JP2598152Y2 - ケーブル延線作業における電柱周面部のケーブル案内具 - Google Patents
ケーブル延線作業における電柱周面部のケーブル案内具Info
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- JP2598152Y2 JP2598152Y2 JP1993061194U JP6119493U JP2598152Y2 JP 2598152 Y2 JP2598152 Y2 JP 2598152Y2 JP 1993061194 U JP1993061194 U JP 1993061194U JP 6119493 U JP6119493 U JP 6119493U JP 2598152 Y2 JP2598152 Y2 JP 2598152Y2
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ケーブル延線作業にお
ける電柱周面部のケーブル案内具に関するものである。
ける電柱周面部のケーブル案内具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電柱間に吊線（メッセンジャーワイヤ
ー）を張設し、該吊線にケーブルハンガー等の案内具を
吊設し、この案内具にケーブルを受支案内させてケーブ
ルの延線作業を行うようにしているが、電柱周面部にお
いてケーブルを特別に案内するものはなく、従って、電
柱を介在して前記のケーブル延線作業をするには、電柱
周面部に作業員を配置する必要があった。
ー）を張設し、該吊線にケーブルハンガー等の案内具を
吊設し、この案内具にケーブルを受支案内させてケーブ
ルの延線作業を行うようにしているが、電柱周面部にお
いてケーブルを特別に案内するものはなく、従って、電
柱を介在して前記のケーブル延線作業をするには、電柱
周面部に作業員を配置する必要があった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来例は、作業員を配
する必要があるので、その分人手を要し、また、作業員
を配しても、ケーブルの重量が嵩む、取り扱いに煩雑さ
が伴うなどケーブル延線作業を必ずしも円滑にすること
はできない。
する必要があるので、その分人手を要し、また、作業員
を配しても、ケーブルの重量が嵩む、取り扱いに煩雑さ
が伴うなどケーブル延線作業を必ずしも円滑にすること
はできない。
【０００４】本考案はこの様な常況に鑑み、ケーブルの
延線作業に用いる器具として好適な製品を提供するとを
目的として案出したものである。
延線作業に用いる器具として好適な製品を提供するとを
目的として案出したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】電柱に対して内外に位置
する部片を仲介部片を介して互いに連設し、しかも、前
記外側部片に前記電柱から離開する方向にして支持部片
を突設した取付枠の前記内外の部片に、前記電柱に備え
た既設の突設杆を貫通する貫通孔を形成し、前記仲介部
片に前記突設杆に係止するフックを先端に備えたＪボル
トの基部を貫通させて締付ナットを螺合すると共に、取
付枠の前記支持部片の先端にはケーブルが接して自在に
回動する多数の案内ローラを装置した構成とする。
する部片を仲介部片を介して互いに連設し、しかも、前
記外側部片に前記電柱から離開する方向にして支持部片
を突設した取付枠の前記内外の部片に、前記電柱に備え
た既設の突設杆を貫通する貫通孔を形成し、前記仲介部
片に前記突設杆に係止するフックを先端に備えたＪボル
トの基部を貫通させて締付ナットを螺合すると共に、取
付枠の前記支持部片の先端にはケーブルが接して自在に
回動する多数の案内ローラを装置した構成とする。
【０００６】
【実施例】図面は本考案に係るケーブル延線作業におけ
る電柱周面部のケーブル案内具の実施例を示し、図１お
よびが２が第一実施例で、図３および図４が第二実施例
である。
る電柱周面部のケーブル案内具の実施例を示し、図１お
よびが２が第一実施例で、図３および図４が第二実施例
である。
【０００７】各実施例は、取付枠１にケーブルハンガー
２Ａ，２Ｂを組付けて構成したもので、取付枠１は、電
柱Ｄに対して内外に位置する部片４，５を仲介部片３を
介して互いに連設し、しかも、外側部片５の端部をほぼ
直角に折曲して支持部片６を電柱Ｄより離開する方向に
突設し、この支持部片６と反対方向にして係止部片７を
内側部片４の端部をほぼ直角に折曲して設けて構成した
もので、取付枠１の前記内外の部片４，５には電柱Ｄの
既設の突設杆（実施例は接続ボルト８１）を貫通する貫
通孔９，９を、仲介部片３にはＪボルト１０の貫通孔１
１をそれぞれ設けてある。仲介部片３に設けた貫通孔１
１には、前記接続ボルト８１に係止するフック１２を先
端に備えた前記Ｊボルト１０の基部側の螺杆部１３を貫
通させ、これに蝶ナット１４を螺合する。
２Ａ，２Ｂを組付けて構成したもので、取付枠１は、電
柱Ｄに対して内外に位置する部片４，５を仲介部片３を
介して互いに連設し、しかも、外側部片５の端部をほぼ
直角に折曲して支持部片６を電柱Ｄより離開する方向に
突設し、この支持部片６と反対方向にして係止部片７を
内側部片４の端部をほぼ直角に折曲して設けて構成した
もので、取付枠１の前記内外の部片４，５には電柱Ｄの
既設の突設杆（実施例は接続ボルト８１）を貫通する貫
通孔９，９を、仲介部片３にはＪボルト１０の貫通孔１
１をそれぞれ設けてある。仲介部片３に設けた貫通孔１
１には、前記接続ボルト８１に係止するフック１２を先
端に備えた前記Ｊボルト１０の基部側の螺杆部１３を貫
通させ、これに蝶ナット１４を螺合する。
【０００８】
【第一実施例】図１は一部欠截正面図、図２は一部欠截
側面図で、これら各図で示す第一実施例の前記取付枠１
に組付けたケーブルハンガー２Ａは、金属杆を屈曲し
て、水平方向の取付杆部１５の両端に一対の円弧状の枢
支杆部１６，１６を設けた主体杆１７の枢支杆部１６，
１６に、ケーブルＣが接して自在に回動する多数の案内
ローラ１８，１８，…を組付け、枢支杆部１６には規制
枠１９と突き当て枠２０を組付けて構成したものであ
る。
側面図で、これら各図で示す第一実施例の前記取付枠１
に組付けたケーブルハンガー２Ａは、金属杆を屈曲し
て、水平方向の取付杆部１５の両端に一対の円弧状の枢
支杆部１６，１６を設けた主体杆１７の枢支杆部１６，
１６に、ケーブルＣが接して自在に回動する多数の案内
ローラ１８，１８，…を組付け、枢支杆部１６には規制
枠１９と突き当て枠２０を組付けて構成したものであ
る。
【０００９】規制枠１９と突き当て枠２０は、金属杆を
屈曲して、中央杆部２１の両端にリング部２２，２２を
設け、このリング部２２，２２に連続する側杆部２３，
２３の自由端側の先端に鉤状部２４，２４を設けた互い
に同形な金属杆体で成り、中央杆部２１を前記枢支杆部
１６，１６に介在させるようにして、リング部２２，２
２において主体杆１７に組付け、規制枠１９は枢支杆部
１６と取付杆部１５の間に組付けて枢支杆部１６の先端
に設けた鉤状片２５に鉤状部２４が係離自在に係止する
ようにし、また、突き当て枠２０は、枢支杆部１６，１
６に固着した一対のかしめリング２６，２６間に介在さ
せた一対の案内駒１８，１８間にリング部２２を配し、
鉤状部２４を電柱Ｄ周面方向に突設したものである。
屈曲して、中央杆部２１の両端にリング部２２，２２を
設け、このリング部２２，２２に連続する側杆部２３，
２３の自由端側の先端に鉤状部２４，２４を設けた互い
に同形な金属杆体で成り、中央杆部２１を前記枢支杆部
１６，１６に介在させるようにして、リング部２２，２
２において主体杆１７に組付け、規制枠１９は枢支杆部
１６と取付杆部１５の間に組付けて枢支杆部１６の先端
に設けた鉤状片２５に鉤状部２４が係離自在に係止する
ようにし、また、突き当て枠２０は、枢支杆部１６，１
６に固着した一対のかしめリング２６，２６間に介在さ
せた一対の案内駒１８，１８間にリング部２２を配し、
鉤状部２４を電柱Ｄ周面方向に突設したものである。
【００１０】取付杆部１５、を取付枠１の支持部片６と
該支持部片６の先端を屈曲させ折り返して設けた挾持部
片２９とで挾持させるようにして、取付枠１にケーブル
ハンガー２Ａを回動自在に組付けて第一実施例のケーブ
ル案内具Ａを構成する。
該支持部片６の先端を屈曲させ折り返して設けた挾持部
片２９とで挾持させるようにして、取付枠１にケーブル
ハンガー２Ａを回動自在に組付けて第一実施例のケーブ
ル案内具Ａを構成する。
【００１１】しかして、尾端側を接続ボルト８１と接続
ナット８２によって電柱Ｄを巻回したブレード８０，８
０を互いに組付けた周知の電柱用自在バンドＢの電柱よ
り突出する既設の前記接続ボルト８１を、取付枠１の内
外の部片４，５に設けた貫通孔９，９に貫通させるよう
にしてケーブル案内具Ａの取付枠１を接続ボルト８１に
組合わせ、かつ、係止部片７をブレード８０の直下に位
置させて、取付枠１に予め組付けておいたＪボルト１０
のフック１２を接続ボルト８１に係合して蝶ナット１４
を締付けると、ケーブル案内具Ａは電柱Ｄ周面部に配さ
れ、案内ローラ１８，１８，…を利用してケーブルＣの
延線後、規制枠１９の鉤状部２４を鉤状片２５より離脱
させ、ケーブルＣからケーブルハンガー２Ａを離脱さ
せ、かつ、蝶ナット１４を緩めることによって電柱Ｄよ
り取り外し、次の延線作業に用いるのである。
ナット８２によって電柱Ｄを巻回したブレード８０，８
０を互いに組付けた周知の電柱用自在バンドＢの電柱よ
り突出する既設の前記接続ボルト８１を、取付枠１の内
外の部片４，５に設けた貫通孔９，９に貫通させるよう
にしてケーブル案内具Ａの取付枠１を接続ボルト８１に
組合わせ、かつ、係止部片７をブレード８０の直下に位
置させて、取付枠１に予め組付けておいたＪボルト１０
のフック１２を接続ボルト８１に係合して蝶ナット１４
を締付けると、ケーブル案内具Ａは電柱Ｄ周面部に配さ
れ、案内ローラ１８，１８，…を利用してケーブルＣの
延線後、規制枠１９の鉤状部２４を鉤状片２５より離脱
させ、ケーブルＣからケーブルハンガー２Ａを離脱さ
せ、かつ、蝶ナット１４を緩めることによって電柱Ｄよ
り取り外し、次の延線作業に用いるのである。
【００１２】
【第二実施例】図３は正面図、図４は側面図で、この第
二実施例は、支持部片６と挾持部片２５とで支持杆８を
回動自在に支持させ、該支持杆８に案内ローラ１８，１
８，…を回動自在に支持させた枢支杆部１６の両端に設
けた掛止杆部２８，２８を支持させて構成したもので、
残余の点は第一実施例とほぼ同様である。
二実施例は、支持部片６と挾持部片２５とで支持杆８を
回動自在に支持させ、該支持杆８に案内ローラ１８，１
８，…を回動自在に支持させた枢支杆部１６の両端に設
けた掛止杆部２８，２８を支持させて構成したもので、
残余の点は第一実施例とほぼ同様である。
【００１３】すなわち、第二実施例のケーブルハンガー
２Ｂは、金属杆を屈曲して弯曲状の枢支杆部１６とその
両端に備えた鉤状の掛止杆部２８，２８とで主体杆１７
を構成し、該主体杆１７の枢支杆部１６に案内ローラ１
８，１８，…を枢支させて構成したもので、ケーブルＣ
よりケーブルハンガー２Ｂを離脱させるときは、少くも
一方の掛止杆部２８を支持杆１７より外して行う。
２Ｂは、金属杆を屈曲して弯曲状の枢支杆部１６とその
両端に備えた鉤状の掛止杆部２８，２８とで主体杆１７
を構成し、該主体杆１７の枢支杆部１６に案内ローラ１
８，１８，…を枢支させて構成したもので、ケーブルＣ
よりケーブルハンガー２Ｂを離脱させるときは、少くも
一方の掛止杆部２８を支持杆１７より外して行う。
【００１４】
【他実施例】実施例のものは、接続ボルト８１に案内具
を取付けるようにしているが、素より、電柱に備えた既
設の突設杆であれば差し支えない。
を取付けるようにしているが、素より、電柱に備えた既
設の突設杆であれば差し支えない。
【００１５】また、第二実施例の支持杆８は直線状を成
しているが、屈曲したものであっても良く、例えば、電
柱周面に沿うように屈曲したものであれば、電柱周面に
沿わせて延線作業を行うことができる。
しているが、屈曲したものであっても良く、例えば、電
柱周面に沿うように屈曲したものであれば、電柱周面に
沿わせて延線作業を行うことができる。
【００１６】支持杆８には複数個のケーブルハンガー２
Ｂを装置しても良いことは勿論である。
Ｂを装置しても良いことは勿論である。
【００１７】
【考案の効果】本考案は前記の通りの構成であるから、
電柱周面に備えた既設の突設杆を利用して電柱に取付
け、ケーブル延線時の電柱周辺部におけるケーブル延線
作業を円滑に行うことができる。
電柱周面に備えた既設の突設杆を利用して電柱に取付
け、ケーブル延線時の電柱周辺部におけるケーブル延線
作業を円滑に行うことができる。
【図１】第一実施例の一部欠截正面図。
【図２】第一実施例の一部欠截側面図。
【図３】第二実施例の正面図。
【図４】第二実施例の側面図。
１ 取付枠 ３ 仲介部片 ４ 内側部片 ５ 外側部片 ６ 支持部片 ９ 貫通孔 １０ Ｊボルト １４ 締付ナット １８ 案内ローラ ８１ 突設杆 Ｃ ケーブル Ｄ 電柱
Claims (1)
- 【請求項１】 電柱に対して内外に位置する部片を仲介
部片を介して互いに連設し、しかも、前記外側部片に前
記電柱から離開する方向にして支持部片を突設した取付
枠の前記内外の部片に、前記電柱に備えた既設の突設杆
を貫通する貫通孔を形成し、前記仲介部片に前記突設杆
に係止するフックを先端に備えたＪボルトの基部を貫通
させて締付ナットを螺合すると共に、取付枠の前記支持
部片の先端にはケーブルが接して自在に回動する多数の
案内ローラを装置した、ケーブル延線作業における電柱
周面部のケーブル案内具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993061194U JP2598152Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | ケーブル延線作業における電柱周面部のケーブル案内具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993061194U JP2598152Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | ケーブル延線作業における電柱周面部のケーブル案内具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0730521U JPH0730521U (ja) | 1995-06-06 |
| JP2598152Y2 true JP2598152Y2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=13164124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993061194U Expired - Fee Related JP2598152Y2 (ja) | 1993-11-15 | 1993-11-15 | ケーブル延線作業における電柱周面部のケーブル案内具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598152Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-15 JP JP1993061194U patent/JP2598152Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0730521U (ja) | 1995-06-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990420 |
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