JP2595693Y2 - シフトレバーのリバースインヒビット装置 - Google Patents

シフトレバーのリバースインヒビット装置

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JP2595693Y2
JP2595693Y2 JP1993065356U JP6535693U JP2595693Y2 JP 2595693 Y2 JP2595693 Y2 JP 2595693Y2 JP 1993065356 U JP1993065356 U JP 1993065356U JP 6535693 U JP6535693 U JP 6535693U JP 2595693 Y2 JP2595693 Y2 JP 2595693Y2
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solenoid
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功旗 今枝
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はオートマチック自動車の
シフトレバーのリバースインヒビット装置に係り、詳し
くは走行中にシフトレバーが誤ってリバース位置に入る
のを防止するシフトレバーのリバースインヒビット装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機を搭載した自動車、所
謂オートマチック自動車(以下A/T車という)にはフ
ロア式又はコラム式のシフトレバーが設けられ、そのシ
フトレバーにより自動変速機の動作モードを指定するよ
うになっている。例えば前進3段の変速機の場合、シフ
トレバーのシフト位置には全ギアを使用した前進自動変
速が可能なDポジション、前進第2速までの変速を行う
2ポジション及び前進第1速に固定されるLポジション
が設けられている。又、シフトレバーのシフト位置には
変速要素が作用しないNポジション、駆動輪が機械的に
ロックされるPポジション及び車両を後進させるRポジ
ションが設けられている。そして、各ポジションは通常
P,R,N,D,2,Lの順に1列に配置され、シフト
レバーを各ポジションに移動させることにより各ポジシ
ョンの機能を選択し、A/T車を前後進または駐車させ
ることができるようになっている。
【0003】一方、A/T車の前進走行中に誤操作によ
りシフトレバーをRポジションに入れると、車両に大き
なショックが加わる。その誤操作を避けるため、シフト
レバーにはストッパー機構が設けられ、安全性の向上が
図られている。例えば、NポジションからDポジション
へ移動させる際は、シフトレバーを一方向に引くなどの
単一操作で移動できる。しかし、NポジションからRポ
ジションやPポジション、或いは2ポジションやLポジ
ションへ移動させる際は、フロア式ではボタンを押し込
んだりシフトレバーを左右に移動させながらシフト操作
を行う、所謂重複操作を必要とする。
【0004】ところが、シフトレバーがストッパー機構
を有していても、前進走行中に間違えて重複操作を行っ
てシフトレバーをRポジションへ入れてしまう場合があ
る。特開平4−219563号には、この誤操作を防止
するためのシフトレバーのインヒビット装置が提案され
ている。
【0005】このシフトレバーのインヒビット装置は、
シフトレバーにソレノイドが固定され、そのソレノイド
のプランジャはソレノイドが励磁(オン)された時に突
出し、無励磁(オフ)時にはバネの弾性力により没入位
置に保持される。ストッパーにはシフトレバーがNポジ
ションからRポジションに移動するときに、突出位置に
あるプランジャに係合する係止孔と、シフトレバーがP
ポジションにあるときに突出位置にあるプランジャと係
合する係止孔とが設けられている。
【0006】そして、車速センサによる車速有、即ち前
進走行中の信号と、シフトポジションスイッチによるN
ポジションの信号とを論理積回路の入力とし、その出力
信号でソレノイドのオン・オフを制御している。従っ
て、車両が前進走行中であってシフトレバーがNポジシ
ョンにあるとき、ソレノイドがオンされプランジャが突
出位置に保持される。この状態でシフトレバーをNポジ
ションからRポジションに移動させようとするとプラン
ジャが係止孔と係合するので、前進走行中に間違えてシ
フトレバーをRポジションに入れてしまうのを防ぐこと
ができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、何らかの原
因でシステムフェイル状態となると、ソレノイドがオン
に保持されるべき状態でもソレノイドがオフとなり、プ
ランジャがバネの弾性力により没入位置に保持された状
態となる。そのため、シフトレバーをNポジションから
Rポジションに移動させる際にプランジャがストッパー
の係止孔と係合することがないので、シフトレバーを自
由に操作することができ、前進走行中においてもシフト
レバーがRポジションに入ってしまうという問題があっ
た。
【0008】この問題を解決するため、ソレノイドのオ
フ時にシフトレバーのインヒビットをかける構成とし、
シフトレバーのインヒビット解除すなわちソレノイドの
オンの条件として、シフトレバーがNポジションにある
ことの検出信号を使用するもの考案した。しかし、シフ
トレバーがNポジションにあることを検出してソレノイ
ドをオンさせ、インヒビットを解除しようとすると、プ
ランジャの動作速度がシフトレバーの操作速度に追従で
きず、シフトレバーの操作時にシフトレバーが引っ掛か
る可能性がある。
【0009】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は前進走行中にシステムフ
ェイル等が起きてもシフトレバーがリバース位置に入る
のを防止することができるとともに、シフトレバーの操
作を円滑に行うことができるシフトレバーのリバースイ
ンヒビット装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
、請求項1に記載の考案では、オートマチック自動車
の自動変速機の動作モードを選択するために操作され、
パーキング位置、後進走行用位置、中立位置及び前進走
行用位置の間で切配置されるシフトレバーと、前記後
進走行用位置と隣接する前記中立位置に配置されたシフ
トレバーと係合してその後進走行用位置への移動を規制
する作用位置と、係合不能でその移動を許容する退避位
置とに移動配置可能な作動体と、前記作動体を前記作用
位置と前記退避位置とに切配置させるために駆動さ
れ、その非駆動状態においては前記作動体を前記作用位
置に配置し、駆動状態において前記作動体を前記退避位
置に配置する作動体移動手段と、自動車が所定の車速未
満で前進走行しているときに前記作動体移動手段を駆動
状態にして作動体を退避位置へ切換配置させ、自動車が
所定の車速以上で前進走行しているときに前記作動体移
動手段を非駆動状態にして作動体を作用位置へ切換配置
させる制御手段とを備えた。 請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載のシフトレバーのインヒビット装
置において、前記中立位置に隣接した前進走行用位置に
あるシフトレバーを検出するシフト位置検出手段を設
け、前記制御手段による作動体の退避位置への切換配置
は、自動車が所定の車速未満で前進走行していて且つ前
記シフト位置検出手段の検出結果が非検出になると行わ
れるようにした。 請求項3に記載の考案では、オートマ
チック自動車の自動変速機の動作モードを選択するため
に操作され、パーキング位置、後進走行用位置、中立位
置及び前進走行用位置の間で切換配置されるシフトレバ
ーと、ソレノイドによって駆動され、そのソレノイドが
非通電状態のときに前記シフトレバーの中立位置から後
進走行用位置への移動を規制し、ソレノイドが通電状態
のときにその移動を許容する移動規制手段と、自動車が
所定の車速未満で前進走行しているときに前記ソレノイ
ドを通電状態とし、自動車が所定の車速以上で前進走行
しているときに前記ソレノイドを非通電状態とする制御
手段とを備えた。
【0011】
【作用】従って、請求項1に記載の考案によれば、制御
手段により、自動車が所定の車速以上で前進走行してい
るときには作動体移動手段を非駆動状態にして作動体が
作用位置に切換配置されている。その結果、前進走行中
に中立位置に配置されたシフトレバーが後進走行用位置
へ移動することが防止される。 ここで、作動体移動手段
は非駆動状態となることで作動体を作用位置に切換配置
させている。このため、前進走行中にシステムフェイル
等が起こっても、作動体移動手段はもともと非駆動状態
となっているため作動体の切換配置に対して何ら影響を
与えない。つまり、作動体は作用位置に切換配置された
ままの状態とされている。従って、前進走行中にシステ
ムフェイル等が起きてもシフトレバーが中立位置から後
進走行用位置に入るのを防止することができる。 又、制
御手段により、自動車が所定速度未満で前進走行してい
るときには作動体移動手段を駆動状態にして作動体が退
避位置に切換配置されている。その結果、シフトレバー
は中立位置を経て後進走行用位置へ移動することが許容
されている。このため、シフトレバーを、前進走行用位
置から中立位置を経て直ちに後進走行用位置へ移動させ
てもシフトレバーが作動体に引っかからず、シフトレバ
ーを円滑に移動させることができる。
【0012】請求項2に記載の考案によれば、制御手段
により、自動車が所定速度未満で前進走行していて且つ
シフト位置検出手段の検出結果が非検出であるときに
は、作動体移動手段を駆動状態にして作動体が退避位置
に切換配置されている。このシフト位置検出手段は中立
位置に隣接する前進走行用位置にあるシフトレバーを検
出するものである。このため、所定速度未満で且つシフ
トレバーの位置を検出して作動体の切換配置を行う場
合、中立位置にあるシフトレバーを検出して作動体を退
避位置に切換配置するのに比べて、より早く位置切換を
行うことができる。従って、シフトレバーを、前進走行
用位置から中立位置を経て直ちに後進走行用位置へ移動
させてもシフトレバーが作動体に引っかからず、シフト
レバーを円滑に移動させることができる。 請求項3に記
載の考案によれば、制御手段により、自動車が所定の車
速以上で前進走行しているときにはソレノイドが非通電
状態となっており、そのため移動体規制手段によってシ
フトレバーの中立位置から後進走行用位置への移動が規
制されている。このとき、システムフェイル等が起こっ
てもソレノイドはもともと非通電状態となっており、移
動規制手段はシフトレバーの移動を規制したままの状態
に維持される。従って、前進走行中にシステムフェイル
等が起きてもシフトレバーが中立位置から後進走行用位
置に入るのを防止することができる。 又、制御手段によ
り、自動車が所定速度未満で前進走行しているときには
ソレノイドが通電状態となっており、そのため移動規制
手段によってシフトレバーの移動は許容されている。こ
のため、シフトレバーを、前進走行用位置から中立位置
を経て直ちに後進走行用位置へ移動させてもシフトレバ
ーが移動規制手段に引っかからず、シフトレバーを円滑
に移動させることができる。
【0013】
【実施例】(第1実施例) 以下、本考案をA/T車に具体化した第1実施例を図1
〜図4に従って説明する。
【0014】図4に示すように、A/T車の運転席1に
はブレーキペダル2がシート3の下部前方に設けられ、
シフトレバーハウジング4がシート3の左前方に設けら
れている。シフトレバーハウジング4にはシフトパター
ン孔5が形成され、シフトレバー6はその下部がシフト
パターン孔5に挿通された状態で前後方向及び左右方向
に揺動可能に装備されている。
【0015】図1に示すように、シフトパターン孔5に
は複数の段部が形成されるとともに、A/T車の自動変
速機(図示せず)の動作モードに対応したシフトポジシ
ョンが所定の位置に設定されている。シフトレバー6は
シフトパターン孔5の内側面に沿って移動され、各シフ
トポジションで停止可能に構成されている。
【0016】シフトポジションは駆動輪が機械的にロッ
クされるパーキング位置PP、変速要素が作用しない中
立位置(ニュートラル位置)PN及び車両を後進させる
後進走行用位置(リバース位置)PRが設けられてい
る。又、自動変速機は前進4段の変速機であって、その
シフトポジションには全ギア使用して4速までの前進自
動変速を行うドライブ位置PDと、前進3速までの変速
が可能なP3位置と、前進2速までの変速が可能なP2
位置と、前進1速に固定されるP1位置とがある。そし
て、シフトレバー6を左右方向に揺動させながら前後方
向に移動させて各ポジションに移動配置することによ
り、そのポジションの機能を選択することができるよう
になっている。
【0017】シフトレバーハウジング4にはシフト位置
検出手段としてのパーキングスイッチ7が設けられ、パ
ーキングスイッチ7にはリミットスイッチが使用されて
いる。リミットスイッチはそのアクチュエータ(図示せ
ず)がパーキング位置PPにあるシフトレバー6と係合
可能な位置に配設され、シフトレバー6と係合状態にお
いてオン(閉路)となる。
【0018】又、シフトレバーハウジング4にはインヒ
ビットロック機構8が設けられている。インヒビットロ
ック機構8はソレノイド9、第1レバー10、第2レバ
ー11及び引っ張りばね12,13から構成されてい
る。
【0019】第1の作動体としての第1レバー10はほ
ぼL字状を成し、その第1端部に位置する係止部10a
がパーキング位置PPと対応する位置においてシフトパ
ターン孔5内に突出する作用位置と、シフトパターン孔
5内から退避する退避位置とに移動可能に軸14により
回動可能に支持されている。第1レバー10には係止部
10a寄りに長孔10bが形成され、ソレノイド9のプ
ランジャ9aはその先端が長孔10bに沿って移動可能
に第1レバー10と連結されている。第1レバー10に
は第1端部がシフトレバーハウジング4に固定された引
っ張りばね12の第2端部が固定されている。ソレノイ
ド9は非励磁状態において引っ張りばね12の作用によ
りプランジャ9aが突出位置に配置され、励磁状態にお
いては引っ張りばね12の弾性力に抗してプランジャ9
aが没入位置に保持される。第1レバー10はプランジ
ャ9aが突出位置に配置された状態で作用位置に配置さ
れ、没入位置に配置された状態で退避位置に配置される
ようになっている。
【0020】第2の作動体としての第2レバー11もほ
ぼL字状を成し、その第1端部に位置する係止部10a
が中立位置PNと対応する位置においてシフトパターン
孔5内に突出する作用位置と、シフトパターン孔5内か
ら退避する退避位置とに移動可能に軸15により回動可
能に支持されている。第2レバー11は係止部10aが
作用位置に向かう方向に引っ張りばね13により回動付
勢されるとともに、その第2端部側の係合部10bが第
1レバー10の第2端部側の係合部10cと常に係合す
る状態に保持されてその移動が規制されている。そし
て、第2レバー11は第1レバー10と連動し、第1レ
バー10が作用位置に配置された状態では作用位置に、
第1レバー10が退避位置に配置された状態では退避位
置にそれぞれ配置されるようになっている。ソレノイド
9及び引っ張りばね12,13により作動体移動手段が
構成されている。
【0021】ソレノイド9が励磁されてプランジャ9a
が引っ張りばね12,13の弾性力に抗して引き込ま
れ、両レバー10,11が図1に鎖線で示す退避位置に
配置された状態では、シフトレバー6はシフトパターン
孔5の内側面に沿って自由に移動可能である。例えば、
シフトレバー6をパーキング位置PPからリバース位置
PRに移動させる時には、先ずシフトレバー6が後方向
(図1において下方向)に移動可能な位置となるまで右
方向に移動させる。次にシフトレバー6が段部5aに当
接するまでシフトパターン孔5の内側面に沿って後方向
に移動させ、さらにシフトレバー6を左方向に移動させ
てシフトパターン孔5の内側面に当接させる。この操作
によりシフトレバー6がパーキング位置PPからリバー
ス位置PRに移動される。
【0022】ソレノイド9がオフされると、引っ張りば
ね12の弾性力によって第1レバー10が作用位置に回
動される。又、第1レバー10の回動に伴って第2レバ
ー11が引っ張りばね13の弾性力によって作用位置ま
で回動される。第1レバー10が図1に実線で示す作用
位置に配置された状態では、係止部10aがパーキング
位置PPにあるシフトレバー6に係合し、シフトレバー
6の左右方向の移動を制限する。この状態ではシフトレ
バー6はパーキング位置PPから脱出することはできな
い。すなわち、第1レバー10の作用位置がシフトレバ
ー6をパーキング位置PPに固定するロック位置とな
る。
【0023】又、シフトレバー6をニュートラル位置P
Nからリバース位置PRに移動させる時には、先ずシフ
トレバー6が前方向に移動可能な位置となるまで右方向
に移動させる。次に、シフトレバー6を段部5bに当接
するまで前方向(図において上方向)に移動させる。こ
の操作によりシフトレバー6をニュートラル位置PNか
らリバース位置PRに移動させることができる。
【0024】第2レバー11が図1に実線で示す作用位
置に配置された状態では、係止部11aがニュートラル
位置PNにあるシフトレバー6に係合し、シフトレバー
6の左右方向の移動を制限する。すなわち、この状態で
はシフトレバー6はニュートラル位置PNから左右方向
へ移動することはできない。
【0025】シフトレバー6がリバース位置PRにあっ
て両レバー10,11が作用位置に配置されるときがあ
る。この状態からシフトレバー6をパーキング位置PP
にシフトさせる場合は、シフトレバー6を右方向に移動
させた後に前方向に移動させる。シフトレバー6は作用
位置にある第1レバー10に係合するが、シフトレバー
6にさらに前方向への力を加えると、第1レバー10が
引っ張りばね12の弾性力に抗して時計方向に回動さ
れ、シフトレバー6は前方向に移動する。次にシフトレ
バー6を左方向に移動させることによりパーキング位置
PPにシフトさせることができる。シフトレバー6がパ
ーキング位置PPに移動すると、第1レバー10は引っ
張りばね12の弾性力により作用位置に復帰する。
【0026】又、シフトレバー6をリバース位置PRか
らニュートラル位置PNにシフトさせる場合は、シフト
レバー6を後方向に移動させる。シフトレバー6は作用
位置にある第2レバー11に係合するが、シフトレバー
6にさらに後方向への力を加えると、第2レバー11が
引っ張りばね13の弾性力に抗して反時計方向に回動さ
れ、シフトレバー6は後方向に移動する。次にシフトレ
バー6を左方向に移動させることによりニュートラル位
置PNにシフトさせることができる。
【0027】次に、シフトレバーのリバースインヒビッ
ト装置の電気的構成について説明する。図2に示すよう
に、ソレノイド9を駆動制御する制御手段を構成する制
御回路16は、イグニッションスイッチ17を介して所
定の電圧のバッテリEに接続されている。イグニッショ
ンスイッチ17はその一端側接点がバッテリEに接続さ
れている。イグニッションスイッチ17にはアクセサリ
接点ACCとイグニッション接点IGとが設けられ、イ
グニッションキー(図示せず)の回動操作量に基づいて
アクセサリ接点ACC、イグニッション接点IGに適宜
接続されるようになっている。
【0028】アクセサリ接点ACC及びイグニッション
接点IGは制御回路16に接続されている。イグニッシ
ョンスイッチ17がアクセサリ接点ACCと接続した際
に、バッテリEの電源がアクセサリ電源として制御回路
16に供給される。イグニッションスイッチ17がイグ
ニッション接点IGと接続した際に、バッテリEの電源
はイグニッション電源として制御回路16に供給され
る。そして、制御回路16は供給されたバッテリEの電
源に基づいて駆動する。
【0029】イグニッションスイッチ17は運転席1の
図示しないキーシリンダ内に設けられている。キーシリ
ンダ内にはキーロックソレノイド18が設けられ、キー
ロックソレノイド18は制御回路16に接続されてい
る。キーロックソレノイド18は励磁されると図示しな
いプランジャを突出させ、そのプランジャによってイグ
ニッションキーが所定の位置から回動しないようにして
イグニッションキーの抜出しを防止するようになってい
る。
【0030】制御回路16にはパーキングスイッチ7、
車速センサ19、ブレーキスイッチ20及びDオフスイ
ッチ21が接続されている。車速検出手段としての車速
センサ19はA/T車の車速を検出し、その車速に応じ
て出力端子を接地するようになっている。本実施例にお
いて、車速センサ19は車速が10km/h以上のときにそ
の出力端子を接地し、車速が10km/h未満のときには出
力端子を接地しないようになっている。
【0031】ブレーキペダル2の踏み込み操作を検出す
るブレーキ操作検出手段としてのブレーキスイッチ20
は、ブレーキペダル2を踏み込んだときにそのブレーキ
ペダル2と係合可能な位置に設けられ、ブレーキペダル
2と係合状態においてオン(閉路)となる。シフト位置
検出手段としてのDオフスイッチ21は変速機に設けら
れ、変速機が全ギア使用して4速までの前進自動変速を
行う動作モード又は前進3速までの変速が可能な動作モ
ードにある場合にオン(閉路)となるように構成されて
いる。即ちDオフスイッチ21はシフトレバー6がPD
位置又はP3位置にある時にオンとなる。
【0032】制御回路16はパーキングスイッチ7、車
速センサ19、ブレーキスイッチ20及びDオフスイッ
チの出力端子の状態に基づいてソレノイド9をオン(励
磁)・オフ(非励磁)制御する。シフトレバー6、パー
キングスイッチ7、インヒビットロック機構8、車速セ
ンサ19、ブレーキスイッチ20、Dオフスイッチ21
及び制御回路16によってシフトレバーのリバースイン
ヒビット装置が構成されている。
【0033】次に、制御回路16の構成について図3を
用いて詳述する。図3に示すように、制御回路16はイ
ンヒビット回路部16a及びキーインターロック回路部
16bを備えている。キーインターロック回路部16b
はイグニッションスイッチ17のアクセサリ接点ACC
に接続されている。キーインターロック回路部16bに
はキーロックソレノイド18が接続されている。そし
て、イグニッションスイッチ17の回動操作によりバッ
テリEから電源が供給されると、キーインターロック回
路部16bはキーロックソレノイド18をオンに制御す
る。キーロックソレノイド18はオンになると、図示し
ないプランジャを駆動してイグニッションキーがキーシ
リンダから抜けないようにする。
【0034】インヒビット回路部16aはPNPトラン
ジスタT1〜T3、抵抗R1〜R8、ダイオードD1及
びコンデンサC1から構成され、ダイオードD2を介し
てアクセサリ接点ACCに接続されている。抵抗R1の
一端はダイオードD2のカソードに接続され、他端はダ
イオードD3のアノード及びNPNトランジスタT4の
コレクタに接続されている。ダイオードD3のカソード
はNPNトランジスタT5のコレクタに接続されてい
る。抵抗R1には直列接続されたダイオードD1及びコ
ンデンサC1が並列に接続されている。コンデンサC1
は有極性の電解コンデンサであって、そのプラス端子が
ダイオードD1のアノードに接続されている。ダイオー
ドD1のアノードとコンデンサC1との間には抵抗R3
の一端が接続され、抵抗R3の他端はトランジスタT1
のベースに接続されている。コンデンサC1と抵抗R3
とは積分回路を構成している。
【0035】トランジスタT1のベースには抵抗R2の
一端が接続され、抵抗R2の他端はダイオードD1のカ
ソードに接続されている。トランジスタT1のエミッタ
は抵抗R4を介してダイオードD2のカソードに接続さ
れ、コレクタは抵抗R5を介してトランジスタT4のコ
レクタ及びダイオードD3のアノードに接続されてい
る。トランジスタT1のエミッタと抵抗R4との間には
トランジスタT2のベースが接続されている。トランジ
スタT2のエミッタはダイオードD2のカソードに接続
され、コレクタはソレノイド9の一端に接続されてい
る。ソレノイド9の他端は接地されている。
【0036】抵抗R1には直列接続された抵抗R6,R
7が並列に接続され、抵抗R6と抵抗R7との間にはト
ランジスタT3のベースが接続されている。トランジス
タT3のエミッタはダイオードD2のカソードに接続さ
れ、コレクタは抵抗R8を介してソレノイド9に接続さ
れている。抵抗R8はセメント抵抗であって、その値は
ソレノイド9がオンした後に引っ張りばね12,13の
弾性力に抗して両レバー10,11を退避位置に保持す
るのに必要な電圧がソレノイド9に印加されるように設
定されている。
【0037】トランジスタT5のベースはダイオードD
4、抵抗R9及びダイオードD5の直列回路を介してブ
レーキスイッチ20の一端に接続され、ブレーキスイッ
チ22の他端はバッテリEのプラス端子に接続されてい
る。そして、ブレーキペダル2を踏み込むとブレーキス
イッチ20がオンし、バッテリEの電源がトランジスタ
T5のベースに印加される。
【0038】トランジスタT5のベース−エミッタ間に
は抵抗R10とコンデンサC2とが並列に接続されてい
る。トランジスタT5のエミッタはパーキングスイッチ
7の一端に接続され、パーキングスイッチ7の他端は接
地されている。そして、パーキングスイッチ7はシフト
レバー6がパーキング位置PPにあるときにオンし、ト
ランジスタT5のエミッタが接地される。従って、トラ
ンジスタT5のコレクタにバッテリEの電圧が印加され
た状態で、且つ、シフトレバー6がパーキング位置PP
にあるときにブレーキペダル2が踏まれると、トランジ
スタT5のベースにバッテリEの電圧が印加されトラン
ジスタT5はオンとなり、トランジスタT5に電流が流
れる。
【0039】NPNトランジスタT6はそのコレクタが
抵抗R11を介してダイオードD2のカソードに接続さ
れ、エミッタが接地されている。トランジスタT6のベ
ース−エミッタ間には抵抗R12とコンデンサC3とが
並列に接続されている。又、トランジスタT6のベース
は抵抗R13及びダイオードD6を介してイグニッショ
ン接点IGに接続されている。
【0040】又、トランジスタT6のコレクタは抵抗R
14を介してNPNトランジスタT7のベースに接続さ
れている。トランジスタT7のエミッタは接地され、ベ
ース−エミッタ間には抵抗R15とコンデンサC4とが
並列に接続されている。トランジスタT7のコレクタは
ダイオードD5のアノードに接続されている。従って、
イグニッションスイッチ17がアクセサリ接点ACCに
接続されると、バッテリEの電圧がトランジスタT6の
コレクタと、トランジスタT7のベースに印加される。
又、イグニッションスイッチ17がイグニッション接点
IGに接続されると、バッテリEの電圧がトランジスタ
T6のベースに印加される。
【0041】前記トランジスタT4のベースは抵抗R1
6,R17を介してダイオードD2のカソードに接続さ
れている。トランジスタT4はそのエミッタが接地さ
れ、ベース−エミッタ間には抵抗R18とコンデンサC
5とが並列に接続されている。抵抗R16と抵抗R17
との間にはダイオードD7のアノードが接続され、ダイ
オードD7のカソードはパーキングスイッチ7の一端に
接続されている。又、抵抗R16と抵抗R17との間に
はダイオードD8を介して車速センサ19が接続されて
いる。
【0042】車速センサ19はA/T車の車速が10km
/h以上のときにはオンとなって接地され、10km/h未満
のときにはオフとなる。従って、車速が10km/h以上の
とき、抵抗R16と抵抗R17との間はダイオードD8
を介して接地されるので、バッテリEからトランジスタ
T4のベースに電流が流れなくなりトランジスタT4は
オンできなくなる。即ち、A/T車が10km/h以上で走
行している時、トランジスタT4はオンするのを禁止さ
れる。
【0043】抵抗R16と抵抗R17との間にはNPN
トランジスタT8のコレクタが接続され、そのエミッタ
は接地されている。トランジスタT8のベース−エミッ
タ間には抵抗R19とコンデンサC6とが並列に接続さ
れている。トランジスタT8のベースは抵抗R20及び
ダイオードD9を介してDオフスイッチ21の一端に接
続されている。Dオフスイッチ21の他端はイグニッシ
ョン接点IGに接続されている。従って、イグニッショ
ンスイッチ17がイグニッション接点IGに接続された
状態で、Dオフスイッチ21がオンになると、バッテリ
Eの電圧がトランジスタT8のベースに印加される。
【0044】次に、前記のように構成されたシフトレバ
ーのリバースインヒビット装置の作用を説明する。先
ず、イグニッションスイッチ17がアクセサリ接点AC
Cに接続された場合について説明する。
【0045】イグニッションキーの回動操作に基づいて
イグニッションスイッチ17がアクセサリ接点ACCに
接続されると、インヒビット回路16aにはバッテリE
の電圧が印加される。バッテリEの電圧はダイオードD
2、抵抗R1及びダイオードD3を介してトランジスタ
T5のコレクタに印加されるとともに、ダイオードD2
及び抵抗R1を介してトランジスタT4のコレクタに印
加される。この状態でパーキングスイッチ7がオフのと
き、トランジスタT4のベースにはバッテリEの電圧が
ダイオードD2及び抵抗R17,R16を介して印加さ
れ、トランジスタT4はオンとなる。そして、トランジ
スタT3にベース電流が流れてトランジスタT3がオン
となる。
【0046】更に、トランジスタT1のベースから抵抗
R3を介してコンデンサC1に電流が流れてトランジス
タT1はオンとなり、トランジスタT2のベースに電流
が流れてトランジスタT2がオンとなる。その結果、ソ
レノイド9にはトランジスタT2を介して電圧が印加さ
れるとともに、トランジスタT3及び抵抗R8を介して
電圧が印加される。ソレノイド9はトランジスタT2を
介して印加される電圧によりオンとなり、プランジャ9
aを奥へ引き込む。そして、両レバー10,11が図1
に鎖線で示す退避位置に保持される。その結果、運転者
はシフトレバー6を所望の位置に自由に移動させること
ができる。
【0047】シフトレバー6がパーキング位置PPにあ
る時、パーキングスイッチ7がオンとなる。この状態で
は抵抗R16と抵抗R17との間がダイオードD7及び
パーキングスイッチ7を介して接地され、トランジスタ
T4はオンするのが禁止される。すると、トランジスタ
T4はオンされないので、トランジスタT1〜T3もま
たオンされない。従って、ソレノイド9はオフになるの
で、プランジャ9aは引っ張りばね12の弾性力によっ
て突出され、両レバー10,11が図1に実線で示す作
用位置に配置される。その結果、第1レバー10の係止
部10aがシフトレバー6に係合して、シフトレバー6
はパーキング位置PPからの脱出が規制される。
【0048】又、シフトレバー6がパーキング位置PP
にある状態でブーレーキペダルが踏み込み操作される
と、ブーレーキスイッチ20がオンとなる。そして、バ
ッテリEの電圧がブーレーキスイッチ20、ダイオード
D4、抵抗R9及びダイオードD5を介してトランジス
タT5のベースに印加される。トランジスタT5のコレ
クタにはアクセサリ接点ACC、ダイオードD2、抵抗
R1及びダイオードD3を介してバッテリEの電圧が印
加されているので、トランジスタT5がオンとなる。そ
の結果、トランジスタT4がオンとなった場合と同様に
トランジスタT1〜T3が作動して、ソレノイド9がオ
ンされて両レバー10,11が退避位置に配置される。
そして、シフトレバー6がパーキング位置PPから他の
位置に移動可能となる。
【0049】ブレーキペダル2を踏み込んだままの状態
でシフトレバー6をパーキング位置PPから他の位置に
移動させると、パーキングスイッチ7はオフとなる。す
ると、トランジスタT5のエミッタは接地されなくな
り、トランジスタT5はオフとなる。しかし、前記と同
様にしてトランジスタT4がオンとなるため、ソレノイ
ド9がオン状態に保持されて両レバー10,11は退避
位置に保持される。
【0050】シフトレバー6がパーキング位置PP以外
にあるときにはソレノイド9はオン状態に保持される。
ソレノイド9は、通常長時間通電してソレノイド9が熱
くなった状態で、オフした後にすぐオンさせる(ホット
スタート)と、その駆動電圧はソレノイド9が冷えてい
る状態に比べて高くなる。そのため、バッテリEの電圧
が低下し易い。しかし、ソレノイド9はオン・オフを繰
り返さないので、バッテリEの電圧低下を抑えることが
できる。又、ホットスタートの機会が少なくなるので、
ソレノイド9自体を小型の物にすることができ、製造コ
ストを抑えることができる。
【0051】トランジスタT1のベース間電圧は積分回
路の抵抗R3とコンデンサC1とで決まる時定数で上昇
する。コンデンサC1の蓄積電圧がトランジスタT1の
しきい値を越えるとトランジスタT1はオフとなる。ト
ランジスタT1がオフになるとトランジスタT2のベー
ス電流が流れなくなり、トランジスタT2はオフする。
そして、ソレノイド9にはトランジスタT3から抵抗R
8を介して電圧が印加される。ソレノイド9は印加され
る電圧が低いので、ソノレイド9の発熱を抑えることが
でき、ソレノイド9自体の大きさを小さくすることがで
きる。
【0052】次に、イグニッションスイッチ17がイグ
ニッション接点IGに接続された場合について説明す
る。運転者がイグニッションキーを回動操作してイグニ
ッションスイッチ17をイグニッション接点IGに接続
すると、イグニッションスイッチ17はアクセサリ接点
ACC及びイグニッション接点IGの両者に接続された
状態となる。そして、バッテリEの電圧はイグニッショ
ン接点IG、ダイオードD6及び抵抗R13を介してト
ランジスタT6のベースに印加される。又、バッテリE
の電圧はアクセサリ接点ACC、ダイオードD2および
抵抗R11を介してトランジスタT6のコレクタに印加
される。その結果、トランジスタT6がオンとなり、ト
ランジスタT7にベース電流が流れなくなり、トランジ
スタT7はオン状態になるのが禁止される。
【0053】シフトレバー6がパーキング位置PPにあ
ると、前記のようにトランジスタT4はオンするのが禁
止される。従って、ソレノイド9をオンさせるにはトラ
ンジスタT5をオンさせる必要がある。シフトレバー6
がパーキング位置PPにあり、ブレーキスイッチ20が
オフの状態ではソレノイド9はオフ状態に保持される。
従って、両レバー10,11が作用位置に配置され、シ
フトレバー6を他のシフト位置に移動させることができ
ない。
【0054】シフトレバー6がパーキング位置PPにあ
るこの状態でブレーキスイッチ20がオンになると、バ
ッテリEの電圧がブーレーキスイッチ20、ダイオード
D4、抵抗R9及びダイオードD5を介してトランジス
タT5のベースに印加される。トランジスタT5のコレ
クタにはアクセサリ接点ACC、ダイオードD2、抵抗
R1及びダイオードD3を介してバッテリEの電圧が印
加されているので、トランジスタT5がオンとなる。そ
して、前記のようにインヒビット回路部16aを介して
ソレノイド9に電流が流れて、ソレノイド9がオンとな
る。その結果、プランジャ9aが引き込まれて両レバー
10,11が退避位置に配置され、シフトレバー6は自
由に移動できる状態となる。
【0055】シフトレバー6がパーキング位置PP以外
にあると、パーキングスイッチ7がオフとなる。する
と、トランジスタT5のエミッタは接地されなくなり、
トランジスタT5はオフとなる。従って、この状態では
トランジスタT4がオンのときにソレノイド9がオンと
なる。A/T車を前進走行させるためシフトレバー6を
ドライブ位置PDに移動させると、パーキングスイッチ
7がオフとなる。
【0056】車速センサ19がオンのとき、即ち車速が
10km/h以上の場合、抵抗R16と抵抗R17との間が
ダイオードD8及び車速センサ19を介して接地され、
トランジスタT4はオンするのが禁止される。従って、
ソレノイド9はオフ状態に保持され、プランジャ9aは
突出位置に保持され、両レバー10,11が図1に実線
で示す作用位置に保持される。その結果、この状態では
シフトレバー6をニュートラル位置PNからリバース位
置PRへ移動させるのが禁止される。すなわち、所定速
度以上で走行中にシフトレバー6がニュートラル位置P
Nからリバース位置PRに入るのが確実に防止される。
【0057】一方、車速が10km/h未満の場合は、Dオ
フスイッチ21がオン状態、即ちシフトレバー6がPD
位置又はP3位置にあると、バッテリEの電圧がイグニ
ッション接点IG、Dオフスイッチ21、ダイオードD
9及び抵抗R20を介してトランジスタT8のベースに
印加される。トランジスタT8のコレクタにはアクセサ
リ接点ACC、ダイオードD2及び抵抗R17を介して
バッテリEの電圧が印加されているので、トランジスタ
T8がオンとなる。この状態では抵抗R16と抵抗R1
7との間がトランジスタT8を介して接地され、トラン
ジスタT4はオンするのが禁止される。従って、ソレノ
イド9がオフ状態に保持されて、両レバー10,11が
作用位置に配置される。
【0058】Dオフスイッチ21がオフ状態、即ちシフ
トレバー6がPD位置又はP3位置以外にあると、バッ
テリEの電圧がアクセサリ接点ACC、ダイオードD2
及び抵抗R17,R16を介してトランジスタT4のベ
ースに印加される。その結果、トランジスタT4がオン
となり、前記と同様にインヒビット回路部16aを介し
てソレノイド9に電圧が印加され、プランジャ9aが引
き込まれて両レバー10,11が退避位置に配置され
る。
【0059】従って、シフトレバー6をドライブ位置P
Dからニュートラル位置PNを経てリバース位置PRへ
移動させる場合、シフトレバー6がドライブ位置PDか
ら移動すると直ちにソレノイド9がオンとなって両レバ
ー10,11が退避位置に配置される。その結果、低速
運転状態でシフトレバー6のシフト操作を速く行って、
ドライブ位置PDからニュートラル位置PNを経てリバ
ース位置PRへ移動させてもシフトレバー6が第2レバ
ー11に引っ掛かる虞がない。
【0060】又、A/T車が前進走行中にシステムフェ
イルを起こすとソレノイド9はオフとなる。シフトレバ
ー6が高速走行可能なシフト位置即ちドライブ位置PD
又はP3位置に配置された状態では、ソレノイド9は元
々オフ状態であり、両レバー10,11はリバースイン
ヒビット装置が正常な働きを行う位置に保持される。一
方、シフトレバー6が高速走行可能なシフト位置以外の
位置に配置された状態でソレノイド9がオフになると、
プランジャ9aは付勢ばね12の弾性力によって突出
し、両レバー10,11は作用位置に配置される。そし
て、シフトレバー6はニュートラル位置PNからリバー
ス位置PRには移動できない状態となる。従って、A/
T車の前進走行中にシフトレバー6がリバース位置PR
に入るのが確実に防止される。
【0061】以上詳述したように、シフトレバー6の移
動を規制する両レバー10,11は、ソレノイド9がオ
フ状態にあるときに作用位置に保持されるため、システ
ムフェイルとなっても、前進走行中にシフトレバー6が
リバース位置PRに入るのを確実に防止することができ
る。又、低速走行時にシフトレバー6をドライブ位置P
Dからニュートラル位置PNを経てリバース位置PRに
素早く円滑に移動させることができる。
【0062】又、この実施例においては、イグニッショ
ンスイッチ17をアクセサリ接点ACCに接続した状態
においてシフトレバー6がパーキング位置PP以外にあ
るときに制御回路16はソレノイド9をオンに保持す
る。その結果、ソレノイド9のオン・オフ制御が繰り返
されないので、ソレノイド9の耐久性を高めることがで
きる。又、オン・オフ制御が繰り返されないのでホット
スタートの機会が少なくなり、ソレノイド9を小さくす
ることができるとともにバッテリの消費を抑えることが
できる。
【0063】又、この実施例においては、両レバー1
0,11を作用位置から退避位置に移動させるときには
トランジスタT1,T2をオンにしてソレノイド9に電
圧を印加してプランジャ9aを駆動させる。その後、積
分回路の抵抗R3とコンデンサC1とで決まる時定数に
よりトランジスタT1,T2をオフにし、トランジスタ
T3から抵抗R8を介してソレノイド9に電圧を印加す
るようにした。すなわち、ソレノイド9に印加される電
圧を下げてレバー10,11を退避位置に保持するよう
にしたので、ソレノイド9の発熱を抑えてソレノイド9
自体の大きさを小さくすることができ、リバースインヒ
ビット装置のコストを低減することができる。
【0064】(第2実施例) 次に本考案を具体化した第2実施例について説明する。
尚、第1実施例と同じ構成部材については符号を等しく
してその詳細な説明を省略する。この実施例ではインヒ
ビット回路部16aの構成が前記実施例と異なってお
り、その他の構成は同じである。図5はこの実施例のイ
ンヒビット回路部16aを示す。インヒビット回路部1
6aはPNPトランジスタT21及び抵抗R21,R2
2から構成されている。トランジスタT21のエミッタ
はダイオードD2のカソードに接続され、コレクタはソ
レノイド9の一端に接続されている。トランジスタT2
1のベース−エミッタ間には抵抗R21が接続されてい
る。又、トランジスタT21のベースは抵抗R22を介
してダイオードD3及びトランジスタT4に接続されて
いる。
【0065】従って、この実施例の装置では前記実施例
に比較して構成が簡単となる。しかし、ソレノイド9に
印加される電圧は、プランジャ9aが没入位置に配置さ
れた後も、プランジャ9aを引っ張りばね12,13の
弾性力に抗して移動させるのに必要な電圧となる。従っ
て前記実施例に比較してソレノイド9の発熱が増加す
る。
【0066】(第3実施例) 次に本考案を具体化した第3実施例を図6に従って説明
する。尚、第1実施例と同じ構成部材については符号を
等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0067】図6はインヒビット回路部16aを示す。
インヒビット回路16aはPNPトランジスタT31〜
T37、抵抗R31〜R48、ダイオードD31〜D3
5、ツェナーダイオードZD31,ZD32及びコンデ
ンサC31から構成されている。抵抗R31の一端はイ
グニッション接点IG及びアクセサリ接点ACCに接続
され、他端はトランジスタT2,T3のコレクタに接続
されている。
【0068】抵抗R31には直列接続された抵抗R4
4,R45が並列に接続されている。抵抗R44とR4
5との間にはトランジスタT37のベースが接続され、
トランジスタT37のエミッタはダイオードD2に接続
されている。トランジスタT37のコレクタは抵抗R4
6〜R48を介してソレノイド9に接続されている。従
って、トランジスタT37がオンになると、バッテリE
の電圧がトランジスタT37、抵抗R46〜R48を介
してソレノイド9に印加される。
【0069】抵抗R46〜R48はセメント抵抗であっ
て、各抵抗R46〜R48は全て同じ値に設定されてい
る。そして、抵抗R46〜R48はトランジスタT37
がオンして抵抗R46〜R48を介してソレノイド9に
電圧が印加された場合、引っ張りばね12,13の弾性
力に抗して両レバー10,11を退避位置に保持するこ
とができる値に設定されている。
【0070】前記抵抗R31には直列接続された抵抗R
32、ツェナーダイオードZD31及び抵抗R33が並
列に接続されている。ツェナーダイオードD31のカソ
ードは抵抗R32を介してダイオードD2のカソードに
接続され、アノードは抵抗R33を介してトランジスタ
T4のコレクタ及びダイオードD3のアノードに接続さ
れている。ツェナーダイオードZD31のカソードと抵
抗R32との間にはトランジスタT31のベースが接続
されている。トランジスタT31のエミッタはダイオー
ドD2のカソードに接続され、コレクタは抵抗R34を
介してトランジスタT4のコレクタ及びダイオードD3
のアノードに接続されている。
【0071】トランジスタT31のコレクタと抵抗R3
4との間にはダイオードD31のカソードが接続され、
ダイオードD31のアノードはトランジスタT34のベ
ースに接続されている。トランジスタT34のエミッタ
はトランジスタT37のコレクタと抵抗R46との間に
接続され、コレクタは抵抗R47と抵抗R48との間に
接続されている。トランジスタT34のベース−エミッ
タ間には抵抗R40が接続されている。
【0072】トランジスタT34はアクセサリ接点AC
CからバッテリEの電圧が印加された状態で、トランジ
スタT4又はトランジスタT5がオンになると、ダイオ
ードD31を介してベース電流が流れてオンとなる。そ
して、所定の時間が経過するとトランジスタT31がオ
ンとなり、トランジスタT34のベース電流が流れなく
なってトランジスタT34はオフとなるように設定され
ている。
【0073】又、抵抗R31には直列接続された抵抗R
35、ツェナーダイオードZD32、抵抗R36が並列
に接続されている。ツェナーダイオードZD32のカソ
ードは抵抗R35を介してダイオードD2のカソードに
接続され、アノードは抵抗R36を介してトランジスタ
T4のコレクタ及びダイオードD3のアノードに接続さ
れている。ツェナーダイオードZD32のカソードと抵
抗R35との間にはトランジスタT32のベースが接続
されている。トランジスタT32のエミッタはダイオー
ドD2のカソードに接続され、コレクタは抵抗R37を
介してトランジスタT4のコレクタ及びダイオードD3
のアノードに接続されている。
【0074】トランジスタT32のコレクタと抵抗R3
7との間にはダイオードD32のカソードが接続され、
ダイオードD32のアノードはトランジスタT35のベ
ースに接続されている。トランジスタT35のエミッタ
−コレクタ間には抵抗R47が並列に接続され、ベース
−エミッタ間には抵抗R41が並列に接続されている。
【0075】トランジスタT35はアクセサリ接点AC
CからバッテリEの電圧が印加された状態で、トランジ
スタT4又はトランジスタT5がオンになると、ダイオ
ードD32を介してベース電流が流れてオンとなる。そ
して、所定の時間が経過するとトランジスタT32がオ
ンとなり、トランジスタT35のベース電流が流れなく
なってトランジスタT35はオフとなるように設定され
ている。又、トランジスタT35はトランジスタT34
より遅い時間にオフとなるように設定されている。
【0076】更に、抵抗R31には直列接続されたダイ
オードD33とコンデンサC31とが並列に接続されて
いる。ダイオードD33のカソードはダイオードD2の
カソードに接続されている。コンデンサC31は有極性
の電解コンデンサであって、そのプラス端子がダイオー
ドD33のアノードに接続されている。ダイオードD3
3のアノードとコンデンサC31との間にはダイオード
D34のカソードが接続され、ダイオードD34のアノ
ードは抵抗R39を介してトランジスタT33のベース
に接続されている。
【0077】トランジスタT33のエミッタはトランジ
スタT36のベースに接続され、トランジスタT33の
ベース−エミッタ間には抵抗R38が接続されている。
トランジスタT33のコレクタは抵抗R43を介してダ
イオードD35のアノードに接続され、ダイオードD3
5のカソードはトランジスタT4のコレクタ及びダイオ
ードD3のアノードに接続されている。トランジスタT
36のエミッタ−コレクタ間には抵抗R48が接続さ
れ、ベース−エミッタ間には抵抗R42が接続されてい
る。
【0078】トランジスタT36はアクセサリ接点AC
CからバッテリEの電圧が印加された状態で、トランジ
スタT4又はトランジスタT5がオンになってトランジ
スタT33がオンになると、ベース電流が流れてオンと
なる。そして、所定の時間が経過するとトランジスタT
33がオフとなり、トランジスタT36のベース電流が
流れなくなってトランジスタT36はオフとなるように
設定されている。又、トランジスタT36はトランジス
タT34より早い時間にオンとなるように設定されてい
る。
【0079】トランジスタT4又はT5がオンになると
トランジスタT34〜T36は全てオンとなり、時間経
過とともにトランジスタT36,T34,T35の順に
オフとなる。トランジスタT36がオフになると、ソレ
ノイド9にはトランジスタT37,T34,抵抗R48
を介してバッテリEの電圧が印加される。そして、トラ
ンジスタT34がオフになると、ソレノイド9にはトラ
ンジスタT37,抵抗R46,トランジスタT35,R
48を介してバッテリEの電圧が印加されることにな
る。更に、トランジスタT35がオフになると、ソレノ
イド9にはトランジスタT37,抵抗R46,R47,
R48を介してバッテリEの電圧が印加されることにな
る。
【0080】即ち、トランジスタT37とソレノイド9
との間には時間経過とともに抵抗R48,R46,R4
7が順次挿入接続された状態となる。従って、ソレノイ
ド9に印加される電圧は時間経過とともに減少するよう
になっている。その結果、ソレノイド9がオンした後に
流れる電流を少なくすることができるので、ソレノイド
9の発熱を抑えることができ、ソレノイド9を小さくす
ることができる。そのため、リバースインヒビット装置
のコストを低減できる。
【0081】尚、本考案は上記各実施例に限定されるも
のではなく、以下のように実施してもよい。 (1)上記各実施例では、シフトレバー6がパーキング
位置PPにあるか否かを検出するのに機械式のリミット
スイッチを使用したが、光電スイッチを使用してもよ
い。又、Dオフスイッチ21を変速機に装備してシフト
レバー6がドライブ位置PD又はP3位置にあるか否か
を検出したが、Dオフスイッチ21をシフトレバーハウ
ジング4に設けて、シフトレバー6の位置を直接検出す
るようにしてもよい。
【0082】(2)上記各実施例では、制御回路16に
キーインターロック回路部16bを備えたが、キーイン
ターロック回路部16bを制御回路16には設けずに実
施してもよい。
【0083】(3)上記各実施例ではインヒビットロッ
ク機構8の両レバー10,11毎に引っ張りばね12,
13を設けたが、両レバー10,11をピンで回動可能
に連結して引っ張りばね12,13を1個にしてもよ
い。又、インヒビットロック機構8の両レバー10,1
1を別体に形成してそれぞれ軸14,15で回動可能に
支持したが、両レバー10,11を一体に形成して1個
の軸で回動可能に支持する構成としてもよい。一体に形
成されたレバーを直線的に往復移動可能に配設し、ソレ
ノイド9で作動させる構成としてもよい。
【0084】(4)上記各実施例ではレバー10に引っ
張りばね12の一端を係止してソレノイド9がオンのと
きにプランジャ9aを突出させるようにしたが、引っ張
りばね12の一端をプランジャ9aに係止させてプラン
ジャ9aを突出させるようにしてもよい。又、ばねが内
蔵されたソレノイドを使用するようにしてもよい。
【0085】(5)上記各実施例では4段変速のA/T
車に具体化したが、3段変速のA/T車に適用してもよ
い。 (6)上記第1実施例ではソレノイド9がオンした後に
ソレノイド9に印加される電圧を1段下げ、第3実施例
ではソレノイド9に印加される電圧を3段下げるように
したが、ソレノイド9に印加される電圧の変化を2段又
は4段以上適宜変更して実施してもよい。その際、イン
ヒビット回路部16aの回路構成を電圧の変化に合わせ
て変更するのはいうまでもない。
【0086】(7)上記制御回路16の構成を例えばマ
イクロコンピュータを使用してプログラムで制御する等
適宜変更して実施してもよい。
【0087】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、所
定速度以上で前進走行しているときにシステムフェイル
等が起きても、シフトレバーが中立位置から後進走行用
位置に入るのを防止することができる。又、所定速度未
満で前進走行しているときには、シフトレバーを前進走
行用位置から中立位置を経て直ちに後進走行用位置へ移
動させてもシフトレバーを円滑に移動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した第1実施例を示すシフトレ
バーのリバースインヒビット装置の概略図である。
【図2】同じくブロック図である。
【図3】同じくリバースインヒビット装置の回路図であ
る。
【図4】車両の運転席を示す概略図である。
【図5】第2実施例の制御回路のインヒビット回路部を
示す回路図である。
【図6】第3実施例の制御回路のインヒビット回路部を
示す回路図である。
【符号の説明】6…シフトレバー、9…作動体移動手段を構成するソレ
ノイド、10…同じく第1レバー、11…移動規制手段
又は作動体としての第2レバー、12,13…作動体移
動手段を構成する引っ張りばね、16…制御手段として
の制御回路、21…シフト位置検出手段としてのDオフ
スイッチ、PP…パーキング位置、PR…後進走行用位
置としてのリバース位置、PN…中立位置としてのニュ
ートラル位置、PD…前進走行用位置としてのドライブ
位置、P1〜P3…前進走行用位置としてのドライブ位
置。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48 B60K 20/00 - 20/08

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートマチック自動車の自動変速機の動
    作モードを選択するために操作され、パーキング位置
    (PP)、後進走行用位置(PR)、中立位置(PN)
    及び前進走行用位置(PD,P1,P2,P3)の間で
    配置されるシフトレバー(6)と、前記後進走行用位置(PR)と隣接する前記中立位置
    (PN)に配置されたシフトレバー(6)と係合してそ
    の後進走行用位置(PR)への移動を規制する作用位置
    と、係合不能でその移動を許容する退避位置とに移動配
    置可能な作動体(11)と、 前記作動体(11)を前記作用位置と前記退避位置とに
    配置させるために駆動され、その非駆動状態におい
    ては前記作動体(11)を前記作用位置に配置し、駆動
    状態において前記作動体(11)を前記退避位置に配置
    する作動体移動手段(9,10,12,13)と、自動車が所定の車速未満で前進走行しているときに前記
    作動体移動手段(9,10,12,13)を駆動状態に
    して作動体(11)を退避位置へ切換配置させ、自動車
    が所定の車速以上で前進走行しているときに前記作動体
    移動手段(9,10,12,13)を非駆動状態にして
    作動体(11)を作用位置へ切換配置させる制御手段
    (16)と を備えたシフトレバーのリバースインヒビッ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記中立位置(PN)に隣接した前進走
    行用位置(PD)にあるシフトレバー(6)を検出する
    シフト位置検出手段(21)を設け、前記制御手段(1
    6)による作動体(11)の退避位置への切換配置は、
    自動車が所定の車速未満で前進走行していて且つ前記シ
    フト位置検出手段(21)の検出結果が非検出になると
    行われるようにした請求項1に記載のシフトレバーのイ
    ンヒビット装置。
  3. 【請求項3】 オートマチック自動車の自動変速機の動
    作モードを選択するために操作され、パーキング位置
    (PP)、後進走行用位置(PR)、中立位置(PN)
    及び前進走行用位置(PD,P1,P2,P3)の間で
    切換配置されるシフトレバー(6)と、 ソレノイド(9)によって駆動され、そのソレノイド
    (9)が非通電状態のときに前記シフトレバー(6)の
    中立位置(PN)から後進走行用位置(PR)への移動
    を規制し、ソレノイド(9)が通電状態のときにその移
    動を許容する移動規制手段(11)と、 自動車が所定の車速未満で前進走行しているときに前記
    ソレノイド(9)を通電状態とし、自動車が所定の車速
    以上で前進走行しているときに前記ソレノイド(9)を
    非通電状態とする制御手段(16)とを備えたシフトレ
    バーのリバースインヒビット装置。
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