JP2576227Y2 - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器

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JP2576227Y2
JP2576227Y2 JP1993077101U JP7710193U JP2576227Y2 JP 2576227 Y2 JP2576227 Y2 JP 2576227Y2 JP 1993077101 U JP1993077101 U JP 1993077101U JP 7710193 U JP7710193 U JP 7710193U JP 2576227 Y2 JP2576227 Y2 JP 2576227Y2
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裕 大川
久雄 岩本
順 清水
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、口紅等の棒状化粧料繰
り出し容器の改良に関するものであり、小径長寸の容器
形態の繰り出し容器に於いて、必要最小限の容器長の中
に、繰り出し操作感を良好にする回転重みだし機能を組
み込んだ棒状化粧料繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、口紅等の棒状化粧料繰り出し
容器は、螺旋繰り出し機構を内装した容器に収納されて
いた。この螺旋繰り出し機構は、螺旋溝の螺設されたネ
ジ部材、棒状化粧料を収嵌保持する保持部材、この保持
部材の回動を阻止する案内部材、等複数の部材の組み合
わせで構成されていた。この螺旋繰り出し機構を棒状化
粧料の下方に配置した場合、小径長寸の容器を構成する
事ができた。そして使用時には、容器を回転操作する事
によって、螺旋繰り出し機構を作動させ、棒状化粧料を
繰り出していた。従って、回転繰り出し操作時には、各
部材間に擦れ合いが生じ、この擦れ合いの摺動抵抗が回
転操作時の抵抗となり、この抵抗が繰り出し操作時の操
作感となっていた。この繰り出し操作感は、棒状化粧料
繰り出し容器に高級感を付与していた。
【0003】そこで、実開平2−25925号公報に於
いて、繰り出し機構を棒状化粧料の下方に配置した小径
長寸の棒状化粧料繰り出し容器の、相対回転する筒部材
とねじ部材との間に弾性部材を配置した構成が提案され
ている。この構成の場合、容器を回転繰り出し操作する
と、弾性部材が相対回転する筒部材とねじ部材の双方に
弾性を有して摺接しているため、この部分に摺動摩擦抵
抗が生じ、この摺動抵抗によって容器の繰り出し操作感
を良好なものに調節していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成は、
ねじ部材に係合凹部を周設し、筒部材にこの係合凹部と
係合する係合部を設けてねじ部材と筒部材を回動自在に
連結していた。この係合凹部と弾性部材は、ねじが螺設
された部分には設ける事ができないため、ネジ棒の下方
に筒部材支持軸を設け、この筒部材支持軸に係合凹部と
弾性部材を配置していた。従って、小径長寸の容器外形
状が筒部材支持軸の分だけ必要以上に長くなってしまっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】棒状化粧料1を収嵌保持
する保持筒2は、外側壁に縦リブ3を突設し、下端に雄
ネジ5を螺設したネジ棒4を垂下する。この保持筒2の
ネジ棒4は、螺旋筒7内に挿入する。この螺旋筒7の内
壁には、前記雄ネジ5が螺合する雌ネジ10を螺設す
る。螺旋筒7の外側壁には、弾性突部17を突設し、上
端より前記弾性突部17の側方にまで達する切り欠き1
5を設け、この切り欠き15の下端に水平の補助切り欠
き16を連設し、この切り欠き15及び補助切り欠き1
6で弾性突部17に弾性を付与させる。また、切り欠き
15の下方外側壁には、係合用凹溝14を周設する。前
記保持筒2を上下摺動自在に内装するスリーブ18は、
下端に螺旋筒7の上部を内壁に弾性を有して摺接した状
態で挿入する。このスリーブ18の下端部には、外部よ
り内方向に前記螺旋筒7の係合用凹溝14に係合する係
合用リブ21を突設して螺旋筒7を回動自在に脱落不能
に連結する。また、スリーブ18の内壁には、前記保持
筒2の縦リブ3が係合して保持筒2を回動不能に案内す
るガイド溝22を軸線方向に長く刻設する。前記螺旋筒
7の下端は、外筒24内に止着し、前記スリーブ18と
回動自在に連結させる。この外筒24内には、キャップ
25が抜脱可能に嵌合する嵌合部26を設けた中筒23
を止着する。
【0006】また、最大で、補助切り欠き16から切り
欠き15の下端にかけてを切り欠かずに肉薄部分27と
しても良い。
【0007】
【作用】スリーブ18を保持して外筒24を回転操作す
ると、外筒24内に止着された螺旋筒7が回転し、スリ
ーブ18の内壁に設けられたガイド溝22に縦リブ3が
係合した保持筒2が回転しないため、保持筒2より垂下
したネジ棒4の雄ネジ5と螺旋筒7の雌ネジ10の螺合
作用によって保持筒2及び棒状化粧料1が昇降動する。
この時、係合用凹溝14と係合用リブ21が係合してい
るスリーブ18と螺旋筒7は相対回転している。スリー
ブ18内に侵入した螺旋筒7の弾性突部17は、弾性部
18、切り欠き15及び補助切り欠き16の弾発力によ
ってスリーブ18内壁に弾性を有して摺接している。従
って、スリーブ18と螺旋筒7の相対回転によって摺動
摩擦抵抗が発生する。この摺動摩擦抵抗が棒状化粧料1
の繰り出し操作感を良好なものにする。
【0008】また、最大で、補助切り欠き16から切り
欠き15の下端にかけてを切り欠かずに肉薄部分27と
する事によって、切り欠き15に応力を集中させる事な
く弾性突部17の弾発力を強くする事ができる。
【0009】
【実施例】口紅等の棒状化粧料1を収嵌保持した保持筒
2は、外側壁に複数の縦リブ3が上下に突出している。
この保持筒2の下端には、ネジ棒4を垂下している。こ
のネジ棒4の側壁には、雄ネジ5が螺設されている。ま
た、ネジ棒4の下端には、鍔部6が周設されている。
【0010】このネジ棒4は、螺旋筒7内に挿入されて
いる。この螺旋筒7には、前記ネジ棒4が挿入される貫
通孔8が上下に貫通して穿設されている。この貫通孔8
は、前記ネジ棒4の鍔部6が上下摺動可能の内径をして
おり、ネジ棒4が螺旋筒7の上端より出没可能となって
いる。なお、貫通孔8の上部には、内径が縮小した段部
9が設けられ、ネジ棒4の鍔部6が当接して保持筒2の
上死点となっている。この段部9の上方には、前記ネジ
棒4の雄ネジ5が螺合する雌ネジ10が螺設されてい
る。この螺旋筒7の上部は、前記保持筒2の縦リブ3の
内接円径とほぼ同じ外径をした保持部11となってい
る。この保持部11の下方は、外径が拡大した止着部1
2となっており、間に段状の当接部13を構成してい
る。更に、螺旋筒7の保持部11の止着部12付近に
は、係合用凹溝14が周設されている。
【0011】また、螺旋筒7の保持部11には、上端よ
り一対の切り欠き15が設けられ、螺旋筒7の上端を拡
開させ、ネジ棒4の鍔部6を上方より挿入できるように
なっている。更にこの切り欠き15の下端には、逆T字
状に水平に補助切り欠き16が連設されている。また、
この切り欠き15の側方の外側壁には、弾性突部17が
突出している。その結果この弾性突部17は切り欠き1
5と補助切り欠き16によって弾性が付与されている。
また、最大で補助切り欠き16から切り欠き15の下端
にかけてを切り欠かずに肉薄部分27としても良い。こ
の場合、弾性突部17の弾発力を切り欠き15の下端に
応力を集中させずに強くすることができる。そして、弾
性部18と切り欠き15のの上下位置関係によって、更
に補助切り欠き16及び切り欠き15の下端を切り欠か
ずに肉薄部分27にする量を増減させる事によって、容
易に弾性突部17が発生する弾性を調整できる。
【0012】この保持筒2及び螺旋筒7の保持部11
は、スリーブ18の下端より挿入され、螺旋筒7の当接
部13にスリーブ18の下端が当接している。このスリ
ーブ18の下端の、螺旋筒7の保持部11が挿入される
部位は連結部19となり、棒状化粧料1及び保持筒2が
収納される部位は収納部20となっている。スリーブ1
8の連結部19は、保持部11よりも僅かに大径の内径
をしており、螺旋筒7の弾性突部17が弾性を有して当
接している。更にこの連結部19には、外部より内方向
に、保持部11の係合用凹溝14に回動自在に脱落不能
に係合する係合用リブ21を突設している。この係合用
リブ21によって、スリーブ18と螺旋筒7を回動自在
に連結している。また、スリーブ18と螺旋筒7を相対
回転させると、螺旋筒7の弾性突部17がスリーブ18
の内壁に弾性を有して摺接してしるため、摺動摩擦抵抗
が発生するようになっている。またスリーブ18の収納
部20は、保持筒2の外径よりも僅かに大径の内径をし
ており、内側壁に保持筒2の縦リブ3が係合して保持筒
2を回動不能に上下摺動自在に案内するガイド溝22が
軸線と平行に長く刻設されている。このガイド溝22の
下端は、下方の連結部19に開溝しており、上端は保持
筒2の上死点の位置まで刻設されている。その結果、保
持筒2はスリーブ18の下部よりは挿入可能となり、ス
リーブ18の上端よりは脱落不能となっている。
【0013】螺旋筒7の止着部12は、中筒23の下端
に止着されている。この中筒23は、外筒24に止着さ
れ、螺旋筒7が中筒23を介して外筒24に止着された
状態となっている。また、中筒23の上部は、外筒24
よりも突出してキャップ25が抜脱可能に嵌合する嵌合
部26となっている。なお、この構成は、螺旋筒7が外
筒24内に止着すれば良いため、螺旋筒7を直接外筒2
4に止着し、中筒23も外筒24に止着してもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上のように、棒状化粧料1を
保持した保持筒2より雄ネジ5を螺設したネジ棒4を垂
下し、この雄ネジ5に螺合する雌ネジ10を螺設した螺
旋筒7をスリーブ18に回動自在に連結し、保持筒2を
スリーブ18内に回動不能に内装したため、螺旋筒7の
外側壁にスリーブ18との係合部分を設けることが可能
となり、特別に係合部分を設ける必要もなく、容器全長
を短くする事ができる。しかも、この螺旋筒7の側壁に
は、スリーブ18の内壁に摺接する弾性突部17を設け
たため、必要最小限の全長の中に良好な繰り出し操作感
を得る回転重み出し機能を追加する事ができる。
【0015】また、この弾性突部17の弾発力は、弾性
突部17と切り欠き15の上下位置関係、及び補助切り
欠き16及び切り欠き15の下端を切り欠かずに肉薄部
分27にする量を増減させる等の手段によって、容易に
調整できるため、繰り出し操作感を良好なものにするの
は容易であり、その繰り出し操作感を均一化するのも簡
単にできるようになっている。加えて、切り欠き15の
下端に補助切り欠き16を水平に設けたため、弾性の発
生時に切り欠き15の下端に応力が集中せず、螺旋筒7
が破損してしまうような事を防いでいる。また、最大で
補助切り欠き16から切り欠き15下端にかけてを切り
欠かずに肉薄部分27とすれば、切り欠き15が発生す
る弾発力を応力を集中させることなく強くする事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の棒状化粧料繰り出し容器の正面
断面図。
【図2】本考案実施例の棒状化粧料繰り出し容器の分解
図。
【図3】本考案のその他の実施例の螺旋筒の部分断面
図。
【符合の説明】
1 棒状化粧料 2 保持筒 3 縦リブ 4 ネジ棒 5 雄ネジ 7 螺旋筒 10 雌ネジ 14 係合用凹溝 15 切り欠き 16 補助切り欠き 17 弾性突部 18 スリーブ 21 係合用リブ 22 ガイド溝 23 中筒 24 外筒 25 キャップ 26 嵌合部 27 肉薄部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小見 康弘 東京都墨田区立花5丁目29番10号 吉田 工業株式会社内 審査官 川向 和実 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 40/00 - 40/30

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料1を収嵌保持し、外側壁に縦
    リブ3を突設し、下端に雄ネジ5を螺設したネジ棒4を
    垂下した保持筒2と、 該保持筒2のネジ棒4が挿入され、内壁に雄ネジ5が螺
    合する雌ネジ10を螺設し、外側壁に弾性突部17を突
    設し、上端より前記弾性突部17の側方にまで達する切
    り欠き15を設け、該切り欠き15の下端に水平の補助
    切り欠き16を連設し、該切り欠き15及び補助切り欠
    き16で弾性突部17に弾性を付与させ、切り欠き15
    の下方外側壁に係合用凹溝14を周設した螺旋筒7と、 前記保持筒2が上下摺動自在に内装され、かつ螺旋筒7
    の上部が下端より、内壁に弾性を有して摺接した状態で
    挿入され、下端部に外部より内方向に前記螺旋筒7の係
    合用凹溝14に係合する係合用リブ21を突設して螺旋
    筒7を回動自在に脱落不能に連結し、内壁に前記保持筒
    2の縦リブ3が係合して保持筒2を回動不能に案内する
    ガイド溝22を軸線方向に長く刻設したスリーブ18
    と、 前記螺旋筒7の下端が止着され、前記スリーブ18と回
    動自在に連結した外筒24と、 該外筒24内に止着され、キャップ25が抜脱可能に嵌
    合する嵌合部26を設けた中筒23と、よりなる事を特
    徴とする棒状化粧料繰り出し容器。
  2. 【請求項2】 最大で、補助切り欠き16から切り欠き
    15の下端にかけてを切り欠かずに肉薄部分27とした
    事を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の棒
    状化粧料繰り出し容器。
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