JP2582802Y2 - ガスメータ固定用金具 - Google Patents

ガスメータ固定用金具

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JP2582802Y2
JP2582802Y2 JP1992083449U JP8344992U JP2582802Y2 JP 2582802 Y2 JP2582802 Y2 JP 2582802Y2 JP 1992083449 U JP1992083449 U JP 1992083449U JP 8344992 U JP8344992 U JP 8344992U JP 2582802 Y2 JP2582802 Y2 JP 2582802Y2
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gas
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晃蔵 西池
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスメータを例えば
建屋の壁面等に固定するためのガスメータ固定用金具に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭に装備されるガスメータに
は、防災上の観点から、規定震度以上の地震を感知する
感震装置が設けられたものがある。
【0003】このような感震装置は、基本的にはガスメ
ータの揺動状態に基づいて地震を感知する。すなわち、
ガスメータが揺動した際に、その揺動の振幅、周期等の
揺動特性が、地震による揺動の揺動特性と一致している
と、感震装置は地震発生を感知することとなる。地震発
生を感知すると、感震装置はその旨の信号を出力すると
ともに、その出力信号に基づき緊急時作動計器類が作動
し、例えばガスの供給が遮断される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ように、一戸建住宅の場合、地中から地上に引き出され
たガス管(2)(2)の折返端部にガスメータ(3)が
吊持されるように取り付けられることがある。このよう
なガスメータ(3)の高さ位置は、楽な姿勢でメータ表
示部を目視できるように、地面(1)から通常1200
mm以上に設定されており、地面(1)からガスメータ
(3)までのガス管長さは、およそ1700mm程度と
なる。
【0005】この設置状態において、ガスメータ(3)
の近傍を大型トラックが走行したり、ガスメータ(3)
に不注意で物品を衝突させてしまうと、ガスメータ
(3)は、スパン1700mmの状態で揺動する。この
ときの揺動特性は、前記地震による揺動特性と近似する
一方、揺り返しによって長時間揺動する。このため、感
震装置は、この揺動により地震発生時と同じように作動
する場合があり、地震が発生していないにもかかわら
ず、緊急時作動計器類が作動して、ガスの供給が遮断さ
れる等の恐れがあった。このように車両走行や物品衝突
だけで、ガスの供給等が遮断されると、その都度ガスの
遮断を解除する等の復帰作業も必要であった。
【0006】この考案は、上記従来技術の問題を解消
し、地震時以外、例えば単なる車両走行時や物品衝突時
には、ガスメータの緊急時作動計器類の作動を阻止でき
る一方、実際に地震が発生した場合には、緊急時作動計
器類を支障なく作動させることができるガスメータ固定
用金具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のガスメータ固定用金具は、上端に口
金が設けられる上ケースと、両側面及び下端面に、外方
に突出する凸条周縁部が設けられた下ケースとを有し、
前記口金が、金属製ガス管に連結されて吊持されるガス
メータを固定するためのガスメータ固定用金具であっ
て、前記凸条周縁部を、前後両側から挟脱自在な一対の
クランプ爪を有する金具本体と、一端側に、ガスメータ
の周縁部位に固着具を介して固定自在な取付片が設けら
れた取付ステーとを備え、前記金具本体に、前記取付ス
テーが長さ方向に沿ってスライド自在にかつ任意のスラ
イド位置に固定自在に取り付けられて、前記取付ステー
の一端側が前記金具本体に対し、進出自在にかつ任意の
進出位置に固定自在に構成されてなるものを要旨として
いる。
【0008】また、請求項2記載の考案は、請求項1記
載の固定用金具において、前記金具本体は、基板と、そ
の基板にスライド自在で任意のスライド位置に固定自在
に取り付けられた可動板とを有する一方、前記一対のク
ランプ爪のうち一方側のクランプ爪は、前記基板の一部
を折り曲げることにより形成されるとともに、他方側の
クランプ爪は、前記可動板の一部を前記一方側のクラン
プ爪の折曲方向と同方向に折り曲げることにより形成さ
れ、前記一方側および他方側のクランプ爪のうち少なく
ともいずれか一方を、相対向する方向に傾斜させてい
る。
【0009】
【作用】請求項1記載のガスメータ固定用金具おいて
は、上端の口金がガス管に支持されるガスメータの下ケ
ースにおける凸条周縁部を挟脱自在な一対のクランプ爪
有する金具本体に、取付ステーをスライド自在に取り
付けているため、一対のクランプ爪により凸条周縁部を
挟持した状態で、取付ステーを例えば建屋壁面等の部位
に固定することにより、ガスメータの下部を建屋壁面に
確実に支持することができる。従ってガスメータを、口
金と下ケースとの上下両端において両持ち構造でバラン
ス良く安定状態に支持することができる。このため車両
走行や物品衝突等が生じたとしても、ガスメータの揺動
は抑制されて、ガスメータに地震時の揺動と紛らわしい
揺動が発生することはない。また、実際に地震が発生し
た場合には、建屋壁面等の部位も含めて地表部全域が揺
れ動くので、これらと共にガスメータも揺動し、ガスメ
ータの感震装置は地震の発生を正確に感知する。
【0010】しかも両持ち構造でガスメータを支持する
ことにより、ガスメータに加わる負荷を両支持位置に分
散させることができ、例えば口金部に、負荷が局部的に
集中するのを避けることができる。
【0011】なお、このガスメータ固定用金具では、ク
ランプ爪によりガスメータの外周縁部を挟持するととも
に、取付ステーをスライドさせ、そのステーの取付片を
建屋壁面等の部位に添わせて固着具で固定するだけで、
取付作業が完了する。
【0012】請求項2記載のガスメータ固定用金具で
は、一対のクランプ爪のうち、少なくともいずれか一方
を相対向する方向に傾斜させているため、クランプ爪に
よりガスメータの外周縁部を挟持した際にクランプ爪先
端側の挟圧力が強くなり、クランプ爪がガスメータから
外れるような力が作用したとしても、その外れ方向と逆
方向に強い抗力が発生する。
【0013】
【実施例】図1に示すように、一戸建住宅のような場
合、地中に埋設されたガス管(12)(13)が、相互
に平行な状態で地上側に引き出されるとともに、各ガス
管(12)(13)の上端部がそれぞれ折り返されて、
これらの折返端部にガスメータ(20)の上端の口金が
それぞれ連結される。
【0014】ガスメータ(20)は、上ケース(21)
と、下ケース(22)とを有している。下ケース(2
2)には、一側面から下面を通って他側面にかけて連続
的に凹部(23)が形成されるとともに、この凹部(2
3)の前後に、下ケース(22)の一側面から下面を通
って他側面にかけて連続的に、前側凸条周縁部(22
a)と、後側凸条周縁部(22b)とが形成されてい
る。さらに下ケース(22)の下端面において、前側凸
条周縁部(22a)と後側凸条周縁部(22b)との間
にはその間に掛け渡されるようにリブ(24)が形成さ
れている。
【0015】図1および図2に示すように、ガスメータ
(20)と建屋壁面(15)との間には、この実施例の
ポイントとなるガスメータ固定用金具(30)が設けら
れている。なお、以下のガスメータ固定用金具(30)
の説明においては、考案の理解を容易にする目的で、図
2の紙面に向かって左方向に対応する方向を前方向、右
方向に対応する方向を後方向として説明する。
【0016】図1ないし図4に示すように、ガスメータ
固定用金具(30)は、金具本体(40)と、取付ステ
ー(50)とを備えており、さらに金具本体(40)
は、基板(31)と、その基板(31)上に配置される
可動板(41)とを有している。基板(31)は前部中
央領域が上方に切り起こされて一方側のクランプ爪(3
2)が形成されるとともに、そのクランプ爪(32)の
上端部中央には切欠部(32a)が形成される。この一
方側のクランプ爪(32)の切り起こし角度(θ1)
は、95度ないし100度の範囲に設定されており、そ
のクランプ爪(32)が後方に向けて傾斜する姿勢に設
定される。
【0017】さらに基板(31)の前部両側領域は、そ
れぞれ下方に折り曲げられてねじ挿通片(33)(3
3)が形成される。また、基板(30)には、後方に帯
状に延びる支持片(35)が形成されるとともに、支持
片(35)にはその長手方向に延びる長孔(34)が形
成される。
【0018】可動板(41)は、前部中央領域が上方に
切り起こされて他方側のクランプ爪(42)が形成され
る。この他方側のクランプ爪(42)の切り起こし角度
(θ2)は、80度ないし85度の範囲に設定されてお
り、そのクランプ爪(42)が前方に向けて傾斜する姿
勢に設定される。
【0019】さらに可動板(41)の前部両側領域は、
それぞれ下方に折り曲げられてねじ締結片(43)(4
3)が形成されるとともに、各ねじ締結片(43)(4
3)には、それぞれねじ切孔(43a)(43a)が形
成される。また、可動板(41)の中央部には、前記基
板(31)の長孔(34)に対応して、2個のねじ切孔
(44)(44)が形成されている。
【0020】L字形の取付ステー(50)は、前後方向
に延びる支持片(51)と、その支持片(51)の後端
に連設されるとともに、下方に垂下する取付片(52)
とを有している。支持片(51)にはその長手方向に延
びる長孔(54)が形成されるとともに、取付片(5
2)には上下位置に2個のねじ挿通孔(52a)(52
a)が形成される。
【0021】そして、取付ステー(50)の支持片(5
1)上に基板(31)の支持片(35)を、これらの長
孔(34)(54)が相互に適合するように重ね合わせ
るとともに、基板(31)の支持片(35)上に可動板
(41)を、そのねじ切孔(44)が長孔(34)(5
4)にそれぞれ適合するように重ね合わせる。その状態
で、取付ステー(50)の下方から2個のねじ(60)
(60)を長孔(54)(34)にそれぞれ挿通して、
可動板(41)のねじ切孔(44)(44)にそれぞれ
締結する。さらに基板(31)の前方から、長ねじ(6
1)(61)を、ねじ挿通片(33)(33)の透孔に
それぞれ挿通して、可動板(41)のねじ切孔(43
a)(43a)にそれぞれ締結する。これによりガスメ
ータ固定用金具(30)が形成される。
【0022】この金具(30)において、ねじ(60)
(60)を緩く締結した状態では、取付ステー(50)
の基板(31)側への押付力が小さくなって、取付ステ
ー(50)が基板(31)に対して、長孔(54)の延
びる方向に沿ってスライド可能となり、取付ステー(5
0)の取付片(52)が基板(31)に対して進退可能
となる。さらにこの状態では、基板(31)の可動板
(41)側への押付力も小さくなって、可動板(41)
は基板(31)に対し長孔(34)の延びる方向に沿っ
てスライドできる状態にあり、長ねじ(61)(61)
をそれぞれ回転させることにより、その回転量に対応す
る量だけ可動板(41)が基板(31)上をスライドす
る。これにより、可動板(41)の他方側のクランプ爪
(42)が基板(31)の一方側のクランプ爪(32)
に接離移動する。
【0023】また、ねじ(60)(60)を堅く締結し
た状態では、取付ステー(50)の基板(31)側への
押付力が大きくなって、取付ステー(50)のスライド
移動が規制されると同時に、基板(31)の可動板(4
1)側への押付力も大きくなって、可動板(41)のス
ライド移動が規制される。
【0024】このように構成されたガスメータ固定用金
具(30)によりガスメータ(20)を固定するには、
まず固定用金具(30)のねじ(60)(60)の締結
状態を緩くしておきながら、長ねじ(61)(61)を
回転させて、クランプ爪(32)(42)の相互間距
離、すなわち開成量を比較的大きくとっておく。
【0025】そして図1および図2に示すように、ガス
メータ(20)の下ケース(22)における後側凸条周
縁部(22b)の下縁中央を、ガスメータ固定用金具
(30)の両クランプ爪(32)(42)間に嵌合させ
る。このとき、一方側のクランプ爪(32)の切欠部
(32a)内にリブ(23)を位置させて、クランプ爪
(32)(42)の深い位置まで後側凸条周縁部(22
b)の下部を嵌合させる。
【0026】つづいて、長ねじ(61)(61)をそれ
ぞれ締結方向に回転させて、他方側のクランプ(42)
を一方側のクランプ(32)側に移動させていき、両ク
ランプ(32)(42)により後側凸条周縁部領域(2
2b)の下部を挟持する。
【0027】次に、取付ステー(50)を適当にスライ
ドさせて、ステー(50)の取付片(52)を建屋壁面
(15)に添わせるように配置する。そして、ねじ(6
0)(60)を堅く締結して、ステー(50)のスライ
ド移動を規制するとともに、取付片(52)のねじ挿通
孔(52a)(52a)にねじ(62)(62)を挿通
して、建屋壁面(15)に締結する。これにより、ガス
メータ固定用金具(30)によるガスメータ(20)の
固定作業が完了する。
【0028】なお、クランプ(32)(42)によるガ
スメータ(20)の挟持作業と、ステー(50)の建屋
壁面(15)へのねじ止め作業とは、いずれを先に行っ
てもよい。
【0029】このようにガスメータ固定用金具(30)
を取り付けた状態において、例えばガスメータ(20)
の近傍を大型トラックが走行したり、ガスメータ(2
0)に不注意で物品を衝突させたとしても、ガスメータ
(20)は固定用金具(30)を介して建屋壁面(1
5)に固定されているため、ガスメータ(20)の揺動
が抑制され、ガスメータ(20)に設けられる感震装置
が地震発生時と同じように作動することはない。このた
め、単なる車両走行や物品衝突等のみによっては、ガス
の供給が遮断されることはなく、その時の繁雑な復帰作
業も不要となる。
【0030】一方、実際に地震が発生した場合には、建
屋も含めて地表部全域が揺れ動くので、これらと共にガ
スメータ(20)も揺動する。このときの揺動は言うま
でもなく、地震による揺動特性そのものを有しているた
め、ガスメータ(20)の感震装置は地震の発生を正確
に感知して、ガスの供給を遮断する等、緊急時作動計器
類が作動する。
【0031】またこの実施例において、ガスメータ固定
用金具(30)の取付は、長ねじ(61)(61)を調
整して、クランプ爪(32)(42)によりガスメータ
(20)の下縁部を挟持するとともに、取付ステー(5
0)をスライドさせ、取付片(52)を建屋壁面(1
5)に添わせてねじ止めするだけで、簡単に完了する。
【0032】また、上記実施例では、一対のクランプ爪
(32)(42)を、相互に対向する方向に傾斜させて
いるため、一対のクランプ爪(32)(42)によりガ
スメータ(20)の凸条周縁部(22b)を挟持した際
にクランプ爪先端側の挟圧力が強くなり、一対のクラン
プ爪(32)(42)がガスメータ(20)から外れる
ような力が作用したとしても、その力が作用する方向と
逆方向に強い抗力が発生し、クランプ爪(32)(4
2)のガスメータ(20)からの脱外を効率良く防止で
きる。
【0033】さらに上記実施例では、ガス管(12)
(13)とガスメータ(20)との連結部に設けられる
口金等の連結部位の負荷も軽減できる。すなわち図6に
示す従来の構造では、ガスメータが連結部位を介してガ
ス管に吊持されているため、負荷が連結部位に集中す
る。これに対し、この実施例の構造では、ガスメータ
(20)の下縁部を固定用金具(30)を介して建屋壁
面(15)に支持しているため、負荷が固定用金具(3
0)と連結部位とに分散し、負荷の局部集中が避けられ
て、部品損傷を有効に防止できる。
【0034】図5はこの考案によるガスメータ固定用金
具(30)の使用状態の変形例を示す斜視図である。同
図に示すように、この変形例では、ガスメータ固定用金
具(30)の取付ステー(50)を、ガス管(12)
(13)を連結するための連結バンド(14)に固定し
ている。
【0035】その他の構成は、上記実施例と同様である
ため、同一部分に同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0036】この変形例においては、ガスメータ(2
0)の下縁部をガス管(12)(13)の連結バンド
(14)に固定しているため、ガスメータ(20)の地
面からの支持経路は、ガス管(12)(13)の下部、
連結バンド(14)、およびガスメータ固定用金具(3
0)を通る経路によって規定される。このため、ガスメ
ータ設置状態のスパンが、例えば図6に示す従来例のそ
れよりも実質的に短くなって、車両走行や物品衝突が生
じたとしても、ガスメータ(20)は、地震時の揺動特
性とは異なった揺動特性で揺動するとともに、その揺動
も短時間で停止する。このため、ガスメータ(20)の
感震装置は、単なる車両走行や物品衝突等のみによって
は、地震発生時のように作動せず、その際に緊急時作動
計器類が作動してガスの供給が遮断されるようなことは
ない。
【0037】なお、ガスメータ固定用金具(30)の取
付ステー(50)を固定する部位は、建屋壁面(15)
や、連結バンド(14)だけに限られることはなく、ガ
スメータ(20)の周辺に位置し、揺動しにくい部位で
あればどのような部位であってもよい。
【0038】
【考案の効果】以上のように、請求項1記載のガスメー
タ固定用金具によれば、上端口金がガス管に支持される
ガスメータの下ケースにおける凸条周縁部を挟脱自在な
一対のクランプ爪を有する金具本体に、取付ステーをス
ライド自在に取り付けているため、一対のクランプ爪に
より凸条周縁部を挟持した状態で、取付ステーを例えば
建屋壁面等の部位に固定することにより、ガスメータの
下部を建屋壁面に確実に支持することができ、ガスメー
タを、口金と下ケースとの上下両端において両持ち構造
でバランス良く安定状態に支持することができる。この
ため車両走行や物品衝突等が生じたとしても、ガスメー
タの揺動が抑制されて、ガスメータに地震による揺動と
紛らわしい揺動が発生することはない。したがって、単
なる車両走行や物品衝突等のみによっては、ガスメータ
の感震装置は地震発生時のように作動せず、緊急時作動
計器類が誤って作動するのを阻止でき、例えばガス供給
の遮断を阻止できる。また、実際に地震が発生した場合
には、建屋壁面等の部位も含めて地表部全域が揺れ動く
ので、これらと共にガスメータも揺れ動き、感震装置は
地震の発生を正確に感知して、ガスの供給を遮断する
等、緊急時作動計器類は支障なく作動する。しかも両持
ち構造でガスメータを支持することにより、ガスメータ
に加わる負荷を両支持位置に分散させることができ、例
えば口金部に、負荷が局部的に集中するのを避けること
ができ、部品損傷等を有効に防止することができる。
【0039】また、このガスメータ固定用金具では、ク
ランプ爪によりガスメータの外周縁部を挟持するととも
に、取付ステーをスライドさせ、取付片を建屋壁面等の
部位に添わせて固着具で固定するだけで、簡単に取り付
けることができる。
【0040】請求項2記載のガスメータ固定用金具で
は、一対のクランプ爪のうち、少なくともいずれか一方
を相対向する方向に傾斜させているため、クランプ爪に
よりガスメータの外周縁部を挟持した際にクランプ爪先
端側の挟圧力が強くなり、クランプ爪がガスメータから
外れるような力が作用したとしても、その外れ方向と逆
方向に強い抗力が発生し、クランプ爪のガスメータから
の脱外を効率良く防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるガスメータ固定用金
具の使用状態を示す斜視図である。
【図2】実施例のガスメータ固定用金具の使用状態を示
す側面図である。
【図3】実施例のガスメータ固定用金具を示す斜視図で
ある。
【図4】実施例のガスメータ固定用金具を示す側断面図
である。
【図5】実施例のガスメータ固定用金具の使用状態の変
形例を示す斜視図である。
【図6】従来のガスメータの設置状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
15…建屋壁面 20…ガスメータ22…下ケース 22b…後側凸条周縁部 30…ガスメータ固定用金具 31…基板 41…可動板 32、42…クランプ爪 40…金具本体 50…取付ステー 52…取付片 62…ねじ(固着具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 優 大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関 西ガスメータ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−90165(JP,U) 実開 昭62−170525(JP,U) 実開 平4−127522(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 3/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に口金が設けられる上ケースと、両
    側面及び下端面に、外方に突出する凸条周縁部が設けら
    れた下ケースとを有し、前記口金が、金属製ガス管に連
    結されて吊持されるガスメータを固定するためのガスメ
    ータ固定用金具であって、 前記凸条周縁部を、前後両側から挟脱自在な一対のクラ
    ンプ爪を有する金具本体と、 一端側に、ガスメータの周縁部位に固着具を介して固定
    自在な取付片が設けられた取付ステーとを備え、 前記金具本体に、前記取付ステーが長さ方向に沿ってス
    ライド自在にかつ任意のスライド位置に固定自在に取り
    付けられて、前記取付ステーの一端側が前記金具本体に
    対し、進出自在にかつ任意の進出位置に固定自在に構成
    されてなる ことを特徴とするガスメータ固定用金具。
  2. 【請求項2】 前記金具本体は、基板と、その基板にス
    ライド自在で任意のスライド位置に固定自在に取り付け
    られた可動板とを有する一方、 前記一対のクランプ爪のうち一方側のクランプ爪は、前
    記基板の一部を折り曲げることにより形成されるととも
    に、他方側のクランプ爪は、前記可動板の一部を前記一
    方側のクランプ爪の折曲方向と同方向に折り曲げること
    により形成され、 前記一方側および他方側のクランプ爪のうち少なくとも
    いずれか一方を、相対向する方向に傾斜させてなる請求
    項1記載のガスメータ固定用金具。
JP1992083449U 1992-12-03 1992-12-03 ガスメータ固定用金具 Expired - Lifetime JP2582802Y2 (ja)

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JPH0647825U JPH0647825U (ja) 1994-06-28
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