JP2611993B2 - マイクロカプセルとその製造方法 - Google Patents

マイクロカプセルとその製造方法

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    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/12Making microcapsules or microballoons by phase separation removing solvent from the wall-forming material solution
    • B01J13/125Making microcapsules or microballoons by phase separation removing solvent from the wall-forming material solution by evaporation of the solvent

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、疎水性である脂質類と親水性である蛋白質
の混合物を芯物質となる粒子表面にコーティングしてな
るマイクロカプセルとその製造方法に関し、特に稚仔魚
用飼料等の飼料、飼料添加物、医薬品、農薬、食品、化
学品などに好適に用いられるマイクロカプセルとその製
造方法に関する。
[従来の技術] 従来、マイクロカプセルの製造法としては、化学工学
第46巻第10号(1982年)第547〜551頁「カプセル化法に
よる微粉体の表面改質技術と効用」の特に第548頁に記
載されているように、界面重合法、液中乾燥法を始めと
して14種類あるものとされている。
これらのマイクロカプセルは前記文献に記載されてい
るように、食品、医薬、農薬、飼料、香料、酵素、活性
炭等あらゆる産業分野に用いられている。そして、前記
14種類のマイクロカプセルの製造法の中で、ワックス類
を粒子に付着させる方法においては、気中懸濁法(流動
層コーティング法)及び融解分散冷却法(噴霧凝固造粒
法)が代表的なものとして知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、疎水性である脂質類と親水性である蛋
白質を同時にコーディングし、マイクロカプセル化する
方法は現在のところ、知られていない。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明者らは疎水性である脂質類と親水性で
ある蛋白質を同時にコーティングする方法を鋭意研究し
た結果、本発明に到達したものである。
即ち、本発明によれば、粒径5〜500μmの芯物質の
周囲を、厚さ0.1〜10μmの脂質類とグリアジン、ホル
ディン及びゼインのいずれかの蛋白質との混合物により
被覆してなる単核状マイクロカプセル(第1発明)、粒
径5〜500μmの芯物質の周囲を、厚さ0.1〜10μmの脂
質類とグリアジン、ホルディン及びゼインのいずれかの
蛋白質との混合物により被覆してなるマイクロカプセル
ガ相互に接合してなる複核状マイクロカプセル(第2発
明)、および脂質類とグリアジン、ホルディン及びゼイ
ンのいずれかの蛋白質との混合物を有機溶媒−水からな
る混合溶媒に溶解し、該溶液により、45℃以下の温度下
において芯物質となる粒子表面を濡らすことにより、選
択的に粒子表面に脂質類とグリアジン、ホルディン及び
ゼインのいずれかの蛋白質とを析出させて被覆を行い、
次いで脱溶媒処理することを特徴とするマイクロカプセ
ルの製造方法(第3発明)、が提供される。
本発明の製造方法に用いる有機溶剤は、水と混和し得
るとともに、脂質類および蛋白質を溶解し得るものであ
れば使用することができるが、好ましくは極性溶媒であ
るメタノール、エタノール、プロパノール、アセトンお
よびメチルエチルケトンの中から選択して使用される。
また、この中でもエタノール、アセトンが特に好まし
い。
また、混合溶媒における有機溶媒の濃度は、通常65〜
95容積%であり、使用する脂質類および蛋白質及びそれ
らの濃度を勘案して選択する。例えば、メタノールの場
合、65〜85容積%、好ましくは75〜80容積%、エタノー
ルの場合、70〜95容積%、好ましくは75〜90容積%、プ
ロパノールの場合、80〜95容積%、好ましくは85〜90容
積%、アセトンの場合、70〜95容積%、好ましくは75〜
90容積%、メチルエチルケトンの場合、80〜95%、好ま
しくは85〜90容積%である。有機溶媒の濃度が65容積%
より低い場合には、脂質類および蛋白質の溶解性が著し
く低下し、溶液温度を45℃より高くする必要があり、ま
た95容積%を超える場合には、脂質類および蛋白質が粒
子表面に選択的に析出し難くなり、好ましくない。
さらに、この混合溶媒における有機溶媒の濃度を選択
することにより、マイクロカプセルを単核状あるいは複
核状にすることができる。即ち、混合溶媒における有機
溶媒の濃度を、上記の範囲において高くすると単核状の
マイクロカプセルとなり、低くすると複核状のマイクロ
カプセルとすることができる。
具体的にいうと、単核状のマイクロカプセルとする場
合には、混合溶媒における有機溶媒の濃度を80〜95容積
%、好ましくは80〜90容積%とし、複核状のマイクロカ
プセルとする場合には、有機溶媒の濃度を65〜85容積
%、好ましくは70〜80容積%とする。
また、混合溶媒により粒子表面を濡らしめる操作は、
45℃以下の温度において行うが、通常、20〜40℃の温度
で行う。45℃を超えると、芯物質の熱変性が生じ、好ま
しくない。
本発明のマイクロカプセルにおいて、芯物質となる粒
子は、有機物及び無機物の双方が用いられるが、水溶性
物質の含むもの、あるいは水溶性物質を含ませたものが
好ましい。例えば、有機物としては、後述の実施例に示
したものの他、食品、調味料、医薬品、医薬添加物、香
料、酸素、飼料等の造粒物が用いられ、無機物として
は、酸化物セラミックス、非酸化物セラミックス、無機
塩類、活性炭、ゼオライト等の造粒物が用いられる。
これら芯物質となる粒子としては、5μm〜500μm
の範囲の粒系のものが使用され、好ましくは球形、また
は球形に近い形状のものが使用される。
また、本発明における蛋白質としては、単純蛋白質の
内、プロラミン系に属するグリアジン(小麦)、ホルデ
ィン(大麦)、ゼイン(トウモロコシ)が使用される。
蛋白質の使用量は、芯物質量100重量%に対して0.5〜8
重量%、好ましくは1〜3重量%である。
又、脂質類としては、上記有機溶媒に可溶なもので、
具体的には以下のものが用いられる。
脂肪酸 C10〜C20の高級飽和脂肪酸、及びC18〜C24の不飽和脂
肪酸。
具体例 カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデシル
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、エラ
イジン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグ
ノセリン酸、オクタデセン酸、バクセン酸、エルカ酸、
ブラシジン酸、セロチン酸、モンタン酸、ヘキサデセン
酸、エイコセン酸、ペンタデシル酸、ヘプタデシル酸、
ヘプタコサン酸、メリシン酸、ラクセル酸、ウンデシレ
ン酸、セトレイン酸、アラキドン酸、オクタデシン酸、
等。
高級アルコール C10〜C20の高級アルコール。
具体例 ウンデカノール、ラウリルアルコール、トリデシルア
ルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、エライジンアルコール、ノナデ
シルアルコール、エイコシルアルコール、セリルアルコ
ール、ペンタデシルアルコール、ヘプタデシルアルコー
ル、メリシルアルコール、ラッセロール、ウンデシルア
ルコール、等。
脂肪酸グリセリンエステル C10〜C24の高級脂肪酸のモノ、ジ及びトリグリセリン
エステル。
具体例 パルミチン、ステアリン、ミリスチン、ラウリン。
その他の脂質 ステロール類(コレステロール及び誘導体)、リン脂
質(レシチン)。
これらの脂質類の単独あるいは複数を、上記蛋白質と
混合し使用する。脂質類の使用量は、芯物質量100重量
%に対して1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%であ
る。
また、脂質類及び蛋白質には必要に応じて水溶性物質
を添加することができる。このことにより、マイクロカ
プセルの被膜の崩壊時間を制御することができる。従っ
て、マイクロカプセルの用いられる要求時間に合せて、
水溶性物質を添加することが望ましい。
添加し得る水溶性物質としては、ゼラチン、アラビア
ゴム、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、ポリビニルアルコール(PVA)、セルロースアセテ
ートフタレート(CAP)、メチルメタクリル酸−メタク
リル酸共重合物(商品名:オイドラジットL30D−55)等
が挙げられる。
上記のように、粒子表面に脂質類及び蛋白質が析出被
覆されて作成されたマイクロカプセルは、次いで脱溶媒
処理されることにより本発明のマイクロカプセルが製造
される。
脱溶媒処理は、公知の処理方法、例えば噴霧乾燥方法
や、真空乾燥方法と解砕処理の組合わせ方法、等により
容易に行うことができる。
以上、本発明の操作を説明したが、本発明方法におけ
る驚くべき現象を次に示す。
すなわち、従来のマイクロカプセル化法では、芯物質
粒子を完全に分散させることなしには、単核状のマイク
ロカプセルを得ることができなかったが、本発明によれ
ば、粒子を分散することなく脂質類及び蛋白質溶液で粒
子表面を濡らすことにより、容易に単核状のマイクロカ
プセルを得ることができる。又、所望により、複核状の
マイクロカプセルを得ることもできる。
また、本発明によれば、使用した脂質類及び蛋白質が
全量芯物質粒子の表面に析出し、重なり合っている芯物
質粒子間へも脂質類及び蛋白質の析出があり、脱溶媒処
理後これを解砕しても脂質類及び蛋白質被覆に何ら欠損
を生じない単核状のマイクロカプセルを得ることができ
る。
これらのことから、本発明の製造方法によれば、脂質
類及び蛋白質被覆の膜厚のコントロールを容易に行うこ
とができる。すなわち、膜厚のコントロールは、脂質類
及び蛋白質が全量芯物質粒子に付いたとし、粒子が球形
であるとすれば、膜の平均厚さtは次の式で与えられ
る。
t=(x・ρp/600・k・ρ)×d50[μm] ここで、 x=脂質類及び蛋白質/芯物質の重量比[%] ρ=粒子の密度[g/cc] ρ=被覆材の密度[g/cc] d50=芯物質の平均径[μm] k=被覆材の充填率[−] 従って、上記式から膜厚tが容易に求められる。
また、本発明方法によって製造されたマイクロカプセ
ルは、更に後処理工程として、溶融冷却固化処理を施す
ことにより、より表面が緻密化されたマイクロカプセル
を製造することができる。
溶融冷却固化処理の一例としては、まず芯物質の熱変
性を起すことがないように、表面脂質類及び蛋白質層の
脂質ののみを熱風で瞬時に溶融し、続いて、冷風で冷却
固化することにより行われる。
また、その他の例として、高速撹拌混合機付の容器に
よる摩擦熱を利用した溶融と、その後冷却固化すること
によっても行うことができる。
以上のように製造される単核状、あるいは複核状のマ
イクロカプセルの形状、形態は、粒径が5〜500μmの
芯物質の周囲を、厚さ0.1〜10μmの脂質類及び蛋白質
の混合物が被覆してなっており、稚仔魚用飼料等の飼
料、飼料添加物、医薬品、農薬、食品、化学品などの用
途に極めて好適に用いられる。
[実施例] 次に、本発明を実施例に基ずき、更に詳細に説明する
が、本発明がこれら実施例に限定されないことは明らか
であろう。
(実施例1) 本発明の一実施例を示す第1図の工程説明図に基き説
明する。
まず、パルミチン酸(3g)とラウリン酸(3g)および
ゼイン(2g)の混合物Xを、40℃でエタノール−水(85
ml:15ml)混合溶媒Yに溶解し(工程(a))、該溶液
を湯浴上で40℃に加温された100gの稚仔魚用配合飼料粒
子(粒子径105〜250μm)1に注入して(工程(b))
該粒子1を浸漬させ、すばやく全体が均一になる様に撹
拌した。
この際に、粒子1の表面に脂肪酸類及びゼインが析出
し、粒子全体が団塊状の集まりとなるのでこれをほぐし
た(工程(c))。
次いで、脱溶媒処理として20Torrで1時間、更に1Tor
rで12時間の条件で真空乾燥を行い(工程(d))、次
いでかるく解粋し、マイクロカプセルZ1を得た。
このマイクロカプセルZ1の粒子構造を第2図の走査型
電子顕微鏡写真に示す。第2図から、粒子表面が均一に
被覆されていることが判る。
また、このマイクロカプセルZ1を更に溶融冷却固化処
理(熱風温度220℃、冷風温度20℃、排気温度50℃)
(工程(e))することにより、より表面を緻密化した
単核状のマイクロカプセルZ2を得た。
溶融冷却固化処理後の単核状のマイクロカプセルZ2
粒子構造を第3図の走査型電子顕微鏡写真に示す。
(実施例2) エタノール−水の混合比を80ml:20mlにした以外は実
施例1と同一条件で浸漬、脱溶媒し、その後溶融冷却固
化処理を行って複核状のマイクロカプセルを製造した。
得られた複核状のマイクロカプセルの粒子構造を第4図
の走査型電子顕微鏡写真に示す。
(実施例3) 第1図と同様の工程にて、パルミチン酸(6g)とラウ
リン酸(4g)およびゼイン(4g)の混合物を40℃のエタ
ノール−水(255ml:45ml)に溶解し、芯物質として40℃
に加温した粒径10〜30μmの水溶性ビタミン混合物粒子
100gに注入して該粒子を浸漬させ、すばやく全体が均一
になる様撹拌し、粒子を懸濁状態にした。
次いでこのスラリーを入口温度70℃、出口温度50℃で
噴霧乾燥することにより脱溶媒処理し、製品温度30℃の
単核状のマイクロカプセルを製造した。
得られたマイクロカプセルの粒子構造を第5図の走査
型電子顕微鏡写真に示す。
(実施例4) ステアリン酸(2.5g)とレシチン(1g)およびゼイン
(2g)の混合物、溶媒としてエタノール270mlと水30ml
の混合溶媒、また芯物質として粒径30〜74μmのビタミ
ンC20%含有の粒子100gを用いた以外は、実施例3と同
じ条件でマイクロカプセルを製造した。
得られたマイクロカプセルの粒子構造を第6図の走査
型電子顕微鏡写真に示す。
[発明の効果] 以上の通り、本発明のマイクロカプセルとその製造方
法によれば、芯物質の熱変性を起させずに、小粒径から
大粒径のあらゆる粒径の粒子に対して、その表面に疎水
性である脂質類と親水性である蛋白質を同時にコーティ
ングさせることができ、その結果、水中での芯物質の放
出制御が容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す工程説明図、第2図は
本発明の実施例1で得たマイクロカプセルZ1の粒子構造
を示す走査型電子顕微鏡写真、第3図は実施例1におけ
る溶融冷却固化処理後の単核状のマイクロカプセルZ2
粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真、第4図乃至第6
図は夫々本発明の実施例2乃至実施例4で得られたマイ
クロカプセルの粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真で
ある。 1……粒子、X……脂質類と蛋白質の混合物、Y……混
合溶媒。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 1/05 A61K 9/50 X A61K 9/50 9/58 J X 9/58 B01J 13/02 L A23L 1/04 (72)発明者 大川原 正明 神奈川県横浜市緑区池辺町3847 大川原 化工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−26318(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径5〜500μmの芯物質の周囲を、厚さ
    0.1〜10μmの脂質類とグリアジン、ホルディン及びゼ
    インのいずれかの蛋白質との混合物により被覆してなる
    単核状マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】粒径5〜500μmの芯物質の周囲を、厚さ
    0.1〜10μmの脂質類とグリアジン、ホルディン及びゼ
    インのいずれかの蛋白質との混合物により被覆してなる
    マイクロカプセルが相互に接合してなる複核状マイクロ
    カプセル。
  3. 【請求項3】芯物質となる粒子が水溶性物質を含むもの
    である特許請求の範囲第1項又は第2項記載のマイクロ
    カプセル。
  4. 【請求項4】脂質類とグリアジン、ホルディン及びゼイ
    ンのいずれかの蛋白質との混合物を有機溶媒−水からな
    る混合溶媒に溶解し、該溶液により、45℃以下の温度下
    において芯物質となる粒子表面を濡らすことにより、選
    択的に粒子表面に脂質類とグリアジン、ホルディン及び
    ゼインのいずれかの蛋白質を析出させて被覆を行い、次
    いで脱溶媒処理することを特徴とするマイクロカプセル
    の製造方法。
  5. 【請求項5】有機溶媒が水と混和する極性溶媒である特
    許請求の範囲第4項記載のマイクロカプセルの製造方
    法。
  6. 【請求項6】極性溶媒がメタノール、エタノール、プロ
    パノール、アセトンまたはメチルエチルケトンである特
    許請求の範囲第5項記載のマイクロカプセルの製造方
    法。
  7. 【請求項7】混合溶媒における有機溶媒の濃度が、65〜
    95容積%である特許請求の範囲第4項記載のマイクロカ
    プセルの製造方法。
  8. 【請求項8】芯物質となる粒子が水溶性物質を含むもの
    である特許請求の範囲第4項記載のマイクロカプセルの
    製造方法。
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