JP2612747B2 - 両頭研削盤の砥石修正方法 - Google Patents

両頭研削盤の砥石修正方法

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JP2612747B2 JP63165292A JP16529288A JP2612747B2 JP 2612747 B2 JP2612747 B2 JP 2612747B2 JP 63165292 A JP63165292 A JP 63165292A JP 16529288 A JP16529288 A JP 16529288A JP 2612747 B2 JP2612747 B2 JP 2612747B2
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史朗 成岡
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 「産業上の利用分野」 本発明は両頭研削盤の砥石面を修正する砥石修正方法
に関する。
「従来の技術」 従来の両頭研削盤の砥石修正方法の例を第4図に示
す。砥石軸2に固定された砥石1はその端面の砥石面を
互に対向させている。砥石軸2は図示されない砥石台に
軸承されており、軸方向に送ることができ、砥石1,1間
の間隔を定め或は切込みを与えるようになつている。砥
石修正装置は砥石1の砥石面(端面)を同時に砥石修正
工具例えば単石ダイヤモンド3が砥石1の砥石面に沿つ
て砥石1の砥石面の外周側と中心部間を移動するように
したものであり、単石ダイヤモンド3を移動するため、
第4図の側面図の第5図に示すように砥石1外の1点に
おいて回転駆動されるように配設された砥石軸2に平行
な修正アーム軸4に固定された修正アーム5端に該単石
ダイヤモンド3を取付けてある。両単石ダイヤモンド3,
3間の距離は一定であり、両砥石1,1の砥石面を単石ダイ
ヤモンド3,3に切込んで両砥石1,1の砥石面の砥石修正を
行なうようになつている。尚、砥石1の砥石面外周側と
中心間を単石ダイヤモンド3を移動させるため、単位石
ダイヤモンド3を取付けたスライドを砥石1の半径方向
に平行なガイドを滑動させて砥石修正を行うものもあ
る。
従来の砥石1の修正は砥石1を回転しておいて、砥石
1の砥石面に単石ダイヤモンド3に干渉するように微量
切込み、修正アーム5を第5図の矢印6のように外周側
から中心部に向つて回転すると砥石1の砥石面は修正さ
れる。更に中心部で砥石1を微量切込んで修正アーム5
を砥石1の中心部から外周側に回転して砥石修正を行な
う。上記最初に説明したように修正アーム軸4と砥石軸
2が幾何学的に平行で剛性があるとすれば、砥石1の端
面は砥石軸2に直角に仕上がり、砥石1の砥石面は平坦
となる。ただし、実際は両側の砥石軸2,2は加工物が砥
石1,1間に入り易いように微小角をなしているので、修
正アーム軸4は両側の砥石軸2,2夫々に対して平行な位
置よりわずかに傾いているが説明のため、砥石軸2と修
正アーム軸4は平行として説明した。
「発明が解決しようとする課題」 第4図において砥石1の端面が修正され平坦となつて
いるとするとし、砥石1,1の砥石面間を加工物の幅に合
せると第6図に示すように研削加工をガイドする側面案
内板7と、加工物を研削する砥石1との関係は、該案内
板7に比べて砥石1が前に出ている為、初期の研削に於
いて加工物が砥石1に喰いつき、精度を劣化させる要因
となつていた。
その為、従来の両頭研削盤では砥石修正直後より砥石
形状がなじむ迄、慣らし研削(捨研)を必要とした。こ
のため、捨研に用いられた加工物の中には不良とせざる
を得ないものも生じ、又、加工開始準備が捨研を行つて
いる時間に加わり、加工開始の準備時間長くかかるとい
う問題点があつた。
本発明は両頭研削盤における砥石修正後における加工
開始準備時間をなくし、直ちに研削工程が開始でき、砥
石修正後の加工を始めの加工物が正確に研削される両頭
研削盤の砥石修正方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
「課題を解決するための手段」 本発明は両頭研削盤の対向砥石面を砥石修正する方法
において、砥石修正工具を砥石端面の外周面と中心部を
移動させて砥石面全面を砥石修正工具により平面とした
後、砥石の外周側の一定幅を砥石面に微量切込みを与え
乍ら砥石修正を行うことを特徴とする両頭研削盤の砥石
修正方法である。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に従つて説明する。両頭
研削盤は横軸、立軸のものがあり、本発明に用いられる
両頭研削盤及び砥石修正装置は従来例のものと同じであ
る。例えば横軸両頭研削盤の例について若干詳細にのべ
ると第1図は横軸両頭研削盤の平面図である。
以下の説明において砥石軸2は主軸台9がテイルテイ
ング及びスウイベリングするようにコラム8に固定され
ていて両側の砥石軸2,2は微小角度をなしており、砥石
1,1間で加工物が進むにつれて切込まれるようになつて
いるが、説明上砥石軸2,2は一直線上にあるものとす
る。
コラム8に各々水平方向の砥石軸2に固定された左右
の砥石1を砥石面(研削作用面)を対向して備えた砥石
台9,9が取付けられ、左右砥石1,1が夫々左右位置を調節
可能となつている。両砥石1,1の水平動は砥石台9,9をコ
ラム8の上面の案内に係合してサーボモータを用いて正
確に微量送りもできる送り装置により駆動する。或は砥
石軸2をクイルに収容し、クイルを砥石台9,9から進退
させることにより行つてもよい。コラム8には砥意志修
正装置10が取付けてある。
砥石1,1は普通砥石又は超砥粒砥石であつて砥石修正
装置10は砥石軸2に平行な修正アーム軸4が砥石1外で
コラム8に固定された軸受11に軸方向移動しないように
支持されており、修正アーム軸4は限定範囲で回転、即
ち修正アーム軸4に固定された修正アーム5が揺動する
ようにコラム8に固定された回転シリンダ12に固定され
ている。修正アーム5の先端には各砥石1,1の端面に対
向するように単石ダイヤモンド3が固定されている。
上記装置を用いた砥石1,1の砥石面の修正は (1) 第3図(a)に示すように両砥石1の砥石面を
砥石修正装置10の単石ダイヤモンド3と一致する位置か
ら微量に切込んで修正アーム5を第2図の矢印6のよう
に外周側から中心部に向つて回転すると砥石1の砥石面
は修正される。
(2) 更に第3図(b)に示すように中心部で砥石1
を微量切込んで修正アーム5を回転して外周外に単石ダ
イヤモンド3を矢印6に従つて移動する。
(3) 上記(1),(2)で砥石1の砥石面が平坦に
ならない場合は上記(1),(2)をくり返す。
上記(1)〜(3)の工程は従来例の砥石修正方法と
同じである。
(4) ここで次の又はの工程を実行する。
第3図(c)に示すように上記(3)の工程終了後
に砥石1を切込ませずに修正アーム5を砥石1の外周側
から、中心部に向けて移動し単石ダイヤモンド3が砥石
1の外周よりAだけ内側に入つた所で修正アーム5を停
止し、ここで砥石台9を極めて微速度で連続して前進さ
せ乍ら、修正アーム5を単石ダイヤモンド3が砥石1の
外周に向う方向に回転すると第1図に誇張して示すよう
に砥石面に面取り部1aが斜めに形成される。
第3図(d)に示すように上記(3)の工程終了の
際に単石ダイヤモンド3が砥石1の外周よりAだけ内側
に入つた所で、砥石台9を極めて微速度で連続して前進
させ乍ら、修正アーム5を続行して移動すると第1図の
ように砥石面1に面取り部1aが出来る。
(5) 第3図(e)に示すように単石ダイヤモンド3
が砥石1の外周よりも外側に出た処で、前記面取り部1a
を形成するために砥石1を前進させた分だけ後退して元
に戻す。
上記により修正された砥石1,1と案内板7,7の関係は第
1図のように案内板7,7の対向側面の延長線が砥石1,1の
面取り部1a,1aに来るから、加工物を案内板7,7間で砥石
1,1間に向つて進行させた場合、加工物の進行方向先端
部が大きく切込まれることがないので慣らし研削(捨
研)を必要としなくなつた。
又、上記面取りは砥石修正装置10で行なう為、砥石修
正速度や、砥石切込速度、面取り開始位置等を変更する
ことで希望する面取り形状が正確に得られる。
〔発明の効果〕
本発明は両頭研削盤の対向砥石面を砥石修正する方法
において、砥石修正工具を砥石端面の外周側と中心部を
移動させて砥石面全面を砥石修正工具により平坦とした
後、砥石の外周側の一定幅を砥石面に微量切込みを与え
乍ら砥石修正を行うことを特徴とする両頭研削盤の砥石
修正方法としたため、砥石修正後の慣らし研削を行なう
必要がなくなり、準備時間が短縮され、止むを得ない加
工不良を防止することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の両頭研削盤の平面図、第2図
は砥石の側面図を示す正面図、第3図(a)、第3図
(b)、第3図(c)、第3図(d)、第3図(e)は
第1図の作用を示す正面図、第4図は従来例の砥石修正
作用を示す正面図、第5図は第4図の側面図、第6図は
従来例の案内板と砥石の関係を示す平面図である。 1……砥石、1a……面取り部、2……砥石軸、3……単
石ダイヤモンド、4……修正アーム軸、5……修正アー
ム、6……矢印、7……案内板、8……コラム、9……
砥石台、10……砥石修正装置、11……軸受。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両頭研削盤の対向砥石面を砥石修正する方
    法において、砥石修正工具を砥石端面の外周側と中心部
    を移動させて砥石面全面を砥石修正工具により平坦とし
    た後、砥石の外周側の一定幅を砥石面に微量切込みを与
    え乍ら砥石修正を行うことを特徴とする両頭研削盤の砥
    石修正方法。
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