JP2610507B2 - ガイドワイヤー - Google Patents

ガイドワイヤー

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JP2610507B2
JP2610507B2 JP33435988A JP33435988A JP2610507B2 JP 2610507 B2 JP2610507 B2 JP 2610507B2 JP 33435988 A JP33435988 A JP 33435988A JP 33435988 A JP33435988 A JP 33435988A JP 2610507 B2 JP2610507 B2 JP 2610507B2
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保男 宮野
勝彌 後藤
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テルモ株式会社
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、治療または検査のために、人体の必要部位
にカテーテルを導入するために用いられるガイドワイヤ
ーに関する。

[従来の技術] 近年、心臓疾患等の検査、治療のために、血管中への
カテーテルの導入が行われている。このようなカテーテ
ルを体内の目的部位に導入するにあたり、カテーテル内
にガイドワイヤーを挿通し、ガイドワイヤーの先端部を
カテーテルの先端よりわずかに突出させて、このガイド
ワイヤーによりカテーテルを目的部位まで誘導する。

このようなカテーテル用ガイドワイヤーとして、例え
ば特開昭60−7862号公報、特開昭60−63066号公報に示
されるものがある。これらのガイドワイヤーは、少なく
と先端部が超弾性金属体により形成された内芯を有し、
さらに内芯の全体が合成樹脂により被覆されている。こ
のガイドワイヤーは、先端部の高い可撓性と復元性を有
することにより、カテーテルの誘導性に優れている。

[本発明が解決しようとする問題点] 上記のガイドワイヤーは、カテーテルの誘導性という
点では極めて優れた効果を有している。しかし、上記の
ガイドワイヤーでは、従来のガイドワイヤーのようにコ
イル等の金属線が内芯に被覆されておらず、内芯は合成
樹脂により被覆されているだけである。被覆されている
合成樹脂中にX線造影物質を含有させることも考えられ
るが、合成樹脂被膜の物性の低下などによりその含有量
に限度があり、全体のX線造影機能はあまり高いもので
はなかった。特に、金属体により形成された内芯はその
先端がより細くなっているため、先端部のX線造影性が
特に悪いという問題点を有していた。最近では、より細
い血管、例えば、脳の内部血管、腎臓を構成する血管な
どの血管内にカテーテルを導入することが考えられてき
ており、カテーテルがより細径化し、あわせてガイドワ
イヤーも細径化が必要になる。このため、内芯に合成樹
脂を被覆したタイプのガイドワイヤーでは、先端部のX
線造影性がより低下し、カテーテルの目的部位への導入
作業が困難となることが予想される。

そこで、本発明は、より細径のガイドワイヤーに形成
しても、その先端部が高いX線造影機能を有し、目的部
位へのカテーテルの導入作業を容易に行うことができる
カテーテル用ガイドワイヤーを提供するものである。

[上記問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するものは、剛性の高い本体部と、該
本体部より細径であり剛性の低い先端部とが一体に形成
された内芯と、高X線造影性を有する金属により形成さ
れ、かつ該内芯の先端に設けられた高X線造影部と、該
高X線造影部が設けられた前記内芯に密着して該内芯全
体を被包するほぼ均一外径を有する合成樹脂被膜とから
なるガイドワイヤーである。

そして、前記高X線造影部は、例えば、前記内芯の先
端に固定された高X線造影性を有する金属の環状部材で
ある。また、前記環状部材は、例えば、コイルまたはパ
イプ状部材である。また、前記高X線造影部は、例え
ば、前記内芯の先端外面に高X線造影性を有する金属を
メッキもしくは蒸着することにより形成された金属層で
ある。また、前記高X線造影部の外径は、前記内芯の前
記本体部の外径より小さいものとなっていてもよい。さ
らに、前記内芯の先端部は、先端に向かってテーパー状
に縮径しており、前記高X線造影部は、縮径する先端部
の先端に固定されているものであってもよい。さらに、
前記内芯が、超弾性金属により形成されていることが好
ましい。さらに、前記合成樹脂被膜を形成する合成樹脂
中には、微粉沫状のX線造影性物質が混入されているこ
とが好ましい。

本発明のガイドワイヤーの実施例を図面を参照して説
明する。

第1図は、本発明のガイドワイヤーの一実施例の断面
図、第2図は、第1図のI−I線拡大断面図である。

本発明のガイドワイヤー1は、剛性高い本体部2aと、
本体部2aより細径であり剛性の低い先端部2bとが一体に
形成された内芯2と、内芯2の先端に設けられた高X線
造影部3と、高X線造影部3を設けた内芯2の全体を被
包するほぼ均一外径を有する合成樹脂被膜4とにより構
成されている。

そこで、第1図ないし第2図を用いて、本発明のガイ
ドワイヤーを説明する。

ガイドワイヤ1の内芯2は、本体部2aと先端部2bとを
有しており、超弾性金属により一体に形成されている。
そして、先端部2bは、本体部2aの先端より先端に向かっ
て徐々に細径となるように形成されている。このように
細径とされることにより、本体より剛性が低いものとさ
れている。このように、内芯の先端部を徐々に細径とす
ることにより、先端に力がかかると先端部が徐々に曲が
るので、操作性が向上する。内芯2としては、49〜58原
子%NiのTiNi合金、38.5〜41.5重量%ZnのCu−Zn合金、
1〜10重量%XのCu−Zn−X合金(X=Be,Si,Sn,Al,G
a)、36〜38原子%AlのNi−Al合金等の超弾性金属体が
好適に使用される。特に好ましくは、上記のTiNi合金で
ある。

そして、内芯2の本体部2aの外径は、0.10〜1.00mm、
より好ましくは0.15〜0.40mmであり、長さは、1000〜40
00mm、より好ましくは1500〜3000mm、座屈強度(負荷時
の降伏応力)は、30〜100Kg/mm2(22℃)、より好まし
くは40〜55Kg/mm2、復元応力(除荷時の降伏応力)は、
20〜80kg/mm2(22℃)、より好ましくは30〜35Kg/mm2
ある。

また、内芯2の先端部2bの外径は、0.03〜0.15mm、よ
り好ましくは、0.05〜0.10であり、長さは10〜300mm、
好ましくは50〜150mmであり、曲げ負荷は、0.1〜10g、
好ましくは0.3〜6.0g、復元負荷は、0.1〜10g、好まし
くは0.3〜6.0gである。

また、内芯の先端部の外径はすべて上述寸法である必
要はなく一部分であってもよい。さらに、本体部および
先端部の復元応力は同一値を有する必要はなくむしろ熱
処理条件によりそれを変化させ適度な線径において適当
な物性を得るよう工夫することも好ましい。すなわち、
本体部の復元応力は大きく、また先端部は柔軟になるよ
う本体部と先端部の熱処理を分離することが好ましい。
さらに、内芯2は単一線によって構成されるものに限ら
ず、並行もしくは縒りによる複数の線で、上述機能すな
わち物性の段階的もしくは連続的な変化を発揮するもの
としてもよい。

そして、高X線造影部3は、第1図および第2図に示
す実施例では、内芯2の先端に固定された高X線造影性
を有する金属の環状部材であり、具体的には、パイプ状
部材により形成されている。さらに、第1図に示すもで
は、高X線造影部の外径は、内芯の本体部の外径より小
さいものとなっている。そして、高X線造影部は、第1
図に示すように、テーパー状に縮径している先端部の先
端に固定されている。高X線造影性を有する金属として
は、金、白金、鉛、銀、ビスマス、タングステンなどが
好ましく、特に好ましくは、金である。この高X線造影
部3は、内芯2の先端に機械的な圧着、または、内芯2
の先端にメッキあるいは蒸着された金属とハンダ付けさ
れることにより固定されている。メッキあるいは蒸着さ
れる金属としては、内芯2がTiNi合金の場合はNiまたは
使用する高X線造影製金属と同種のものなどが好適であ
り、Cu−Zn合金またはCu−Zn−X合金の場合は、Znまた
は使用する高X線造影性金属と同種のものなどが好適で
あり、さらにNi−Al合金の場合は、Niまたは使用する高
X線造影製性金属と同種のものなどが好適である。そし
て、ハンダとしては、銀ろうまたは金ろうなどの硬ろう
が好適に使用できる。

そして、高X線造影部3は、外径が0.20〜0.90mm、好
ましくは0.25〜0.40mm、内径が0.04〜0.16mm、好ましく
は0.06〜0.11mm、長さが1.00〜10.00mm、好ましくは1.5
〜4.0mmである。

また、高X線造影部3としては、例えば、第3図に示
すようなものであってもよい。第3図に示すものでは、
高X線造影部の外径は、内芯の本体部の外径より小さい
ものとなっている。そして、高X線造影部は、第3図に
示すように、テーパー状に縮径している先端部の先端に
固定されている。第3図に示す実施例では、内芯2の先
端に、上述のような高X線造影性を有する金属により形
成された細線がコイル状に巻かれている。この細線とし
ては、線径が0.02〜0.10mmのものが好適に使用される。
また、巻き着けられる長さは、内芯の先端より1.0〜10.
0mm、好ましくは1.5〜4.0mmである。

このようなコイル状の高X線造影部の形成方法として
は、上記のように細線を内芯の上に直接巻き付ける方
法、さらには、コイル状に形成したものを内芯の先端に
取り付ける方法などが考えられ、さらに、それらを内芯
の先端に確実に固定することが好ましく、その方法とし
ては、巻き付けられあるいは取り付けられたコイル状の
ものを外部より圧着することにより固定することが好ま
しい。また、これ以外の方法として、内芯の先端に高X
線造影部との接着性を高めるための金属メッキあるいは
蒸着し、その上に上記の細線を巻き付けあるいはコイル
状に形成したものを取り付け、ハンダ付けすることなど
によってもよい。

さらに、高X線造影部3は、上記のようなもの以外
に、内芯の先端への高X線造影性金属箔の被着および圧
着、先端への高X線造影性金属のメッキあるいは蒸着に
より高X線造影性金属層を形成したものでもよい。上記
の金属箔、メッキおび蒸着は、厚さが50μm以上である
ことが好ましい。

また、内芯2の全体を被覆する合成樹脂被膜4は、第
1図に示すように、先端部を含めてほぼ均一の外径を有
している。特に、この合成樹脂被膜4は、内芯2の先端
に設けられた高X線造影部による段差等がガイドワイヤ
ー1の外面形状に影響しないように、ほぼ均一の外径と
なっている。合成樹脂被膜4としては、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ
アミド、ポリウレタン、ポリスチレン、フッ素樹脂、シ
リコンゴムもしくは各々のエラストマーおよび複合材料
等が好適に使用される。そして、合成樹脂被膜4は、内
芯2の湾曲の妨げにならない程度に柔軟であり、外表面
は凹凸のない滑らかな表面となっていることが好まし
い。また、合成樹脂被膜4には、ヘパリン、ウロキナー
ゼ等の抗凝固剤もしくはシリコーンゴム、ウレタンとシ
リコーンのブロック共重合体(登録商標 アブコサ
ン)、ヒドロキシエチルメタクリレート−スチレン共重
合体等の抗血栓材料をコーティングしてもよい。また、
合成樹脂被膜4をフッ素樹脂等の低摩擦表面を有する樹
脂により形成すること、また合成樹脂被膜4の外表面に
シリコーンオイル等潤滑液塗布によって、ガイドワイヤ
ー1の摩擦性を低下させてもよい。さらに、合成樹脂被
膜4を形成する合成樹脂中に、Ba、W、Bi、Pb等の金属
単体もしくは化合物による微粉沫状のX線造影性物質を
混入することが好ましく、このようにすることにより血
管内に導入中のガイドワイヤー1の全体の位置確認が容
易となる。合成樹脂被膜4は、上述のように、ほぼ均一
の外径を有している。ほぼ均一とは、完全な均一なもの
に限らず若干先端部が細径となっていてもよい。このよ
うに、先端部までをほぼ均一とすることにより、ガイド
ワイヤーの先端が血管内壁に与える虞れのある損傷を少
なくすることができる。

合成樹脂被膜の外径は、0.25〜1.04mm、好ましくは0.
30〜0.64mm、内芯2の本体部2a上での肉厚は、0.25〜1.
04mm、好ましくは0.30〜0.64mmである。

また、合成樹脂被膜4は、合成樹脂により、内芯2に
対し、密着状態に被着され、内芯2の先端部および基端
部においても、固着されていることが好ましい。また、
合成樹脂被膜4を中空管で形成し、内芯2の先端部およ
び基端部または、内芯の適当な部分で、内芯2と接着も
しくは溶融成形により固定してもよい。そして、ガイド
ワイヤー1の先端(合成樹脂被膜4の先端)は、血管壁
の損傷の防止、さらにガイドワイヤー1の操作性向上の
ために、第1図に示すように半球状等の曲面となってい
ることが好ましい。

さらに、合成樹脂被膜4の表面に潤滑性物質が固定さ
れていることが好ましい。潤滑性物質とは、湿潤時に潤
滑性を有する物質をいう。具体的には、水溶性高分子物
質またはその誘導体がある。潤滑性物質は、上記合成樹
脂の表面に共有結合またはイオン結合により固定されて
いる。そして、この潤滑性物質は、原則として鎖状で架
橋のない高分子物質であり、−OH,−CONH2、−COOH、−
NH2、−COO-、−SO3-などの親水性基を有している。さ
らに、潤滑性物質は、湿潤時(例えば、血液接触時)に
含水し潤滑性を発現するものである。

このような潤滑性物質をガイドワイヤー1の外表面で
ある合成樹脂被膜4に固定することにより、カテーテル
導入時に、カテーテル内壁とガイドワイヤー外面との摩
擦が低下し、カテーテル内でのガイドワイヤーの摺動性
が向上するため、ガイドワイヤーの操作が容易となる。

具体的には、天然水溶性高分子物質として、カルボキ
シメチルデンプン、ジアルデヒドデンプンなどのデンプ
ン系、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロースなどのセルロース系、タンニン、リグニン
系、アルギン酸、アラビアゴムヘパリン、キチン、キト
サンなどの多糖類、ゼラチン、カゼインなどのタンパク
質などが考えられる。合成水溶性高分子物質としては、
ポリビニルアルコール、ポリアルキレンオキサイド系と
して、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンギリコ
ール系として、ポリエチレングリコール、アクリル酸系
として、ポリアクリル酸ソーダ、無水マレイン酸系とし
て、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体、メ
チルビニルエーテル無水マレイン酸ソーダ、メチルビニ
ルエーテル無水マレイン酸アンモニウム塩、無水マレイ
ン酸エチルエスエル共重合体、フタル酸系として、ポリ
ヒドロキシエチルフタル酸エステル、水溶性ポリエステ
ルとして、ポリジメチロールプロピオン酸エステル、ア
クリルアミド系として、ポリアクリルアミド加水分解
物、ポリアクリルアミド四級化物、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレンイミン、ポリエチレンスルホネート、
水溶性ナイロンなどが考えられる。好ましくは、無水マ
レイン酸系であり、特に無水マレイン酸エチルエステル
共重合体が好適である。

また、水溶性高分子物質の誘導体とは、水溶性に限定
されず、上記の水溶性高分子物質を基本構成とするもの
であれば、不溶化されたものであってもよく、湿潤時に
含水し潤滑性を発現するものであれば使用できる。例え
ば、上記水溶性高分子物質の場合、付加、置換、酸化、
還元反応などで得られるエステル化物、塩、アミド化
物、無水物、ハロゲン化物、エテーテル化物、加水分解
物、アセタール化物、ホルマール化物、アルキロール化
物、4級化物、ジアゾ化物、ヒドラジド化物、スルホン
化物、ニトロ化物、イオンコンプレックス、さらに、ジ
アゾニウム基、アジド基、イソシアネート基、酸クロリ
ド基、酸無水物基、イミノ炭酸エステル基、アミノ基、
カルボキシル基、エポキシ基、水酸基、アルデヒド基
等、反応性官能基を2個以上有する物質との架橋物、ま
た、ビニル化合物、アクリル酸、メタクリル酸、ジエン
系化合物、無水マレイン酸等との共重合物などが考えら
れる。

また、合成樹脂は、後述するように潤滑性物質とイオ
ン結合または共有結合する反応性官能基を持っている
か、または反応性官能基を有する化合物を含有、あるい
は反応性官能基が導入されている。

合成樹脂中に存在または導入された反応性官能基と、
上記の潤滑性物質とが結合することにより、合成樹脂表
面上に潤滑性を付与することが可能となり、水に溶ける
ことなく持続的な潤滑性表面を得ることができる。ここ
では、共有結合によるもので説明する。潤滑性物質とし
ては特に制限はないが、上述したセルロース系、無水マ
レイン酸系、アクリルアミド系、ポリエチレンオキサイ
ド系、水溶性ナイロンなどが好適に使用される。特にヒ
ドロキシプロピルセルロース、メチルビニルエーテル、
無水マレイン酸共重合体、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレングリコール、水溶性ナイロン(東レ株式会社製
AQ−ナイロン P−70)などが好適である。これら潤滑
性物質の平均分子量は、特に制限はないが、3〜500万
程度のものが潤滑性も高く、適度な厚さに、しかも含水
時における膨潤度も著しく大きくない潤滑層が得られ好
適である。

また、合成樹脂の表面にイオン結合により固定される
潤滑性物質としては、ポリビニルピロリドンの他に上述
した水溶性高分子物質のカルボン酸塩、スルホン酸塩、
アンモニウム塩などがあり、具体的にはカルボン酸塩と
してはメチルビニルエーテル無水マレイン酸のナトリウ
ム塩、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド加水
分解物、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ア
ルギン酸ナトリウムなどがあり、スルホン酸塩としては
ポリスチレンスルホン酸ソーダ、ポリビニルスルホン酸
ソーダなどがあり、アンモニウム塩としてはメチルビニ
ルエーテル無水マレイン酸のアンモニウム塩、ポリアク
リルアミド四級化物などがある。

合成樹脂中に、存在する反応性官能基としては、前記
潤滑性物質と反応し、結合ないし架橋して固定するもの
であれば、特に制限はないが、ジアゾニウム基、アジド
基、イソシアネート基、酸クロリド基、酸無水物基、イ
ミノ炭酸エステル基、アミノ基、カルボキシル基、エポ
キシ基、水酸基、アルデヒド基等が考えられ、特にイソ
シアネート基、アミノ基、アルデヒド基、エポキシ基が
好適である。

従って、反応性官能基を有する合成樹脂としては、ポ
リウレタン、ポリアミドなどが好適である。

また、反応性官能基を有する物質としては、例えば、
メチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネー
ト、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネートなどのイソシアネート類、およびこれらイ
ソシアネートとポリオールのアダクトまたはプレポリマ
ーなど。

さらに、例えば低分子ポリアミンとしてエチレンジア
ミン、トリメチレンジアミン、1.2−ジアミノプロパ
ン、テトラメチレンジアインなどが考えられる。高分子
ポリアミンとして[I]アミンとアルキレンジハライド
あるいはエピクロルとヒドリンから合成されるポリ(ア
ルキレンポリアミン)、[II]エチレンイミン、プロピ
レンイミンなどのアルキレンイミンの開環重合によって
得られるアルキレンイミン重合体、[III]その他、ポ
リビニルアミン、ポリリジンなどのポリアミン。

さらに、グルタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド
などのポリアルデヒド。

さらにエチレングリコールジグリシジルエーテルなど
のポリエポキシドがある。

[実施例] 次に、本発明のガイドワイヤーの実施例について説明
する。

内芯として、全長が1800mm、先端の直径が0.06mm、後
端の直径が0.25mmで、先端から120mmが先端に向かって
テーバー状に縮径しているものを作成した。内芯の材料
としては、原子51%NiのTiNi合金を用いた。そして、純
金により、内径0.07mm、外径0.3mm、長さ2.0mmのパイプ
状の部材を作成し、内芯の先端に挿入し、治具を用いて
挟み込んで内芯に圧着し固定させ、高X線造影部を形成
した。さらに、内芯全体の外面に、タングステン微粉沫
(粒径約3〜4μm)を45重量%含有するポリウレタン
を全体外径がほぼ均一になるように被覆し、合成樹脂被
膜を形成させた。そして、テトラヒドロフランに5.0重
量%となるように無水マレイン酸エテルエステル共重合
体を溶解した溶液を、上記のポリウレタンにより形成さ
れた合成樹脂被膜の表面に塗布し、無水マレイン酸エチ
ルエステル共重合体を固定し、潤滑性表面を形成させ
た。

このガイドワイヤーは、全体の長さが約1800mm、全体
の直径が0.36mmであり、ガイドワイヤーの先端部の曲げ
負荷が約4g、復元負荷が約2gであった。ガイドワイヤー
全体のX線撮影を行ったところ、先端部において高いX
線造影像が得られた。

[作用] 次に、本発明のガイドワイヤーの作用を第1図に示し
た実施例を用いて説明する。

ガイドワイヤ1は、その先端部をカテーテル(図示し
ない)の先端部より突出させた状態にて、カテーテルと
ともに血管内に導入され、カテーテルの先端部をガイド
ワイヤー1の先端部が誘導することによりカテーテルを
所定血管部位に挿入させる。このとき、ガイドワイヤー
1およびカテーテルの先端部をX線造影により外部より
確認しながらガイドワイヤーおよびカテーテルを進行さ
せて行く、目的部位付近にカテーテルの先端部が到達し
た後、ガイドワイヤーをカテーテルより抜去する。

[発明の効果] 本発明のガイドワイヤーは、剛性の高い本体部と、該
本体部より細径であり剛性の低い先端部とが一体に形成
された内芯と、高X線造影性を有する金属により形成さ
れ、かつ該内芯の先端に設けられた高X線造影部と、該
高X線造影部が設けられた前記内芯に密着して該内芯全
体を被包するほぼ均一外径を有する合成樹脂被膜とから
なるものであり、内芯の先端に、高X線造影部が設けら
れているので、X線造影下において、先端の位置が確実
に把握できるので、ガイドワイヤーの導入およびそれに
続くカテーテルの導入作業を容易に行うことができる。

さらに、内芯を超弾性合金により形成するとともに、
先端部が細径なものとすることにより先端部は、一定応
力のもとで比較的大きく変位し、かつ復元可能な弾性歪
特性を備えるものとすることができる。したがって、先
端部が血管の屈曲部を進行する際に、比較的小さな荷重
で容易に大きな曲げ変形を生じるので、先端部の応答性
がよく、血管壁に損傷を与えることなく、血管の屈曲部
の変化に対応して湾曲変形、その復元を繰り返し、蛇行
血管に体する形状順応性が良好であり、かつ血管分岐に
対しても比較的容易に湾曲し、所定血管部位に無理なく
導入することができる。さらに、このガイドワイヤー
は、本体部が両ねじり方向においてトルク伝達性が良好
であり、本体部に加わるトルクによって先端部を所定血
管部位へ向けて確実かつ容易に指向させることができ、
複雑な血管部位への挿入操作性が良好である。

【図面の簡単な説明】

第1図は、本発明のガイドワイヤーの一実施例の断面
図、第2図は、第1図のI−I線拡大断面図、第3図
は、本発明のガイドワイヤーの他の実施例の断面図であ
る。 1……ガイドワイヤー、2……内芯 3……高X線造影物質、4……合成樹脂被膜

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剛性の高い本体部と、該本体部より細径で
    あり剛性の低い先端部とが一体に形成された内芯と、高
    X線造影性を有する金属により形成され、かつ該内芯の
    先端に設けられた高X線造影部と、該高X線造影部が設
    けられた前記内芯に密着して該内芯全体を被包するほぼ
    均一外径を有する合成樹脂被膜とからなることを特徴と
    するガイドワイヤー。
  2. 【請求項2】前記高X線造影部は、前記内芯の先端に固
    定された高X線造影性を有する金属の環状部材である請
    求項1に記載のガイドワイヤー。
  3. 【請求項3】前記環状部材は、コイルまたはパイプ状部
    材である請求項2に記載のガイドワイヤー。
  4. 【請求項4】前記高X線造影部は、前記内芯の先端外面
    に高X線造影性を有する金属をメッキもしくは蒸着する
    ことにより形成された金属層である請求項1に記載のガ
    イドワイヤー。
  5. 【請求項5】前記高X線造影部の外径は、前記内芯の前
    記本体部の外径より小さいものとなっている請求項1な
    いし3のいずれかに記載のガイドワイヤー。
  6. 【請求項6】前記内芯の先端部は、先端に向かってテー
    パー状に縮径しており、前記高X線造影部は、縮径する
    先端部の先端に固定されている請求項1ないし5のいず
    れかに記載のガイドワイヤー。
  7. 【請求項7】前記内芯が、超弾性金属により形成されて
    いる請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドワイヤ
    ー。
  8. 【請求項8】前記合成樹脂被膜を形成する合成樹脂中に
    は、微粉沫状のX線造影性物質が混入されている請求項
    1ないし7のいずれかに記載のガイドワイヤー。
JP33435988A 1988-12-29 1988-12-29 ガイドワイヤー Expired - Lifetime JP2610507B2 (ja)

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