JP2583744Y2 - 充填装置 - Google Patents
充填装置Info
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- JP2583744Y2 JP2583744Y2 JP1991108245U JP10824591U JP2583744Y2 JP 2583744 Y2 JP2583744 Y2 JP 2583744Y2 JP 1991108245 U JP1991108245 U JP 1991108245U JP 10824591 U JP10824591 U JP 10824591U JP 2583744 Y2 JP2583744 Y2 JP 2583744Y2
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- filling liquid
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、ビールや炭酸飲料等の
充填のように、所定のカウンタ圧力を作用させた状態の
下で目的の充填液を壜等の容器に充填する充填装置に関
するものである。
充填のように、所定のカウンタ圧力を作用させた状態の
下で目的の充填液を壜等の容器に充填する充填装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の液体の充填においては、予め充
填液中に溶解した気体、例えば炭酸ガス等が充填作業中
に分離したり、発泡現象を起こすことを抑えるため、充
填液タンク内等に所定のカウンタ圧力を作用させた状態
の下で同作業を行うのが一般的である。ところで、この
種のカウンタ圧力式の充填装置においては、その機構
上、充填作業に伴ってガス濃度が低下してしまう傾向に
あるため、これを補償すべく、ガス濃度の低下を検出し
て気体の供給圧を増大させるように制御するものが提案
されるに至っている（実開平１−１７０６９１号公報参
照）。
填液中に溶解した気体、例えば炭酸ガス等が充填作業中
に分離したり、発泡現象を起こすことを抑えるため、充
填液タンク内等に所定のカウンタ圧力を作用させた状態
の下で同作業を行うのが一般的である。ところで、この
種のカウンタ圧力式の充填装置においては、その機構
上、充填作業に伴ってガス濃度が低下してしまう傾向に
あるため、これを補償すべく、ガス濃度の低下を検出し
て気体の供給圧を増大させるように制御するものが提案
されるに至っている（実開平１−１７０６９１号公報参
照）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記充
填液の発泡特性は、ガス濃度だけでなく、温度にも関係
する。そして、前記充填液の液温は種々の原因から充填
作業中において変動するため、前記発泡特性も影響を受
けるが、この点に着目した温度補償に関しては十分な対
策がなされているとはいえなかった。このため、長時間
に及ぶ充填運転においては、温度変化による充填液の発
泡特性の変化によって、充填時における発泡状態が変動
して液ロスによる入味線の不揃いを生じたり、充填液に
対する炭酸ガス等の溶解度に変化が生じるなど、製品の
品質にバラツキを生じる原因にもなっていた。本考案
は、このような事情に鑑み、前記充填液の液温の変化に
対する温度補償を自動的かつ的確に行う制御機構を備え
た充填装置を提供することにより、前記従来技術の欠点
を解消するところにその目的がある。
填液の発泡特性は、ガス濃度だけでなく、温度にも関係
する。そして、前記充填液の液温は種々の原因から充填
作業中において変動するため、前記発泡特性も影響を受
けるが、この点に着目した温度補償に関しては十分な対
策がなされているとはいえなかった。このため、長時間
に及ぶ充填運転においては、温度変化による充填液の発
泡特性の変化によって、充填時における発泡状態が変動
して液ロスによる入味線の不揃いを生じたり、充填液に
対する炭酸ガス等の溶解度に変化が生じるなど、製品の
品質にバラツキを生じる原因にもなっていた。本考案
は、このような事情に鑑み、前記充填液の液温の変化に
対する温度補償を自動的かつ的確に行う制御機構を備え
た充填装置を提供することにより、前記従来技術の欠点
を解消するところにその目的がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するため、前記充填液の液温を検出する温度検出器を
設けると共に、予め記憶した前記充填液の発泡特性に基
づいて、前記温度検出器からの検出温度に対応した最適
のカウンタ圧力値を演算して出力するコントローラを設
け、該コントローラからの出力によって充填液タンク内
のカウンタ圧力を調整するカウンタ圧力制御装置を制御
するという技術手段を採用した。
決するため、前記充填液の液温を検出する温度検出器を
設けると共に、予め記憶した前記充填液の発泡特性に基
づいて、前記温度検出器からの検出温度に対応した最適
のカウンタ圧力値を演算して出力するコントローラを設
け、該コントローラからの出力によって充填液タンク内
のカウンタ圧力を調整するカウンタ圧力制御装置を制御
するという技術手段を採用した。
【０００５】
【作用】前記技術手段の採用により、液温の変化による
充填液の発泡特性の変動に伴う発泡現象をより容易かつ
的確に抑えることが可能となり、より安定した充填状態
を実現することができる。
充填液の発泡特性の変動に伴う発泡現象をより容易かつ
的確に抑えることが可能となり、より安定した充填状態
を実現することができる。
【０００６】
【実施例】以下、図面に基いて、本考案の実施例に関し
て説明する。図１は、本考案の一実施例として充填液面
上の空間部におけるカウンタ圧力に関する制御系を示し
た概念図である。図中１は充填装置の充填液タンク、２
は容器、３は充填液、４は炭酸ガス等の所定の気体が充
満している空間部をそれぞれ示し、該空間部４を所定の
圧力状態に制御することにより、目標の溶解度を維持し
ながら、次々に密封接続される各容器２に対して、公知
のガスバルブ機構や液バルブ機構を用いて前記充填液３
を連続的に充填するように構成されている。図中５は減
圧弁６を介して気体供給源７に接続されたカウンタ圧力
制御装置で、給気制御弁８、排気制御弁９、圧力センサ
１０及びこの圧力センサ１０からのフィードバック信号
に基づいて前記両制御弁を開閉制御して圧力値を目標値
に制御する制御部１１から構成されている。図中１２は
コントローラで、予め必要な種類の気体と充填液との組
合せに対応する発泡特性を記憶させておき、この発泡特
性を用いて、温度検出器１３を介して検出される充填液
３の液温に最適の圧力値を演算し、前記カウンタ圧力制
御装置５の制御部１１に出力するように構成されてい
る。なお、前記温度検出器１３は、前記充填液３の液温
が直接あるいは間接的に検出できれば、どの部位に配設
してもよい。また、前記カウンタ圧力制御装置５の設置
場所に関しても、充填液タンク１内のカウンタ圧力を調
整し得るものであれば、公知の如くカウンタ圧力を充填
中の容器２の口部に作用させるために設置されるカウン
タプレッシャ通路などに対して配設してもよい。
て説明する。図１は、本考案の一実施例として充填液面
上の空間部におけるカウンタ圧力に関する制御系を示し
た概念図である。図中１は充填装置の充填液タンク、２
は容器、３は充填液、４は炭酸ガス等の所定の気体が充
満している空間部をそれぞれ示し、該空間部４を所定の
圧力状態に制御することにより、目標の溶解度を維持し
ながら、次々に密封接続される各容器２に対して、公知
のガスバルブ機構や液バルブ機構を用いて前記充填液３
を連続的に充填するように構成されている。図中５は減
圧弁６を介して気体供給源７に接続されたカウンタ圧力
制御装置で、給気制御弁８、排気制御弁９、圧力センサ
１０及びこの圧力センサ１０からのフィードバック信号
に基づいて前記両制御弁を開閉制御して圧力値を目標値
に制御する制御部１１から構成されている。図中１２は
コントローラで、予め必要な種類の気体と充填液との組
合せに対応する発泡特性を記憶させておき、この発泡特
性を用いて、温度検出器１３を介して検出される充填液
３の液温に最適の圧力値を演算し、前記カウンタ圧力制
御装置５の制御部１１に出力するように構成されてい
る。なお、前記温度検出器１３は、前記充填液３の液温
が直接あるいは間接的に検出できれば、どの部位に配設
してもよい。また、前記カウンタ圧力制御装置５の設置
場所に関しても、充填液タンク１内のカウンタ圧力を調
整し得るものであれば、公知の如くカウンタ圧力を充填
中の容器２の口部に作用させるために設置されるカウン
タプレッシャ通路などに対して配設してもよい。
【０００７】しかして充填運転時においては、前記コン
トローラ１２に、常時、前記温度検出器１３を介して前
記充填液３の液温が入力され、予め設定され、あるい
は、図示しない検出器によって検出された充填液及び気
体の種類の組合せに対応して選択される発泡特性に基づ
いて、その充填液３の液温において最適なカウンタ圧力
値が演算され、前記カウンタ圧力制御装置５の制御部１
１に出力される。これにより、該カウンタ圧力制御装置
５においては、前記充填液３の液温の変動に応じて、そ
の時点において最適なカウンタ圧力制御が行われること
になる。以上のように、本充填作業においては、高精度
の制御が比較的容易なカウンタ圧力制御を介して、常に
充填液３の液温の変動に対する温度補償が自動的かつ的
確に得られることになる。なお、以上の温度補償に加え
て、前記気体のガス濃度に関する検出結果を前記コント
ローラ１２に入力して、このガス濃度の変動に対する補
償も同時に行うように構成することも可能である。
トローラ１２に、常時、前記温度検出器１３を介して前
記充填液３の液温が入力され、予め設定され、あるい
は、図示しない検出器によって検出された充填液及び気
体の種類の組合せに対応して選択される発泡特性に基づ
いて、その充填液３の液温において最適なカウンタ圧力
値が演算され、前記カウンタ圧力制御装置５の制御部１
１に出力される。これにより、該カウンタ圧力制御装置
５においては、前記充填液３の液温の変動に応じて、そ
の時点において最適なカウンタ圧力制御が行われること
になる。以上のように、本充填作業においては、高精度
の制御が比較的容易なカウンタ圧力制御を介して、常に
充填液３の液温の変動に対する温度補償が自動的かつ的
確に得られることになる。なお、以上の温度補償に加え
て、前記気体のガス濃度に関する検出結果を前記コント
ローラ１２に入力して、このガス濃度の変動に対する補
償も同時に行うように構成することも可能である。
【０００８】
【考案の効果】本考案は、以上の構成の採用により、次
の効果を得ることができる。 （１）充填液の液温が装置の運転温度や雰囲気温度の変
動等の種々の原因によって変動しても、充填液タンク内
での発泡現象が的確に抑えられ、常に一定の充填状態が
得られるので、製品の品質管理上の精度を大幅に向上で
きる。 （２）したがって、従来行われている困難な充填液自体
の温度制御及びその監視体勢を軽減できる。 （３）しかも、前記温度補償のためのカウンタ圧力制御
が自動的に行われ、オペレータの経験ないし勘に頼ら
ず、予め求めた最適の制御条件を用いるため、迅速かつ
的確な制御動作が得られる。
の効果を得ることができる。 （１）充填液の液温が装置の運転温度や雰囲気温度の変
動等の種々の原因によって変動しても、充填液タンク内
での発泡現象が的確に抑えられ、常に一定の充填状態が
得られるので、製品の品質管理上の精度を大幅に向上で
きる。 （２）したがって、従来行われている困難な充填液自体
の温度制御及びその監視体勢を軽減できる。 （３）しかも、前記温度補償のためのカウンタ圧力制御
が自動的に行われ、オペレータの経験ないし勘に頼ら
ず、予め求めた最適の制御条件を用いるため、迅速かつ
的確な制御動作が得られる。
【図１】 本考案の一実施例におけるカウンタ圧力制御
に関する制御系を示した概念図である。
に関する制御系を示した概念図である。
１…充填液タンク、２…容器、３…充填液、４…空間
部、５…カウンタ圧力制御装置、６…減圧弁、７…気体
供給源、８…給気制御弁、９…排気制御弁、１０…圧力
センサ、１１…制御部、１２…コントローラ、１３…温
度検出器
部、５…カウンタ圧力制御装置、６…減圧弁、７…気体
供給源、８…給気制御弁、９…排気制御弁、１０…圧力
センサ、１１…制御部、１２…コントローラ、１３…温
度検出器
Claims (1)
- 【請求項１】 充填液タンク内にカウンタ圧力を作用さ
せながら連続的に各容器に充填液を充填する充填装置に
おいて、前記充填液の液温を検出する温度検出器を設け
ると共に、予め記憶した前記充填液の発泡特性に基づい
て、前記温度検出器からの検出温度に対応した最適のカ
ウンタ圧力値を演算して出力するコントローラを設け、
該コントローラからの出力によって前記充填液タンク内
のカウンタ圧力を調整するカウンタ圧力制御装置を制御
するように構成したことを特徴とする充填装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991108245U JP2583744Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991108245U JP2583744Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 充填装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549698U JPH0549698U (ja) | 1993-06-29 |
| JP2583744Y2 true JP2583744Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=14479765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991108245U Expired - Fee Related JP2583744Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 充填装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583744Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4737467B2 (ja) * | 2009-02-27 | 2011-08-03 | 東洋製罐株式会社 | 炭酸ガス入り内容液の無菌充填方法 |
| JP6584851B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2019-10-02 | アサヒビール株式会社 | 発泡性飲料の充填システム、及び、充填方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2580345B2 (ja) * | 1989-11-08 | 1997-02-12 | 三菱重工業株式会社 | 液体充填装置 |
| JP3072698U (ja) * | 2000-04-20 | 2000-10-24 | 有限会社ムツミ木工製作所 | ピアノ演奏用補助ペダル装置 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP1991108245U patent/JP2583744Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0549698U (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |