JP2589102B2 - ナースコールインターホンシステム - Google Patents

ナースコールインターホンシステム

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JP2589102B2
JP2589102B2 JP27261387A JP27261387A JP2589102B2 JP 2589102 B2 JP2589102 B2 JP 2589102B2 JP 27261387 A JP27261387 A JP 27261387A JP 27261387 A JP27261387 A JP 27261387A JP 2589102 B2 JP2589102 B2 JP 2589102B2
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英夫 戸川
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SHINSEI DENKI KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ナースコールインターホンシステムの改良
に関する。
〔背景技術〕
病院内における患者と看護婦間のコミニュケーション
と看護活動を円滑にするために、多重伝送制御方式を利
用して呼出と通話を行うようにしたナースコールインタ
ーホンシステムが近年使用されるに至っている。
第18図は、ナースコールインターホンシステムの基本
構成を示したもので、300はナースステーションなどに
設置されるナースコール親機で、その本体ボード301の
表面には、システム内の端末ユニットに対応した患者名
などを記したネームプレート302b,その両端には表示部3
02aと端末ユニットとの通話を行うための選局操作スイ
ッチ302cを設けて個別表示操作部302を形成しており、
このような個別表示操作部302を複数個配列して一覧表
示操作部303を構成しており、更に通話のためにハンド
セットタイプのインターホン302を有している。
また、400は各病室のベッド脇の壁面などに設置され
る壁ユニットで、緊急呼出スイッチ401,呼出確認灯402,
403を有しており、この壁ユニット400には、呼出ボタン
501,マイク502,スピーカ503,呼出確認灯504を有したハ
ンドマイク様のナースコール子機500が接続されてい
る。
一方、600は各病室の廊下などに設置され、患者毎の
呼出状況を点灯表示する廊下灯であり、病室番号を表示
した表示プレート601,患者名を記したネームプレート60
2と呼出確認灯603を患者のベット数に応じて設けてお
り、呼出があったときには、その患者の呼出確認灯602
と呼出代表灯604が点滅する。また、605は復旧ボタンで
あり、呼出の用件が終了した場合に、操作する。更に70
0は呼出代表灯701を有した代表廊下灯であり、病室の廊
下などに設置され、その病室内に呼出している患者があ
る場合に代表灯701を点滅又は点灯して呼出を知らせる
ものであり、前述した患者別廊下灯600と同様に復旧ボ
タン702を有した構成となっている。
このようなナースコールインターホンシステムでは、
各端末ユニットは、ナースコール親機300内に設けたコ
ントローラ(不図示)を介して多重信号線lで接続さ
れ、更にナースコール親機300と複数の子機500・・・と
は通話回線lsで接続され、多重伝送通話系を構成してい
る。
しかしながら、上記したナースコールインターホンシ
ステムは、相互の呼出と通話の機能しかないため、火災
などが発生した緊急時には、ナースステーション側から
各患者側に火災発生の事実を通知して誘導するなどの方
法しか取れず、緊急事態の処置に対しては有効なもので
はなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、叙上の事情に鑑みて開発されたもので、火
災発生時などの緊急事態の発生したときに避難を円滑に
誘導出来る機能を付加したナースコールインターホンシ
ステムを提供することを目的としている。
〔発明の開示〕
上記目的を達成するため提案される本発明は、ナース
コール親機とナースコール子機,廊下灯を含む端末ユニ
ットとをコントローラを介して専用の多重伝送線及び通
話回線により互いに接続することにより通話情報伝送系
を構成して成るナースコールインターホンシステムの改
良であって、特に次のような各情報機器を備えて構成さ
れるものである。
すなわち、このシステムでは、 a)ナースステーションなどに設置され、端末ユニット
からの呼出情報を表示する複数の個別表示操作部を配列
して成る一覧表示操作部,通話のためのハンドセットタ
イプのインターホン及び緊急操作スイッチを有したナー
スコール親機, b)火災感知器を付設するとともに、該火災感知器の発
報にともない点滅する緊急表示灯と警報音を発する警報
手段を有した廊下灯, c)病室などに設置され、インターホンを有し、上記ナ
ースコール親機との相互呼出と通話を可能としたナース
コール子機, d)廊下灯に付設した火災感知器が発報し、上記多重伝
送線を通じて上記ナースコール親機に火災信号が通報さ
れたとき、上記ナースコール親機の一覧表示操作部のう
ち火災感知器の発報した廊下灯に対応した表示部を点滅
させ、その後ナースコール親機の上記緊急操作スイッチ
が操作されたときには、上記一覧表示操作部のうち火災
感知器の発報した廊下灯以外のものに対応した表示部を
点灯させるとともに上記多重信号線を通じて、その対応
する廊下灯に火災信号を送信することにより、上記発報
した火災感知器側以外の他の廊下灯の緊急表示灯を点滅
させる制御手段を有することを必要としたものである。
このような特徴を有する本発明は、種々の変更態様を
もって実施されるものであり、例えば廊下灯やナースコ
ール親機などに設けた緊急表示灯は実施例では、個別の
表示灯を設けた例を示しているが、既設の表示灯の点灯
色を呼出時とは異なる色に点灯,点滅させるなどしても
良い。
〔実施例〕
以下に、添付図を参照して本発明システムの一実施例
を説明する。
第1図は、本発明システムの基本構成図であり、制御
手段以外の構成が系統的に示されている。
図に見るように、本発明のシステムでは、ナスーコー
ル親機A,ナースコール子機B(第1図には示されていな
いため第9図参照),廊下灯D,Eを備え、廊下灯D,Eには
火災感知器Sと緊急表示灯7が付設されており、ナース
コール子機Bは、各病室の患者のベット数に応じて設け
られた壁ユニット5,5′に、その本体4を着脱可能に接
続できる構成としている。
なお、51,51は壁ユニット5,5に設けた緊急表示灯A′
は必要に応じて設けられる卓上式のナースコール親機で
ある。
ナースコール親機Aとナースコール子機Bとは、従来
のシステムと同様に相互の呼出と通話を可能にするた
め、壁ユニット5,5′を介して通話回線lsで接続されて
おり、ナースコール親機A,ナースコール子機B,廊下灯D,
Eなどのシステム内に含まれたすべての機器は、制御手
段を構成する不図示のコントローラを介して専用の多重
伝送線lにより接続配線され、多重伝送により制御され
る構成としている。
第2図は、本発明システムの適用されるナースコール
インターホンシステムの通話伝送系の概略構成を示した
ものである。
ナースコール親機A内に内蔵したコントローラCは、
多重伝送線(制御ライン)lを介して、各壁ユニット5,
5′内に設けた多重信号端末器6・・・に接続されてお
り、他方の通話回線lsはナースコール親機Aの通話ユニ
ット(不図示)と各ナースコール子機Bに設けた通話ユ
ニット8・・・とを接続している。
また、ナースコール親機Aにおいては、個別表示操作
部31の制御を行うために多重信号端末器6を設けてい
る。
更に、第2図の構成例では、コントローラCを介して
呼出通話ユニットを構成するナースコール親機Aと、ナ
ースコール子機B、呼出専用ユニットを構成する壁ユニ
ット5や廊下代表灯E、呼出番号表示盤Gとの間で後述
するような多重制御信号が送受されてナースコール親機
Aからナースコール子機B・・・への相互呼出と通話制
御がなされ、また呼出情報表示装置D,E,Gには、呼出状
況が点灯表示されるようになっている。
(火災時の表示誘導動作) 本発明では、後述する制御手段を構成することになる
コントローラC内に予めプログラムを格納することによ
って次のような誘導表示が可能とされており、その動作
手順の概略を第3図を参照して以下に説明する。
今、病室#iの廊下灯D(i)に付設した火災感知器
S(i)が発報した場合を想定すると、発報した火災感
知器S(i)は、廊下灯D(i)に付設した緊急表示灯
7を点滅し、同時に警報手段(不図示)を鳴動させて火
災の発生元であることを報知する。
この感知器S(i)の発報により出力された火災信号
は、廊下灯D(i)内に設けた端末器6に入力され、多
重信号線lを通じコントローラ(不図示)を介してナー
スコール親機Aに送出され(ステップ100)、この信号
を受けた親機Aでは、発報した火災感知器S(i)の廊
下灯に対応する病室(#i)に対応させて設けた個別表
示操作部11の表示部11aを点滅し(ステップ101)、同時
に緊急表示ランプ14を点滅させて警報手段を鳴動させる
(ステップ102)。
かくして、ナースステーション側では火災の発生元が
廊下灯を単位として知らされ、ナースコール親機Aの緊
急操作スイッチ13(セキュリティスイッチ)が操作され
る(ステップ103)と、火災信号が多重信号線lを通じ
てコントローラに送出される。コントローラでは、この
信号を受け取るとナースコール親機A側の火災発生元の
病室(#i)以外の他のすべての病室に対応して設けた
表示部11a・・・を点灯させる(ステップ104)と同時
に、システム内のすべての廊下灯D,E・・・に対して、
多重信号線lを通じて火災信号を送出する(ステップ10
5)。この結果、火災感知器の発報のあった廊下灯D
(i)以外のすべての廊下灯D,E・・・の緊急表示灯7
・・・が更に点滅して(ステップ106)、記載の発生が
一斉に知らされることになる。このとき、システムの構
成如何によっては廊下灯D・・・に対応したナースコー
ル子機側に設けた壁ユニット5,5の緊急表示灯51,51′を
同時に点滅させることもできる。
火災が発生すると、このような方法で廊下灯D,E・・
・に設けた緊急表示灯7・・・が点滅するので、すべて
の病室内患者には火災の発生が一様に知らされ、また、
ナースステーション側では、ナースコール親機Aの一覧
表示操作部10の点灯状態によって火災の発生元と、患者
に対する報知の有無が直ちに判明するので、迅速な避難
活動が可能となる。
このような方法で、火災の報知された患者が避難を完
了したときには、対応した廊下灯D,Eの復旧スイッチ65,
72を操作すれば良く、このとき、点滅していた緊急表示
灯751,51′・・・は消灯する(ステップ108)。
そして、このとき、一方のナースステーション側で
は、廊下灯に対応して点灯していたナースコール親機A
の一覧表示操作部10の個別表示操作部11も消灯するの
で、避難の完了したことが知らされることになる。
このようにして、各病室の患者が避難を完了して行く
につれて、それに対応して設けた廊下灯D,E・・・に付
設した緊急表示灯7・・・の点滅が次々と消灯し、同時
にナースコール親機A側の一覧表示操作部10の対応した
表示部11a・・・も順次消灯して行くので、ナースステ
ーション側では避難状況が視覚により判別でき、避難誘
導がスムーズに出来る。
なお、親機側に設けた復旧スイッチ(不図示)が操作
された場合には、すべての廊下灯の緊急表示灯と警報手
段の鳴動が直ちに停止して、システムは完全復旧とな
る。
(システム内の各情報機器) このような本発明システムにおいては、通常の使用時
には多重伝送制御のためのコントローラとナースコール
親機,子機などの呼出通話ユニット、呼出専用ユニッ
ト、呼出情報表示装置などの種々の端末ユニットが使用
されており、以下、その個々の構成について説明する。
(コントローラ) 第4図は、コントローラが外観構成図である。
コントローラCは、図に見るように、ナースコール親
機A側に設けた個別表示操作部11・・・の各々に割り当
てられたチャンネルコードを表示するチャンネル番号表
示部22,廊下灯に割り当てられた廊下灯番号と位置番号
表示部22a,22b,病室のベッド位置に割り当てられた病室
番号表示部(上記番号表示部22aと22bより構成されてい
る)と患者番号表示部23を表面パネル24に備えるととも
に、端末ユニットのナースコール親機Aの一覧表示操作
部10における点灯位置を規定するアドレスを設定し、変
更するためのテンキー25を設けている。なお、15は電源
スイッチ,16はモード選択スイッチ,17はデータ入力を病
室と廊下灯に切り換えるデータ切り換えスイッチ,18は
テストモードの実行スイッチを示しており、19,20はテ
ンキーを操作して入力したデータの登録,確認を行うた
めの操作スイッチ、21はリセットのための操作キーを示
している。
第5図は、このようなコントローラCの基本的な内部
回路の構成を示したもので、多重信号を送受するための
伝送制御手段1a,伝送制御手段1aが送受した信号を解読
し、必要な制御信号を送出する演算制御手段1b、制御に
必要なプログラムとデータを記憶したメモリ1c、コント
ローラCの動作モードを規定し、演算制御手段1bを選択
されたモードに設定する動作モード制御回路1e,コント
ローラCの動作とメモリ1cに記憶されたデータの内容を
変更,設定するための設定スイッチ1f、設定スイッチ1f
の操作を入力データとして演算制御手段1bに入力するキ
ー入力回路1d、入力したデータの表示を行うための表示
駆動回路1g、表示器1hを備えている。
設定スイッチ1fは、データの入力、更新を行うための
テンキー25とモード設定スイッチなどの各種スイッチ1
6,17,18を含んで構成され、メモリ1cは、書き換え可能
な揮発メモリによって構成されており、停電時などのた
めにバックアップ手段(不図示)を設けて記憶されたデ
ータが消去されないようにしている。
このような構成のコントローラCでは、モード設定ス
イッチ16により通常のモードを選択すると、コントロー
ラCの多重伝送制御手段1aは、所定の信号フォーマット
に変換された第6図に示したような、スタート信号ST,
アドレスデータAD,制御データCD,パリティチェックCH,
返送待機時間RDから成る伝送信号をサイクリックに時分
割多重方式により設定したアドレスに沿って順次システ
ム内の各端末ユニットに送出するそして、システム内の
端末ユニットのいずれかの呼出スイッチが操作される
と、そのユニットでは後述する伝送制御手段(不図示)
が働いて伝送信号の返送信号待機時間RDに返送信号とし
て割り込み信号を返送する。この割り込み信号は多重伝
送線lを介してコントローラCに返送され、コントロー
ラCの多重伝送制御部1aでは受信した返送信号を受信再
生して更に演算制御手段1bに送出する。
演算制御手段1bは割り込み信号を判断すると、割り込
みモードが実行され、アドレスデータの返送を要求する
信号を伝送制御手段1aより送出させ、割り込みを行った
端末ユニットからアドレスデータを返送させる。この返
送信号を受信したコントローラCは、演算制御手段1bに
割り込みを要求したアドレスを判定し、該当するアドレ
スの呼出ユニットを呼び出す返送信号を送出し、その伝
送信号の返送待機時間RDに呼出データを送出させる。そ
して、この返送されたデータを受信し、メモリ1cに記憶
し、演算制御手段1bが呼び込んだ時点で上記割り込みモ
ードは解除され、コントローラCは通常のモードに復帰
し、次の端末ユニットを順次アクセスする。
このようにして、ナースコール親機Aをアクセスする
際にはコントローラC内のメモリ1cを参照して得た端末
ユニットのナースコール親機Aの一覧表示操作部10にお
ける位置情報(アドレス)に応じて、対応させた個別表
示操作部11の表示部11aを点灯させると同時に、呼出を
行った病室側に設けた廊下灯Dの対応した表示部と代表
廊下灯Eを点灯させる。ここで、実施例では、ナースコ
ール子機Bの呼出に対しては、ナースコール親機Aの個
別表示操作部11・・・に点灯表示される表示部11aの点
灯色を呼出目的に応じて異なる色にしているので、ナー
スステーションでは、この点灯態様を見ることにより直
ちに呼出目的が判別する。
(ナースコール親機) ナースコールインターホン親機Aの外観構成は第1図
に示されたように、本体1の適所に通話のためのハンド
セットタイプのインターホン12、緊急操作スイッチ13,
緊急表示灯14を有している。そして、この親機Aはシス
テム内の各ナースコール子機B,復旧釦付代表灯Fより成
る呼出ユニットなどの端末ユニットに対応した複数の個
別表示操作部11・・・を複数配列して成る一覧表示操作
部10を備えており、この個別表示操作部11・・・の各々
は表示灯を有した表示部11a,病室番号又は患者氏名を記
した表示プレート11b,選局のための操作スイッチ11cを
有した構成となっている。
第7図,第8図は、ナースコール親機Aの一覧表示操
作部11・・・をより詳細に示したものである。
各々の個別表示操作部11を構成する本体フレーム枠11
0の略右半分には、適当な深さの横長溝を設けて氏名表
示部11bを形成しており、この横長溝11bの上,下窓枠の
右側端部には深さ方向に傾斜したテーパ部116aと幅広の
開口縁116bを設けてネームプレートの差し入れを容易に
している。この氏名表示部には、患者の氏名やベッド番
号など患者の固有情報の記されたネームプレートが収容
される。
また、本体フレーム枠110の略左半分側には、氏名表
示部の横長溝よりも小さ目の適当な深さの横長溝117が
形成され、この横長溝は、患者の病状や看護に必要な情
報が表示される看護情報表示部117を形成しており、上
記した氏名表示部と同様なテーパ部117aと幅広の開口縁
117bを設けて情報プレートの差し入れ操作を容易にして
いる。
なお、111は室番号表示部、11cは回線を接続するため
の選局スイッチ、11aは呼出表示ランプである。
一方、本体フレーム枠110の略中央には、上記した2
つの横長窓11b,117に挟まれるようにして適当な深さの
方形溝が形成されており、この方形溝が救護区分情報表
示部118を構成している。
この方形溝118は、スチール製の底板118aを取着した
適当な深さとなっており、その底板118aの略中央に開口
118bを形成し、さらにその開口の下方には、ホール素子
119が設けられている。
このような救護情報表示部118の方形溝には、裏面に
磁性粉を混入したマグネットシール130が取着され、そ
の表面130aは赤,黄,緑などで着色したカラープレート
130が、第8図に示したように、その溝窓より収容さ
れ、吸着させるようになっている。
カラープレート130の裏面に取着されるマグネットシ
ール130bの取付態様は、例えば第9a図,第9b図のように
なっている。すなわち、第9a図はカラープレート130の
裏面全体にマグネットシールを取着したもので、方形溝
118の底板118aの開口118b下方に配設される磁気検知素
子119が磁気を検知して作動するONタイプのもの、第9b
図は磁気検知素子119と対向する個所130cのマグネット
シールを除去しているため、磁気検知素子119が非作動
となるOFFタイプのものを示している。これらの例で
は、磁気検知素子119の作動,非作動の状態に応じて2
種類の信号を取り出すことができるが、この例に限られ
ず、磁気検知素子を複数設け、その各々の磁気検知素子
の作動状態の組合わせ態様に応じてカラープレートの裏
面の磁性体の取付態様を規定しておけば、副数種類の信
号の取り出しも出来ることはいうまでもない。
通常の救護区分情報としては、患者毎に、「担架が必
要」,「付き添いが必要」,「独り歩きが可能」という
3種類の区分ができれば良いので、2つの磁気検知素子
を設け、その磁気検知素子の作動状態の組合せに応じて
カラープレートの色分けを規定しておけば十分である。
また、磁気検知素子としては、ホール素子のほかリー
ドスイッチが容易に使用でき、カラープレートの裏面に
は永久磁石片をそのまま取着してもよい。
このような手段により取り出された信号は、実際の火
災が発生するなどして緊急避難すべき事態が生じた場合
に、コントローラCを通じて対応した廊下灯D,E・・・
や必要な表示装置において救護情報を表示すれば良く
(例えば、救護情報表示ランプを設け、その点灯色を救
護区分に応じて点灯変化させるなどの方法が考えられ
る)、これによって避難活動を一層円滑に出来るもので
ある。
次いで、ナースコール親機Aの表示部制御回路の構成
を第10図に示す。この表示部制御回路は、多重信号の送
受とデータの判定,メモリに対するデータの書き込み、
読み出しの制御を行う伝送制御手段2a,各操作スイッチ2
b・・・の操作信号を伝送制御手段2aに取り込ませるた
めの入力マトリクス回路2c、この回路のスキャン信号な
どの基準信号を生成する発振回路2d、コントローラCよ
り伝送されたデータ基づいて表示灯2f・・・を選択的に
点灯する点灯制御回路2eを備えている。
(ナースコール子機) ナースコール子機は、各病室の患者のベット脇の壁な
どに取付けられる壁ユニット5に設けたコンセント5a
に、ナースコール子機Bの本体4より導出されたコード
4iの先端に設けたモジュラジャック4hを挿入接続して使
用されるようになっている。
ナースコール子機Bの本体4は第11図に詳細を示すよ
うに、ハンドマイク様、つまり手にもって使用する程度
の大きさに形成されている。
このナースコール子機Bは同図に示すように、壁ユニ
ット5のハンガー5fにハンガー部4jを吊り下げでき、ナ
ースステーションへの呼出を行う場合には、このハンガ
ー部4jに吊り下げられた本体4を取り外し手にもって使
用するようにしており、呼出目的に応じた3つの呼出ボ
タン4a,4b,4cを有しており、それぞれが通常呼出,シー
クレット呼出,点滴呼出用のスイッチとなっている。
ここに、シークレット呼出とは患者が排泄を目的とし
た場合の呼出、点滴呼出とは点滴の終了したことを知ら
せるための呼出をいう。
また、このナースコール子機Bの本体4には、ナース
コール親機Aのインターホンとの相互通話のためのマイ
ク4g、スピーカ4fが設けられており、呼出確認灯4e,通
話時にマイクから出力される音量の調節スイッチ4dを有
している。
(廊下灯) 本発明システムにおいて使用される廊下灯としては、
患者別廊下灯と代表廊下灯が代表的である 第12図は、患者別廊下灯の外観構成図であり、図に見
るように、この患者別廊下灯Dは、本体60に各病室番号
を表示した表示プレート61を有し、患者名を記したネー
ムプレート63と呼出確認灯62を患者のベット数に応じて
設けている。64は呼出代表灯,65は呼出の用件が終了し
たときに操作して呼出を解除するための復旧スイッチで
あり、動作試験により表示灯が確認されたときには、こ
の復旧スイッチが操作される。
第13図は、患者別個別廊下灯Dの内部構成を示したも
ので、多重信号を処理するための伝送制御手段6aを設け
ており、この伝送制御手段6aにおいて解読された信号は
ラッチ回路6bに入力される。点灯制御回路6cはラッチ回
路6bの保持信号を受けて代表灯64を点灯保持すると同時
に呼出を行った患者に対応した個別灯62を点灯保持す
る。また、復旧スイッチ65を操作すると、ラッチ回路6b
はリセットされ、表示灯62,64は消灯する。
第14図は、代表廊下灯Eの外観構成図を示しており、
71は呼出代表灯、72は呼出を解除するための復旧スイッ
チである。第15図に、内部回路の構成を示すが、コント
ローラCより送出される多重信号を受信し解読するため
に伝送制御手段7aを設け、伝送制御手段7aによって処理
されたデータに応じて点灯制御回路7bを駆動して代表灯
71を点灯させる構成となっている。なお、復旧スイッチ
72の操作により代表灯71を消灯させてシステムを復旧さ
せることは患者別廊下灯Dと同様である。
上記のナースコールシステムでは、コントローラCか
ら各ユニットに制御信号が時分割方式によりサイクリッ
クに送出されて、各呼出ユニットの呼出状況を検知し、
その検知状況に応じてナースコール親機Aの個別表示操
作部11・・・と、ナースコール子機Bなどの端末ユニッ
トの表示灯を点灯させて呼出状況を表示するものである
が、システムの動作状態(呼出情報)を監視するナース
コール親機Aの個別表示操作部11・・・は、廊下灯D,E
などの表示装置を除いてシステム内の各端末ユニットに
対応した構成となっており、しかもこれらのユニットの
ナースコール親機Aの一覧表示操作部10内における点灯
位置をコントローラC側で任意に変更設定できる構成と
されていることが別の特徴となっている。
(コントローラの操作) 次いで、第4図に示したコントローラの外観構成図を
再び参照して、この操作要領を説明する。
モード設定スイッチ16を設定側に切り換えると、チャ
ンネル番号表示部22には、ナースコール親機Aの個別表
示操作部11の第1列第1行目に割り当てられたチャンネ
ル番号を表す「CH1」の表示が表れるので、テンキー25
を操作して「CH1」の個別表示操作部11に表示すべき病
室番号と患者番号などを入力する。入力された番号を確
認し、誤りがなければ登録スイッチ19を操作して入力し
たデータをメモリ1cに書き込む。このとき、メモリ内の
「CH1」に割り当てられたアドレスのデータが既に格納
されておれば、前のデータは新たに入力されたデータに
より更新されたことになる。登録スイッチ19を操作する
と、チャンネル番号表示部22は自動送りとなり、「CH
2」が表示されるので、上記と同様にしてデータを順次
入力していく。また、テンキー25による「0」入力及び
「*」入力は呼出ユニットのチャンネル番号を自動的に
送るときに操作され、更に設定スイッチ17により病室モ
ードを選択すると、病室番号と患者番号が入力できる。
第4図に示したコントローラCにおいては、ナースコ
ール親機Aの一覧表示操作部10を構成する個別表示操作
部31には00〜99までの100個のチャンネルの割り当てが
でき、そのチャンネルに対して、端末ユニットの割り当
てが可能となる。
なお、患者別廊下灯Dのような複数の表示部62・・・
を有したユニットの呼出状況をナースコール親機Aの一
覧表示操作部10の個別表示操作部11に割り当てて表示す
る場合は、各々の表示灯に対して廊下灯番号と位置番号
を割り当てることにより、すべての表示灯の動作をナー
スコール親機Aの一覧表示操作部10の個別表示操作部11
に1対1に対応させて表示することが出来る。
(応用例) 本発明システムの応用例としては、既設の自火報シス
テム,防排煙システムと組み合わせて構成するものが考
えられるので、以下ではその各々について説明する。
・自火報システムとの複合 第16図は、火災受信機800の地区回線に火災感知器S
・・・を接続して構成した自火報システムの火災感知器
S・・・を廊下灯D,E等に接続した複合システムを構成
する例を示している。このような複合システムにおいて
は、火災感知器Sが発報すると、自火報システムの火災
受信機800により火災信号が受信され、地区ベル,主ベ
ルB0を鳴動させ、火災表示灯Lを点灯するものである
が、このとき同様に廊下灯に接続した緊急表示灯が点滅
し、警報手段が鳴動して、ナースコール親機の一覧表示
操作部の対応する表示部が点滅し、前述した動作で火災
の発生元がナースステーション側に知らされるもので、
自火報システムとともに2重の管理システムを実現でき
る。
・防排煙システムとの複合 第17図は、既設の防排煙システムの火災感知器Sを利
用して、本発明システムと複合させたものであり、火災
感知器Sが発報すれば、前述したような動作に加えて防
排煙受信機900により防火戸ロックER,シャッタ降下装置
SR,防火ダンパ,排煙口などが連動して制御される。
〔発明の効果〕
本発明によれば、火災発生元と、火災発生にともなう
報知の状況がナースステーション側において明確とな
り、避難誘導が安全に行える。
また、ナースステーション側では、ナースコール親機
の一覧表示操作部の表示部の点灯態様を見ることによ
り、各病室患者の避難状況も一度に把握でき、避難活動
がスムーズに出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明システムの概略構成例図、第2図は本発
明システムにおける通話情報伝送系の基本的構成図、第
3図は火災時の表示誘導動作手順を示した概略フローチ
ャート、第4図はコントローラの外観構成図、第5図は
コントローラの部回路の構成図、第6図は本発明システ
ムにおいて使用されている多重制御信号のフォーマット
図、第7図,第8図はナースコール親機の構造説明図、
第9a図,第9b図はカラープレートの例図、第10図はナー
スコール親機の一覧表示操作部の内部回路の構成図、第
11図はナースコール子機の外観構成図、第12図は患者別
廊下灯の外観構成図、第13図はその内部回路の構成図、
第14図は代表廊下灯の外観構成図、第15図はその内部回
路の構成図、第16図は自火報システムとの複合構成例
図、第17図は防排煙システムとの複合構成例図、第18図
はナースコールインターホンシステムの概略構成図であ
る。 (符号の説明) A……ナースコール親機 1……その本体 2……ハンドセットタイプのインターホン 10……一覧表示操作部 11……個別表示操作部 5,5′……壁ユニット(端末ユニット) B……ナースコール子機(端末ユニット) l……多重伝送線 ls……通話回線 C……コントローラ(制御手段) D……患者別廊下灯 E……代表廊下灯 S……火災報知器 7……緊急表示灯
フロントページの続き (72)発明者 島田 健司 東京都中野区南台5―34―10 新星電機 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−115661(JP,A) 特開 昭60−200392(JP,A) 特開 昭50−28205(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナースコール親機と、ナースコール子機,
    廊下灯を含む端末ユニットとをコントローラを介して専
    用の多重伝送線及び通話回線により互いに接続すること
    により通話情報伝送系を構成して成るナースコールイン
    ターホンシステムにおいて、 a)ナースステーションなどに設置され、端末ユニット
    からの呼出情報を表示する複数の個別表示操作部を配列
    して成る一覧表示操作部、通話のためのハンドセットタ
    イプのインターホン及び緊急操作スイッチを有したナー
    スコール親機と、 b)火災感知器を付設するとともに、該火災感知器の発
    報にともない点滅する緊急表示灯と警報音を発する警報
    手段を有した廊下灯と、 c)病室などに設置され、インターホンを有し、上記ナ
    ースコール親機と相互呼出と通話を可能としたナースコ
    ール子機と、 d)廊下灯に付設した火災感知器が発報し、上記多重伝
    送線を通じて上記ナースコール親機に火災信号が通報さ
    れたとき、上記ナースコール親機の一覧表示操作部のう
    ち火災感知器の発報した廊下灯に対応した表示部を点滅
    させ、その後ナースコール親機の上記緊急操作スイッチ
    が操作された時には、上記一覧表示操作部のうち火災感
    知器の発報した廊下灯以外のものに対応した表示部を点
    灯させるとともに、上記多重信号線を通じて、その対応
    する廊下灯に火災信号を送信することにより、発報した
    火災感知器の廊下灯以外の他の廊下灯の緊急表示灯を点
    滅させる制御手段とを備えたことを特徴とするナースコ
    ールインターホンシステム。
  2. 【請求項2】上記廊下灯が復旧スイッチを有しており、
    その復旧スイッチが操作されたときには、該廊下灯の警
    報音の出力を停止するとともに点滅している緊急表示灯
    を消灯させ、同時に、その廊下灯に対応して点灯してい
    る上記ナースコール親機の表示部を消灯させる構成とし
    ている特許請求の範囲第1項記載のナースコールインタ
    ーホンシステム。
  3. 【請求項3】上記廊下灯に付設された火災感知器が自火
    報システムに接続されたものである特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載のナースコールインターホンシステ
    ム。
  4. 【請求項4】上記廊下灯に付設された火災感知器が防排
    煙連動システムに接続されたものである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載のナースコールインターホンシス
    テム。
  5. 【請求項5】上記ナースコール子機が、緊急表示灯を有
    しており、該緊急表示灯は、上記ナースコール親機側の
    緊急操作スイッチが操作されたときには、対応した廊下
    灯の緊急表示灯とともに点滅する構成としている特許請
    求の範囲第1項又は第2項又は第3項又は第4項記載の
    ナースコールインターホンシステム。
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