JP2578955B2 - 平面型表示装置における平板状電極の固定構造体 - Google Patents

平面型表示装置における平板状電極の固定構造体

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像機器の平面型表示装置における平板状電
極の固定構造体に関するものである。
従来の技術 近年、カラーテレビジョン画像を電子ビームを用いて
表示する平面型表示装置が注目されている。平面型表示
装置は、第5図に例示するように、電子ビーム源1から
引きだされた電子ビームを複数の平板状電極3により水
平方向及び垂直方向において収束、偏向させ、スクリー
ン5上の各区分4に塗布された蛍光体に夫々ランディン
グさせてテレビジョン画像を表示するものである。
このような平面型表示装置において、第8図に示すよ
うに、複数の前記平板状電極aを所定間隔で精度よく且
つ絶縁して固定するのに、従来はこれら平板状電極a、
a間に絶縁物よりなる表面に接着用低融点ガラスbが塗
布されたスペーサcを介装し、加圧状態で前記ガラスb
の溶融温度(通常約500℃)まで加熱し、これら平板状
電極aを前記スペーサcを介して固定しているが、この
加熱によって平板状電極aが酸化されると共に熱変形が
生じ、電子ビームのランディングが乱れて画質を著しく
低下させるという問題がある。
従来例のこのような問題に対し、本発明者は先の出願
において、テーパ状の絶縁ピンを所定間隔に保持された
平板状電極の孔に圧入することによって、従来例のよう
なスペーサc(第8図参照)を介さず又加熱することな
く平板状電極を所定間隔に支持固定する先行技術を提案
している。
発明が解決しようとする課題 しかし上記先行技術では、絶縁ピンを平板状電極の孔
に圧入すると前記孔の周縁部まわりが変形するため、各
平板状電極間の寸法精度が悪くなり、電子ビームのラン
ディングが乱れて画質が低下し易いという欠点がある。
又絶縁ピン圧入時に平板状電極の孔周縁部と絶縁ピン
との間に摺動摩擦が生じるため、前記周縁部が削られて
発生する金属粉が絶縁ピン表面に付着して平板状電極間
でショートが生じ易いという欠点や、絶縁ピン表面にキ
ズが付いて支持強度が低下し平板状電極の耐圧強度を低
下させるという欠点もある。
本発明の第1の目的は、スペーサを介することなく平
板状電極を支持固定することができ、しかも平板状電極
の孔の周縁部まわりに絶縁ピンによる変形が生じない平
面型表示装置における平板状電極の固定構造体を提供す
ることである。
又本発明の第2の目的は、平板状電極の孔の周縁部か
ら絶縁ピン挿入時に金属粉が発生したり絶縁ピン表面に
キズが付かない平面型表示装置における平板状電極の固
定構造体を提供することである。
課題を解決するための手段 請求項1記載の発明は第1の目的を達成するため、複
数の平板状電極に同軸上に設けた夫々の孔の径を、これ
ら孔に圧入されるテーパ状の絶縁ピンの径よりも小に設
定すると共に、前記孔の周縁部を薄肉に形成したことを
特徴とする。
又請求項2記載の発明は第1及び第2の目的を達成す
るため、複数の平板状電極に同軸上に設けた夫々の孔に
対し、挿入前の外径が前記孔の径よりも小で、挿入後の
外径が所定温度で若干拡径して前記孔の周縁部に圧接す
る断面C字状の形状記憶合金で形成されると共に、その
外周面が絶縁物で被覆された絶縁ピンを挿入して若干拡
径させることにより、これら平板状電極を支持固定した
ことを特徴とする。
作用 請求項1記載の発明によれば、平板状電極の孔の径は
絶縁ピンの径よりも小なので、この孔に挿入された絶縁
ピンに孔の周縁部が変形して圧接することにより、各平
板状電極を絶縁ピンに支持固定することができる。この
とき前記周縁部はそのまわりに比べて薄肉で変形し易
く、この周縁部のみが変形する。これにより、この変形
が前記周縁部のまわりに拡がるのを防止することができ
る。
尚、本発明はテーパ状の絶縁ピンを所定間隔に保持さ
れた各平板状電極を孔に圧入することによって、スペー
サを介さずに各平板状電極を所定間隔に支持固定するこ
とができる。
又請求項2記載の発明によれば、絶縁ピンを平板状電
極の孔に挿入するとき、絶縁ピンの径は平板状電極の孔
径よりも小であり、孔の周縁部との間に摺動摩擦が生じ
ない。従って前記周縁部から金属粉を発生したり、絶縁
ピン表面にキズが付くという事態を回避することができ
る。各平板状電極の孔に挿入された前記絶縁ピンは所定
温度で若干拡径し、その外周面が前記孔の周縁部に圧接
することにより、各平板状電極を絶縁ピンに支持固定す
ることができ、絶縁ピンは形状記憶合金で作られている
ので、常温にもどした際にも拡径し、周縁部に圧接した
状態を保っている。このとき前記周縁部には半径方向外
向きの圧接力が若干作用するのみであり、絶縁ピン挿入
方向に変形は生じない。これにより少なくとも前記周縁
部のまわりが変形するのを防止することができる。
実 施 例 本発明の第1実施例を、第1図ないし第5図に基き説
明する。
本実施例の平面型表示装置は、第5図に示すように、
電子ビーム源としての線陰極1の後方に背面電極2を備
え、前方には線陰極1から出た電子ビームを制御する平
板状電極3としてのビーム引出し電極、信号電極、集束
電極、水平偏向電極、及び垂直偏向電極と、電子ビーム
に照射されて赤、緑、青に夫々発光する蛍光体が垂直方
向及び水平方向に夫々分割された各区分4に塗布された
スクリーン5とを備えており、図示しないガラス容器内
に真空状態で配設されている。
本実施例では、集束電極、水平偏向電極、及び垂直偏
向電極の各平板状電極3を、セラミック製でテーパ状の
絶縁ピン6を平板状電極3の孔7に圧入して支持固定し
た構造を説明する。
各平板状電極3、3間には、第2図に示すように、そ
の間隔を所定寸法に保持するためのスペーサ8が挿入さ
れている。9は平板状電極3における電子ビーム通過空
間である。
各平板状電極3には前記絶縁ピン6が圧入される孔7
を同軸上に設けている。複数の平板状電極3の内、絶縁
ピン6の圧入方向Pにおいて1枚目の平板状電極3の孔
7について第3図及び第4図に基き説明する。孔7は、
圧入方向Pの前面側(図の上面側)は径が1.0mm、背面
側(図の下面側)は径が0.88〜0.94mmの逆円錐台形状を
なしており、孔7の周縁部10は断面三角形状の薄肉に形
成されている。このような形状の孔7を形成する方法と
しては、第4図に示すように、平板状電極3の上下両面
をレジスト11で被覆して不要部分をエッチングにより除
去するのが好適であるが、その他の公知技術を用いて形
成してもよい。尚、2枚目以降の平板状電極3の各孔7
は、絶縁ピン6のテーパ形状に応じて小径に形成してい
るが、夫々の周縁部10の断面形状及び寸法は同一にして
いる。
これに対して絶縁ピン6の太さは、基端部の径が0.8m
mである。又この太さは、平板状電極3の前記孔7が設
けられる部位の幅寸法の2/3以下に設定している。絶縁
ピン6の太さをこのように設定すると、前記電子ビーム
通過空間9の絶縁ピン6近傍の電場がこの絶縁ピン6の
影響で乱れるのを防止できることが本発明者の実験によ
って確認されている。この結果、電場の乱れによるラン
ディング位置のズレを解消し、均質な画像を得ることが
できる。
絶縁ピン6は、第2図に示すように、圧入ピン12によ
り押出されて各平板状電極3の孔7に挿入される。各孔
7において絶縁ピン6は薄肉の周縁部10を圧入方向Pに
変形させる。このとき、前記周縁部10のみが変形するこ
とにより、周縁部10のまわりが変形するのを防止するこ
とができる。
このようにして平板状電極3を支持固定し、第1図に
示すようにスペーサ8を抜取った後、平板状電極3及び
絶縁ピン6の表面に残留しているゴミなどの異物をエア
ブローなどによって除去し、絶縁耐圧検査を行い、組付
けて平面型表示装置を得ることができる。
第6図及び第7図は、本発明の第2実施例を示してい
る。尚、本実施例における平面型表示装置の全体構成は
第1実施例と同様なので共通符号を付して示し、説明は
省略する。
本実施例では、第7図に示すように、断面C字状の形
状記憶合金板の外周面を絶縁物で被覆して絶縁ピン13を
形成している。一方、平板状電極3の前記絶縁ピン13が
挿入される孔7は円形状を成し、各平板状電極3におい
てその径は同一である。この絶縁ピン13は、所定温度で
外径が平板状電極3の孔7の径よりも若干大となるよう
に形成され、常温時の外径は、第7図に仮想線で示すよ
うに、前記孔7の径よりも小である。尚、所定温度は20
0〜300℃の平板状電極3に熱変形を生じさせない範囲が
好適である。
本実施例によれば、各平板状電極3をスペーサなどを
用いて所定間隔に保持し、その孔7に絶縁ピン13を挿入
(P方向)する。このとき、絶縁ピン13の外径は前記孔
7の径よりも小なので、絶縁ピン13と孔7の周縁部14と
の間に摺動摩擦が生ぜず、前記周縁部14が挿入方向Pに
変形したり擦られて金属粉を発生するということはな
い。
挿入後、絶縁ピン13を所定温度に加熱し、第6図に示
すように拡径させてその外周面を孔7の周縁部14に圧接
させる。この絶縁ピン13は形状記憶合金でつくられてい
るので常温にもどした時上記加熱で拡径した状態を保ち
周縁部14に圧接されている。これにより、各平板状電極
3を所定間隔に支持固定することができる。その後、浸
漬洗浄及び蒸気洗浄によってゴミなどの異物を除去し、
絶縁耐圧検査を行い、組付けて平面型表示装置を得るこ
とができる。
本発明は上記実施例に示す外、種々の態様に構成する
ことができる。
例えば絶縁ピンの材質や形状、平板状電極の孔の形
状、及び平板状電極の保持方法などは上記実施例に示す
ものに限定されず、適宜設計することができる。
発明の効果 請求項1記載の発明によれば、テーパ状絶縁ピンの圧
入時に平板状電極の孔の周縁部のみが変形することによ
り、変形が前記周縁部のまわりに拡がるのを防止するこ
とができるので、各平板状電極を所定間隔で寸法精度よ
く支持固定することがきる結果、電子ビームのランディ
ングの乱れによる画質低下を防止することができる。
又請求項2記載の発明によれば、形状記憶合金製の絶
縁ピンが拡径し各平板状電極の孔の周縁部に圧接してこ
れら平板状電極を支持固定することができるので、絶縁
ピンと周縁部との間に摺動摩擦が生じない結果、上記効
果に加えて、周縁部から金属粉が発生して前記絶縁ピン
の表面に付着し平板状電極間でショートするという事態
や、絶縁ピン表面にキズが付いて平板状電極の耐圧強度
が低下するという事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例における平板状電極の固定
構造体を示す部分断面図、第2図は絶縁ピンを各平板状
電極の孔に圧入する状態を示す部分断面図、第3図は平
板状電極の孔の形状を示す拡大断面図、第4図は孔の形
成方法を示す拡大断面図、第5図は本実施例における平
面型表示装置の分解斜視図、第6図は本発明の第2実施
例における平板状電極の固定構造体を示す部分断面図、
第7図は絶縁ピンの全体斜視図、第8図は従来例におけ
る平板状電極の固定構造体を示す部分断面図である。 3……平板状電極、6、13……絶縁ピン、7……孔、1
0、14……周縁部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の平板状電極に同軸上に設けた夫々の
    孔の径を、これら孔に圧入されるテーパ状の絶縁ピンの
    径よりも小に設定すると共に、前記孔の周縁部を薄肉に
    形成したことを特徴とする平面型表示装置における平板
    状電極の固定構造体。
  2. 【請求項2】複数の平板状電極に同軸上に設けた夫々の
    孔に対し、挿入前の外径が前記孔の径よりも小で、挿入
    後の外径が所定温度で若干拡径して前記孔の周縁部に圧
    接する断面C字状の形状記憶合金で形成されると共に、
    その外周面が絶縁物で被覆された絶縁ピンを挿入して若
    干拡径させることにより、これら平板状電極を支持固定
    したことを特徴とする平面型表示装置における平板状電
    極の固定構造体。
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