JP2598697Y2

JP2598697Y2 - ディスク収納テーブル

Info

Publication number: JP2598697Y2
Application number: JP1993075680U
Authority: JP
Inventors: 隆典森
Original assignee: 隆典森
Priority date: 1993-12-30
Filing date: 1993-12-30
Publication date: 1999-08-16
Anticipated expiration: 2008-12-30
Also published as: JPH0742746U

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトディスク(C
D)、レーザーディスク(LCD) 、マイクロコンパクトディ
スク(MCD) 、フロッピーディスク(FD)、光ディスク等の
記録媒体を収納するディスク収納テーブルに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、コンパクトディスク等のディスク
を収納するパッケージには、バッケージ底面中央部に突
起を設け、この突起にディスク中心の孔をさし込んで収
納したり、あるいはパッケージ底面にディスクを載置し
て収納したりするパッケージが知られている。そして前
者の突起部にディスク中心孔を差し込んだパッケージが
主流となっている。しかし、このパッケージは、突起と
ディスク中心孔とが密接嵌合するとディスク保管、輸送
中はディスクが動揺しにくくディスクを安全に保持でき
るが、ディスクを取り出すさいには突起からはずれにく
く、一方、突起とディスク中心孔とが密に嵌合しない
と、ディスク保管、輸送中ディスクが動揺してディスク
を破損するおそれがあった。また、底面にディスクを載
置したパッケージでは、ディスク保管、輸送中にディス
クが動揺してディスクがパッケージ底面と接触し、ディ
スクを破損するおそれがあった。さらに、パッケージを
誤ってさかさまにするとディスクがパッケージから落下
しディスクを破損するおそれもあった。しかもこれらの
パッケージの多くは、プラスチックで作られているの
で、使用後これを破棄するさい、焼却すると毒性物質が
発生したり、また埋設しても分解しにくく公害上の問題
があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】本考案はこれらの問題
点を解決することを課題とするものである。すなわち、
本考案の課題は、ディスクを保管あるいは輸送するさい
にパッケージ中においてディスクが動揺しにくく安定に
保持することができ、一方ディスクを使用するさいにパ
ッケージから容易に取り出すことのできるディスク収納
テーブルを提供することにある。本考案の課題は、ま
た、パッケージをたとえ誤ってさかさまにしてもパッケ
ージからディスクの脱落あるいは落下することのないデ
ィスク収納テーブルを提供することにある。さらに、本
考案の課題は環境にやさしく公害問題を生じないような
ディスク収納テーブルを提供することにある。

【０００４】

【課題を達成するための手段】本考案者は上記課題を解
決すべく鋭意検討したところ、次のようなディスク収納
テーブルによってディスク保管、輸送のときの動揺を防
止し、安定に保存することができ、一方使用のときは収
納テーブルから容易にとり出すことができ、さらに、こ
のディスク収納テーブルをさかさまにしてもディスクが
収納テーブルから脱落しないことを見出して、本考案を
するに至った。

【０００５】すなわち、本考案は、底板と、外縁部にデ
ィスク外周部を載置することのできる口部、口部外縁部
の外側から立ち上げた舌片及び外縁部の外側のフィンガ
ーポケットよりなる載置板と、ディスクを嵌入すること
のできる口部、口部外縁部壁面のサイドサポート部及び
口部外縁部にあるフィンガーポケットよりなる上板とよ
り構成され、底板、載置板及び上板とで構成し、ディス
クを上板の口部に嵌入させて、ディスク外周部を載置板
の口部外縁部上に載置し、底板から浮かせた状態で保持
し、舌片によって上板の口部外縁部壁面のサイドサポー
ト部に密接させて安定に保持することができるようにし
たディスク収納テーブルである。

【０００６】また、本考案は、底板と、ディスクを嵌入
することのできる口部、口部外縁部壁面のサイドサポー
ト部、口部外縁部の外側から立ち上げた舌片及び外縁部
の外側のフィンガーポケット部よりなるディスク保持板
とより構成され、底板とディスク保持板とを貼り合わせ
等して構成し、ディスクを口部に嵌入させ、舌片によっ
て口部外縁部の壁面のサイドサポート部にディスク外周
部を密接させ、壁面の厚さによって底板から浮かせた状
態で安定に保持することができるようにしたディスク収
納テーブルである。

【０００７】さらに、本考案は、周縁部にディスク外周
部を載置することができるような凸部を設けた底板と、
ディスクを嵌入することのできる口部、口部外縁部壁面
であるサイドサポート部、口部外縁部の外側から立ち上
げた舌片及び外縁部に設けたフィンガーポケットよりな
るディスク保持板とより構成され、底板とディスク保持
板とを貼り合わせ等して、ディスクを口部に嵌入させ、
ディスク外周部を底板凸部上に載置し、舌片によって口
部外縁部の壁面のサイドサポート部に密接させ、ディス
クを底面から浮かせた状態で安定に保持することができ
るようにしたディスク収納デーブルである。

【０００８】本考案によると、ディスクの外周部をディ
スク収納テーブルのサイドサポート部で密接させ、底板
から浮かせた状態で安定に保持するのでディスク記録部
を傷つけることがない。さらにディスク中心部を底板の
センターリングと当接させるとより安定に保持すること
ができる。またディスクを取り出すときはフィンガーポ
ケットにより容易に取り出すことができる。

【０００９】本考案をさらに図面を用いて説明する。図
１は、本考案のディスク収納テーブルにコンパクトディ
スク嵌入収納された図を示す。図２〜５はディスク収納
テーブルを構成する底板（図２）、ディスク収納板（図
３）及び上板（図４及び図５）をそれぞれ示す。

【００１０】本考案のディスク収納テーブルは、まず図
２に示すような底板１を構成部材とする。底板１は単純
な平板でもよいが、中心部に孔２を開設したり、あるい
はセンターリング３を設けてもよい。センターリング３
の上にディスクの中心部のデーターが入力されていない
部分を載置できるようにしてもよい。

【００１１】次に、ディスク載置板を図３に示す。ディ
スク載置板４はディスクのデーターが入力されていない
外周部を口部５外縁部上に載置することのできるよう
に、この口部外縁部の外側から立ち上げた舌片７及び同
様に口部外縁部に設けられたフィンガーポケット部８よ
り構成されている。舌片とフィンガーポケット部とはそ
れぞれ１個設けてもあるいは複数個設けてもよい。また
舌片とフィンガーポケット部との位置関係は対向する位
置に設けることが最も望ましいが、それぞれそれ以外の
位置関係であってもよい。この舌片は、ディスク収納時
の位置を明確にする目安としても使用される。

【００１２】また、上板９及び12には、ディスク収納口
10及びフィンガーポケット11を設ける。そして、底板、
ディスク載置板及び上板の順に貼着等を行って構成す
る。このようにして図６のディスク収納テーブルを得
る。この上板９及び12はディスク収納口10及び13にディ
スクを入れると、ディスク載置板の折り曲げて立ち上げ
た舌片７によって上板の口部に嵌入されたディスクは上
板外周縁部壁のサイドサポート部に密接され、この密接
によって上板孔中で安定に保持される。従って保存や移
動中の振動によって動揺したりあるいは収納テーブルを
さかさまにしても嵌入口から脱落落下することがない。
さらに舌片とサイドサポート部とのみによって保持する
のでディスクをディスク収納テーブル内で浮かせて保持
することができ、しかもディスク周縁部のデーターが入
力されていない部分を舌片及びサイドサポート部に当接
して保持するのでディスク記録部を損傷することがな
い。

【００１３】また、上板は、舌片部を立ち上げ折り曲げ
てディスクを収納するとき、舌片の厚みが飛び出るの
で、ディスク収納時すっきり収納させ高さを調製するた
めに用いられる。従って、上板は舌片やディスクの厚み
によって１枚用いてもよいし、２枚以上の複数枚用いて
もよい。またディスク表面保護及び収納を確実性を補強
する役目も果たすものである。そして使用時にディスク
を取り出すとき、フィンガーポケット部８に指をつっ込
みディスク外周部のデーターが入力されていない部分に
指を当接してディスク本体を傷つけることなくとり出す
ことができる。

【００１４】さらに、このディスク収納テーブルを構成
する厚紙の厚さが厚い場合には上板を設けることなく、
ディスク載置板の孔中にディスクを収納し、その口部外
縁部を壁面をサイドサポート部として舌片によってディ
スクを壁面でディスクを浮かせた状態で保持してもよ
い。また、底板外縁部にディスク外周部を載置すること
のできる凸部を設け、凸部上にディスク外周部を設けデ
ィスクを舌片によってディスク保持板口部の外縁部壁面
のサイドサポート部に密接させ、ディスクデーター入力
面を底板から浮かせた状態で安定に保持することもでき
る。本考案のディスク収納テーブルは図８に示すように
台紙に粘り合わせ等をして音楽用ディスクパッケージと
して用いたり、あるいは図７に示すように雑誌のなかで
使用したりすることもできる。このように、本考案のデ
ィスク収納テーブルは、使用目的に応じてその大きさ、
厚みを変えることができる。

【００１５】

【考案の効果】本考案のディスク収納テーブルはディス
クを底板より浮かせた状態で安定に収納保持することが
でき、このテーブルを逆さまにしてもディスクが脱落落
下せず、輸送中あるいは保存中ディスクを傷つけること
なく安全に保管することができる。また使用時テーブル
から容易に取り出すことができる。また、破棄時環境を
汚染することが少ない。また、このディスク収納テーブ
ルは音楽用ディスクのパッケージや雑誌用ディスクパッ
ケージ、ビジネス用パッケージ並びにゲーム用パッケー
ジとして有用に利用される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のディスク収納テーブルにディスクを収
納した斜視図

【図２】本考案のディスク収納テーブルの構成部材の底
板を示す斜視図

【図３】本考案のディスク収納テーブルの構成部材のデ
ィスク載置板または収納板を示す斜視図

【図４】本考案のディスク収納テーブルの構成部材の上
板を示す斜視図

【図５】本考案のディスク収納テーブルの構成部材の２
板面の上板を示す斜視図

【図６】本考案のディスク収納テーブルの斜視図

【図７】本考案のディスク収納テーブルの使用例

【図８】本考案のディスク収納テーブルの使用例

【符号の説明】

１底板２底板の中心部の孔３センターリング４ディスク載置（収納板）５口部６サイドサポート部７ストッパー片８フィンガーポケット９上板 10 口部 11 フィンガーポケット 12 第２の上板 13 口部 14 フィンガーポケット

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】底板と、外縁部にディスク外周部を載置
することのできる口部、口部外縁部の外側から立ち上げ
た舌片及び外縁部の外側のフィンガーポケットよりなる
載置板と、ディスクを嵌入することのできる口部、口部
外縁部壁面のサイドサポート部及び口部外縁部にあるフ
ィンガーポケットよりなる上板とより構成され、底板、
載置板及び上板より構成し、ディスクを上板の口部に嵌
入させて、ディスク外周部を載置板の口部外縁部上に載
置し、底板から浮かせた状態で保持し、舌片によって上
板の口部外縁部壁面のサイドサポート部に密接させて安
定に保持することができるようにしたディスク収納テー
ブル。
【請求項２】底板の中心部にセンターリングを設け、
この上にディスク中心部を載置することができるように
した請求項１記載のテーブル。
【請求項３】上板が複数ある請求項１記載のテーブ
ル。
【請求項４】底板、ディスク載置板及び上板が厚紙も
しくは柔軟な素材で構成されている請求項１記載のテー
ブル。
【請求項５】底板と、ディスクを嵌入することのでき
る口部、口部外縁部壁面のサイドサポート部、口部外縁
部の外側から立ち上げた舌片及び外縁部の外側のフィン
ガーポケット部よりなるディスク保持板とより構成さ
れ、底板とディスク保持板とで構成しディスクを口部に
嵌入させ、舌片によって口部外縁部の壁面のサイドサポ
ート部にディスク外周部を密接させ、壁面の厚さによっ
て底板から浮かせた状態で安定に保持することができる
ようにしたディスク収納テーブル。
【請求項６】周縁部にディスク外周部を載置すること
ができるような凸部を設けた底板と、ディスクを嵌入す
ることのできる口部、口部外縁部壁面であるサイドサポ
ート部、口部外縁部の外側から立ち上げた舌片及び外縁
部に設けたフィンガーポケットよりなるディスク保持板
とより構成され、底板とディスク保持板とで構成し、デ
ィスクを口部に嵌入させ、ディスク外周部を底板凸部上
に載置し、舌片によって口部外縁部の壁面のサイドサポ
ート部に密接させ、ディスクを底面から浮かせた状態で
安定に保持することができるようにしたディスク収納デ
ーブル。