JP2594843B2 - 安定な流動性水性顔料分散体 - Google Patents
安定な流動性水性顔料分散体Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は顔料分散体、一層特にはタブレット、等をフ
ィルム被覆する際に用いるための安定な流動性水性顔料
分散体に関する。
ィルム被覆する際に用いるための安定な流動性水性顔料
分散体に関する。
顔料の懸濁体或は分散体は、製薬タブレット、カプセ
ル、等をフィルム被覆するためのコーティング組成物を
製造するのに用いられる。用いられる顔料は、Ｆ Ｄ
＆ Ｃレーキ或いはＤ ＆ Ｃレーキもしくはこのよう
なレーキと二酸化チタン或は酸化鉄とを組合わせたもの
が普通である。顔料懸濁体或は分散体に他の成分（例え
ばアルコール、可塑剤、フィルムコーティング樹脂）を
組合わせてタブレット、等をフィルム被覆するのに用い
られるコーティング組成物を製造する。
ル、等をフィルム被覆するためのコーティング組成物を
製造するのに用いられる。用いられる顔料は、Ｆ Ｄ
＆ Ｃレーキ或いはＤ ＆ Ｃレーキもしくはこのよう
なレーキと二酸化チタン或は酸化鉄とを組合わせたもの
が普通である。顔料懸濁体或は分散体に他の成分（例え
ばアルコール、可塑剤、フィルムコーティング樹脂）を
組合わせてタブレット、等をフィルム被覆するのに用い
られるコーティング組成物を製造する。
食用品名柄レーキを製造するプロセスは、固体ケーク
が得られるフィルタープレスで終る。このフィルターケ
ークは固体として取り扱われる硬い物質であり、水80％
及びレーキ固体分20％から成るのが普通である。水中に
レーキを有する顔料分散体を展開させる可能性は、多量
の水を固体マトリックス中に固定させるレーキの水酸化
アルミニウム基剤の強い引力に打ち勝たなければならな
い。
が得られるフィルタープレスで終る。このフィルターケ
ークは固体として取り扱われる硬い物質であり、水80％
及びレーキ固体分20％から成るのが普通である。水中に
レーキを有する顔料分散体を展開させる可能性は、多量
の水を固体マトリックス中に固定させるレーキの水酸化
アルミニウム基剤の強い引力に打ち勝たなければならな
い。
フィルムコーティング組成物の製造用に市販されてい
る顔料分散体或は懸濁体は、顔料或はレーキを水中に高
い濃度（例えば25〜40重量％）で有するのが極めて望ま
しい。また、長い期間安定かつ流動性であり、並びに顔
料粒子が沈降に耐える顔料分散体或は懸濁体を提供する
ことは望ましい。
る顔料分散体或は懸濁体は、顔料或はレーキを水中に高
い濃度（例えば25〜40重量％）で有するのが極めて望ま
しい。また、長い期間安定かつ流動性であり、並びに顔
料粒子が沈降に耐える顔料分散体或は懸濁体を提供する
ことは望ましい。
従来、中に顔料を高い濃度で有する顔料分散体或は懸
濁体を製造しようとする努力が成されてきた。Signorin
oの米国特許3,981,984号は、エタノールのような非水性
溶媒、溶媒に分散された顔料粒子及び顔料粒子を被覆す
るヒドロキシプロピルセルロースのような可食性保護コ
ロイドから成るタブレット、等のポリマーフィルムコー
ティング用の高濃度顔料懸濁体を開示している。一層最
近になって、Den Boer等の米国特許4,652,313号は、顔
料、天然或は合成ガム、粘度を低下させるためのクエン
酸或はフマル酸の塩のようなジカルボン酸或はトリカル
ボン酸の塩及び水で構成される水性レーキ顔料懸濁体を
記載している。提示されているデータに基づけば、米国
特許4,652,313号に開示されている懸濁体は長い期間に
わたり所望の安定性をもたらすとは思われず、同じレー
キの異なるバッチについて配合を変えることを必要とす
る種々のレーキ顔料の懸濁体を配合するのに経験的デー
タを要する。
濁体を製造しようとする努力が成されてきた。Signorin
oの米国特許3,981,984号は、エタノールのような非水性
溶媒、溶媒に分散された顔料粒子及び顔料粒子を被覆す
るヒドロキシプロピルセルロースのような可食性保護コ
ロイドから成るタブレット、等のポリマーフィルムコー
ティング用の高濃度顔料懸濁体を開示している。一層最
近になって、Den Boer等の米国特許4,652,313号は、顔
料、天然或は合成ガム、粘度を低下させるためのクエン
酸或はフマル酸の塩のようなジカルボン酸或はトリカル
ボン酸の塩及び水で構成される水性レーキ顔料懸濁体を
記載している。提示されているデータに基づけば、米国
特許4,652,313号に開示されている懸濁体は長い期間に
わたり所望の安定性をもたらすとは思われず、同じレー
キの異なるバッチについて配合を変えることを必要とす
る種々のレーキ顔料の懸濁体を配合するのに経験的デー
タを要する。
従って、好ましく無い有機溶媒を使用することを回避
し、顔料を高い濃度で含有し並びに長い期間安定かつ有
用なままである流動性水性顔料分散体についての要求が
引き続いてある。
し、顔料を高い濃度で含有し並びに長い期間安定かつ有
用なままである流動性水性顔料分散体についての要求が
引き続いてある。
発明の要約 発明のいくつかの目的の内、下記を挙げることができ
る：向上した安定特性を示す流動性水性顔料分散体を提
供すること；顔料を高い濃度で含有するかかる分散体を
提供すること；メタノールのような有機溶媒を中に、分
散体を過度に増粘させないで加入するのを許容すること
ができる示したタイプの分散体を提供すること；このよ
うな分散体を含有するタブレット、等をフィルム被覆す
るためのコーティング組成物を提供すること；発明の新
規な分散体を使用して被覆した被覆タブレット、等を提
供すること。その他の目的は本明細書中以降で一部明ら
かになり、一部指摘されるものと思う。
る：向上した安定特性を示す流動性水性顔料分散体を提
供すること；顔料を高い濃度で含有するかかる分散体を
提供すること；メタノールのような有機溶媒を中に、分
散体を過度に増粘させないで加入するのを許容すること
ができる示したタイプの分散体を提供すること；このよ
うな分散体を含有するタブレット、等をフィルム被覆す
るためのコーティング組成物を提供すること；発明の新
規な分散体を使用して被覆した被覆タブレット、等を提
供すること。その他の目的は本明細書中以降で一部明ら
かになり、一部指摘されるものと思う。
本発明は、簡潔に言えば、顔料、線状脂肪族置換され
たグリシンのアルカリ金属、アルカリ土類金属或はアン
モニウム塩を含む安定剤及び水を含む安定な流動性水性
分散体組成物を指向する。安定剤はエチレンジアミン四
酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチ
ルグリシン、イミノ二酢酸及びエタノールジグリシンの
アルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩が
好ましい。発明は、更に、メタノールのような低級アル
カノール及び／又はプロピレングリコールのような水溶
性可塑剤を更に含有するこのような安定な流動性水性分
散体組成物を指向する。発明は、また上記のタイプの安
定な流動性水性分散体組成物、水溶性可塑剤、フィルム
コーティング樹脂及び水を含む、タブレット、等用のフ
ィルムコーティングとして用いるためのコーティング組
成物、並びにかかるコーティング組成物を被覆した被覆
タブレット、等も含む。
たグリシンのアルカリ金属、アルカリ土類金属或はアン
モニウム塩を含む安定剤及び水を含む安定な流動性水性
分散体組成物を指向する。安定剤はエチレンジアミン四
酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチ
ルグリシン、イミノ二酢酸及びエタノールジグリシンの
アルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩が
好ましい。発明は、更に、メタノールのような低級アル
カノール及び／又はプロピレングリコールのような水溶
性可塑剤を更に含有するこのような安定な流動性水性分
散体組成物を指向する。発明は、また上記のタイプの安
定な流動性水性分散体組成物、水溶性可塑剤、フィルム
コーティング樹脂及び水を含む、タブレット、等用のフ
ィルムコーティングとして用いるためのコーティング組
成物、並びにかかるコーティング組成物を被覆した被覆
タブレット、等も含む。
好ましい実施態様の記載 カ発明に従えば、線状脂肪族置換されたグリシンのア
ルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩を安
定剤として利用することにより、高濃度の顔料を含有す
る改良された水性、流動性及び安定な分散体を配合し得
ることを今見出した。このような安定剤を使用すること
により、約６カ月を越える長い期間安定性、流動性及び
有用性を保持し並びに沈降する或は固まるのを阻止する
完全に水性な分散体を配合することができる。
ルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩を安
定剤として利用することにより、高濃度の顔料を含有す
る改良された水性、流動性及び安定な分散体を配合し得
ることを今見出した。このような安定剤を使用すること
により、約６カ月を越える長い期間安定性、流動性及び
有用性を保持し並びに沈降する或は固まるのを阻止する
完全に水性な分散体を配合することができる。
流動性水性分散体に向上した安定特性を付与するのに
有用な安定剤は、線状脂肪族置換されたグリシン化合物
のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩
である。本明細書中で用いる通りの「線状脂肪族置換さ
れたグリシン」なる用語は、グリシンのアミノ基が線状
脂肪族基で置換されたグリシン化合物を示す。発明の実
施において用いることができるこのタイプの安定剤の例
は下記の通りである：エチレンジアミン四酢酸、ニトリ
ロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエ
チレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、
イミノ二酢酸及びエタノールジグリシンのアルカリ金属
（例えナトリウム）、アルカリ土類金属（例えばカルシ
ウム）或はアンモニウム塩。また、当分野に知られてい
るその他の線状脂肪族置換されたグリシン化合物の同様
の塩も用いてよい。前述したエチレンジアミン四酢酸の
塩は、それらが入手可能であり、原価効率的でありかつ
非毒性であることから、特に好ましい。
有用な安定剤は、線状脂肪族置換されたグリシン化合物
のアルカリ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩
である。本明細書中で用いる通りの「線状脂肪族置換さ
れたグリシン」なる用語は、グリシンのアミノ基が線状
脂肪族基で置換されたグリシン化合物を示す。発明の実
施において用いることができるこのタイプの安定剤の例
は下記の通りである：エチレンジアミン四酢酸、ニトリ
ロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキシエ
チレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、
イミノ二酢酸及びエタノールジグリシンのアルカリ金属
（例えナトリウム）、アルカリ土類金属（例えばカルシ
ウム）或はアンモニウム塩。また、当分野に知られてい
るその他の線状脂肪族置換されたグリシン化合物の同様
の塩も用いてよい。前述したエチレンジアミン四酢酸の
塩は、それらが入手可能であり、原価効率的でありかつ
非毒性であることから、特に好ましい。
このような安定剤を用いることにより、顔料をおよそ
25〜40重量％、好ましくは30〜35重量％含有し、安定剤
が分散体組成物中の顔料のおよそ0.5〜3.5重量％、好ま
しくは約1.5〜2.5重量％を構成する安定な流動性水性分
散体を製造することができる。このような水性分散体組
成物は少なくとも６カ月の期間安定性を保持する、すな
わち顔料を沈降しないで流動性のままであることを見出
した。
25〜40重量％、好ましくは30〜35重量％含有し、安定剤
が分散体組成物中の顔料のおよそ0.5〜3.5重量％、好ま
しくは約1.5〜2.5重量％を構成する安定な流動性水性分
散体を製造することができる。このような水性分散体組
成物は少なくとも６カ月の期間安定性を保持する、すな
わち顔料を沈降しないで流動性のままであることを見出
した。
発明の安定な流動性水性分散体組成物の顔料成分は当
分野に知られている従来用いられている顔料の内の任意
のものでよい。すなわち、顔料成分は任意のFDA認可顔
料、例えば下記にすることができる:F Ｄ ＆ Ｃレー
キ及びＤ ＆ Ｃレーキ（例えばＦ Ｄ ＆ Ｃレッド
40番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド３番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエ
ロー５番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー６番、Ｆ Ｄ ＆
Ｃブルー１番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃブルー２番、Ｄ ＆ Ｃ
イエロー７番、Ｄ ＆ Ｃブルー６番、Ｄ ＆ Ｃオレ
ンジ４番、Ｄ ＆ Ｃグリーン５番）、或はカルミン。
このようなＦ Ｄ ＆ Ｃ及びＤ ＆ Ｃレーキは、ミ
ズーリ、セントルイスのWarner−Jenkinson Companyか
ら市販されている。顔料成分は、また、かかるレーキを
組合わせてもしくはレーキと二酸化チタン或は酸化鉄と
を混合して構成してもよい。
分野に知られている従来用いられている顔料の内の任意
のものでよい。すなわち、顔料成分は任意のFDA認可顔
料、例えば下記にすることができる:F Ｄ ＆ Ｃレー
キ及びＤ ＆ Ｃレーキ（例えばＦ Ｄ ＆ Ｃレッド
40番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド３番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエ
ロー５番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー６番、Ｆ Ｄ ＆
Ｃブルー１番、Ｆ Ｄ ＆ Ｃブルー２番、Ｄ ＆ Ｃ
イエロー７番、Ｄ ＆ Ｃブルー６番、Ｄ ＆ Ｃオレ
ンジ４番、Ｄ ＆ Ｃグリーン５番）、或はカルミン。
このようなＦ Ｄ ＆ Ｃ及びＤ ＆ Ｃレーキは、ミ
ズーリ、セントルイスのWarner−Jenkinson Companyか
ら市販されている。顔料成分は、また、かかるレーキを
組合わせてもしくはレーキと二酸化チタン或は酸化鉄と
を混合して構成してもよい。
発明の水性分散体組成物は、製薬及び食品用途用のタ
ブレット、等をフィルム被覆するためのフィルムコーテ
ィング組成物を製造するのに有用であり、かつ有利なこ
とに、低級アルカノールのような有機溶媒と、分散体組
成物の過度の増粘を起こさないで、相容性である。これ
より、メタノール、エタノール、イソプロパノールのよ
うなアルコールを発明の水性分散体に加えて、コーティ
ングフィルムを形成する際に安定性或は流動性に悪影響
を与えずに組成物の液体部分の蒸発を促進することがで
きる。これに関し、水性分散体は顔料濃度に等しい低級
アルカノール濃度を不都合な影響を与えずに入れるのを
許容し得ることを見出した。
ブレット、等をフィルム被覆するためのフィルムコーテ
ィング組成物を製造するのに有用であり、かつ有利なこ
とに、低級アルカノールのような有機溶媒と、分散体組
成物の過度の増粘を起こさないで、相容性である。これ
より、メタノール、エタノール、イソプロパノールのよ
うなアルコールを発明の水性分散体に加えて、コーティ
ングフィルムを形成する際に安定性或は流動性に悪影響
を与えずに組成物の液体部分の蒸発を促進することがで
きる。これに関し、水性分散体は顔料濃度に等しい低級
アルカノール濃度を不都合な影響を与えずに入れるのを
許容し得ることを見出した。
更に、発明の水性分散体を用いてフィルムコーティン
グ組成物を製造する際に、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコール及び当分野に知られて
いるその他のもののような可塑剤を悪影響を与えずに加
入することができる。加えて、フイルム形成性樹脂、例
えばメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロ
ース、セルロースアセテートフタレート、セラック、ポ
リビニルピロリドン或はその他の従来用いられている樹
脂を、発明の水性分散体から形成した水性フイルム形成
性組成物に入れてもよい。エチルセルロース及びセルロ
ースアセテートフタレートは水溶性ではないが、水分散
性ラテックスの形で入手でき、発明の組成物に加入して
よい。糖菓及びその他の用途について、固定キャンディ
或は食品形態を被覆するために水性分散体にまた糖溶液
或はシロップを組合わせてもよい。
グ組成物を製造する際に、プロピレングリコール、グリ
セリン、ポリエチレングリコール及び当分野に知られて
いるその他のもののような可塑剤を悪影響を与えずに加
入することができる。加えて、フイルム形成性樹脂、例
えばメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロ
ース、セルロースアセテートフタレート、セラック、ポ
リビニルピロリドン或はその他の従来用いられている樹
脂を、発明の水性分散体から形成した水性フイルム形成
性組成物に入れてもよい。エチルセルロース及びセルロ
ースアセテートフタレートは水溶性ではないが、水分散
性ラテックスの形で入手でき、発明の組成物に加入して
よい。糖菓及びその他の用途について、固定キャンディ
或は食品形態を被覆するために水性分散体にまた糖溶液
或はシロップを組合わせてもよい。
発明の水性分散体は安定、均一かつ流動性であり、安
定にするためのガムもしくはその他の懸濁用或は分散用
助剤を存在させることを要しないでこれらの所望の性質
を長い期間保持する。その上、上述した通りに、かかる
水性分散体は、タブレット、等を被覆するためのフィル
ムコーティング組成物を配合する際に使用する低級アル
カノールのような有機溶媒及びその他の成分と相容性で
ある。
定にするためのガムもしくはその他の懸濁用或は分散用
助剤を存在させることを要しないでこれらの所望の性質
を長い期間保持する。その上、上述した通りに、かかる
水性分散体は、タブレット、等を被覆するためのフィル
ムコーティング組成物を配合する際に使用する低級アル
カノールのような有機溶媒及びその他の成分と相容性で
ある。
下記の例は発明の実施を例示する。
例１ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製し
た： すべての成分をブレンダーで一緒にし、均一な流動性
水性分散体が形成されるまで混合した。分散体は顔料3
3.3重量％及び安定剤の四ナトリウムエチレンジアミン
四作酸およそ0.6重量％を含有していた。
た： すべての成分をブレンダーで一緒にし、均一な流動性
水性分散体が形成されるまで混合した。分散体は顔料3
3.3重量％及び安定剤の四ナトリウムエチレンジアミン
四作酸およそ0.6重量％を含有していた。
例２ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製す
る際に、例１を繰り返した： 生成したアルコール−水分散体は顔料33.3重量％及び
安定剤の四ナトリウムエチレンジアミン四作酸およそ0.
67重量％を含有していた。分散体は６カ月以上経過した
後でも依然顔料を沈降せずかつ流動性であった。
る際に、例１を繰り返した： 生成したアルコール−水分散体は顔料33.3重量％及び
安定剤の四ナトリウムエチレンジアミン四作酸およそ0.
67重量％を含有していた。分散体は６カ月以上経過した
後でも依然顔料を沈降せずかつ流動性であった。
例３ 下記の組成を有する安定な流動性コーティング配合物
を調製する際に、例１を繰り返した： 生成した組成物は顔料30重量％、安定剤の四ナトリウ
ムエチレンジアミン四作酸およそ0.6重量％及び可塑剤
としてプロピレングリコール3.7重量％を含有してい
た。組成物は６カ月以上経過した後でも依然顔料を沈降
せずかつ流動性であった。
を調製する際に、例１を繰り返した： 生成した組成物は顔料30重量％、安定剤の四ナトリウ
ムエチレンジアミン四作酸およそ0.6重量％及び可塑剤
としてプロピレングリコール3.7重量％を含有してい
た。組成物は６カ月以上経過した後でも依然顔料を沈降
せずかつ流動性であった。
例４ 下記の組成を有する安定な流動性コーティング配合物
を調製する際に、例１を繰り返した： 生成した組成物は顔料30重量％、安定剤0.6重量％、
メチルアルコール22.5重量％及びプロピレングリコール
3.7重量％を含有し、６か月以上経過した後でも顔料を
沈降せずかつ流動性のままであった。
を調製する際に、例１を繰り返した： 生成した組成物は顔料30重量％、安定剤0.6重量％、
メチルアルコール22.5重量％及びプロピレングリコール
3.7重量％を含有し、６か月以上経過した後でも顔料を
沈降せずかつ流動性のままであった。
例５ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製す
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 三ナトリウムニトリロ三酢酸 0.6 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.4 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 三ナトリウムニトリロ三酢酸 0.6 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.4 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
例６ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製す
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 二カルシウムエチレン 0.6 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド40番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.4 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 二カルシウムエチレン 0.6 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド40番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.4 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
例７ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製す
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 四アンモニウムエチレン 0.3 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.7 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 四アンモニウムエチレン 0.3 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番 20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.7 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
例８ 下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製す
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 五ナトリウムジエチレン 0.3 トリアミン五酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.7 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
る際に、例１を繰り返した：成分 重量％ 五ナトリウムジエチレン 0.3 トリアミン五酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃイエロー５番20.0 （レーキ40％） TiO2 10.0 蒸留H2O 69.7 生成した分散体は６カ月以上経過した後でも顔料を沈
降せずかつ流動性のままであった。
例９ 例１の水性分散体10gを、水中にヒドロキシプロピル
メチルセルロース（Methocel）9g及びプロピレングリコ
ール1gを含有する溶液100gに加え、かつ実験室用ミキサ
ーで２分間激しく撹拌して、タブレット、等をフィルム
被覆するのに用いるためのコーティング組成物を調製し
た。生成したコーティング懸濁体或は組成物は固形分12
％を含有し、滑らかかつ均一であった。この懸濁体を、
水を効率的に取り除くように適応させた流動床カラム或
はコーティングパンにおいてタブレットのような固体形
態に吹きつけることができる。上記量のコーティング組
成物は、４″（10cm）Wursterカラムにおいてタブレッ
ト500gを12分で被覆することになる。タブレットは、各
々２％重量増加し、例１の分散体を適用するフィルムに
加入することによって均一に着色される。
メチルセルロース（Methocel）9g及びプロピレングリコ
ール1gを含有する溶液100gに加え、かつ実験室用ミキサ
ーで２分間激しく撹拌して、タブレット、等をフィルム
被覆するのに用いるためのコーティング組成物を調製し
た。生成したコーティング懸濁体或は組成物は固形分12
％を含有し、滑らかかつ均一であった。この懸濁体を、
水を効率的に取り除くように適応させた流動床カラム或
はコーティングパンにおいてタブレットのような固体形
態に吹きつけることができる。上記量のコーティング組
成物は、４″（10cm）Wursterカラムにおいてタブレッ
ト500gを12分で被覆することになる。タブレットは、各
々２％重量増加し、例１の分散体を適用するフィルムに
加入することによって均一に着色される。
例10 ピスタチオナッツに発明の水性分散体をフィルム被覆
する際に、下記の手順を用いた。
する際に、下記の手順を用いた。
下記の組成を有する安定な流動性水性分散体を調製し
た：成分 重量％ 四ナトリウムエチレン 1.50 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド40番 31.50 （レーキ40％） TiO2 2.50 蒸留H2O 64.50 100.00 下記の組成を有する水性フィルムコーティングポリマ
ー溶液を調製した：成分 重量％ ヒドロキシプロピルメチルセルロース 5.00 （Methocel E−15） ヒドロキシプロピルメチルセルロース 5.00 （Methocel E−５） プロピレングリコール 1.00 蒸留H2O 89.00 100.00 上述した水性分散体13gを上記の水性ポリマー溶液115
gに加えてフィルムコーティング懸濁体を調製した。生
成した懸濁体は固形分をおよそ16％含有する。
た：成分 重量％ 四ナトリウムエチレン 1.50 ジアミン四酢酸 Ｆ Ｄ ＆ Ｃレッド40番 31.50 （レーキ40％） TiO2 2.50 蒸留H2O 64.50 100.00 下記の組成を有する水性フィルムコーティングポリマ
ー溶液を調製した：成分 重量％ ヒドロキシプロピルメチルセルロース 5.00 （Methocel E−15） ヒドロキシプロピルメチルセルロース 5.00 （Methocel E−５） プロピレングリコール 1.00 蒸留H2O 89.00 100.00 上述した水性分散体13gを上記の水性ポリマー溶液115
gに加えてフィルムコーティング懸濁体を調製した。生
成した懸濁体は固形分をおよそ16％含有する。
懸濁体を４″Wursterカラムにおいてピスタチオナッ
ツ400gに吹き付けた。各々のナッツ当りの重量増加は４
％であり、ナッツに吹き付けたコーティングは円滑、均
一なコーティングを生じた。
ツ400gに吹き付けた。各々のナッツ当りの重量増加は４
％であり、ナッツに吹き付けたコーティングは円滑、均
一なコーティングを生じた。
例11 例10に記載する水性分散体を、タブレットを被覆する
ための糖シロップ系において使用した。糖ベースのコー
ティングシロップは糖70％及び水30％を含有した。糖シ
ロップ92.65重量部及び水性分散体7.35重量部を一緒に
してコーティング組成物を形成した。形成物を用いてプ
ラシーボタブレットをパン被覆し、タブレット上に円
滑、一様な被覆を生じた。
ための糖シロップ系において使用した。糖ベースのコー
ティングシロップは糖70％及び水30％を含有した。糖シ
ロップ92.65重量部及び水性分散体7.35重量部を一緒に
してコーティング組成物を形成した。形成物を用いてプ
ラシーボタブレットをパン被覆し、タブレット上に円
滑、一様な被覆を生じた。
以上に鑑みて、発明のいくつかの目的が達成されかつ
他の有利な結果が達成されることが分かるものと思う。
他の有利な結果が達成されることが分かるものと思う。
上記の組成物において、発明の範囲から逸脱しないで
種々の変更を成し得るから、上記の記述に含まれ或は添
付の図面に示す全ての事項は例示と解釈すべきであり、
制限する意味で解釈されるべきでないことを意図する。
種々の変更を成し得るから、上記の記述に含まれ或は添
付の図面に示す全ての事項は例示と解釈すべきであり、
制限する意味で解釈されるべきでないことを意図する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｄ 17/00 ＰＵＪ Ｃ０９Ｄ 17/00 ＰＵＪ 201/00 ＰＤＣ 201/00 ＰＤＣ // Ｃ０９Ｃ 1/24 ＰＡＮ Ｃ０９Ｃ 1/24 ＰＡＮ 1/36 ＰＡＷ 1/36 ＰＡＷ
Claims (11)
- 【請求項１】顔料、線状脂肪族置換されたグリシンのア
ルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩を含
む安定剤及び水からなる６カ月を越えて流動性のままで
ありかつ顔料を沈降しない水性分散体組成物。 - 【請求項２】前記安定剤をエチレンジアミン四酢酸、ニ
トリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ヒドロキ
シエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチレングリ
シン、イミノ二酢酸及びエタノールジグリシンのアルカ
リ金属、アルカリ土類金属及びアンモニウム塩からなる
群より選ぶ請求項１の組成物。 - 【請求項３】前記安定剤がエチレンジアミン四酢酸の二
ナトリウム塩である請求項２の組成物。 - 【請求項４】前記安定剤がエチレンジアミン四酢酸の四
ナトリウム塩である請求項２の組成物。 - 【請求項５】前記顔料がＦ Ｄ ＆ Ｃレーキ、Ｄ ＆
Ｃレーキ或はカルミン或はこれらの混合物である請求
項１の組成物。 - 【請求項６】前記顔料がレーキと二酸化チタン或は酸化
鉄とを組合わせたものである請求項１の組成物。 - 【請求項７】前記顔料が前記組成物のおよそ25〜40重量
％を構成する請求項１の組成物。 - 【請求項８】顔料、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸或はジヒドロキシエチレングリシン
のアルカリ金属、アルカリ土類金属或はアンモニウム塩
を含む安定剤、低級アルカノール及び水からなる６カ月
を越えて流動性のままでありかつ顔料を沈降しない水性
分散体組成物。 - 【請求項９】前記低級アルカノールがメタノールである
請求項８の組成物。 - 【請求項１０】請求項１の水性分散体、水溶性可塑剤、
フィルムコーティング樹脂及び水を含むタブレット用の
フィルムコーティングとして用いるためのコーティング
組成物。 - 【請求項１１】請求項１の水性分散体、水溶性可塑剤、
フィルムコーティング樹脂及び水を含む薄いフィルムを
コーティングとして有する被覆されたタブレット。
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| US07/392,589 US5059248A (en) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | Stable, fluid, aqueous pigment dispersions for use in film coating tablets and the like |
| US392,589 | 1995-02-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05501984A JPH05501984A (ja) | 1993-04-15 |
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ID=23551214
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|---|---|---|---|
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Country Status (8)
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| JP (1) | JP2594843B2 (ja) |
| AT (1) | ATE131850T1 (ja) |
| AU (1) | AU636386B2 (ja) |
| CA (1) | CA2064844C (ja) |
| DE (1) | DE69024366T2 (ja) |
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| US5279664A (en) * | 1991-12-17 | 1994-01-18 | Angus Chemical Company | Dispersing agents for comminuted solids |
| US5411746A (en) * | 1993-02-24 | 1995-05-02 | Warner-Jenkinson Company, Inc. | Dye compositions and methods for film coating tablets and the like |
| US5417887A (en) * | 1993-05-18 | 1995-05-23 | The Dow Chemical Company | Reduced viscosity, organic liquid slurries of aluminum nitride powder |
| AU7219094A (en) * | 1993-07-14 | 1995-02-13 | Opta Food Ingredients, Inc. | Shellac dispersions and coatings, and method of making |
| DE4335194A1 (de) * | 1993-10-15 | 1995-04-20 | Basf Ag | Wäßrige Pigmentanschlämmungen und ihre Verwendung bei der Herstellung von füllstoffhaltigem Papier |
| DE4427299A1 (de) * | 1994-08-02 | 1996-02-08 | Faber Castell A W | Beize und Verfahren zum Färben von Holz |
| US5611847A (en) * | 1994-12-08 | 1997-03-18 | Eastman Kodak Company | Aqueous pigment dispersions containing sequestering agents for use as ink jet printing inks |
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| JP3080162B2 (ja) * | 1998-01-27 | 2000-08-21 | 日本パーカライジング株式会社 | 酸化チタンゾルおよびその製造方法 |
| ATE316422T1 (de) * | 1998-05-14 | 2006-02-15 | Showa Denko Kk | Titandioxid sol, dünner film und verfahren zu deren herstellung |
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| IL155959A0 (en) | 2000-11-28 | 2003-12-23 | Fmc Corp | Edible pga (propylene glycol alginate) coating composition |
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| AU2008288785B2 (en) | 2007-08-23 | 2014-08-21 | Sensient Colors Inc. | Self-dispersed pigments and methods for making and using the same |
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-
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-
1990
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- 1990-08-06 WO PCT/US1990/004389 patent/WO1991002033A1/en active IP Right Grant
- 1990-08-06 AU AU62928/90A patent/AU636386B2/en not_active Ceased
- 1990-08-06 DE DE69024366T patent/DE69024366T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-06 CA CA002064844A patent/CA2064844C/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-08-06 AT AT90913189T patent/ATE131850T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-08-06 EP EP90913189A patent/EP0497782B1/en not_active Expired - Lifetime
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