JP2603578B2 - 複写機用転写フィルム - Google Patents

複写機用転写フィルム

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JP2603578B2
JP2603578B2 JP7208492A JP7208492A JP2603578B2 JP 2603578 B2 JP2603578 B2 JP 2603578B2 JP 7208492 A JP7208492 A JP 7208492A JP 7208492 A JP7208492 A JP 7208492A JP 2603578 B2 JP2603578 B2 JP 2603578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙等の被転写材に
現像トナー像を静電転写する工程を有する電子写真複写
機(以下複写機と称す)に用いられる被転写材としての
転写フィルムに関し、特にトナー定着性に優れた複写機
用転写フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機の普及に伴い、いわゆる紙
だけでなく、プラスチックフィルムの如き各種のシート
状物からなる被転写材への画像形成に対する要求が高ま
ってきている。例えば、会議、講演会等で盛んに用いら
れているオーバーヘッドプロジェクターの原稿作製にお
いて、透明基材上に画像を形成する手段として、鮮明な
画像が比較的容易に得られることから複写機がしばしば
用いられるように、複写機の被転写材として、フィルム
が盛んに使用されるようになってきた。しかし、例えば
未処理のポリエチレンテレフタレート(以下PET)フ
ィルムのような透明性基材をそのまま複写機に通紙した
場合には、トナーの定着性が十分に得られないだけでな
く、高い平滑性であるため多数枚を重ね合わせた際シー
ト間の滑りが悪く、複写機において2枚送りの発生やジ
ャミング等のトラブルの発生を招き、搬送性に問題を有
するものであった。そこで、上記の如き欠点を解決する
ために、例えばシリカ等の微粉末をポリエステル系、ア
クリル系、ビニル系等の樹脂を結着剤としてプラスチッ
クフィルム表面にコーティングして表面を粗面化し、ト
ナーの定着性や搬送性の向上を図ったり、プラスチック
フィルムの製膜時にベースポリマー中に帯電防止剤を練
込んで表面固有抵抗を低下させたプラスチックフィルム
として搬送性を向上させる等の各種フィルムも提案され
てきているが、良好なトナー定着性を有するものはブロ
ッキングを生じたり搬送性が不十分であるというよう
に、強固なトナー定着性と共に耐ブロッキング性、複写
機での良好な搬送性を兼ね備えたフィルムは未だ得られ
ていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き事
情に鑑み、優れたトナー定着性と耐ブロッキング性を有
し、かつ複写機における実用上問題とならない良好な搬
送性を兼ね備えた複写機用の転写フィルムを提供するも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナーの定着
性および耐ブロッキング性に優れ、かつ良好な搬送性が
得られるような表面層の材料について鋭意検討の結果見
い出されたもので、プラスチックフィルムの少なくとも
片面に、ポリエステル樹脂及びエポキシ当量が500g
/mol 以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂を含有す
る表面層を有し、かつ、該ビスフェノールA型エポキシ
樹脂の配合割合が、ポリエステル樹脂100重量部に対
して10〜70重量部であることを特徴とする複写機用
転写フィルムである。本発明で用いられるビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とは下記の一般式で表わされる如き
ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの縮合反応で
得られる化合物である。
【化1】
【0005】本発明では、このビスフェノールA型エポ
キシ樹脂のうちエポキシ当量が500g/mol以上の
ものを用いることが必要であり、特にエポキシ当量80
0〜6000g/molのものが好適に使用される。こ
こでいうエポキシ当量とは、グリシジル基1g当量を含
有するエポキシ樹脂のグラム数であり、エポキシ当量が
大きいものは主鎖のビスフェノールA部分が長く、高分
子量である。すなわち、本発明においてエポキシ当量5
00g/mol未満のものはポリエステル樹脂と組み合
わせて用いてもトナーの定着性が向上する効果が得られ
ず、また、低融点のためにブロッキングを生じやすいと
いう問題がある。また、エポキシ当量が6000g/m
ol以上の如き高分子量のものはトナーの定着性および
搬送性の問題はないが、表面層形成の際にポリエステル
樹脂との相溶性を考慮して用いることが好ましい。
【0006】また、本発明で使用されるポリエステル樹
脂とは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等
のジオール類と、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩基酸類との重
縮合や共重合によって得られるもの等が挙げられる。こ
うして得られるポリエステル樹脂は分子末端に水酸基及
びカルボキシル基を含有しているものである。本発明に
おいては、上記の如きポリエステル樹脂の中でもガラス
転移点(Tg)が60℃以上のものが好適である。これ
は、トナー定着が加熱による場合において、フィルムの
変形、定着ロールへの巻き付き、定着ロールの加熱跡等
の問題に対して特に有効である。表面層におけるビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂とポリエステル樹脂の配合割
合は、ポリエステル樹脂100重量部に対してビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂10〜70重量部であることが
必要であり、特に20〜50重量部が好適である。ここ
で、ビスフェノールA型エポキシ樹脂の配合割合が10
重量部未満では、十分なトナー定着性を得ることができ
ない。一方、70重量部を越えて使用しても添加量に見
合ったトナー定着性の向上効果が得られないのみなら
ず、耐ブロッキング性や搬送性に問題を生じるおそれが
ある。
【0007】本発明においては表面層に、必要に応じて
耐ブロッキング性および搬送性の向上、静電気防止等の
目的で各種の添加剤が使用される。例えば、搬送性向
上、耐ブロッキング性向上等の目的でシリカ、クレー、
タルク、カオリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、リトポン、サチ
ンホワイト、各種樹脂微粉末等を添加したり、静電気防
止の目的でカチオン系、アニオン系等の帯電防止剤を添
加することができる。なお、これらの添加剤によって、
表面層の表面固有抵抗を20℃・65%RHの環境下で
108 〜1012Ω/□にすることが複写機でのトナーの
転写性、搬送性等の特性上望ましい。また、本発明にお
いては、ポリエステル樹脂中のカルボキシル基とエポキ
シ樹脂中のグリシジル基との間で反応が生じ架橋構造が
形成されるが、それ以外にも、表面層の耐熱性、被膜
性、物理的強度等を向上させるために各種の架橋剤を使
用することも効果的である。このような架橋剤の例とし
ては、イソシアネート系、アミノ系、メラミン系等従来
公知の各種架橋剤が挙げられ、特に限定されない。
【0008】本発明で使用されるプラスチックフィルム
としては、例えば、ポリエステル、高密度ポリエチレ
ン、塩化ビニル、ジアセテート、トリアセテート、ポリ
カーボネート等のフィルムが挙げられるが、複写機で用
いられる際に必要とされる強度と柔軟性や、トナー定着
時に、例えば熱定着ロールから受ける熱に耐えられるだ
けの耐熱性が必要であり、特にポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート等が良好に使用される。更に、
オーバーヘッドプロジェクターの如き用途には、支持体
として透明性の良好なフィルムが適用される。また、支
持体の表面層とは反対側の表面上に、搬送性や耐ブロッ
キング性の向上のためにバックコート層を設けたもの
も、支持体として適用することができる。
【0009】本発明の複写機用転写フィルムは、前記の
如きビスフェノールA型エポキシ樹脂とポリエステル樹
脂、更に必要に応じて用いられる添加剤よりなる表面層
を上記の如き支持体上に設けることによって得ることが
できる。ここで、表面層を支持体上に設けるには、前記
の如き表面層を形成する材料を水又は適当な溶剤中に分
散もしくは溶解した塗工液をロールコーティング法、ブ
レードコーティング法、スプレーコーティング法、エア
ナイフコーティング法、メーヤバーコーティング法等の
方法によって支持体上に塗布・乾燥する方法、また前記
の如き表面層を形成する材料を均一に混合した混合物を
支持体上に、ホットメルトコーティング法、ラミネート
コーティング法等により積層する方法などを適用するこ
とができる。表面層の層厚は通常0.5〜5μmの範
囲、特に1〜3μmの範囲が好ましい。本発明の作用効
果を充分発揮させるためには、表面層の層厚が0.5μ
m以上であれば良く、一方5μm以上にしても作用効果
はそれほど上がらず、乾燥その他の製造上や原材料費コ
スト高になってしまう。なお、本発明の複写機用転写フ
ィルムは、複写機による画像形成の他にも、例えば手書
き、感熱転写による印字等の方法によっても十分に使用
することができるものである。
【0010】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 厚さ100μmの熱処理済ポリエチレンテレフタレート
フィルム(スカイロールSH−77、SKC社製)の両
面に、下記組成よりなる表面層用の塗料を塗布・乾燥し
て、層厚1μmの表面層を設けた。これをA4サイズに
裁断し、本発明の複写機用転写フィルムを作製した。 ・ポリエステル樹脂 (バイロン200、東洋紡績社製、固型分濃度40%) 8重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1004、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量875〜975g/mol 、 固型分濃度20%) 5重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部 実施例2 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂 (バイロン200、東洋紡績社製、固型分濃度40%) 6.2重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1007、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量1750〜2200g/mol 、 固型分濃度20%) 8.5重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部
【0011】実施例3 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂(ケミット溶液 KS−303、 東レ社製、固型分濃度30%) 12.5重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1010、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量3000〜5000g/mol 、 固型分濃度20%) 2.3重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部 実施例4 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂 (バイロン200、東洋紡績社製、固型分濃度40%) 8重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポトートYD−017、 東都化成社製、エポキシ当量1750〜2100g/mol 、 固型分濃度20%) 5重量部 ・イソシアネート系架橋剤(コロネートL、 日本ポリウレタン社製、固型分濃度75%) 0.8重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部
【0012】実施例5 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして本発明の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂 (バイロン200、東洋紡績社製、固型分濃度40%) 9.4重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポトートYD−020、 東都化成社製、エポキシ当量4000〜6000g/mol 、 固型分濃度20%) 2.3重量部 ・イソシアネート系架橋剤(コロネートL、日本ポリウレタン社製、 固型分濃度75%) 0.8重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部 比較例1 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして比較用の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1004、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量875〜975g/mol 、 固型分濃度20%) 4.7重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部
【0013】比較例2 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして比較用の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製、 固型分濃度40%) 10.5重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部 比較例3 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして比較用の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製、 固型分濃度40%) 10.5重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1004、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量875〜975g/mol 、 固型分濃度20%) 1.0重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部
【0014】比較例4 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして比較用の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製、 固型分濃度40%) 8重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート1007、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量1750〜2200g/mol 、 固型分濃度20%) 16重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部 比較例5 表面層用塗料として下記組成のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様にして比較用の複写機用転写フィル
ムを作製した。 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社製、 固型分濃度40%) 8重量部 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エピコート834−X−90、 油化シェルエポキシ社製、エポキシ当量230〜270g/mol 、 固型分濃度90%) 1.2重量部 ・イソシアネート系架橋剤(コロネートL、日本ポリウレタン社製、 固型分濃度75%) 0.8重量部 ・シリカ(アエロジルR805、日本アエロジル社製) 0.06重量部 ・ドデシルリン酸ナトリウム 1.5重量部 ・トルエン 16重量部 ・メチルエチルケトン 14重量部
【0015】以上の実施例1〜5および比較例1〜5で
得た複写機用転写フィルムについてトナーの定着性、搬
送性、耐ブロッキング性の評価を行った。結果は表1の
通りであり、本発明の複写機用転写フィルムは優れたト
ナー定着性と良好な搬送性および耐ブロッキング性とを
兼ね備えたフィルムであることが確認された。
【表1】 なお、表1における各項目の評価方法は以下の通りであ
る。 (1)定着性A 転写フィルムの表面に市販の複写機(XEROX537
0−II、富士ゼロックス社製)にて画像部を形成し、該
画像部を爪で引っかき、トナーの定着性を調べた。目視
で全く取れていないものを○、多少取れてしまっている
ものを△、ほとんど取れてしまっているものを×とし
た。 (2)定着性B 定着性Aの評価に用いた画像形成された転写フィルムの
画像部に市販のセロハンテープを貼付け、勢いよく剥し
てトナーの定着性を調べた。目視で全く取れていないも
のを○、多少取れてしまっているものを△、ほとんど取
れてしまっているものを×とした。 (3)搬送性 複写機としてXEROX5370−II(富士ゼロックス
社製)を使用し、作製した各転写フィルム100枚を連
続コピーしたときに、搬送トラブルが全くなかったもの
を○、トラブルが多少発生したものを△、トラブルが多
発したものを×とした。 (4)耐ブロッキング性 30℃・80%RHの環境下において、作製した転写フ
ィルムを20枚重ねて、荷重60kg/m2の条件で24時
間放置し、ブロッキングの試験を行った。ブロッキング
がほとんどなく実用上全く問題のないものを○、多少ブ
ロッキングが発生したものを△、完全にブロッキングし
てしまい実用に耐えないものを×とした。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂及びポリエステル樹脂を含有する表面層を設けたこ
とにより、強固なトナー定着性が得られると共に耐ブロ
ッキング性、複写機における良好な搬送性を兼ね備えた
優れた性能を有するものである。また、支持体として透
明フィルムを用いることにより、オーバーヘッドプロジ
ェクター用として有効に使用できるものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムの少なくとも片面
    に、ポリエステル樹脂及びエポキシ当量が500g/mo
    l 以上のビスフェノールA型エポキシ樹脂を含有する表
    面層を有し、かつ、該ビスフェノールA型エポキシ樹脂
    の配合割合が、ポリエステル樹脂100重量部に対して
    10〜70重量部であることを特徴とする複写機用転写
    フィルム。
  2. 【請求項2】 前記ビスフェノールA型エポキシ樹脂の
    エポキシ当量が800〜6000g/mol であることを
    特徴とする請求項1記載の複写機用転写フィルム。
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