JP2570915Y2 - 締付けボルトの緩み止め構造 - Google Patents

締付けボルトの緩み止め構造

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JP2570915Y2
JP2570915Y2 JP5054992U JP5054992U JP2570915Y2 JP 2570915 Y2 JP2570915 Y2 JP 2570915Y2 JP 5054992 U JP5054992 U JP 5054992U JP 5054992 U JP5054992 U JP 5054992U JP 2570915 Y2 JP2570915 Y2 JP 2570915Y2
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の部材相互を止め
るのに用いられる締付けボルトの緩み止め構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用シートのアームレ
ストをシートバックの側部に取り付ける場合、図5で示
す如くアームレストフレーム1の基部寄り側部に下向き
コ字状のブラケット2を突設し、そのブラケット2の内
側にアームレストの回転軸3を挿置すると共に、この回
転軸3の直交方向から軸部に挿通する締付けボルト4を
ブラケット2の側面間に掛渡し固定することによりアー
ムレストの回転軸3をブラケット2で軸受けすることが
行なわれている。また、そのボルト止め個所は体裁上か
ら外部に露出させないよう外装部材5をブラケット2の
外側に嵌着させて被包することも行なわれている。
【0003】この種の締付けボルトにあっては自動車の
走行に伴う振動や使用者の荷重によるガタ付き等で締付
け状態が弛緩し易く、その弛緩が進行すると締付けボル
トがブラケット2から片外れする等の事態が生ずる。こ
の締付けボルトの緩み発生を防ぐには、ロック部材を別
途に組み付け或いは特殊な緩み止め構造を有する締付け
ボルトを用いればよいが、部品点数を増やしまたコスト
高を招くところから好ましくない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はボルト止め個
所の外側に配置される部材,具体的には締付けボルトで
止められる各種部材の外側に嵌着される外装部材を用
い、締付けボルトの緩み止めを行えるよう工夫した締付
けボルトの緩み止め構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に係る
締付けボルトの緩み止め構造においては、締付けボルト
が止められる各種部材の外側に少なくともボルト止め個
所を覆う外装部材を嵌着し、その締付けボルトの端部が
相対位置する外装部材の少なくとも片側面に角が口縁に
付けられた開口部を設け、この開口部の口内に外郭縁が
当該開口部の口縁と同形に形成された閉塞部材を嵌め込
み、且つ、その閉塞部材と締付けボルトの端部との各相
対面に角が周面に付けられた同形の突起と受け溝とを設
け、これらを互いに嵌め合せて締付けボルトを閉塞部材
に回止め固定することにより構成されている。また、同
請求項2に係る締付けボルトの緩み止め構造において
は、開口部の口縁をギヤ歯状に形成し、その開口部の口
内に外郭縁が当該開口部の口縁と同形に形成された閉塞
部材を嵌め込み、該閉塞部材を外層部材に強固に回止め
固定することにより構成されている。
【0006】
【作用】本考案の請求項1に係る締付けボルトの緩み止
め構造では、外装部材の開口部に閉塞部材を角による噛
合で回り止めさせて嵌め込み、閉塞部材と締付けボルト
との突起並びに受け溝を嵌め合せて角による噛合で締付
けボルトを閉塞部材の回止め固定するものであるから、
特殊な締付けボルトや必要以上の構成部材によらなくて
も、締付けボルトの緩み止めを簡単な構造で低コストに
行える。
【0007】本考案の請求項2に係る締付けボルトの緩
み止め構造では、閉塞部材が外装部材の開口部にギヤ歯
状の口縁と外郭縁とで強固に噛合させて嵌め込まれるこ
とから、締付けボルトの緩み方向の回転に対して十分に
対抗することができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜4を参照して説明すれば、この
締付けボルトの緩み止め構造は図5で示したと同様に自
動車用シートのアームレストをシートバックの側部に取
り付けるのに適用されている。各図中、図5で示すと共
通の部材は同じ符号で示されている。その共通の部材と
して、1はアームレストフレーム、2はアームレストフ
レーム1の基部寄り側部に突設された下向きコ字状のブ
ラケット、3はアームレストの回転軸、4は締付けボル
ト、5はブラケット2の外側に嵌着される外装部材を示
す。
【0009】図1で示す締付けボルト4としては丸棒状
の軸部4aを備え、その片軸端には円板状の頭部4bを
有すると共に、他軸端側にはねじ部4bを有する段付き
状のものが用いられている。この各部4a,4b,4c
に加えて、その締付けボルト4には六角状等の角を有す
る受け溝4dが頭部4bの板面に設けられている。この
締付けボルト4は回転軸3の直交方向から軸部4aを回
転軸3に挿通させてブラケット2の両側面に掛渡し固定
するものであり、ブラケット2の両側面には軸部4aの
挿通孔2a並びにねじ部4cのねじ止め孔2bが設けら
れている。また、回転軸3の側面に貫通させて軸部4a
の挿通孔3aが直交方向に設けられている。なお、その
締付けボルト4はねじ部4cをねじ止め孔2bに螺着す
るだけでブラケット2に固定できるが、ねじ部4cのブ
ラケット2の側面より突出する軸部分にナット6を螺着
することにより固定してもよい。このナット6は予めブ
ラケット2に溶接固定し、或いは締付けボルト4の取付
け時に単独で螺合することもできる。
【0010】外装部材5としては、ポリエチレン等の樹
脂成形品を用いることができる。その外装部材5は被着
される部材によって少なくとも締付けボルト4によるボ
ルト止め個所を覆うのに足る程度の大きさのものでよい
が、図1で示す実施例では体裁を良好なものに保つべく
ブラケット2の全体を被包する大きさに形成されてい
る。また、この外装部材5には締付けボルト4の端部が
相対位置する少なくとも片側面に開口部5aが設けられ
ている。その開口部5aは後述する閉塞部材を嵌込み固
定するためのものであり、締付けボルト4の頭部4bが
相対位置する外装部材5の片側面に設けられている。こ
の開孔部5に加えて、締付けボルト4の頭部4bを嵌め
合せるのに足る受け穴部5bが開口部5aと段差を持っ
て相対的に小さく同心上に設けられている。そのうち、
開口部5aは四角形や六角形等の角を孔縁に有するもの
として設けられ、好ましくは図1で示すようにギヤ歯状
の口縁を有するもので形成するとよい。
【0011】上述した各部材以外に、この締付けボルト
の緩み止め構造では外装部材5の開口部5aに嵌め込ま
れる閉塞部材7が必要部材として備えられている。その
閉塞部材7は外郭縁が開口部5aの口縁と同形になるよ
う形成され、外装部材5を成形する樹脂と同質のものを
用いて形成するとよい。また、この閉塞部材7には上述
した締付けボルト4の頭部4bに設けた受け溝4dと嵌
り合う同形の突起7aが一体に設けられている。
【0012】その各部材から自動車用シートのアームレ
ストをシートバックの側部に取り付けるよう組み立てる
には、アームレストの回転軸3をブラケット2の内側に
挿置した後、締付けボルト4の軸部4aをブラケット2
の挿通孔2aより回転軸3の挿通孔3aに差し込んでね
じ部4cをブラケット2のねじ止め孔2b乃至はナット
6に螺着することにより締付けボルト4をブラケット2
の側面間に掛渡し固定する。この締付けボルト4の螺着
後、外装部材5は多少弾性変形させてブラケット2の外
側に嵌め込めば締付けボルト4の頭部4bを受け穴bの
径内に位置することにより、ブラケット2の全体を被包
するようブラケット2に嵌着することができる。その外
装部材5を嵌着した後、閉塞部材7を外装部材5の開口
部5aに嵌め込むと共に突起7aを締付けボルト4の受
け溝dに嵌め合せるよう圧入すればよい。この手順中で
ナット6を締付けボルト4に螺着しないときには、外装
部材5をブラケット2に嵌着した後に締付けボルト4を
外装部材5の受け穴5aから差し込んでブラケット2に
締付け固定するようにできる。
【0013】そのアームレストフレーム1の締付けボル
ト4による取付構造では、図2で示すように閉塞部材7
が外装部材5の開口部5aに角で回り止めされて嵌め込
まれ、これと同時に閉塞部材7の突起7aが締付けボル
トの受け溝4dに角で噛合されて嵌め合されている。そ
のため、締付けボルト4は外装部材5に回り止めされて
嵌め込まれた閉塞部材7で軸支されることにより、締付
け状態が緩む方向に回転するのを阻止されることにな
る。この締付けボルト4は、閉塞部材7がギヤ歯状の外
郭縁で外装部材5の開口部5aに嵌め込み噛合されてい
ることより確実に緩み止めすることができる。また、閉
塞部材7は外装部材5と同材質で形成すれば目立たない
から体裁を損なうことがなくしかも外装部材5の一部を
形成するものであることからコスト高を招かない。それ
に加えて、閉塞部材7は外装部材5を締付けボルト4に
固定することができて外装部材5がブラケット2から外
れるのを防ぐこともできる。
【0014】上述した実施例では閉塞部材7と締付けボ
ルト4とを相互に固定する突起7aを閉塞部材7に設け
また受け溝4dを締付けボルト4に設けたが、これとは
逆に、図3,4で示す如く受け溝7a′を閉塞部材7に
設けて突起を締付けボルト4の頭部4b′で兼ねること
ができる。また、外装部材5の開口部5a並びに閉塞部
材7を締付けボルト4の頭部4b,4b′と相対する側
に設ける場合で説明したが、それは締付けボルト4のね
じ部4cと相対する側に設けても同様に機能でき、必要
であれば双方に設けることもできる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る締付けボルト
の緩み止め構造に依れば、特別な部材によらないで締付
けボルトが緩むのを防止できてコスト高を招かずしかも
体裁が損なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る締付けボルトの緩み止め構
造を展開させて示す説明図である。
【図2】同構造を断面で示す説明図である。
【図3】本考案に係る締付けボルトの緩み止め構造を構
成する別の締付けボルト並びに閉塞部材を示す説明図で
ある。
【図4】図3の締付けボルト並びに閉塞部材による緩み
止め構造を部分断面で示す説明図である。
【図5】一般例に係る締付けボルトによる組立部材を示
す説明図である。
【符号の説明】
4 締付けボルト 5 外装部材 5a 開口部 7 閉塞部材 4a,7a′ 受け溝 7a,4b′ 突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締付けボルトが止められる各種部材の外
    側に少なくともボルト止め個所を覆う外装部材を嵌着
    し、その締付けボルトの端部が相対位置する外装部材の
    少なくとも片側面に角が口縁に付けられた開口部を設
    け、この開口部の口内に外郭縁が当該開口部の口縁と同
    形に形成された閉塞部材を嵌め込み、且つ、その閉塞部
    材と締付けボルトの端部との各相対面に角が周面に付け
    られた同形の突起と受け溝とを設け、これらを互いに嵌
    め合せて締付けボルトを閉塞部材に回止め固定したこと
    を特徴とする締付けボルトの緩み止め構造。
  2. 【請求項2】 上記開口部の口縁をギヤ歯状に形成し、
    その開口部の口内に外郭縁が当該開口部の口縁と同形に
    形成された閉塞部材を嵌め込み、該閉塞部材を外層部材
    に強固に回止め固定したことを特徴とする請求項1の締
    付けボルトの緩み止め構造。
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