JP2593551Y2 - 薄鋼ｔ型メインバーのステンレス製グレーチング - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、ステンレス製グレーチ
ングに係り、詳しくは美観と耐蝕性を防ぐ設置箇所が多
くなるにつれて、軽量で強度があり、上面部の隙間を適
宜にせばめることのできる薄鋼のＴ型材のステンレス製
グレーチングの使用を広めるにある。

【０００２】

【従来の技術】従来のＴ型薄鋼のステンレス製グレーチ
ングは、Ｔ型メインバーの巾決めをなすに対しては、薄
鋼のため溶接固定では強度が保てず、パイプカラーをメ
インバーの中間にはめ、その中心にボルトを挿通し、両
端にネジ止固定を成している。この組付方法は、パイプ
カラーの精度が安定しにくく、長尺横巾のグレーチング
の場合、パイプカラーの数量の多いものには、誤差が大
きくなり、その調整が困難であり、また、手加工法のた
め、省力化がまったく得られない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】本考案は、上述の問題
を解決するために、Ｔ型メインバーとＴ型メインバーの
上面部の間隔を均一になすためのクロスバーの上下縁に
切欠きをプレス成型し、クロスバーと押えバーとをスポ
ット溶接で固定する、スポット溶接部は側面になるた
め、溶接部は上面より見えず、美観を損なわなず、か
つ、低コストで均一な量産が得られる薄鋼Ｔ型メインバ
ーのグレーチングを提供する。

【０００４】

【実施例】本考案に好適な一実施例を以下図面に従って
説明する。図１は、本考案の一部切断の斜視図である。
１は薄鋼Ｔ型メインバーのステンレス製のグレーチング
で、２は薄鋼のＴ型メインバーで、Ｔ型メインバー２の
側面中央部に、薄鋼帯状材の上下縁に切欠き３をほどこ
した、クロスバー４と、クロスバー４の押えバー５とが
並列挿入される、三角型挿入口６をもうけ、又、クロス
バー４には押えバー５を対向させる状態に、イボ突起７
を成型し、クロスバー４をＴ型メインバー２の、三角型
挿入口６内に差し入れ、格子状に組み立て、クロスバー
４と並列に押えバー５を挿入して、クロスバー４のイボ
突起７と押えバー５とを図２に示す底面図のようにな
し、図３に示す側面切断図の如くスポット溶接８にて、
クロスバー４と押えバー５とをＴ型メインバー２の三角
型挿入口６内で固定し、クロスバー４と押えバー５と
で、Ｔ型メインバー２の上面部の等間隔を確実に固定す
る薄鋼のＴ型メインバーのステンレス製グレーチングで
ある。

【０００５】

【考案の効果】本考案は、薄鋼のＴ型フォーミング材の
メインバーの間隔を確実に等間隔とすることができ、省
力化が得られ、安価に量産できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】薄鋼Ｔ型メインバーのステンレス製グレーチン
グの一部切断斜視図

【図２】底面図

【図３】側面切断図

【図４】正面切断図

【図５】従来のＴ型メインバーのステンレス製グレーチ
ングの斜視図

【符号の説明】

１ ステンレス製グレーチング ２ Ｔ型メインバー ３ 切欠き ４ クロスバー ５ 押えバー ６ 三角型挿入口 ７ イボ突起 ８ スポット溶接 ９ ボルト １０ パイプカラー

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 薄鋼板のステンレス製グレーチング
   （１）において、フォーミングＴ型材からなるＴ型メイ
   ンバー（２）の側面中央部には、薄鋼帯状材のクロスバ
   ー（４）と押えバー（５）とを挿入する三角型挿入口
   （６）をほどこし、薄鋼帯状材のクロスバー（４）に
   は、その上下縁に、Ｔ型メインバー（２）を適宜等間隔
   に固定をほどこすことのできる切欠き（３）を形成する
   とともに、押えバー（５）とスポット溶接（８）のでき
   るイボ突起（７）を成型し、並列したＴ型メインバー
   （２）の側面中央部には、クロスバー（４）と平行に押
   えバー（５）を、クロスバー（４）のイボ突起（７）に
   対向させた状態で三角型挿入口（６）に差し入れ、イボ
   突起（７）と押えバー（５）とをスポット溶接（８）で
   固定してなる薄鋼Ｔ型メインバーのステンレス製グレー
   チング。