JP2582111Y2 - シェーバー - Google Patents

シェーバー

Info

Publication number
JP2582111Y2
JP2582111Y2 JP1993046705U JP4670593U JP2582111Y2 JP 2582111 Y2 JP2582111 Y2 JP 2582111Y2 JP 1993046705 U JP1993046705 U JP 1993046705U JP 4670593 U JP4670593 U JP 4670593U JP 2582111 Y2 JP2582111 Y2 JP 2582111Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
switch
shaver
switch knob
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993046705U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0716773U (ja
Inventor
喜代隆 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1993046705U priority Critical patent/JP2582111Y2/ja
Publication of JPH0716773U publication Critical patent/JPH0716773U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582111Y2 publication Critical patent/JP2582111Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、シェーバーの改良に
関し、とくに、内蔵するモーターの運転をオンオフする
スライドスイッチを備えるシェーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】シェーバーは、内刃を振動させるモータ
ーを内蔵している。モーターの運転は、ケースに設けた
スライドスイッチでオンオフされる。スライドスイッチ
は、ケースに沿って摺動するスイッチツマミを備える。
スイッチツマミは、ケースの表面に沿って摺動できるよ
うにケースに装着される。このために、スイッチツマミ
は、内面に突出して一対の爪を備える。一対の爪は、先
端をフック状に成形して、ケースに開口したガイドスリ
ットから抜けないように挿入している。ガイドスリット
は、スイッチツマミの摺動方向に延長されている。この
構造のスイッチツマミは、爪をガイドスリットに沿って
摺動させることにより、ケースの表面に沿って移動され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】爪を介してケースのガ
イドスリットに摺動できるように連結したスイッチツマ
ミは、簡単にケースに装着して組み立てを簡素化できる
特長がある。しかしながら、この構造のスライドスイッ
チは、ケースを貫通して、ガイドスリットを開口する必
要がある。
【0004】ところで、シェーバーのケースには、沿面
距離が規定されている。沿面距離は、ケースに内蔵する
電気部品をケースの外部と確実に絶縁するために設けら
れた規格である。ちなみに、日本の規格では、沿面距離
を5mm以上、ヨーロッパの規格では8mmとすること
が決められている。ケースの一部を開口すると、沿面距
離は、ケースの厚さとなる。したがって、ケースにスイ
ッチツマミを摺動させるガイドスリットを設けると、沿
面距離はケースの厚さとなる。ケースを規定される沿面
距離よりも厚くすることは、実際には到底不可能であ
る。沿面距離は、ケース開口部を内面で閉塞することに
より長くできる。したがって、ケースに、スイッチツマ
ミの爪を摺動させるガイドスリットを開口したシェーバ
ーは、ガイドスリットを内面で閉塞する必要がある。こ
のため、ガイドスリットを、特別に用意した閉塞板でケ
ース内面で閉塞する必要があり、ガイドスリットの閉塞
に手間がかかる欠点があった。
【0005】閉塞板は、ケースの内面に係止用凸部を成
形し、この係止用凸部に設けたアンダーカット部に嵌入
して簡単に装着できる。しかしながら、係止用凸部をケ
ースと一体成形して、成形するときに、付根にアンダー
カット部を成形するためには、複雑な構造の金型を必要
とする。ふたつに分解して脱型する金型では、アンダー
カット部を成形できない。それは、アンダーカット部の
ある係止用凸部は、付根部を細く成形しているからであ
る。しかしながら、図1に示すように、アンダーカット
部1をケース2の外側に開口するなら、簡単な構造の金
型で、係止用凸部3をケース2と一体成形できる。それ
は、係止用凸部2のアンダーカット部1を成形する金型
Aの部分を、矢印で示すように、ケース2の外側に引き
抜いて脱型できるからである。ただ、この形状に成形し
たケースは、係止用凸部3のアンダーカット部1に型抜
孔4があいてしまう欠点があり、この穴を閉塞する必要
がある。
【0006】この考案は、これ等の欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、
スイッチツマミの爪を摺動させるガイドスリットをラン
プリーダで閉塞することにより、ケースの外殻と内部部
品との沿面距離を長くできると共に、ガイドスリットを
簡単な構造で閉塞できるシェーバーを提供することにあ
る。
【0007】また、この考案の他の重要な目的は、ラン
プリーダの装着部分の構造を簡素化できると共に、ラン
プリーダを係止するアンダーカット部を簡単な構造の金
型で能率よく成形でき、しかも、アンダーカット部の穴
を閉塞できるシェーバーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案のシェーバー
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
シェーバーは、ケース2に内蔵されるモーター5の運転
を制御するスライドスイッチ6のスイッチツマミ7と、
スイッチツマミ7の下方に設けられて、ケース2に内蔵
された光源8の透光窓9を、ケース2の内面で閉塞して
固定されている透光性のランプリーダ10とを有して
る。
【0009】さらに、この考案のシェーバーは、スイッ
チツマミ7がケース2の外面の上下方向にスライドでき
るように上下に長く形成され、スイッチツマミ7の裏面
の上部と下部に爪15が立設されており、前記スイッチ
ツマミ7の上部の爪15は、ケース2に設けられた貫通
孔17を介してスイッチ支持板14と連結されており、
前記スイッチツマミ7の下部の爪15は、ケース2に設
けられたガイドスリット11に連結されており、前記貫
通孔17が前記スイッチ支持板14によって閉塞されて
いるとことを特徴とする。
【0010】さらに、この考案の請求項2に記載される
シェーバーは、ケース2に内蔵された光源8の透光窓9
を閉塞する透光性のランプリーダ10を、ケース2と一
体成形されている係止用凸部3のアンダーカット部1に
嵌入して係止している。さらに、ランプリーダ10を係
止する係止用凸部3のアンダーカット部1は、ケース2
を貫通する型抜孔4に連通されている。また、係止用凸
部3のアンダーカット部1に連通する型抜孔4は、ケー
ス2の外部のスイッチツマミ7で閉塞されている。
【0011】さらに、この考案の好ましい実施例にかか
るシェーバーは、ランプリーダ10を係止する係止用凸
部3を、モーター5を固定するモーター固定部12とす
る。
【0012】
【作用】この考案のシェーバーは、スイッチツマミ7が
ケース2の上下方向に長く形成されているので、操作性
が向上する。そして、ツマミ7が長くなっているとはい
え、ツマミ7の上部と下部とにそれぞれ爪15が設けら
れているから確実に固定することができ、ツマミ7がぐ
らついたりしない。さらに、前記上部の爪15に対応す
るケース2の貫通孔17に対しては、スイッチ支持板1
4がこれを閉塞し、下部の爪15に対応するガイドスリ
ット11に対しては、ランプリーダ10がこれを閉塞す
る。このため、ケース2の開口した部分を閉塞して、電
気部品の絶縁に必要な沿面距離を長くすることができ
る。 しかも、ランプリーダ10が、光源8の閉塞と、ガ
イドスリット11の閉塞を併用されているので、部品点
数をむやみに増加させることなく、組立性を損なわな
い。さらに、上下方向の2つの開口部の閉塞を別々の部
材で行い、スイッチ支持板14は上部の爪15に対応す
る貫通孔17の閉塞に用いられ、下部の爪15に対応す
るガイドスリット11の閉塞には用いられないので、ス
イッチ支持板14を下方まで長くする必要がない。下部
の爪15の閉塞は、ツマミ7の下方に設けられたランプ
リーダ10によって行うので、スイッチ支持板14が長
くなってケース2の内部空間を損なうということはな
く、その分、内蔵部品の配置等にも余裕があり、この点
でも組立性を損なわない。 その結果、スイッチツマミ7
を大きくして操作性を向上させながら、何ら部品点数を
増加させることなく、ケースの開口部を絶縁すると共
に、ケースの内部空間を損なうこともないシェーバーを
提供することができる。
【0013】さらに、この考案のシェーバーは、ランプ
リーダ10を簡単にケース2に装着するために、ランプ
リーダ10をケース2の係止用凸部3に係止して装着し
ている。係止用凸部3はケース2と一体成形され、成形
する時に、ランプリーダ10を係止するアンダーカット
部1を成形している。ケース2は、係止用凸部3のアン
ダーカット部1に連通して、ケース2に型抜孔4を成形
している。型抜孔4に連通されるアンダーカット部1
は、細く形成されるアンダーカット部1の成形金型を、
ケース2の外側に引き抜いて型抜きすることにより、簡
単な構造の2分割金型で成形できる。アンダーカット部
1に連通してケース2に開口される型抜孔4は、ケース
2の外部を摺動するスイッチツマミ7で閉塞される。し
たがって、型抜孔4を専用の部材で閉塞しないにもかか
わらず、これがケース2の外部に表出することはない。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するためのシェーバーを例示するものであ
って、この考案はシェーバーの構造を下記のものに特定
するものでない。
【0015】さらに、この明細書は、実用新案登録請求
の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「作
用の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
【0016】図2のケースを開いた平面図と、図3の縦
断面図と、図4の横断面図とに示すシェーバーは、ケー
ス2内に、内刃を往復運動させるモーター5と、モータ
ー5の回転運動を往復運動に変換して内刃を振動させる
機構と、モーター5を駆動する二次電池13と、モータ
ー5の運転を制御するスライドスイッチ6とを内蔵して
いる。ただし、図3は、スライドスイッチ6やランプリ
ーダ10等の構造をわかりやすくするために、電池とモ
ーター5とを破線で示している。また、図2の断面図は
シェーバーは、モーターを省略している。
【0017】これ等の図に示すシェーバーのスライドス
イッチ6は、モーター5と電池との間に接続されて、モ
ーター5の運転を制御する。スライドスイッチ6の分解
斜視図を図5に示している。図2ないし図5に示すスラ
イドスイッチ6は、ケース2の外側に設けられたスイッ
チツマミ7と、スイッチツマミ7に連結されてケース2
の内部に位置するスイッチ支持板14とを備える。
【0018】スイッチツマミ7は、プラスチックでもっ
て、図5に示すように、縦に長い長方形に成形されてい
る。スイッチツマミ7は、ケース2を貫通してスイッチ
支持板14に連結するために、6個の爪15を内面に突
出して一体成形している。スイッチツマミ7の上部に設
けた4個の爪15は、図4に示すように、スイッチ支持
板14に連結される。スイッチツマミ7の下部に設けた
2個の爪15は、ケース2のガイドスリット11に摺動
できるように連結される。上部4個の爪15は、スイッ
チ支持板14の連結孔16に挿入して抜けないように連
結でき、下部2個の爪15は、ケース2のガイドスリッ
ト11に挿入して抜けないように、先端を外側に突出さ
せたフック状に成形されている。図6はスイッチツマミ
7の下端に互いに接近して設けた爪15の断面図を示し
ている。
【0019】スイッチツマミ7の上部に設けた4個の爪
15は、ケース2の連結孔16を貫通し、ケース2の内
部で先端をスイッチ支持板14に連結している。スイッ
チ支持板14に連結されたスイッチツマミ7は、スイッ
チ支持板14と一体になってケース2を挟着し、スイッ
チツマミ7をケース2の表面に、スイッチ支持板14を
ケース2の内面に沿って摺動させる。
【0020】スイッチツマミ7の下部に設けた2個の爪
15は、図6に示すように、ケース2に設けられたガイ
ドスリット11に挿入されて、スイッチツマミ7をケー
ス2に摺動できるように連結する。ガイドスリット11
は、スイッチツマミ7を往復運動させる方向、図2と図
5においてケース2の上下に延長して開口される。ガイ
ドスリット11の幅は、図6に示すように、スイッチツ
マミ7の爪15の外側間隔にほぼ等しく成形される。
【0021】図5に示すスイッチツマミ7は、上部4個
の爪15をスイッチ支持板14に連結して、スイッチ支
持板14を介してケース2に連結し、下部2個の爪15
を、ケース2のガイドスリット11に挿入してケース2
に連結している。ケース2には、スイッチツマミ7上部
の4個の爪15を貫通させるために4個の連結孔16を
開口し、下部2個の爪15を貫通させるために、ひとつ
のガイドスリット11を開口している。
【0022】ケース2に開口される貫通孔17とガイド
スリット11は、沿面距離を長くするために、ケース2
の内面で閉塞する必要がある。4個の貫通孔17は、ス
イッチツマミ7に連結されるスイッチ支持板14で閉塞
される。しかしながら、スイッチツマミ7の下部2個の
爪15を案内するガイドスリット11は、スイッチ支持
板14で閉塞できない。スイッチ支持板14を連結しな
いからである。
【0023】ガイドスリット11は、ケース2の内面に
固定されるランプリーダ10で閉塞される。ランプリー
ダ10は、ケース2に内蔵される光源8の光を透過させ
るために、ケース2に開口した透光窓9を閉塞するもの
である。図3の断面図で示すシェーバーは、プリント基
板20に発光ダイオード等の光源8を固定している。ケ
ース2は光源8に対向する位置に透光窓9を開口してい
る。透光窓9は、透光性のプラスチックを板状に成形し
たランプリーダ10で閉塞している。
【0024】ランプリーダ10は、図5に示すように、
透光窓9とガイドスリット11の両方を閉塞できる形状
に成形されている。ランプリーダ10は、簡単にケース
2の内面に装着して、組み立てできるように、上端と、
幅を広く成形した両側の3カ所を、ケース2に設けた係
止用凸部3のアンダーカット部1に引っかけて連結して
いる。さらに、ランプリーダ10の位置ずれを防止する
ために、ケース2の内面には、ランプリーダ10の外周
縁に沿って凸条18を成形している。
【0025】凸条18と係止用凸部3は、プラスチック
でもってケース2と一体成形される。アンダーカット部
1のある係止用凸部3をケース2内面の3カ所に成形す
る金型は、複雑な構造となる。アンダーカット部1を細
く成形する金型は、図7に示すように、ケース2の内面
を成形する金型を、aとbの部分に分割し、金型bを矢
印Bで示す方向に移動させた後に、金型aを脱型する必
要がある。
【0026】図5と図3に示すケース2は、係止用凸部
3のアンダーカット部1に連通して、ケース2を貫通す
る型抜孔4を成形している。型抜孔4は、係止用凸部3
にアンダーカット部1を簡単に成形するために開口す
る。型抜孔4を開口したケース2は、図1に示すよう
に、ケース2の外側を成形する金型Aを矢印の方向に型
抜きすることにより、二つの金型で成形できる。アンダ
ーカット部1を、ケース2の外側面を成形する金型で成
形するからである。
【0027】型抜孔4を開口したケース2は、型抜孔4
を閉塞する必要がある。型抜孔4がシェーバーの表面に
表出しないようにするためである。図5と図3に示すシ
ェーバーは、型抜孔4をスイッチツマミ7で閉塞する。
型抜孔4を専用の部材で閉塞しないためである。ランプ
リーダ10を引っかけて係止する係止用凸部3は、スイ
ッチツマミ7の下部に設けられ爪15よりも上方に位置
する。ランプリーダ10が下部の爪15を挿入するガイ
ドスリット11を閉塞するからである。したがって、ラ
ンプリーダ10の上端を係止する係止用凸部3のアンダ
ーカット部1に連通する孔は、スイッチツマミ7で閉塞
でき、特別な部材で閉塞する必要はない。
【0028】さらに、図5に示すシェーバーのケース2
は、ランプリーダ10を連結する係止用凸部3を、モー
ター固定部12に併用する。モーター固定部12は、図
6に示すように、モーター5の後端を嵌入して固定す
る。モーター固定部12は、2本の支柱19の間にモー
ター5の中心部分を嵌入するU溝を成形している。支柱
19の間の下端にアンダーカット部1を成形して、ラン
プリーダ10の上端を嵌入する。
【0029】さらに、モーター固定部12に併用する係
止用凸部3は、プリント基板20の支持台21にも併用
している。プリント基板20を支持するために、係止用
凸部3は、2本の支柱19の下部に支持台21を成形し
ている。プリント基板20は、支持台21に載せられ
て、ケース2内に配設される。
【0030】このように、係止用凸部3を、モーター固
定部12とプリント基板20の支持台21とに併用する
ケース2は、単一の凸起を三つの用途に併用して、内部
構造を簡素化できる特長がある。
【0031】ケース2に、スイッチツマミ7とスイッチ
支持板14とランプリーダ10とを装着した状態を図8
に示している。この図に示すようにケース2に連結され
たスイッチツマミ7は、ケース2に沿って摺動する。ス
イッチツマミ7をケース2に沿って往復運動させて、モ
ーター5の運転をオン、オフに切り換えできるように、
スイッチ支持板14にはスライドスイッチ6の可動接点
22を固定している。可動接点22は、図3と図4に示
すように、プリント基板20に固定される固定接点23
に摺動して、モーター5の運転を制御する。
【0032】さらに、スイッチ支持板14は、スイッチ
ツマミ7を上または下に移動させた位置で停止できるよ
うに、ケース2の内面に節度凸起24を、スイッチ支持
板14に節度フック25を設けている。スイッチ支持板
14は、節度フック25が節度凸起24を越えた位置で
停止し、中間で停止されるのが防止する。
【0033】透光窓9を閉塞するランプリーダ10は、
透明のプラスチックでもって板状に成形されている。ラ
ンプリーダ10の外形は、ケース2の内面に成形された
凸条18の内側に嵌入できる形状に成形されている。さ
らに、ランプリーダ10は、凸条18に設けた係止用凸
部3のアンダーカット部1に両側を、モーター固定部1
2に併用される係止用凸部3のアンダーカット部1に上
端を嵌入してケース2に装着される外形に成形されてい
る。また、ランプリーダ10は、図2の断面図に示すよ
うに、透光窓9に嵌入される部分を凸部10Aとし、ガ
イドスリット11を閉塞する部分を凹部形状に成形して
いる。凸部10Aに成形したランプリーダ10の透光窓
9嵌入部分は、凸部10A表面を、ケース2表面と同一
平面に成形している。ガイドスリット11を閉塞する凹
部10Bは、ガイドスリット11を摺動するスイッチツ
マミ7の爪15が衝突しないように成形している。
【0034】図4に示すケース2を有するシェーバー
は、モーター固定部12にモーター5の下端を嵌着し、
モーター5部分を除く部分にプリント基板20を固定
し、モーター5の両側に2本の二次電池13を内蔵して
いる。下端をモーター固定部12に嵌入して組み立てら
れるモーター5は、上端を、ケース2と一体成形された
隔壁26のU溝に嵌入して定位置に配設される。プリン
ト基板は、図示しないが、二次電池の下方に充電回路を
配設している。
【0035】
【考案の効果】この考案のシェーバーは、スイッチツマ
ミ7がケース2の上下方向に長く形成されているので、
操作性が向上する。そして、ツマミ7が長くなっている
とはいえ、ツマミ7の上部と下部とにそれぞれ爪15が
設けられているから確実に固定することができ、ツマミ
7がぐらついたりしない。さらに、前記上部の爪15に
対応するケース2の貫通孔17に対しては、スイッチ支
持板14がこれを閉塞し、下部の爪15に対応するガイ
ドスリット11に対しては、ランプリーダ10がこれを
閉塞する。このため、ケース2の開口した部分を閉塞し
て、電気部品の絶縁に必要な沿面距離を長くすることが
できる。 しかも、ランプリーダ10が、光源8の閉塞
と、ガイドスリット11の閉塞を併用されているので、
部品点数をむやみに増加させることなく、組立性を損な
わない。さらに、上下方向の2つの開口部の閉塞を別々
の部材で行い、スイッチ支持板14は上部の爪15に対
応する貫通孔17の閉塞に用いられ、下部の爪15に対
応するガイドスリット11の閉塞には用いられないの
で、スイッチ支持板14を下方まで長くする必要がな
い。下部の爪15の閉塞は、ツマミ7の下方に設けられ
たランプリーダ10によって行うので、スイッチ支持板
14が長くなってケース2の内部空間を損なうというこ
とはなく、その分、内蔵部品の配置等にも余裕があり、
この点でも組立性を損なわない。 その結果、スイッチツ
マミ7を大きくして操作性を向上させながら、何ら部品
点数を増加させることなく、ケースの開口部を絶縁する
と共に、ケースの内部空間を損なうこともないシェーバ
ーを提供することができる。
【0036】さらにまた、この考案のシェーバーは、ラ
ンプリーダを係止用凸部のアンダーカット部に係止する
ことによって、ランプリーダを、簡単に、しかも外れな
いようにケースに装着でき、しかも、ランプリーダを係
止するためのアンダーカット部を簡単な構造の金型で成
形できる特長がある。それは、アンダーカット部に連通
して、ケースを貫通して型抜孔を開口しているからであ
る。型抜孔に連通されたアンダーカット部は、図1に示
すように、アンダーカット部をケースの外側を成形する
金型で成形することにより、2分割の簡単な構造の金型
で成形できる。さらに、この考案のシェーバーは、ケー
スに開口された型抜孔を、スイッチツマミで閉塞してい
る。このため、型抜孔がケースの外部に表出せず、ま
た、型抜孔を専用の部材で閉塞する必要もない。このた
め、この考案のシェーバーは、ランプリーダを係止する
アンダーカット部を簡単に成形して、型抜孔が外部に表
出するのを解消できる特長も備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンダーカット部を成形する金型を脱型する状
態を示す断面図
【図2】この考案のシェーバーの一例を示す縦断面図
【図3】この考案のシェーバーの一例を示す縦断面図
【図4】図2に示すシェーバーの横断面図
【図5】図2に示すシェーバーのスイッチツマミとラン
プリーダとスイッチ支持板とケースの分解斜視図
【図6】図2に示すシェーバーのガイドスリット部分の
横断面図
【図7】金型を分割してアンダーカット部を成形する状
態を示す断面図
【図8】図5に示すランプリーダとスイッチ支持板とを
セットしたケースの斜視図
【符号の説明】
1…アンダーカット部 2…ケース 3…係止用凸部 4…型抜孔 5…モーター 6…スライドスイッチ 7…スイッチツマミ 8…光源 9…透光窓 10…ランプリーダ 10A…凸部 1
0B…凹部 11…ガイドスリット 12…モーター固定部 13…二次電池 14…スイッチ支持板 15…爪 16…連結孔 17…貫通孔 18…凸条 19…支柱 20…プリント基板 21…支持台 22…可動接点 23…固定接点 24…節度凸起 25…節度フック 26…隔壁

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(2)に内蔵されるモーター(5)の運
    転を制御するスライドスイッチ(6)のスイッチツマミ(7)
    と、スイッチツマミ(7)の下方に設けられて 、ケース(2)
    に内蔵された光源(8)の透光窓(9)を、ケース(2)の内面
    で閉塞して固定されている透光性のランプリーダ(10)と
    を有しているシェーバーにおいて、スイッチツマミ(7)がケース(2)の外面の上下方向にスラ
    イドできるように上下に長く形成され、スイッチツマミ
    (7)の裏面の上部と下部に爪(15)が立設されて おり、前
    記スイッチツマミ(7)の上部の爪(15)は、ケース(2)に設
    けられた貫通孔(17)を介してスイッチ支持板(14)と連結
    されており、前記スイッチツマミ(7)の 下部の爪(15)
    は、ケース(2)に設けられたガイドスリット(11)に連結
    されており 、前記貫通孔(17)が前記スイッチ支持板(14)
    によって閉塞されていると共に、前記ガイドスリット(1
    1)が前記ランプリーダ(10)によって閉塞されている こと
    を特徴とするシェーバー
  2. 【請求項2】 ケース(2)に内蔵されるモーター(5)の運
    転を制御するスライドスイッチ(6)のスイッチツマミ(7)
    がケース(2)の外面に沿って往復運動できるように配設
    されているシェーバーにおいて、 ケース(2)に内蔵された光源(8)の透光窓(9)を、ケース
    (2)の内面で閉塞して固定されている透光性のランプリ
    ーダ(10)が、ケース(2)と一体成形されている係止用凸
    部(3)のアンダーカット部(1)に嵌入されて係止されてお
    り、係止用凸部(3)のアンダーカット部(1)は、ケース
    (2)の外部に貫通する型抜孔(4)に連通されており、アン
    ダーカット部(1)に連通する型抜孔(4)をケース(2)外部
    のスイッチツマミ(7)で閉塞してなることを特徴とする
    シェーバー。
  3. 【請求項3】 ランプリーダ(10)を係止する係止用凸部
    (3)が、モーター(5)を固定するモーター固定部(12)であ
    る請求項2記載のシェーバー。
JP1993046705U 1993-08-27 1993-08-27 シェーバー Expired - Fee Related JP2582111Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993046705U JP2582111Y2 (ja) 1993-08-27 1993-08-27 シェーバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993046705U JP2582111Y2 (ja) 1993-08-27 1993-08-27 シェーバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0716773U JPH0716773U (ja) 1995-03-20
JP2582111Y2 true JP2582111Y2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=12754787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993046705U Expired - Fee Related JP2582111Y2 (ja) 1993-08-27 1993-08-27 シェーバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2582111Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852734U (ja) * 1971-10-26 1973-07-09
JPS53143482A (en) * 1977-05-17 1978-12-13 Jiee Supiizu Henrii Device for supplying fluid material
JP4716302B2 (ja) * 2001-04-21 2011-07-06 九州日立マクセル株式会社 発光表示装置を備えた小型電気機器
JP6869910B2 (ja) * 2018-02-09 2021-05-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 アームレスト

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8004115A (nl) * 1980-07-17 1982-02-16 Philips Nv Elektrisch apparaat, bijvoorbeeld een scheerapparaat, voorzien van een telmachinisme.
JPS581488A (ja) * 1981-08-14 1983-01-06 松下電工株式会社 電気かみそり
JPS6398178U (ja) * 1986-12-17 1988-06-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0716773U (ja) 1995-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7238905B2 (en) Single button six-way sunroof switch
JP3773743B2 (ja) 電気かみそり
JP2582111Y2 (ja) シェーバー
KR200295564Y1 (ko) 푸쉬버튼 스위치
JPH08195992A (ja) リモコン送信器
JP2562673B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP7489204B2 (ja) スイッチ装置
KR200247001Y1 (ko) 자동차 실내등용 푸쉬록 스위치의 케이스구조
JPH0114512Y2 (ja)
JP3806683B2 (ja) パック電池
JP2000157762A (ja) 電気かみそり
JPH0419692Y2 (ja)
KR0115330Y1 (ko) 모니터의 조작놉 일체형 로킹장치
JPH0327300Y2 (ja)
JP5209448B2 (ja) 車両用オーバーヘッドコンソール装置
JPH1131409A (ja) 天井直付け照明器具の取付用下アダプタ
JP3568330B2 (ja) 電気かみそり
JPS6328812Y2 (ja)
JPH0128598Y2 (ja)
JPH0327304Y2 (ja)
JPH0547258U (ja) パワーウィンド用のスイッチフィニッシャ構造
JPH0714070Y2 (ja) 車両用室内灯
JPS6223434Y2 (ja)
JP2507724Y2 (ja) 電気かみそり
JPH049702Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees