JP2568280Y2 - 跳ね上げドアを有する組立家屋 - Google Patents

跳ね上げドアを有する組立家屋

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JP2568280Y2
JP2568280Y2 JP1993062753U JP6275393U JP2568280Y2 JP 2568280 Y2 JP2568280 Y2 JP 2568280Y2 JP 1993062753 U JP1993062753 U JP 1993062753U JP 6275393 U JP6275393 U JP 6275393U JP 2568280 Y2 JP2568280 Y2 JP 2568280Y2
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恵一 阿部
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、跳ね上げ式のドアを備
えており、このドアを庇として利用できるようにした組
立家屋に関する。より詳しくは、ゲートボール場の休憩
小屋などに供して好適な組立家屋に関する。
【0002】
【従来の技術】跳ね上げドアを有する組立家屋は、ガレ
ージや物置として利用されている。跳ね上げドアは、建
物本体の開口を塞ぐ垂直の閉じ位置と、建物本体内へ後
傾しながら昇揚移動して、開口の全体を開放する開き位
置との間で開閉でき、開き位置においては、ドア全体が
屋内上部にほぼ水平姿勢で収容される。設置に要する期
間やコストが少なくて済むことから、この種の組立家屋
は上記の用途以外にも、多方面で利用される傾向にあ
る。例えば、有料駐車場の管理小屋や物品販売小屋とし
て利用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案者は、近年広く
普及しているゲートボールに着眼し、組立家屋をゲート
ボール場用の休憩小屋に利用することを考えた。従来か
ら、ゲートボール場の片隅に東屋風の休憩所を設置し、
あるいはベンチや椅子等を用意して休憩に供することが
行われているが、これでは、雨風や日射をしのぐのに不
十分であるうえ、不使用時に無人状態となるゲートボー
ル場では、いたずら防止や防犯のために戸締りのできる
休憩所にすることが望まれる。戸締りのできる組立家屋
は、コート整備のための道具などを、次の使用機会まで
保管しておくのにも便利だからである。また、人家から
離れた個所に設置される物品販売小屋などの場合にも、
上記の休憩小屋と同様の仕様が望まれる。
【0004】本考案の目的は、休憩小屋や物品販売小屋
等に使用して好適な、跳ね上げドアを備えた組立家屋を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、建物本体1の
前面の開口2を開閉する跳ね上げドア3を有し、建物本
体1と跳ね上げドア3とは、跳ね上げドア3を昇揚支持
する揺動アーム10と、ドア重量を減殺するバランサ1
1とを介して連結してあり、建物本体1の内部に、ドア
上部に設けたローラ16を介して該ドア3を建物の内奥
側へ向かって移行案内するガイドレール19が設けてあ
る組立家屋において、ドア下部3aが開口2の上部から
外面に突出する位置で、跳ね上げドア3の開き限界を規
定するドアストッパー21が建物本体1に設けるられて
いることを特徴とする。更に具体的には、建物本体1の
内部にベンチ4を組み付ける。このベンチ4は、建物本
体1の内部に設置された固定ベンチ4Aと、可動ベンチ
4Bとで構成する。可動ベンチ4Bは、一端を固定ベン
チ4Aに接続して、建物本体1の内部に納まる収納位置
と、開口2の外面に突出する使用位置との間にわたって
出し入れ自在にする。
【0006】
【作用】跳ね上げドア3は、建物本体1の内部へ後傾し
ながら昇揚されて、開口2を開放するが、ドア下部3a
が開口2の上部から前面へ突出する位置で、ドアストッ
パー21により移動規制を受けてそれ以上開くことがで
きない。この状態で跳ね上げドア3は庇となり、ドア下
部3aの前方への突出量分だけ下方空間を有効に利用で
き、別に庇を設ける必要もない。不使用時には跳ね上げ
ドア3を閉じて施錠するだけで、防犯上の管理や道具保
管などをすることができる。
【0007】
【考案の効果】本考案の組立家屋では、跳ね上げドア3
の開き限界をドアストッパー21で規制することによ
り、ドア下部3aが開口2の上部から突出する位置を開
き限界位置とし、跳ね上げドア3を庇として利用できる
ようにしたので、開口2からのドア下部3aの突出量分
だけ前面の空間を有効に利用できる。従って、例えば組
立家屋をゲートボール場の休憩小屋として使用する場合
には、建物本体1以外にドア下部3aの下方空間を日射
や雨を避けるためのスペースに利用でき、建物本体1内
への雨の降り込みも良く防止できる。物品販売小屋など
の場合には、ドア下部3aの下方空間を商品の陳列スペ
ースや、購買者の応対スペースなどに利用できる。跳ね
上げドア3を庇に利用するので、別に庇を設ける場合の
コスト増加や組立家屋の外形寸法の増加がない点でも有
利である。建物本体1の内部に固定ベンチ4Aと可動ベ
ンチ4Bとからなるベンチ4を組み付けてあるので、ド
ア下部3aの下方に可動ベンチ4Bを突出させることに
よって、庇で覆われた可動ベンチ4Bで着座人員を増加
できるうえに、不使用時には可動ベンチ4Bを建物本体
1内に収容していたずら等を防止できる。
【0008】
【実施例】図1ないし図5は、本考案の組立家屋をゲー
トボール場の休憩小屋に供した実施例を示す。図1にお
いて、符号1は建物本体、2は建物本体1の前面のほぼ
全体を占める開口、3は開口2を開閉する跳ね上げド
ア、4は休憩用のベンチである。跳ね上げドア3は、四
角形状のドア枠5に連続山形に折曲された複数の鋼板製
の壁パネル6を固定して形成されており、ドア枠5の下
枠5aに開閉用のハンドル7と、施錠装置8を備えてい
る。施錠装置8は、キー操作によって鎖錠あるいは解錠
でき、鎖錠時には左右一対のロッド8aが左右の開口枠
2aに設けた係合穴2bに進入係合して、跳ね上げドア
3を開き操作不能にロック保持する。
【0009】図2において、跳ね上げドア3を開閉自在
に支持するために、左右の開口枠2aと跳ね上げドア3
との間に、左右一対の揺動アーム10およびバランサ1
1を設け、建物本体1の内側壁の上部左右に、ドア上部
に設けた左右の各ローラ16を移行案内する一対のガイ
ドレール19を設ける。詳しくは、揺動アーム10の一
端は開口枠2aに固定したブラケット12にピン13で
接続し、揺動アーム10の他端はドア枠5の側枠部内面
に固定したブラケット14にピン15で接続した。バラ
ンサ11は引っ張りばねからなり、その一端をピン13
より上方でブラケット12に掛け止め、他端を揺動アー
ム10の揺動先端寄りに掛け止め装着した。このバラン
サ11を設けることによって、開閉時のドア重量を減殺
して操作力を軽減でき、跳ね上げドア3の開き姿勢を開
き限界位置において維持できる。
【0010】図4および図5において、左右の各ローラ
16は、ドア枠5の内面上隅に固定した左右の各ローラ
ブラケット17で軸18を介して遊転自在に支持する。
ガイドレール19は上下に長い断面C字状の枠体からな
り、その上下の枠溝でローラ16を移行案内する。ガイ
ドレール19でローラ16を介してドア上部を移行案内
することにより、閉じ位置において垂直状態にあった跳
ね上げドア3は、後傾しながら建物本体1内へ収容案内
できる。
【0011】跳ね上げドア3を利用して開口2の上端に
庇を形成するために、ガイドレール19の内奥端にドア
ストッパー21を設け、これで跳ね上げドア3の開き限
界を規定している。図のドアストッパー21は、ガイド
レール19の下側の枠溝に連続する逆台形状の凹部22
と、該凹部22に隣接してガイドレール19の内側壁に
固定した規制具23とからなる。規制具23は、L字状
の金具24にゴム製の緩衝ブロック25を外嵌して形成
されており、緩衝ブロック25がガイドレール19の開
口面から室内側へ突出している。
【0012】図3において、ベンチ4は建物本体1の開
口2を除く壁面に沿って平面視でコ字状に配置した固定
ベンチ4Aと、固定ベンチ4Aに隣接して開口2の外面
へ突出可能な左右一対の可動ベンチ4Bとからなる。固
定ベンチ4Aは、中空箱状の脚部27と、脚部27の上
面開口を開閉自在に覆う座板28とからなる。脚部27
に道具や用具を収納できる。壁面に沿って設けられた3
個の座板28は、それぞれ壁面側に設けた図外のヒンジ
を中心にして揺動開閉できる。可動ベンチ4Bは、座板
29と、座板29の外端下面に固定した脚体30とから
なり、座板29の屋内側の端部が開口2に臨む固定ベン
チ4Aの脚部28にヒンジ31で折りたたみ自在に接続
されている。これにより、不使用時に可動ベンチ4Bは
図3の想像線で示すように固定ベンチ4Aの座板28上
に反転して折りたたみ収納でき、使用時にはヒンジ31
を中心にして展開操作するだけで簡単に前方外側へ突出
するよう設置できる。
【0013】次に主としてドアストッパー21の作動状
態を説明すると、跳ね上げドア3を開き操作して行け
ば、ドア全体が後傾しながら揺動アーム10で規定され
た軌跡に沿って昇揚され、ドア上部を始端にして建物本
体1の内面上部へと収容される。そして、図2に示すよ
うに、ドア下部3aが開口2の上部に近付くと、ローラ
16が凹部22に落ち込み、それ以上跳ね上げドア3が
内奥側へ移行するのを規制する。このとき、ドア上部の
内面が規制具23の緩衝ブロック25で受け止められ
る。規制具23は、跳ね上げドア3が勢いよく開き操作
されるとき、ローラ16が凹部22を乗り越えて内奥側
へ移行するのを防ぐことにもなる。ドアストッパー21
で開き限界を規定することにより、ドア下部3aが開口
2の上端から外面へ突出して、開口2と同幅の庇を形成
できる。なお、具体的には、ドア下部3aの開口2から
の突出寸法が1m弱になるようドアストッパー21を設
け、さらに開き限界においてドア全体をドア下端側へ向
かって僅かに下り傾斜させて、ドア閉じ操作を行いやす
くした。跳ね上げドア3を閉じるときは、ドア下端を僅
かに引き下げ操作して、ローラ16を凹部22から抜き
出し、その状態を維持したままで、ドア全体を下方に揺
動させる。
【0014】図6はドアストッパー21の別実施例を示
しており、揺動アーム10とは別に牽制アーム33を設
け、その一端をピン13より下方で開口枠2aに連結
し、他端を揺動アーム10にピン34で連結してストッ
パー21とした。揺動アーム10には、牽制アーム33
と揺動アーム10の軌跡差を吸収する長穴35が設けて
あり、その一端にピン34が嵌まり込む係合溝36を設
ける。ピン34が係合溝36に嵌まり込んだ状態におい
ては、跳ね上げドア3は閉じ方向と開き方向のいずれに
も変位できない。
【0015】図7はベンチ4の別実施例を示す。そこで
は、可動ベンチ4Bの座板29を固定ベンチ4Aの座板
28に対して摺動自在に外嵌装着し、可動ベンチ4Bを
固定ベンチ4Aに対して押し引き操作で出し入れできる
ようにした。この場合も、固定ベンチ4Aの座板28の
大部分は、可動ベンチ4Bを開口外へ抜き出した状態の
とき開閉できるようにすればよい。
【0016】本考案の組立家屋を物品販売小屋に供する
場合には、建物本体の内部にショーケースや陳列棚など
を収容する。さらに必要があれば、庇となるドア下部3
aの下方空間を利用して、そこに陳列台などを設置す
る。その他、本考案の組立家屋は、屋外遊戯施設等に設
置される臨時の券売小屋や案内所などにも利用できる。
ドア下部3aの開口2からの突出量は、可能な限り大き
くすることが好ましいが、少なくとも50cm位あればよ
い。バランサ11は金属ばねである必要はなく、ガスス
プリングに代えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立家屋の前面側から見た斜視図である。
【図2】ドア開閉機構を説明する内部の側面図である。
【図3】ベンチ構造を説明する縦断側面図である。
【図4】ドアストッパーの側面図である。
【図5】図4におけるA−A線断面図である。
【図6】ドアストッパーの別実施例を示す側面図であ
る。
【図7】ベンチの別実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 建物本体 2 開口 3 跳ね上げドア 3a ドア下部 10 揺動アーム 11 バランサ 16 ローラ 19 ガイドレール 21 ドアストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体1の前面の開口2を開閉する跳
    ね上げドア3を有し、建物本体1と跳ね上げドア3と
    は、跳ね上げドア3を昇揚支持する揺動アーム10と、
    ドア重量を減殺するバランサ11とを介して連結してあ
    り、建物本体1の内部に、ドア上部に設けたローラ16
    を介して該ドア3を建物の内奥側へ向かって移行案内す
    るガイドレール19が設けてある組立家屋であって、 ドア下部3aが開口2の上部から外面に突出する位置
    で、跳ね上げドア3の開き限界を規定するドアストッパ
    ー21が建物本体1に設けられており、 建物本体1の内部にベンチ4が組み付けられており、 ベンチ4が、建物本体1の内部に設置された固定ベンチ
    4Aと、一端が固定ベンチ4Aに接続されて、建物本体
    1の内部に納まる収納位置と、開口2の外面に突出する
    使用位置との間にわたって出し入れ自在な可動ベンチ4
    Bとで構成してある ことを特徴とする跳ね上げドアを有
    する組立家屋
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CN107993796B (zh) * 2017-12-28 2023-12-22 营口众成电力设备制造有限公司 具有高稳定性的干式变压器防护外壳

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JP3054578U (ja) * 1998-06-01 1998-12-08 ポリテック株式会社 鶏卵パック

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