JP2571527B2 - パワーショベル等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取付装置 - Google Patents

パワーショベル等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取付装置

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JP2571527B2
JP2571527B2 JP5301301A JP30130193A JP2571527B2 JP 2571527 B2 JP2571527 B2 JP 2571527B2 JP 5301301 A JP5301301 A JP 5301301A JP 30130193 A JP30130193 A JP 30130193A JP 2571527 B2 JP2571527 B2 JP 2571527B2
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arm
attached
bracket
power shovel
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恭男 森川
信行 座光寺
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OYODO DIESEL KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーショベル等の建
設機械のアームに着脱自在に取付ける、上下の顎をもっ
た作業用アタッチメントの取付装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に鉄骨、鉄筋コンクリート建造物、
鉄鋼スクラップまたは合金鋼製化学プラントなどの解体
には、パワーショベルのアームにアタッチメントとして
取付けられた鋼剪断刃付破砕機が用いられている(例え
ば、特公昭57−7264号公報、特公昭57−506
07号公報、特公昭58−30990号公報、および、
特公平1−46657号公報等参照)。
【0003】かかる鋼剪断刃付破砕機の一種に、上、下
1対の顎を開閉するための油圧シリンダー、破砕機自身
を自転するための油圧モータ、および、自転する破砕機
本体でも給油可能とするスイベルジョイント等が内蔵さ
れたタイプがある。
【0004】これを図示により簡単に述べる。図4は従
来の鋼剪断刃付破砕機の側面図、図5は図4の平面図で
ある。図中、1,1は上、下顎であって、これらの顎1
は破砕機本体2にその中間を揺動自在に支持されてお
り、これらの顎1の後部は、油圧シリンダー3によって
互に連結されている。これらの顎1の対向側には鋼剪断
刃4とクラッシャー5が設けられていて、前記油圧シリ
ンダー3の作動により、コンクリートを破砕したり、鉄
筋を剪断したりする。なお、クラッシャー5は、クラッ
シャー本体5aおよび5a’と着脱自在の小割りクラッ
シャー5bとから成っている。
【0005】前記破砕機本体2の後部には、回転ベアリ
ング(旋回装置)6を介して、ブラケット7が固着され
ている。このブラケット本体7aには後方に向け1対の
連結プレート8,8が延設されている。これらの連結プ
レート8には、それぞれ上、下1対の連結ボス9,9…
が設けられている。これらの連結ボス9には、不図示の
パワーショベルのアームと連結するめたの取付ピンが挿
入される。
【0006】前記1対の連結プレート8の間でブラケッ
ト本体7aには、スイベルジョイント10と油圧モータ
11とが取付けられている。なお、12はパワーショベ
ルのアームに添設された油圧ホース(不図示)の接続部
を示す。
【0007】ところで、かかかるブラケット7における
連結ボス9の位置は、パワーショベルの機種毎に相違し
ている。そのため、前記のような1つの鋼剪断刃付破砕
機を、各機種毎のパワーショベルのアームに取付けるに
は、ブラケット7を回転ベアリング6から外して、ブラ
ケット7のみを交換して当該パワーショベル専用のブラ
ケット7を取付けている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブラケット7には、回転ベアリング6に対する取付部
や、スイベルジョイント10を取付けるための取付部
や、油圧モータ11を取付けるための取付部は、それぞ
れ精密機械加工が施されていて、ブラケット全体が高価
な部品となっている。そのため、各種のブラケット7を
用意することは不経済となる、という問題があり、ま
た、新機種のパワーショベルが出現すると、高価なブラ
ケットを新しく用意する、という問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)パワーショベル等のアームの先端に、ブ
ラケットおよび旋回装置を介して、着脱自在に取付け
る、上下顎に設けた鋼剪断刃および/またはクラッシャ
ーからなる作業用アタッチメントの取付装置において、
前記旋回装置とブラケットとの間に、前記上下顎を作動
する油圧シリンダーの給油のためのスイベルジョイント
等を内蔵したアダプターを介在して、前記ブラケットの
みを交換自在として1つの作業用アタッチメントを各種
のアームに適合させることを特徴とするパワーショベル
等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取
付装置にあり、また、2)請求項1におけるアダプター
を空洞角錐状にした、パワーショベル等のアームの先端
に取付ける作業用アタッチメントの取付装置にあり、ま
た、3)請求項1または請求項2における作業用アタッ
チメントを鋼剪断刃付破砕機とした、パワーショベル等
のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取付
装置にある。
【0010】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本発明の実施例の縦断面図(図2のA矢
視断面図)、図2は図1のB矢視側面図、図3は図1の
C矢視側面図であり、図4および図5で示す従来例と同
一部分には同一符号を付し、また、共通部分は省略して
いる。
【0011】先ず、本実施例の鋼製ブラケット7につい
て述べる。図1から図3において、ブラケット本体7a
には後方に向け1対の連結プレート8,8が一体的に延
設されており、これらの連結プレート8には、それぞれ
上、下1対の連結ボス9,9…が設けられている。これ
らの連結プレート8,8は1つの水平状リブ13によっ
て互に連結されて補強されている。この水平状リブ13
は、傾斜した支持リブ14により支持され、補強されて
いる。この支持リブ14には油圧モータ11への給油管
31用の小窓15が開口されている。また、これらの連
結プレート8,8の外側には、それぞれ水平状短辺リブ
16が設けられて補強されている。
【0012】前記ブラケット本体7aには、後述のアダ
プター17に取付けられたスイベルジョイント10や油
圧モータ11が干渉しないように大窓18が開口されて
いる。このブラケット本体7aの外周部にはアダプター
17に固着するための多数のボルト孔19が設けられて
いる。このボルト孔19に挿入したボルト・ナットで、
ブラケット7とアダプター17とを結合する。このブラ
ケット本体7aには、前方に向けダウエルボス(ダウエ
ルピンともいって、位置決めおよび剪断力に対抗するも
の)20を突出させて、これをアダブター17に設けた
ダウエルホールに嵌入して、スラスト方向の衝撃に対抗
している。
【0013】したがって、以上のように構成されたブラ
ケット7は、ブラケット本体7a、連結プレート8、連
結ボス9、各種のリブ13,14,16で構成されてい
るので、特に精密機械加工を施さない簡素な構造になっ
ている。
【0014】ここにおいて本実施例では、前記ブラケッ
ト7と回転ベアリング6との間に、次のような鋼板製の
アダプター17を設けている。図1および図2におい
て、アダプター17は全体は空洞の角錐状に形成されて
いる。すなわち、垂直状の前板21と、傾斜した後板2
2と、から大略構成されている。
【0015】この前板21にスイベルジョイント10や
油圧モータ11が取付けられている。また、この前板2
1の前面には回転ベアリング6(図4参照)に取付ける
ための取付リング23が添設され、この取付リング23
と前板21とに貫通する多数のボルト孔24が設けられ
ている。この前板21と後板22との間には左右平行に
なった側板25,25が設けられ、これらの側板25,
25の間の上方には天井リブ26、下方には底リブ27
が設けられており、また、これらの側板25の外側には
水平状短辺リブ28が上下2段に設けられ、補強されて
いる。
【0016】また、前記後板22は、前記ブラケット本
体7aと同形状になっていて、ブラケット7の大窓18
と一致する窓29が開口されている。この後板22の外
周部には、ブラケット7のボルト孔19と一致するボル
ト孔30が設けられている。また、この後板22には、
ブラケット7のダウエルボス20が嵌入するダウエルホ
ールが設けられている。
【0017】次に、本実施例の作用を述べる。異なる機
種の、特に各メーカ毎のパワーショベルのアームに適合
するブラケット7をその数だけ用意しておく。そこで、
本実施例の1つの鋼剪断刃付破砕機を取付けるときに
は、当該アームの取付寸法に適合したブラケット7を選
出し、アダプター17のボルト孔30と当該ブラケット
7のボルト孔19とにボルトを挿入して締結する。この
ようにすれば、いずれのアームにも、1つの作業用アタ
ッチメントが取付けられる。
【0018】なお、本実施例の作業用アタッチメントは
鋼剪断刃付破砕機であったが、本発明はこれに限らず、
鉄骨切断専用機や破砕専用機であってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、スイベルジョイント等
を内蔵したアダプターを設けてブラケットと切離し、ブ
ラケットのみを交換自在としたので、各種のアームに
も、1つの作業用アタッチメントが安価なブラケットの
みの交換で取付けられ、経済的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の縦断面図である。
【図2】図1のB矢視側面図である。
【図3】図1のC矢視側面図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
1…顎、3…油圧シリンダー、7…ブラケット、10…
スイベルジョイント、11…油圧モータ、17…アダプ
ター

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーショベル等のアームの先端に、ブ
    ラケットおよび旋回装置を介して、着脱自在に取付け
    る、上下顎に設けた鋼剪断刃および/またはクラッシャ
    ーからなる作業用アタッチメントの取付装置において、 前記旋回装置とブラケットとの間に、前記上下顎を作動
    する油圧シリンダーの給油のためのスイベルジョイント
    等を内蔵したアダプターを介在して、前記ブラケットの
    みを交換自在として1つの作業用アタッチメントを各種
    のアームに適合させることを特徴とするパワーショベル
    等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取
    付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1におけるアダプターを空洞角錐
    状にした、パワーショベル等のアームの先端に取付ける
    作業用アタッチメントの取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2における作業用
    アタッチメントを鋼剪断刃付破砕機とした、パワーショ
    ベル等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメント
    の取付装置
JP5301301A 1993-11-05 1993-11-05 パワーショベル等のアームの先端に取付ける作業用アタッチメントの取付装置 Expired - Lifetime JP2571527B2 (ja)

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