交換器
の平面図である。 1……熱交換器、4……熱交換パイプ、5……吸熱フィ
ン、6……伝熱管、7……ハンダ等。
Claims (1)
- 【請求項1】熱交換パイプ内に伝熱管を取り付けたクロ
スフィン形熱交換器において、熱交換パイプの肉厚を伝
熱管の肉厚よりも肉厚に形成するとともに、熱交換パイ
プの伝熱管を全長に亘ってはんだ等でろう付して固定し
たことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63283648A JP2622997B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63283648A JP2622997B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 熱交換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02130342A JPH02130342A (ja) | 1990-05-18 |
JP2622997B2 true JP2622997B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=17668242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63283648A Expired - Fee Related JP2622997B2 (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2622997B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS607187B2 (ja) * | 1976-11-19 | 1985-02-22 | 株式会社日立製作所 | 熱交換器 |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63283648A patent/JP2622997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02130342A (ja) | 1990-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |