JP2583248Y2 - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JP2583248Y2
JP2583248Y2 JP3639092U JP3639092U JP2583248Y2 JP 2583248 Y2 JP2583248 Y2 JP 2583248Y2 JP 3639092 U JP3639092 U JP 3639092U JP 3639092 U JP3639092 U JP 3639092U JP 2583248 Y2 JP2583248 Y2 JP 2583248Y2
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shield
connector housing
wire
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connector
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正 宮崎
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ワイヤーハー
ネス等に用いるシールドコネクタに関し、詳しくは、自
動車のエンジンルーム内等に配線されるシールド線を接
続するコネクタに、シールド線の絶縁被覆及びシールド
から露出されたコア線を、簡単かつコンパクトに格納で
きる機能を持たせたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車に搭載する電装品の増加に
伴い、センサー系の回路が急増しており、信号線を外部
ノイズから防いで誤動作の防止を図るため、シールド線
及び該シールド線に取り付けるシールドコネクタを使用
する場合が多くなっている。
【0003】従来、この種のシールド線のコネクタは、
図9に示すように、先端からコア線3とシールド9を所
定長さづつ露出させたシールド線1を、樹脂製の保護カ
バー2に先通ししておき、この保護カバー2を通したシ
ールド線1のコア線3に端子5を圧着し、端子5をコネ
クタハウジング7の端子収容室7aに挿入した後、コネ
クタハウジング7をシールドカバー6の内部にセット
し、その後、シールド線1を後方にスライドさせて、シ
ールド線1の先端に接続したコネクタハウジング7及び
シールドカバー6を保護カバー2の内部にセットしてい
る。
【0004】上記シールド線1のコア線3に端子5を圧
着する際、手圧着や自動機圧着の工程の関係で、所定の
長さ(例えば50mm〜80mm)でシールド9を露出
させておく必要がある。しかし、上記露出したコア線3
をコネクタハウジング7内に格納しなければ、完全なシ
ールド効果を得ることができない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これに対して、十分な
シールド効果を得るために、コネクタハウジング7の長
さを延長したり、あるいは、コネクタハウジング7の後
部に格納部を設けて、コア線3を不規則に曲げて格納す
る方法が提案されているが、いずれの方法もコネクタハ
ウジング7が長くなって大型化し、特に後者ではコア線
3の煩わしい格納作業も必要となる。
【0006】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、シールド線の接続用コネクタに、シールド線の絶縁
被覆及びシールドから露出させたコア線を、簡単かつコ
ンパクトに格納できる機能を持たせることを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、シールド線の絶縁被覆の先端から所定長
さ露出させたコア線に端子を圧着し、該端子をコネクタ
ハウジングの端子収容室に収容して取り付けると共に、
上記コネクタハウジングにシールドカバーをかぶせるも
のにおいて、上記コネクタハウジングにガイド突起を設
け、該ガイド突起により、シールドカバー内でコア線を
迂回させるようにガイドし、上記コア線の絶縁被覆から
の露出端部をシールドカバー内に格納する構成としてい
ることを特徴とするシールドコネクタを提供するもので
ある。
【0008】具体的には、上記ガイド突起は、上記シー
ルド線のシールドを略U字状に折り返しガイドして格納
する構成とすることが好ましい。
【0009】あるいは、上記ガイド突起は、上記コア線
を巻き付けてガイドする構成としてもよい。
【0010】
【作用】本考案によれば、コネクタハウジングに設けた
ガイド突起で、シールド線のコア線を略U字状に折り返
し、又は、巻き付けてガイドし、シールドをコネクタハ
ウジング内に格納する。これにより、従来のように、コ
ネクタハウジングの長さを延長したり、コネクタハウジ
ングの後部に格納部を設けることなく、コア線の絶縁被
覆からの露出端部をシールドカバー内に収容可能とな
り、コネクタハウジングが短くなって小型化を図ること
ができる。また、従来のように、シールドを不規則に曲
げて格納するのではなく、ガイド突起により略U字状に
折り返し、又は、巻き付けて格納できるため格納作業が
簡単かつ迅速に行える。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1から図6に示す本考案の第1実施例では、
シールド線10は絶縁被覆10aの先端から、複数本
(例えば、4本)のコア線10bを所定の長さづつ露出
させ、各コア線10bの真線10cに端子11をそれぞ
れ圧着されている。なお、図1では、各コア線10bは
略U字状に折り返されて格納された状態であるが、格納
前は真っすぐである。また、絶縁被覆10aの先端から
はシールドは露出させていない。
【0012】図2〜図5に示すように、四角箱状の合成
樹脂製コネクタハウジング12には、上記各端子11の
端子収容室12aがそれぞれ設けられている。
【0013】該コネクタハウジング12の上部には、両
側部から上方に立ち上がった立上り部12b,12b
と、該各立上り部12b,12bの途中の内面側から、
約前半分の長さで内方へ側出して上方に立ち上がったL
字状の側出部12c,12cからなるガイド突起12
d,12dが一体的に設けられ、対向する側出部12
c,12cの間には、上下方向のスリット12eが形成
されている。
【0014】該スリット12eの幅は、上記コア線10
bを半径方向から挿通できる幅に設定され、上記ガイド
突起12d,12dの側出部12c,12cの内幅は、
上記シールド線10のコア線10bを2本づつ半径方向
から格納できる幅に設定されている。
【0015】上記ガイド突起12d,12dを含むコネ
クタハウジング12には、長手方向から四角箱状の合成
樹脂製シールドカバー13がかぶせられ、該シールドカ
バー13の内面には金属箔がメッキされている。該シー
ルドカバー13の後壁上部には、シールド線10の引出
し用穴13aが明けられている。
【0016】上記構成であれば、図2に示した状態で、
上記シールドカバー13の引出し用穴13aにシールド
線10を先通して、該引出し用穴13aに通したシール
ド線10の各コア線10bの真線10cに端子11を圧
着する。
【0017】そして、該端子11をコネクタハウジング
12の端子収容室12aに挿入した後、各コア線10b
を前方へ略U字状に折り返して、上記スリット12eに
挿通させ、ついで、各コア線10bを後方へ略U字状に
折り返して、上記ガイド突起12d,12dの側出部1
2c,12cに2本づつ格納する(図6参照)。この各
コア線10bの前方への折り返し作業の際には、コネク
タハウジング12の端子収容室12aの後端部12fが
折り返しガイドとなり、後方への折り返し作業の際に
は、ガイド突起12d,12dの側出部12c,12c
の前端部12g,12gが折り返しガイドとなるので、
折り返し作業がスムーズに行える。
【0018】上記各シールドの露出長さを例えば50m
mとし、上記コネクタハウジング12の長さを例えば3
0mmとした場合、シールド10bは2回折り返されて
いるので、コア線10bは、シールドカバー13内でガ
イドされ、絶縁被覆10aからの露出基部10dが、図
1及び図6に示したように、コネクタハウジング12の
上方においてシールドカバー13内に格納される。
【0019】その後、シールドカバー13を長手方向の
前方へスライドさせて、ガイド突起12d,12dを含
むコネクタハウジング12にかぶせる。尚、上記のよう
に組み立ての完了したコネクタハウジング12及びシー
ルドカバー13は端子接続側の相手方コネクタに、嵌合
される。
【0020】第1実施例では、シールド線10のコア線
10bを、コネクタハウジング12のガイド突起12
d,12dで略U字状に折り返しガイドして、コネクタ
ハウジング内で迂回させた状態で格納できるため、従来
のように、コネクタハウジング12を長くする必要がな
く、コネクタハウジング12の小型化が図れる。また、
シールド線10のコア線10bは、ガイド突起12d,
12dで規則正しく折り返しガイドして格納できるた
め、従来のように不規則に曲げる必要がないので、コア
線10bの格納作業が簡単かつ迅速に行える。また、コ
ア線10bをコネクタハウジング12内に完全に収容す
ることができるため、シールドを絶縁被覆10aから露
出させる必要がない。
【0021】図7及び図8は、本考案の第2実施例を示
している。この第2実施例では、コネクタハウジング1
2の上部に、上方に立ち上がるように一対の基部14
a,14aと、各基部14a,14aの端面14bから
前方に突出した円柱状部14cからなるガイド突起14
d,14dを一体に設けている。
【0022】対向する円柱状部14c,14cの間に形
成されるスリット14eの幅は、コア線10bを2本並
べたときの半径方向の幅よりも大きく設定している。ま
た、各円柱状部14cとコネクタハウジング12の上側
面との間の隙間14fは、コア線10bの直径よりも大
きく設定している。尚、第2実施例のその他の構成は、
第1実施例と同一の構成である。
【0023】第2実施例では、まず、シールドカバー1
3の引出し用穴13aにシールド線10を先通して、各
コア線10bの真線10cに端子11を圧着し、この端
子11をコネクタハウジング12の端子収容室12aに
挿入する。その後、各コア線10bを前方へ略U字状に
折り返して、このコア線10bを2本づつ上記ガイド突
起14dの円柱状部14cに端面14b側から巻き付け
る。このとき、スリット14e及び隙間14fを上記の
ように設定しているため、円柱状部14cへの巻き付け
作業をスムーズに行うことができる。所定回数巻き付け
を行った後(図7の例では2回半巻き付けている)、コ
ア線10bを後方に折り返す。更に、シールドカバー1
3をコネクタハウジング12にかぶせる。
【0024】第2実施例では、上記のようにコア線10
bを円柱状部14cに巻き付けると共に、折り返しを行
い、コネクタハウジング内でコア線を迂回させる構成と
しているため、コア線10bの絶縁被覆10aからの露
出基部10dがコネクタハウジング12の上方に格納さ
れる。そのため、第2実施例では、コネクタハウジング
12を長くする必要がない。また、シールド線10のコ
ア線10bは、ガイド突起14d,14dの円柱状部1
4c,14cに巻き付けガイドして格納できるため、コ
ア線10bを不規則に曲げる必要がなく、コア線10b
の格納作業が簡単かつ迅速に行えると共に、絶縁被覆1
0aからシールドを露出させる必要もない。
【0025】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記ガイ
ド突起は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、コネクタハウジング内でコア線を迂回して収容する
構成であればよい。また、上記の実施例では、コネクタ
ハウジングにガイド突起を設けているが、シールドカバ
ーにガイド突起を設ける構成としてもよい。
【0026】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のシールドコネクタは、コネクタハウジングに設けたガ
イド突起でシールドカバー内でコア線を迂回させて、シ
ールド線の絶縁被覆からの露出端部をシールドカバー内
に格納する構成としているため、コネクタハウジングの
長さを延長したり、コネクタハウジングの後部に格納部
を設ける必要がなくなるので、コネクタハウジングが短
くなって小型化出来ると共に、このコネクタハウジング
内にコア線を完全に収容することができるため、絶縁被
覆からシールドを露出させる必要がない。
【0027】特に、上記ガイド突起により、コア線を略
U字状に折り返しガイドして、シールドをコネクタハウ
ジング内に格納する場合、従来のように、シールドを不
規則に曲げて格納するのではないため、格納作業も簡単
かつ迅速に出来る。また、上記ガイド突起にシールド線
を巻き付けてガイドする構成とした場合も、不規則に曲
げて格納するのではないため、格納作業を簡単、迅速に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例のシールドコネクタの断
面図である。
【図2】 図1のコネクタハウジングとシールドカバー
の分解斜視図である。
【図3】 コネクタハウジングの正面図である。
【図4】 図3の平面図である。
【図5】 図3のA−A線断面図である。
【図6】 シールドの折り返し状態を示すコネクタハウ
ジングの斜視図である。
【図7】 本考案の第2実施例のシールドコネクタの断
面図である。
【図8】 図7のコネクタハウジングとシールドカバー
の分解斜視図である。
【図9】 従来のシールドコネクタの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
9 シールド 10 シールド線 10a 絶縁被覆 10b コア線 10c 真線 11 端子 12 コネクタハウジング 12a 端子収容室 12d,14d ガイド突起 13 シールドカバー

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド線の絶縁被覆の先端から所定長
    さ露出させたコア線に端子を圧着し、該端子をコネクタ
    ハウジングの端子収容室に収容して取り付けると共に、
    上記コネクタハウジングにシールドカバーをかぶせるも
    のにおいて、 上記コネクタハウジングにガイド突起を設け、該ガイド
    突起により、シールドカバー内でコア線を迂回させるよ
    うにガイドし、上記コア線の絶縁被覆からの露出端部を
    シールドカバー内に格納する構成としていることを特徴
    とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記ガイド突起は、上記シールド線のシ
    ールドを略U字状に折り返しガイドして格納することを
    特徴とする請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記ガイド突起は、上記コア線を巻き付
    けてガイドすることを特徴とする請求項1記載のシール
    ドコネクタ。
JP3639092U 1992-05-29 1992-05-29 シールドコネクタ Expired - Lifetime JP2583248Y2 (ja)

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JPH0594966U JPH0594966U (ja) 1993-12-24
JP2583248Y2 true JP2583248Y2 (ja) 1998-10-22

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