【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人工肛門から排泄する
汚物を溜めるパウチに関し、特に臭気を抜く排気装置の
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、人工肛門のケア装置には、排泄物
を溜めるパウチと称する袋部を直接人体に貼り付ける直
接タイプと、人工肛門の回りに環状の突条を貼り、パウ
チ側の凹溝をこれに係合させる２ピースタイプとが知ら
れている。
【０００３】２ピースタイプの場合には、パウチ側の凹
溝が突条に沿って回転自在に係合されるので、人体の起
居、就寝の姿勢に合わせてパウチの位置を回転できる利
点がある。
【０００４】またパウチには、袋状の使い捨てタイプ
（閉鎖型パウチという、図５参照）と、図示しないが洗
浄して何回も使用できるＵ型パウチと称するものとがあ
る。Ｕ型パウチの場合は、パウチ袋の底部が開口してい
て、この部分を折曲げてクリップで挟んで閉鎖して使用
する。排便後は、パウチ全体を人体から取り外し、クリ
ップを外して内部を洗浄後乾燥して再使用する。このタ
イプのものは２、３個あれば交互に長期間使用できる。
【０００５】ここでは、直接タイプの閉鎖型パウチにつ
いて図５〜図６を参照して説明する。図５は、使用後に
捨てる使い捨てタイプの従来例を示すパウチの正面図、
図６はその排気細孔の断面図である。
【０００６】図において、２０は、水密、気密でかつ臭
気も通さないように加工された袋状のパウチ、２１はそ
の開口部で、これを図示しない人体の下腹部に切開した
ストーマ(Stoma) と称する人工肛門に連結する。２２は
開口部２１の周囲に塗布された接着剤を保護する剥離紙
である。２３は、排泄物自体の悪臭や人体からのガスの
臭気を消すための活性炭などの除臭剤で、薄く小さい円
板状のスポンジに含浸され、このスポンジには多数の排
気細孔２４が穿設されている。
【０００７】２５は活性炭２３の周囲をパウチ内部側か
ら固定する接着テープである。
【０００８】この人工肛門の周囲の皮膚を充分に清潔に
した後、パウチ２０の開口部２１の周囲の剥離紙２２を
剥がして接着剤によりパウチ２０を人体の皮膚に貼る。
これで人工肛門にパウチ２０の開口部２１が連結され
る。
【０００９】これらのパウチを使用してみると、人体か
ら頻繁に発生するガスは人工肛門を経てパウチ２０内に
蓄まる。普通の場合２時間ほどでパウチ２０はガスで一
杯に膨脹する。従ってパウチ２０内部に溜まったガスは
その圧力によって自然に活性炭２３の排気細孔２４を通
過して外部へ放出される。
【００１０】このように、臭気ガスの放出は自由意思に
よって制御できないので、パウチからの放出ガスは、脱
臭し切れないまま下着と皮膚の間を伝わって首筋に上が
る。この臭いに気が付き直ぐにトイレに行ってガス抜き
をしても、この悪臭は下着に染み込んで、本人のみなら
ず、周囲の人々にも悪臭をばらまく結果になる。
【００１１】この悪臭を完全吸着するためには、更に大
量の活性炭が必要となり、パウチの容量をもっと大きく
して活性炭量を何十倍かにしなければならない。しか
し、嵩ばって重いパウチを身に着ければ活動性は奪わ
れ、実用にそぐわない。
【００１２】また、活性炭は湿気を帯びたり、濡れたり
するとその吸着能力は急減するので、実質的には活性炭
が殆ど有効に脱臭作用をしない状態で悪臭ガスが放出さ
れるのが現状であった。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みて、人工肛門用パウチに溜まる悪臭を、任意な時に
任意の場所で自在に放出できることを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、人工肛門用パウチの上部に可撓性の排気チュ
ーブを挿通し、当該チューブの内端をフィルタで覆うと
共に、前記パウチ外部に突出する前記チューブの途中に
除臭剤を設けたことを特徴とする。
【００１５】
【作用】本発明によれば、人工肛門からパウチ内へ流入
した排泄汚物が排気チューブへ流れ込もうとしても、フ
ィルタに阻止されてチューブへ浸入し難い。更に、除臭
剤はパウチ外部にありフィルタから隔離された位置にあ
るので、汚物で濡れ難く効力減退を最小限に阻止でき
る。
【００１６】一方、発生したガスは、フィルタを経て除
臭剤内部を通過して悪臭を除去吸収されながらチューブ
の中に溜まる。そこで、ガスによるパウチの膨脹を感じ
たり、時間経過により、自分の意思でトイレその他、他
人に迷惑の掛からない適宜な場所に行き、チューブの先
端を開口すれば、ガスは外部へ放出できる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図１は、本発明による排気装置の基本構成を
示す説明用断面図である。
【００１８】図において、１は人体から突出する人工肛
門に接続される人工肛門用パウチ、１ａはパウチ１の上
部に設けた排気装置取付用の取付穴である。２は可撓性
の排気チューブで、排気チューブ２の一部は取付孔１ａ
を経てパウチ１の内部に挿入されている。そして取付穴
１ａの周囲は穴塞ぎ用の接着テープ２ａにより気密的に
密閉される。接着テープ２ａは、パウチ１から外部に突
出した排気チューブ２の外壁にその上部が固着され、そ
の下部は図示しない剥離紙で保護されている。
【００１９】このパウチ１の内部にある排気チューブ２
の一端にはフィルタ３が巻き付けられている。このフィ
ルタ３は吸水性のない軽量の部材が使用され、例えば、
ナイロン糸で編んだ細かい網状のもの等が好適である。
図では、チューブ２の先端をフィルタ３の中に挿入して
ゴムバンド等の紐類３ｂで直接固定している。
【００２０】排気チューブ２のパウチ１から外部に露出
している部分の先端には、プラスチック製の開閉栓４が
装着されている。開閉栓４は、単に栓を抜けば排気で
き、栓をすれば閉鎖できればよい。
【００２１】排気チューブ２のパウチ１から外部に露出
している部分の中間には、除臭剤５が設けられている。
除臭剤５としては主として活性炭が使用される。この除
臭剤５はパウチ１の内部の汚物で濡れないよう出来るだ
けフィルタ３から離れた位置が好ましい。
【００２２】図２は本発明による排気装置を装着した人
工肛門用パウチの一実施例を示す平面図で一部を切欠い
て示す。図３は、その要部断面図である。
【００２３】この例に示すごとく、フィルタ３の取付け
方が至って簡単である。即ち、フィルタ３を荒目網の袋
３ａに入れてゴムバンドなどの紐類３ｂでチューブ２に
固定した。
【００２４】また排気チューブ４の先端に設けた開閉栓
４は、手で回転部４ｃを回せば排気路を開閉出来る構造
の基本を示す。この開閉栓４は、排気チューブ２の内壁
に嵌合するチューブ状の基部４ａと、基部４ａに一体的
に形成された鍔部４ｂと、円盤状の回転部４ｃとからな
る。鍔部４ｂと回転部４ｃにはそれぞれ貫通穴４ｄ，４
ｅが穿設され、かつ鍔部４ｂの中心点は鍔部４ｂの中心
点に回転可能に装着されている。この構成により、鍔部
４ｂの回転で、貫通穴４ｄ，４ｅは穴位置が一致して排
気路は開口し、穴位置ずれのとき排気路は閉鎖される。
【００２５】また、除臭剤５を交換可能にした構造の一
例を示す。６は上下にチューブを連結する連結体であ
る。この場合、チューブ２は、、一部分が内部にあるチ
ューブ２ｂと、チューブ全部がパウチ１の外部にあるチ
ューブ２ｃとに分離される。そして連結体６の下部をチ
ューブ２ｂに挿入し、チューブ２ｃを連結体６の上部に
挿入して両チューブ２ｂ，２ｃが連結される。さらに連
結体６の下部には除臭剤５が充填される。なお、除臭剤
５は通気孔のある蓋付き筒状容器に粗い粒状除臭剤を充
填してもよく、また通気孔のある成形された除臭剤でも
よい。
【００２６】７は人体から突出する人工肛門に接続され
るパウチ開口部、８はパウチ開口部７の周囲に塗布され
た伸縮性の接着剤（図示しない）を覆って保護する剥離
紙である。
【００２７】なお、図４は、図２のＡ−Ａ断面図であ
る。このように、人工肛門に取付ける側の開口部７と、
排気装置の取付穴１ａとは反対側になり、かつ人体にパ
ウチ１を装着したとき、排気装置が左側にあることが好
ましい。
【００２８】先ず、排気装置をパウチ１へ取付ける説明
をする。荒い網袋３ａにフィルタ３を詰込んでチューブ
２ｂの一端にゴムバンド３ｂで固定する。そのまま全部
をパウチ１の開口部７から内部に入れ、チューブ２ｂの
先端を取付穴１ａから外部に引出す。チューブ２ｂの外
壁に固着された接着テープ２ａを用いて取付穴１ａの周
囲に貼付して穴１ａを気密状に塞ぐ。除臭剤５を充填し
たチューブ連結体６をチューブ２ｂの先端から挿入す
る。
【００２９】次に、チューブ連結体６の開口している上
部に排気チューブ２ｃを挿入して連結する。排気チュー
ブ２ｃの先端に開閉栓４を装着して、排気装置のパウチ
１への取付けは完了する。
【００３０】本発明による人工肛門用パウチを使用する
には、パウチ１の剥離紙８を剥がし、そのまま人工肛門
の周囲に貼付する。パウチ１の上から伸縮性包帯やバン
ド又は下着などでパウチを軽く支えてパウチ１の移動を
規制し、排気チューブ２ｃの先端を下着の紐やバンドで
挟み外部へ摘み出せる程度にする。
【００３１】パウチ１内部にガスが溜まったり、所定時
間が経過した時にトイレや人気のない処へ行き、排気チ
ューブ２ｃの先端を下着から外部へ取り出し、開閉栓４
の回転部４ｃを回してガスを放出する。ガスの排出力が
弱いときにはパウチ１を上着の上から軽く手で押さえれ
ばよい。
【００３２】なお、外部からパウチ１を押されても、汚
物がガス通路を全部閉鎖することのないようにチューブ
２ｂの開口した先端はフィルタ３により守られている。
また多孔板などで蓋することも考えられるが、出来るだ
け固形物がパウチ内にない方が感触的にも良い。
【００３３】以上、本発明においては、開閉栓４の構成
については特に限定するものではなく、ガスの排気と遮
断の切り替えができればよい。
【００３４】また、チューブ２ｂの部分は予め、パウチ
１と一体的に製造することも可能である。また、使用時
に、除臭剤付きチューブ連結体６と排気チューブ２ｃ並
びに開閉栓４を挿入するだけで良いので、何人でも容易
に組立て使用ができる。
【００３５】なお、本発明による排気装置は、パウチの
如何なるタイプにも装着できることは勿論である。
【００３６】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にれば、排
気チューブからのガスは、自分の知らない間に放出され
ることなく自分の意思によってのみ放出できるので、除
臭剤の能力が鈍化しても他人に悪臭で迷惑を掛ける心配
がない。
【００３７】更に、パウチ内部にあるチューブ端面はフ
ィルタで覆われているので、排泄汚物が排気チューブに
流れ込もうとしてもフィルタに阻止されチューブへ侵入
し難い。また除臭剤はパウチ外部にあってフィルタから
離れたているので濡れ難い。従って、除臭剤の能力を可
及的に長く延ばせ、必要に応じて新たな除臭剤との交換
も容易な構造とすることができる。さらに、簡単な機構
であるから大量生産にも向く。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a pouch for collecting dirt excreted from a colostomy, and more particularly to an improvement in an exhaust device for removing odor. 2. Description of the Related Art Conventionally, an ostomy care device includes a direct type in which a bag portion called a pouch for collecting excrement is directly attached to a human body and an annular ridge around an ostomy. There is known a two-piece type in which a side groove is engaged with the groove. [0003] In the case of the two-piece type, the concave groove on the pouch side is rotatably engaged along the ridge, so that there is an advantage that the position of the pouch can be rotated in accordance with the posture of the human body when sleeping or sleeping. . There are two types of pouches: a bag-type disposable type (referred to as a closed type pouch, see FIG. 5) and a U-type pouch (not shown) which can be washed and used many times. In the case of a U-shaped pouch, the bottom of the pouch bag is open, and this portion is folded, closed with clips, and used. After defecation, the entire pouch is removed from the human body, the clip is removed, the inside is washed, dried, and reused. This type can be used alternately for a long period of time if a few are used. Here, a closed pouch of a direct type will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a front view of a pouch showing a conventional example of a disposable type discarded after use,
FIG. 6 is a sectional view of the exhaust pore. In the figure, reference numeral 20 denotes a bag-shaped pouch which is processed to be watertight, airtight and impervious to odors, and 21 denotes an opening thereof, which is an incision formed in the lower abdomen of a human body (not shown). Connected to the artificial anus, called Reference numeral 22 denotes a release paper for protecting the adhesive applied around the opening 21. Reference numeral 23 denotes a deodorant such as activated carbon for eliminating the odor of excrement itself and the odor of gas from the human body. The deodorant is impregnated in a thin and small disc-shaped sponge. Has been established. An adhesive tape 25 fixes the periphery of the activated carbon 23 from the inside of the pouch. After the skin around the colostomy is sufficiently cleaned, the release paper 22 around the opening 21 of the pouch 20 is peeled off, and the pouch 20 is adhered to the skin of the human body with an adhesive.
Thus, the opening 21 of the pouch 20 is connected to the artificial anus. When these pouches are used, gas frequently generated from the human body accumulates in the pouch 20 via the colostomy. Normally, in about two hours, the pouch 20 is fully inflated with gas. Accordingly, the gas accumulated inside the pouch 20 is naturally discharged through the exhaust pores 24 of the activated carbon 23 due to the pressure. As described above, since the release of the odorous gas cannot be controlled by free will, the gas released from the pouch travels between the underwear and the skin without being completely deodorized and rises to the neck. Even if you notice this odor and go to the toilet immediately to degas, this odor permeates the underwear and results in the odor being disseminated not only to you but also to the people around you. In order to completely absorb the malodor, a larger amount of activated carbon is required, and the capacity of the pouch must be increased to increase the amount of activated carbon by several tens. However, wearing bulky and heavy pouches deprives them of their activity and makes them impractical. In addition, since activated carbon is rapidly absorbed or wetted, its adsorbing ability is sharply reduced, so that at present, malodorous gas is emitted in a state where activated carbon hardly effectively deodorizes. . SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above circumstances, it is an object of the present invention to be able to freely discharge a bad odor accumulated in a colostomy pouch at any time and at any place. [0014] In order to achieve the above object,
According to the present invention, a flexible exhaust tube is inserted into an upper part of a pouch for a colostomy, an inner end of the tube is covered with a filter, and a deodorant is provided in the middle of the tube protruding outside the pouch. It is characterized by. According to the present invention, even if the excrement discharged from the colostomy into the pouch tries to flow into the exhaust tube, it is blocked by the filter and hardly permeates the tube. Furthermore, since the deodorant is located outside the pouch and separated from the filter, the deodorant is less likely to be wet with dirt, and a decrease in efficacy can be minimized. On the other hand, the generated gas passes through the inside of the deodorant through the filter, and accumulates in the tube while removing and absorbing the bad odor. Then, if the pouch is inflated due to the gas, or if time passes, the user will go to the toilet or other appropriate place without inconvenience to others and open the end of the tube to release the gas. Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory sectional view showing a basic configuration of an exhaust device according to the present invention. In the figure, reference numeral 1 denotes a pouch for a colostomy connected to a colostomy protruding from a human body, and 1a denotes a mounting hole for mounting an exhaust device provided on the upper part of the pouch 1. 2 is a flexible exhaust tube, and a part of the exhaust tube 2 is a mounting hole 1a.
And inserted into the inside of the pouch 1. The periphery of the mounting hole 1a is hermetically sealed by an adhesive tape 2a for closing the hole. The upper portion of the adhesive tape 2a is fixed to the outer wall of the exhaust tube 2 protruding from the pouch 1 to the outside, and the lower portion is protected by release paper (not shown). The exhaust tube 2 inside the pouch 1
Is wound around one end of the filter 3. The filter 3 is made of a lightweight member having no water absorption.
A fine net-like material knitted with nylon yarn is preferable.
In the figure, the tip of the tube 2 is inserted into the filter 3 and is directly fixed with a string 3b such as a rubber band. A plastic opening / closing plug 4 is attached to a tip of a portion of the exhaust tube 2 exposed to the outside from the pouch 1. The opening / closing stopper 4 only needs to be able to be evacuated simply by passing through the stopper, and to be closed by closing the stopper. A deodorant 5 is provided in the middle of a portion of the exhaust tube 2 exposed to the outside from the pouch 1.
Activated carbon is mainly used as the deodorant 5. It is preferable that the deodorant 5 is located as far away from the filter 3 as possible so as not to get wet with the dirt inside the pouch 1. FIG. 2 is a plan view, partially cut away, showing an embodiment of a colostomy pouch equipped with an exhaust device according to the present invention. FIG. 3 is a sectional view of the main part. As shown in this example, the method of mounting the filter 3 is extremely simple. That is, the filter 3 was placed in a coarse mesh bag 3a and fixed to the tube 2 with a cord 3b such as a rubber band. The opening / closing plug 4 provided at the end of the exhaust tube 4 shows the basic structure of a structure in which the exhaust path can be opened and closed by rotating the rotating part 4c by hand. The opening / closing plug 4 includes a tubular base 4a fitted on the inner wall of the exhaust tube 2, a flange 4b formed integrally with the base 4a, and a disk-shaped rotating part 4c. The flange 4b and the rotating part 4c have through holes 4d and 4d respectively.
e is bored, and the center point of the flange portion 4b is rotatably attached to the center point of the flange portion 4b. With this configuration, the rotation of the flange portion 4b causes the through holes 4d and 4e to coincide with the hole positions, thereby opening the exhaust passage, and closing the exhaust passage when the hole positions are shifted. An example of a structure in which the deodorant 5 can be replaced is shown. Reference numeral 6 denotes a connecting body for connecting tubes vertically. In this case, the tube 2 is separated into a tube 2b partially inside and a tube 2c entirely outside the pouch 1. Then, the lower part of the connecting body 6 is inserted into the tube 2b, and the tube 2c is inserted into the upper part of the connecting body 6, whereby the two tubes 2b and 2c are connected. Further, the lower part of the connector 6 is filled with the deodorant 5. The deodorant 5 may be a cylindrical container with a vent having a lid filled with a coarse granular deodorant, or may be a molded deodorant having a vent. Reference numeral 7 denotes a pouch opening connected to an artificial anus protruding from the human body, and reference numeral 8 denotes a release paper for covering and protecting an elastic adhesive (not shown) applied around the pouch opening 7. FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. Thus, the opening 7 on the side to be attached to the colostomy,
It is preferable that the exhaust device is located on the left side when the pouch 1 is attached to the human body, which is on the opposite side to the mounting hole 1a of the exhaust device. First, a description will be given of attaching the exhaust device to the pouch 1. The filter 3 is packed in a rough net bag 3a and fixed to one end of the tube 2b with a rubber band 3b. The whole is put into the inside through the opening 7 of the pouch 1 and the tip of the tube 2b is pulled out from the mounting hole 1a. An adhesive tape 2a fixed to the outer wall of the tube 2b is used to adhere the periphery of the mounting hole 1a to hermetically close the hole 1a. The tube connector 6 filled with the deodorant 5 is inserted from the distal end of the tube 2b. Next, the exhaust tube 2c is inserted and connected to the open upper part of the tube connector 6. The opening / closing stopper 4 is attached to the end of the exhaust tube 2c, and the attachment of the exhaust device to the pouch 1 is completed. In order to use the pouch for a colostomy according to the present invention, the release paper 8 of the pouch 1 is peeled off, and the pouch 1 is stuck around the colostomy as it is. The movement of the pouch 1 is regulated by lightly supporting the pouch from above the pouch 1 with an elastic bandage, band, or underwear, so that the distal end of the exhaust tube 2c is pinched by a string or band of the underwear so that it can be picked out. When gas accumulates in the pouch 1 or when a predetermined time has elapsed, go to a toilet or an unpopular place, take out the tip of the exhaust tube 2c from underwear to the outside, and open / close the
The rotating part 4c is turned to release gas. When the gas discharging power is weak, the pouch 1 may be lightly pressed from above the outerwear. The open end of the tube 2b is protected by the filter 3 so that even if the pouch 1 is pushed from the outside, the dirt does not completely close the gas passage.
It is also conceivable to cover with a perforated plate or the like, but it is better for the feel to have as little solid matter as possible in the pouch. As described above, in the present invention, the configuration of the on-off plug 4 is not particularly limited, as long as the switching between the gas exhaust and the shutoff can be performed. The tube 2b can be manufactured integrally with the pouch 1 in advance. Further, at the time of use, it is only necessary to insert the tube connector with deodorant 6, the exhaust tube 2 c and the opening / closing plug 4, so that any person can easily assemble and use. The exhaust device according to the present invention can of course be mounted on any type of pouch. As described above in detail, according to the present invention, the gas from the exhaust tube can be released only by one's own intention without being released without your knowledge. Even if the ability of the agent slows down, there is no fear of bothering others with stench. Furthermore, since the end face of the tube inside the pouch is covered with the filter, even if the excrement is to flow into the exhaust tube, it is prevented by the filter and hardly enters the tube. Further, since the deodorant is outside the pouch and separated from the filter, it is difficult to get wet. Therefore, the capacity of the deodorant can be extended as long as possible, and the structure can be easily replaced with a new deodorant as needed. Furthermore, the simple mechanism is suitable for mass production.
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による人工肛門用パウチの排気装置の基
本構成を示した断面図である。
【図２】排気装置の一実施例を示す一部断面した正面図
である。
【図３】排気装置の要部の断面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ断面図である。人工肛門用パウチ
の他の実施例を示す正面図である。
【図５】従来の人工肛門用パウチの正面図である。
【図６】図５における排気細孔の断面図である。
【符号の説明】
１ パウチ
１ａ 取付穴
２，２ｂ，２ｃ 排気チューブ
２ａ 接着テープ
３ フィルタ
４ 開閉栓
５ 除臭剤
６ チューブ連結体
７ 開口部
８ 剥離紙BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view showing a basic configuration of an ostomy pouch exhaust device according to the present invention. FIG. 2 is a partially sectional front view showing an embodiment of the exhaust device. FIG. 3 is a sectional view of a main part of the exhaust device. FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 2; It is a front view which shows another Example of the pouch for colostomy. FIG. 5 is a front view of a conventional ostomy pouch. FIG. 6 is a sectional view of an exhaust hole in FIG. [Description of Signs] 1 Pouch 1a Mounting holes 2, 2b, 2c Exhaust tube 2a Adhesive tape 3 Filter 4 Opening / closing plug 5 Deodorant 6 Tube connector 7 Opening 8 Release paper