JP2581483Y2 - パイプ状急傾斜コンベヤ - Google Patents

パイプ状急傾斜コンベヤ

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JP2581483Y2
JP2581483Y2 JP4161593U JP4161593U JP2581483Y2 JP 2581483 Y2 JP2581483 Y2 JP 2581483Y2 JP 4161593 U JP4161593 U JP 4161593U JP 4161593 U JP4161593 U JP 4161593U JP 2581483 Y2 JP2581483 Y2 JP 2581483Y2
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JP
Japan
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pipe
belt
conveyor
shaped
carrier belt
Prior art date
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Application number
JP4161593U
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English (en)
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JPH0712322U (ja
Inventor
英昭 亀井
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンベヤベルトをパイ
プ状に丸めてなるパイプ状コンベヤに係り、特に、垂直
搬送を行えるようにしたパイプ状急傾斜コンベヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示すように、コンベヤベ
ルトaをパイプ状に丸めてベルトaの両耳部を重ね合わ
せ、その内部にバラ物bを包み込んで搬送するようにし
たパイプ状コンベヤが知られている。このコンベヤは、
ヘッドプーリcとテールプーリdとの間にパイプ状に丸
められたコンベヤベルトaを掛け渡したものであり、各
プーリc,dの近傍のベルトaがフラットとなりその他
のベルトaはキャリヤ側eもリターン側fもパイプ状と
なっている。
【0003】丸められたキャリヤベルトe及びリターン
ベルトfは、コンベヤフレームgに設けられたサポート
ローラhによってパイプ状に支持されている。サポート
ローラhは、キャリヤベルトe及びリターンベルトfを
囲繞するように円環状に配置されており、コンベヤの長
手方向に沿って所定の間隔を隔てて設けられている。こ
の構成によれば、テールプーリd近傍のフラットなベル
トにシュートiから投入されたバラ物b(石炭,穀物
等)は、パイプ状に丸められたキャリヤベルトeに包ま
れた状態で搬送され、再びフラットになるヘッドプーリ
cから放荷される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、かかるパイプ
状コンベヤを傾斜させて用いると、以下のような問題が
生じた。
【0005】コンベヤの傾斜角度が急な場合(傾斜角約
25度以上)、パイプ状のキャリヤベルトe内のバラ物b
が重力の影響によって滑って下方に下がってしまい、傾
斜の立上り部においてキャリヤベルトeの内部がバラ物
bで 100%以上充満してしまう。すると、バラ物bが詰
まったパイプ状のキャリヤベルトeが拡径しようとする
ものの、キャリヤベルトeのパイプ径はコンベヤフレー
ムgに固定されたサポートローラhにより一定に固定さ
れているため、傾斜の立上り部においてキャリヤベルト
eがサポートローラhに食い込んでロックしてしまう。
【0006】殊に、コンベヤベルトの傾斜角度を90度す
なわち垂直にすると、垂直の立上り部において上述のロ
ック現象が顕著となる。よって、従来、パイプ状コンベ
ヤを急傾斜で用いることは不可能であり、敷地の有効利
用等の観点から垂直搬送を含めた急傾斜搬送できるパイ
プ状コンベヤが望まれていた。
【0007】以上の事情を考慮して創案された本考案の
目的は、傾斜角度を急にしてもロックしないパイプ状急
傾斜コンベヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、コンベヤベルトをパイプ状に丸めてその内
部にバラ物を包み込んで搬送するようにしたパイプ状コ
ンベヤにおいて、パイプ状に丸められたコンベヤベルト
を急傾斜に配置すると共に、その周りにパイプ径の拡縮
を許容すべくコンベヤベルトを径方向内方へ押圧する押
圧ローラを周設したことを特徴としている。
【0009】
【作用】急傾斜に配置されたパイプ状のコンベヤベルト
内のバラ物は重力によって下方に滑り、傾斜の立上り部
においてコンベヤベルト内部がバラ物で 100%以上充満
する。ここで、コンベヤベルトの周りの押圧ローラがコ
ンベヤベルトを押圧しつつ径方向外方に移動するので、
コンベヤベルトのパイプ径の拡縮が許容される。よっ
て、傾斜角度を急にしてもコンベヤベルト内が詰まって
ロックすることはない。
【0010】
【実施例】以下に本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図2に示すように、ヘッドプーリ1とテー
ルプーリ2とが水平方向に所定距離を隔てて且つ垂直方
向に所定高さを隔てて設けられている。ヘッドプーリ1
は駆動プーリであり、テールプーリ2は従動プーリであ
る。これらのプーリ1,2の間にはコンベヤベルト3が
巻き掛けられており、その上向ベルトがキャリヤベルト
3aとなり下向ベルトがリターンベルト3bとなってい
る。
【0012】上記キャリヤベルト3aは、ベルト3aの
両耳部を重ね合わせるようにパイプ状に丸められてお
り、その長手方向に所定間隔を隔てて設けられたサポー
トローラ4によって水平→垂直→水平と偏向されてい
る。サポートローラ4は図示しないコンベヤフレームに
設けられており、キャリヤベルト3aをパイプ状に支持
するものである。この結果、上記キャリヤベルト3a
は、図3に示すようにヘッドプーリ1とテールプーリ2
の近傍のみがフラットになり、その他の部分はパイプ状
になっている。
【0013】具体的には、テールプーリ2近傍の水平部
5においては、搬送方向に沿って所定間隔を隔てて配置
されるサポートローラ4のトラフ角を搬送方向に沿って
徐々に大きくし、最終的にサポートローラ4を円環状に
配置することにより、始めフラットだったベルト3aを
パイプ状に丸めている。逆に、ヘッドプーリ1近傍の水
平部6においては、円環状に配置されたサポートローラ
4を徐々に開き、最終的にトラフ状に配置することによ
り、始めパイプ状だったベルト3aをフラットにしてい
る。これら水平部5,6におけるサポートローラ4は、
コンベヤフレームに固定された固定ローラとなってい
る。
【0014】他方、キャリヤベルト3aの垂直部7は、
図1に示すようにパイプ状に丸められており、その周り
にパイプ径の拡縮を許容すべくキャリヤベルト3aを径
方向内方へ押圧する押圧ローラ8が6個周設されてい
る。押圧ローラ8はコ字状のブラケット9によりその回
転軸が軸支され、ブラケット9にはコンベヤフレーム1
0に挿通されたボルト11の先端が捩じ込まれ、ボルト
11のブラケット9とコンベヤフレーム10との間には
スプリング12が挿通されている。つまり、この垂直部
7におけるサポートローラ4は、押圧ローラ8となって
いる。
【0015】この構成によれば、キャリヤベルト3a内
の搬送物(石炭等のバラ物B)の充填状態によりそのパ
イプ径が拡縮すると、スプリング12でキャリヤベルト
3aに押し付けられている押圧ローラ8は、そのスプリ
ング12が伸縮することによりキャリヤベルト3aを押
し付けつつ径方向に移動する。このとき、ボルト11の
頭部13は、押圧ローラ8のキャリヤベルト3aへの押
圧量を規制するストッパとなる。
【0016】上記押圧ローラ8を支持するコンベヤフレ
ーム10は、図5に示すようにキャリヤベルト3aを囲
繞して垂直に形成された矢倉体からなり、その横桁14
に上記押圧ローラ8が設けられている。また、横桁14
にはリターンベルト3bをガイドするリターンローラ1
5も設けられている。本実施例にあっては、リターンロ
ーラ15にフラットなものを用いてリターンベルト3b
を平ベルトとしているが、これに限らずリターンローラ
15を図1に示すように円環状としてリターンベルト3
aをパイプ状にしてもよい。但し、この場合リターンベ
ルト3b内は空荷状態なので押圧用のスプリング12は
不要であり固定ローラとしてもよい。
【0017】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
【0018】テールプーリ2近傍の水平部5から投入さ
れたバラ物Bは、図3に示すように徐々にパイプ状に丸
められるキャリヤベルト3aに包まれて垂直に搬送さ
れ、再びフラットに戻るヘッドプーリ1から放荷され
る。
【0019】この際、水平部5においては図3(b) に示
すようにキャリヤベルト3a内のバラ物Bの充填率は70
%程度であるものの、キャリヤベルト3aの垂直部7に
おいてパイプ状のキャリヤベルト3a内のバラ物Bは重
力によって下方に滑り、垂直の立上り部16において図
1に示すようにキャリヤベルト3a内部がバラ物Bで10
0%以上充満する。
【0020】すると、キャリヤベルト3aの周りの押圧
ローラ8がキャリヤベルト3aを押圧しつつ径方向外方
に移動し、キャリヤベルト3aのパイプ径の拡縮が許容
される。よって、キャリヤベルト3aを垂直にしても従
来のようにベルト3a内が詰まってロックすることはな
い。
【0021】なお、キャリヤベルト3aの垂直部7にお
けるバラ物Bの充満状態は、垂直部7の高さによって生
じるヘッド圧によって決まるので、水平部5からの高さ
が低ければ低いほど充満率が高くなる。よって、押圧ロ
ーラ8のスプリング12のバネ力を、キャリヤベルト3
aの垂直部7の低い部分を強くし、高くなるにしたがっ
て徐々に弱くするようにしてもよい。
【0022】また、押圧ローラ8の設置間隔を、キャリ
ヤベルト3aの垂直部7の低い部分では狭くし、高くな
るにしたがって徐々に広くするようにしてもよい。ま
た、水平部5から垂直部7に立上る水平部5側に配置さ
れるサポートローラ4aを押圧ローラ8としてもよい。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るパイプ
状急傾斜コンベヤによれば、コンベヤベルトの傾斜角度
を急にしても、バラ物がベルト内に詰まってロックする
ことはなく、健全に垂直搬送を含めた急傾斜搬送を行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すパイプ状急傾斜コンベ
ヤの断面図である。
【図2】上記パイプ状急傾斜コンベヤの概略図である。
【図3】上記パイプ状急傾斜コンベヤのキャリヤベルト
の変形の様子を示す図であり、(a) は図2の a-a線断面
図、(b) は図2の b-b線断面図、(c) は図2の c-c線断
面図、(d) は図2の d-d線断面図である。
【図4】上記パイプ状急傾斜コンベヤのリターンベルト
の断面図であり、図2の IV-IV線断面図である。
【図5】上記パイプ状急傾斜コンベヤのコンベヤフレー
ムの側面図である。
【図6】従来例を示すパイプ状コンベヤの概略図であ
り、(a) は側面図、(b) は平面図である。
【図7】図6のVII-VII 線断面図である。
【符号の説明】
3 コンベヤベルト 3a キャリヤベルト 3b リターンベルト 8 押圧ローラ B バラ物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 15/08 B65G 15/60 B65G 39/14 B65G 39/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤベルトをパイプ状に丸めてその
    内部にバラ物を包み込んで搬送するようにしたパイプ状
    コンベヤにおいて、パイプ状に丸められたコンベヤベル
    トを急傾斜に配置すると共に、その周りにパイプ径の拡
    縮を許容すべくコンベヤベルトを径方向内方へ押圧する
    押圧ローラを周設したことを特徴とするパイプ状急傾斜
    コンベヤ。
JP4161593U 1993-07-29 1993-07-29 パイプ状急傾斜コンベヤ Expired - Lifetime JP2581483Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4161593U JP2581483Y2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 パイプ状急傾斜コンベヤ

Applications Claiming Priority (1)

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JP4161593U JP2581483Y2 (ja) 1993-07-29 1993-07-29 パイプ状急傾斜コンベヤ

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Publication Number Publication Date
JPH0712322U JPH0712322U (ja) 1995-02-28
JP2581483Y2 true JP2581483Y2 (ja) 1998-09-21

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ID=12613250

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