JP2590000B2 - 対物レンズアクチュエータにおけるヨーク形成方法 - Google Patents

対物レンズアクチュエータにおけるヨーク形成方法

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JP2590000B2 JP7579388A JP7579388A JP2590000B2 JP 2590000 B2 JP2590000 B2 JP 2590000B2 JP 7579388 A JP7579388 A JP 7579388A JP 7579388 A JP7579388 A JP 7579388A JP 2590000 B2 JP2590000 B2 JP 2590000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ヘッドの対物レンズアクチュエータに
おけるヨーク形成方法に関し、特に、アクチュエータベ
ース部と一体にヨーク部を形成するヨーク形成方法に関
するものである。
[従来の技術] 対物レンズアクチュエータにおいて、対物レンズをフ
ォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動するた
めの磁気回路を構成するヨークはアクチュエータベース
に設けられるが、従来のヨークは、通常、高透磁率材料
を使用したインベストメント鋳造や焼結によって、第11
図、第12図に示すように、アクチュエータベース4とと
もに一体形成されている。3はヨーク、3aはヨークの垂
直部を示す。また、第13図、第14図に示すように、ヨー
ク3を板金プレス加工によりアクチュエータベース4と
は別に打ち抜き、ヨーク3の底部3bをアクチュエータベ
ース4にねじ留め、接着、カシメ等で結合して形成する
ことを行なわれている。さらに、第15図に示すような一
枚板を板金プレスにより打ち抜き、そのヨーク垂直部と
なる部分3aを立ち上げて(折り曲げて)第16図に示すよ
うなヨーク3を形成することも行なわれている。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の各ヨーク形成方法において、前記インベス
トメント鋳造に用いる高透磁率材料(純鉄等)がコスト
高である点は否めないが、ヨークとアクチュエータベー
スを別々に板金プレス加工により製造する場合は、工数
が増加し、さらにコスト高になるという欠点がある。ま
た、第15図のように一枚板からヨークを折り曲げて形成
する場合は上記欠点は解消されるが、第16図に示すよう
に、2つのヨーク3の間隔をX、アクチュエータベース
4の底面からヨーク3の上端面までの距離をY、ヨーク
5の厚さをTとすると、Xが2×(Y−0.4T)より大き
くないと、内側のヨーク垂直部(斜線を付して示す)3a
を所定の高さYにすることができない。そこで前記距離
Xを大きく取ると、対物レンオホルダ2も大きくなり、
アクチュエータ本体小型化の妨げとなるといった課題が
あった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであ
り、低コストの材料を用いることができ、製造が容易で
小型化が可能な対物レンズアクチュエータにおけるヨー
ク形成方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明方法は、所定形状に
切り出した1枚板の高透磁率金属平板を折り曲げ加工し
てアクチュエータベース部と2つのコ字形のヨーク部と
を一体に形成する対物レンズアクチュエータにおけるヨ
ーク形成方法であって、前記金属平板のヨーク垂直部と
なるべき部分をアクチュエータベース下面側に折り曲げ
て下向きコ字形のヨーク部を形成し、この下向きコ字形
のヨーク部とアクチュエータベース部との接続部をアク
チュエータベース上面側に180゜折り返して、前記ヨー
ク部をアクチュエータベース上面に配置することを特徴
とするものである。
[作用] 上記方法によれば、2つのヨーク部は、それぞれアク
チュエータベース部との接続部をアクチュエータベース
上面側に180゜折り返してアクチュエータベース上面に
配置されるものであるから、ヨーク垂直部の高さによる
制約を受けずに、2つのヨーク部間の距離を十分小さく
取ることができ、対物レンズアクチュエータの小型化が
可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図ないし第10図を参照し
て説明する。第5図は本発明方法により形成したヨーク
を用いた対物レンズアクチュエータの平面図、第6図は
同側面図であるが、両図において、アクチュエータベー
ス11に固定されたサスペンションホルダ12にフォーカシ
ングコイル13、トラッキングコイル14および対物レンズ
15を設けた対物レンズホルダ16がサスペンションワイヤ
17で支持されている。そして、トラッキングコイル14に
対向する近接した位置にヨーク18に取り付けたマグネッ
ト19が設けられている。
上記対物レンズアクチュエータのヨーク18およびアク
チュエータベース部11の詳細構造を第1図ないし第4図
に示し、その形成方法を第7,8図を参照して説明する。
まず、高透磁率金属平板である素材鉄板から第7図に
示すように、長方形のアクチュエータベース部11と、ヨ
ーク垂直部18aを左右に持つヨーク部18と、アクチュエ
ータベース部11の対向する2辺P,Qのそれぞれ対面しな
いずれた位置(つまり、左右反対側位置)において、ア
クチュエータベース部11とヨーク部18とをつなぐ接続部
20とを持つ形状の切り板21を板金プレス加工で打ち抜
く。次に、第8図(第7図を矢印C方向から見た側面
図)の(イ)および(ロ)に示すように、ヨーク部18の
左右のヨーク垂直部18aを下向きに直角に折り曲げて、
下向きコ字形のヨーク部18を形成する。この折り曲げの
際の折り曲げ線1は前記対向する2辺P,Qに対して直角
である。そして、同図(ハ)、(ニ)に示すように、ア
クチュエータベース11とヨーク部18との接続部20でヨー
ク部18を上側に180゜折り返し、このヨーク部18の底部
をアクチュエータベース11の上面に重ね合わせる。
この際の折り曲げ線mは、前記対向する2辺P,Qと平
行である。こうして、ヨーク部18をアクチュエータベー
ス部11上面の所定位置に配置し、その後、ねじ止め等に
よりヨーク部18の底部とアクチュエータベース部11とを
結合する。
上記のようにアクチュエータベース部11とヨーク部18
とをつなぐ接続部20をアクチュエータベース部11の対向
する2辺P,Qのそれぞれ左右反対側位置に、かつ折り曲
げ線mが2辺P,Qと平行になるように設けたので、前記
第15図に示す従来例の一枚板からヨーク垂直部3aを立ち
あげたときのヨーク部3間の距離Xの問題が回避され
る。つまり、ヨーク垂直部18aの高さに制約を受けずに
2つのヨーク部18間の距離Xを十分小さく取ることが可
能である。
このように、上記実施例においては、第4図に示すヨ
ーク18間の距離X及びヨーク垂直部18aの高さYに関係
なく、ヨーク18をアクチュエータベース11と一体のプレ
ス単品で製作できるため、工数が削減でき、低コスト化
が実現できる。
なお、アクチュエータベース11に設ける接続部20の位
置については、第7図に示す例に限らず、若干異なる位
置であってもよい。要するに、接続部20は、前記ヨーク
部18間の距離Xおよびヨーク垂直部18aの高さYが係っ
てこないような位置で、しかも折り曲げ加工によりヨー
ク18が第1図に示す形に形成できるような位置に存在す
ればよい。
また、本発明は対物レンズホルダの支持形式により限
定されない。すなわち、上記実施例のワイヤサスペンシ
ョン型のものに限らず、例えば、ヒンジ式平行板ばねで
対物レンズホルダを支持する方式の対物レンズアクチュ
エータにも同様に適用できる。さらには、対物レンズホ
ルダが垂直なスライドシャフトを上下摺動する軸摺動型
の対物レンズアクチュエータにも適用できる。この軸摺
動型の対物レンズアクチュエータに本発明を適用した場
合のアクチュエータベースの平面図を第9図に示す。こ
の場合、ヨーク垂直部18aの折り曲げ時にヨーク垂直部1
8aが弧状に成形されるように板金プレス加工する。
また、第10図(イ)、(ロ)に示すように、円形のア
クチュエータベース部11持つ軸摺動型の対物レンズアク
チュエータでも、第8図に示した手順と同様にしてヨー
ク部18、接続部20を折り曲げ加工して製作することがで
きる。この実施例においても、前記実施例と同様の効果
を期待できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明方法によれば、金属平板
のヨーク垂直部となるべき部分をアクチュエータベース
下面側に折り曲げて下向きコ字形のヨーク部を形成し、
この下向きコ字形のヨーク部とアクチュエータベース部
との接続部をアクチュエータベース上面側に180゜折り
返して、前記ヨーク部をアクチュエータベース上面に配
置するので、一枚板からヨーク部とアクチュエータベー
ス部とが一体に形成されて工数削減およびコスト低減が
図られるとともに、ヨーク部の間隔を小さくする上での
制約がなくなり、小型化を容易に達成することができる
等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法により形成したアクチュエータ
ベースおよびヨークの一実施例を示す平面図、第2図は
同左側面図、第3図は同右側面図、第4図は同正面図、
第5図は、本発明方法により形成したヨークを用いた対
物レンズアクチュエータの一実施例を示す平面図、第6
図は同正面図、第7図は金属平板の展開図、第8図
(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、第7図に示した金
属平板を折り曲げてヨークを形成する手順を示す説明
図、第9図は、本発明方法により形成した軸摺動型の対
物レンズアクチュエータのアクチュエータベースおよび
ヨークの一実施例を示す平面図、第10図(イ)は、本発
明方法により形成した他の軸摺動型の対物レンズアクチ
ュエータのアクチュエータベースおよびヨークの一実施
例を示す平面図、第10図(ロ)は同展開図、第11図は、
従来方法により形成したアクチュエータベースおよびヨ
ークの一例を示す平面図、第12図は同正面図、第13図
は、他の従来方法により形成した他のアクチュエータベ
ースおよびヨークの一例を示す平面図、第14図は同正面
図、第15図は、さらに他の従来方法により形成した他の
アクチュエータベースおよびヨークの一例を示す展開
図、第16図は同正面図である。 11……アクチュエータベース 18……ヨーク部 18a……ヨーク垂直部 20……接続部 21……切り板(金属平板) i,m……折り曲げ線 P,Q……対向する2辺
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−14142(JP,A) 特開 昭59−104733(JP,A) 実開 昭60−146926(JP,U) 実開 昭59−39432(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状に切り出した1枚板の高透磁率金
    属平板を折り曲げ加工してアクチュエータベース部と2
    つのコ字形のヨーク部とを一体に形成する対物レンズア
    クチュエータにおけるヨーク形成方法であって、前記金
    属平板のヨーク垂直部となるべき部分をアクチュエータ
    ベース下面側に折り曲げて下向きコ字形のヨーク部を形
    成し、この下向きコ字形のヨーク部とアクチュエータベ
    ース部との接続部をアクチュエータベース上面側に180
    ゜折り返して、前記ヨーク部をアクチュエータベース上
    面に配置することを特徴とする対物レンズアクチュエー
    タにおけるヨーク形成方法。
  2. 【請求項2】前記所定形状の金属平板は、長方形のアク
    チュエータベース部を持ち、このアクチュエータベース
    部の対向する2辺におけるそれぞれ対面しないずれた位
    置に前記接続部が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の対物レンズアクチュエータにおけるヨーク形成方
    法。
  3. 【請求項3】前記接続部の180゜折り返す折り曲げ線
    が、前記対向する2辺と平行であり、かつ、前記ヨーク
    垂直部の折り曲げ線が、前記対向する2辺と直交するこ
    とを特徴とする請求項1記載の対物レンズアクチュエー
    タにおけるヨーク形成方法。
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