JP2567692B2 - 位置検索方式 - Google Patents

位置検索方式

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JP2567692B2
JP2567692B2 JP1036500A JP3650089A JP2567692B2 JP 2567692 B2 JP2567692 B2 JP 2567692B2 JP 1036500 A JP1036500 A JP 1036500A JP 3650089 A JP3650089 A JP 3650089A JP 2567692 B2 JP2567692 B2 JP 2567692B2
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一夫 平岡
金五郎 徳島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無線方式によって移動体の位置検出を行う位
置検索方式に関する。本発明は、特に人、動物、あるい
は車両などの移動体の位置を検出するもので、移動体が
携帯しあるいは取付けられた移動無線機が基地局装置の
エリア内で受信した複数の中間局装置からの位置情報を
記憶してこの位置情報を呼出があったときに送出してこ
の移動機から送信された位置情報に基づいて当該移動無
線機の位置を探索する方式および基地局装置のエリアの
近傍に境界局装置を設け、エリアの境界にきたことを移
動機に通知するとともにエリアの境界に移動機がきたこ
とを検知する方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、人や動物などの移動する移動体に移動無線機を
取付けあるいは携帯させ、この移動体の位置を移動無線
機の送信信号に基づいて検出して、動物の習性を研究し
たり、あるエリア内にいる人を呼び出したりすることが
行われている。
また老人看護の観点から徘徊性のある老人の位置を検
出する方式として、監視対象となる老人に小型の移動無
線機を携帯させ、この移動無線機からの信号を受信して
その位置を正確に検出する技術が求められている。
また展示会や博覧会のように多数の入場者があり迷子
が生じ易いところで、迷子の検索用に、入場する子供た
ちにそれぞれ携帯式の移動無線機を携帯させ、迷子が生
じたときには、監視を行う基地局装置から当該探索すべ
き子供が携帯している移動無線機を読み出してこの迷子
になった子供を検索することが行われている。
このような無線により移動体の位置検索を行う従来の
方式の構成を第11図に示す。
この第11図で符号12は移動機であり、人などの移動体
が携帯しあるいは移動体に取付けられた移動無線機であ
る。基地局装置14は、そのエリア1内に複数の中間局装
置131〜13nと固定的な伝送路151〜15nにより接続されて
いる。この伝送路15は有線回路あるいは無線回路により
構成されている。
この従来の無線による位置検出方式の動作を説明す
る。移動機12はそれぞれ個別の識別符号(以下IDコード
という。)が付されており、予め基地局装置14に登録さ
れている。
基地局装置14は、移動機12を呼び出すときには、移動
機固有のIDコードを含む信号を中間局装置13を介して送
信する。移動機12は、自己の固有のIDコードを含む信号
を受信したときには応答信号を送信する。中間局装置13
はこの移動機12からの応答信号を受信する。中間局装置
13は移動機12からの応答信号を受信してこれを基地局装
置14に伝送路15を介して伝送し、基地局装置14は、この
中間局装置13から伝送された移動機12からの応答信号に
基づいて移動機12の位置を検索するものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この従来の位置検索方式では、基地局装置14は、複数
の中間局装置13で受信した移動機12の応答信号から移動
機12の位置を割り出すもので、その位置を割り出すため
には複数の中間局装置13で受信した移動機からの応答信
号の強度などをもとに移動機12の位置を推定するもので
あるため、中間局装置13の相互の境界付近に移動機が位
置するときは、移動体の位置推定が正確にできない問題
があった。また、移動機は常に移動しているものなの
で、その時点で検出した位置も次には移動してしまうた
め、次に移動する位置を推定できる機能が求められてい
た。
また、従来の方式では、移動機が基地局装置のエリア
外に移動する場合には、その移動を確認することができ
ないため、例えば展覧会場などで貸付した移動機がエリ
ア外へ移動したことを確認できず、検索すべき移動機の
位置の検索に手間取ることがあった。また会場外への持
ち出しを防止できない問題があった。
本発明は、上述の従来技術に鑑みてなされたもので、
移動機の位置の検索を正確に行うことができ、またエリ
ア外への持ち出しやエリア外への移動を確認できる位置
検索方式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、基地局装置のエリア内の複数の中間局装置
が配置され、基地局装置は移動する移動体が携帯しまた
は移動体に取付けられた移動機からの無線信号を上記中
間局装置を介して受信して上記移動体の位置を検索する
位置検索方式において、 上記中間局装置として、当該中間局装置ごとに個別に
割当てられた個別識別符号の位置情報を含む信号を送信
する複数の第1の中間局装置が設けられ、 上記基地局装置のエリアの境界近傍に複数の境界局装
置が設けられ、この境界局装置は、上記移動機に共通す
る共通符号を含む信号を送出する送信手段と、上記移動
機から送信される移動機ごとに個別に割当てられた個別
識別符号を含む信号を受信する手段と、上記基地局装置
に受信した個別識別符号を含む信号を伝送する手段とを
備え、 上記移動機は、上記第1の中間局装置から送信された
位置情報を含む信号を受信する第一受信手段と、この第
一受信手段で受信した位置情報を順次記憶する記憶手段
と、上記境界局装置から送信される共通符号を含む信号
を受信する第二受信手段と、この第二受信手段で受信し
た信号から共通符号を検出する符号検出手段と、この符
号検出手段で共通符号を検出したとき警報を発する警報
手段と、上記符号検出手段で共通符号を検出したときに
上記境界局装置に対して移動機の個別識別符号および上
記記憶した位置情報を含む信号を送信する送信手段とを
備え、 上記基地局装置は、上記境界局装置を介して受信した
移動機を個別識別符号および位置情報を含む信号を受信
したときに、当該移動機を境界近傍に存在するものとし
て上記移動機の位置検索処理を行う手段を備えたことを
特徴とする。
なお、移動機の記憶手段に記憶される位置情報は、移
動機の移動の履歴を示す少なくとも最新の位置情報およ
びその前に受信した位置情報を含むことが好ましい。
〔作用〕
第1の中間局装置からはその中間局装置に個別に割当
られた個別識別符号の位置情報を含む位置信号が送信さ
れている。
移動機はこの第1の中間局装置の近傍を通過するとき
この第1の中間局装置からの位置信号を受信して、その
位置情報を順次記憶し、最終の位置情報を記憶してい
る。
基地局装置から移動機に対して、その移動機固有のID
コードを含む呼出信号が送信され、移動機がこの呼出信
号を受信して、自己のIDコードと一致することを検出し
たときは、移動機は自己のIDコードと記憶した第1の中
間局装置の位置情報とを含む応答信号が近辺にある受信
専用の第2の中間局装置に対して送信する。
基地局装置は、この第2の中間局装置を介して受信し
た移動機からの応答信号からの第1の中間局装置の位置
情報に基づいて移動機の現在位置を推定して、移動機の
位置を検索する。
また、移動機が境界局装置の近傍にきたときは、移動
機は、境界局装置から送信される移動機に共通の符号を
含む共通符号信号を受信し、このときには警報を発した
エリアの境界にいることを知らせ、また境界局装置に対
して移動機のIDコードとそれまで記憶していた位置情報
とを含む応答信号を送出し、境界局装置を介して基地局
装置に伝送する。
基地局装置は、この境界局装置を介して伝送されてき
た移動機のIDコードと位置情報とに基づいて移動機をエ
リア境界に移動した扱いとする。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明一実施例の位置検索方式の構成を示す
ものである。この実施例は、例えば博覧会での迷子の捜
索および緊急連絡用に移動機を用いてその位置を検索す
るものである。
本実施例位置探索方式は、基地局装置14と、第1の中
間局装置としての複数のゲートポスト161〜16nと、第2
の中間局装置としての複数のサインポスト171〜17nと、
基地局装置14が構成するエリア1の境界近傍に設けられ
た複数の境界局装置181〜18nと、このエリア1内で移動
する複数の移動機12とから構成されている。このゲート
ポスト161〜16nおよびサインポスト171〜17nは、それぞ
れ基地局装置14のエリア1内に複数設けられている。そ
してゲートポスト16は独立に動作し、サインポスト17は
固定に伝送路151〜15nで基地局装置に接続されている。
また境界局装置18も基地局装置14に固定の伝送路191〜1
9nで接続されている。この固定の伝送路15、19は有線あ
るいは無線回路によって構成される。
また、基地局装置14、ゲートポスト16、サインポスト
17、境界局装置18はそれぞれアンテナが設けられた無線
装置であり、基地局装置14とゲートポスト16は送信専
用、サインポスト17は受信専用、境界局装置18は送受信
可能に構成されている。
次に第2図に移動機12の構成を示すブロック図を示し
て移動機の構成を説明する。
移動機12は送受信可能な無線装置で、この会場内に入
るときに貸与され、人が携帯しあるいは首からぶら下げ
ることができる程度に軽いものである。
そして、移動機12のアンテナ21はスイッチ22により受
信部23と、送信部31に切替接続される。この受信部23
は、周波数fbの受信を行う受信回路24と、周波数faの受
信を行う受信回路25と、周波数fcの受信を行う受信回路
26とから構成されており、3つのチャネルの受信が可能
である。受信回路24の出力は符号検出回路28に導かれ、
符号検出回路28は、移動機固有のIDコードおよび移動機
に共通の共通符号を記憶する符号記憶部29の出力とこの
受信回路24の出力とを比較する。符号検出回路28の出力
はブザー30に導かれており、警報を発する必要があると
きにブザー30は音を発する。受信回路26の出力はメモリ
27に導かれており、受信回路26で出力する位置情報Mを
記憶する。このメモリ27の出力と受信回路25の出力は送
信部31に導かれており、送信部31は、符号記憶部29の出
力と受信回路25およびメモリ27の出力に基づいて送信を
行う。この移動機には移動機全体の制御を行う制御部32
が設けられており、受信部23の各受信回路24〜26の切替
制御、あるいは送信と受信の切替えを行うスイッチ22の
切替制御、あるいは符号検出、応答信号の生成などを制
御する。また、この制御部32にはスイッチ33が設けられ
ており、携帯者がスイッチ33を操作することにより移動
機が発信を行うことができるように構成されている。
次に第3図にゲートポスト16の構成例を示す。このゲ
ートポスト16は、ゲートポスト16ごとに個別に割当られ
た個別識別符号の位置情報を含む位置信号を移動機12に
送信するための送信専用に構成されている。
このゲートポスト16は、送信周波数fcで位置信号を送
信する送信回路41と、この送信回路41に電源を与える電
源回路42と、ゲートポストのそれぞれに個別に割当てら
れた固有の位置情報を記憶する位置情報メモリ43とを備
えている。この位置情報メモリ43には、メモリ43aおよ
び送信タイミングを基地局から制御するための制御イン
タフェース回路43bを含む。
第4図はサインポスト17の構成例を示すものである。
このサインポスト17は、移動機12からの無線信号を受信
して基地局装置14に伝送する受信専用に構成されてい
る。サインポスト17は移動機12からの周波数faの無線信
号を受信する受信回路45と、この受信回路45に電源を与
える電源回路46と、基地局装置14への伝送路15とのイン
タフェースをとるインタフェース回路47とを備えてい
る。このインターフェース回路47には、受信データを一
時保持する受信データバッファ47aおよび制御インタフ
ェース回路47bを含む。
第5図は境界局装置18の構成例を示す。
この境界局装置18は、周波数fbで移動機に共通する共
通符号を含んだ共通符号を送信する送信回路51と、周波
数faの移動機からの応答信号を受信する受信回路52を備
えており、送受信兼用となっている。また、境界局装置
18は、送信回路51、受信回路52に電源を供給する電源回
路53を備えており、送信回路51は、複数の移動機に共通
の共通符号を記憶する共通符号メモリ54に接続され、受
信回路52は、基地局装置14への伝送路19とのインタフェ
ースをとるインタフェース回路55とを備えている。
次に本実施例位置検索方式で使用する無線信号の符号
構成を第6図に示す。
第6図(a)に示す符号構成は、基地局装置14がエリ
ア内の特定の検索すべき移動機を呼び出すための呼出信
号の符号構成である。この呼出信号は、呼び出すべき移
動機のIDコードを含むもので、信号の開始を示して同期
をとり、次に符号がくることを示すためのプリアンブ
ル、次に本実施例の検索システムで使用することを示す
システムコード、次にまたプリアンブルがきて、最後に
呼び出すべき移動機固有の識別符号であるIDコードがく
る信号構成となっている。このシステムコードは他のシ
ステムとの混信を防止するためのもので、システム独自
に設定されたコードである。(b)に示す符号構成は、
ゲートポスト16から送信される位置信号の符号構成を示
している。この信号はプリアンブル、システムコード、
プリアンブルに続いてゲートポスト16のそれぞれに個別
に割当てられた位置情報Mがくる。この位置情報Mは移
動機12内のメモリ27に記憶されるものである。(c)に
示す符号構成は、境界局装置18から送信される共通符号
信号の符号構成を示している。この共通符号信号は、プ
リアンブル、システムコード、プリアンブルに続いて各
移動機に共通の共通コードがくる符号構成である。
そして、(d)に示す符号構成は、移動機12からサイ
ンポスト17および境界局装置18に送信される応答信号の
符号構成を示している。この移動機12から送信される応
答信号はプリアンブル、システムコード、プリアンブ
ル、移動機に固有のIDコード、プリアンブルに続いて、
最も新しく記憶されたゲートポスト16からの位置情報
M1、プリアンブル、次に新しく記憶された位置情報M2
順に構成されるものである。
以上の信号のうち、移動機固有のIDコードを含む呼出
信号と、移動機共通の共通コードを含む共通符号信号と
は、同一の周波数fbによって基地局装置14および境界局
装置18とから送信される。また、位置信号は、各ゲート
ポスト16から周波数fcによって送信される。そして移動
機12からは周波数faによって応答信号がサインポスト17
および境界局装置18に送信される。
したがって、本実施例方式では、fa、fb、fcの三つの
チャネルを用いて移動機との無線信号の送受がされるこ
とになる。
次に第7図ないし第9図に移動機、ゲートポスト、サ
インポスト、境界局装置、基地局装置との相互の信号の
伝送を説明するシーケンス図、第10図に基地局装置から
の移動機の位置検索処理を説明するフローチャートを挙
げて、本実施例位置検索方式の動作を説明する。
移動機は、この博覧会の入場者や職員などに貸与され
て使用されるものとする。このとき入場者は住所、氏名
を貸与した移動機ごとにIDコードに対応して基地局装置
14に登録しておく。
まず、第7図および第10図に基づいて迷子の場合の位
置検索動作を説明する。
ゲートポスト16は、第6図(b)に示すゲートポスト
16のそれぞれに固有の位置情報Mを含む位置信号を周波
数fcで常時送信している。
移動機12は、ゲートポスト16の近傍を通過するときに
このゲートポスト16からの位置信号を受信回路26で送信
し、位置信号中からゲートポスト16の位置情報Mを抽出
して、これをメモリ27に記憶する。この位置情報Mの記
憶は、ゲートポスト16の近傍を通過したときに自動的に
行われ、最新の位置情報を順次メモリ27に記憶してお
く。
迷子が発生したとき、保護者から会場内の電話などを
使用して迷子の通報が基地局装置になされる(ステップ
S61)。基地局装置14では、通報があった住所・氏名に
基づいてあらかじめ基地局装置14に登録されている該当
の移動機のIDコードを検索する(ステップS62)。基地
局装置14は、検索した呼び出すべき移動機のIDコードを
含んだ呼出信号である識別符号信号を基地局装置14から
そのエリアに対して周波数fbのチャネルで送信する(ス
テップS63)。
移動機12の受信部23は、ゲートポスト16からの周波数
fcの位置信号と基地局装置14からの周波数fbの呼出信号
との受信を制御部32の制御により一定間隔で切り替えて
いる。このため、基地局装置14から呼び出しがあったと
きには、受信部23は、受信回路24で呼出信号を受信し、
この受信出力を符号検出回路28に与える(ステップS6
4)。符号検出回路28は、受信回路24からの受信出力か
らIDコードを抽出し、自機のIDコードを記憶している符
号記憶部29からIDコードと比較して自機のIDコードと一
致しているかを検出する。自機のIDコードと一致してい
る場合は、ブザー30を鳴動させて警報音を発して呼び出
しがあったことを携帯者に知らせる。また、自機のIDコ
ードを検出したときは、制御部32の制御により、近辺の
サインポスト17に対して応答信号を送信する(ステップ
S65)。この応答信号は、第6図(d)に示す符号構成
により行うもので、符号記憶部29からのIDコードとメモ
リ27に記憶しているゲートポスト16からの位置情報Mと
を組み合わせた信号である。この信号に含まれる位置情
報Mは、最新の位置情報M1とその前に通過したゲートポ
スト16の位置情報M2とからなり、この位置情報M1、M2
IDコードの後に付加して応答信号を構成する。この応答
信号は送信部31から周波数faで送信される。移動機12
は、送信を行う場合には、まずスイッチ22を受信側にし
ておき、受信回路25によって周波数faのキャリアセンス
を行い、この周波数faのチャネルが空きであることを確
認した後、スイッチ22を送信側に切替え、応答信号を送
信する。この送受信の切替え、応答信号の作成制御は制
御部32の制御により行う。
サインポスト17は、移動機12からの応答信号を受信す
ると、受信した移動機のIDコード、位置情報とともにサ
インポストのIDコードを伝送路15を介して基地局装置14
へ送る。
基地局装置14は、サインポスト17から伝送されてきた
移動機のIDコードにより呼び出しを行った該当移動機で
あることを確認する(ステップS67)。そして、受信し
た位置情報とサインポストのIDコードから、検討すべき
移動機12の位置を予測する(ステップS68)。この移送
機12の位置予測は、ゲートポスト16およびサインポスト
17の配置された位置と人の行動パターンに基づいて行
う。この位置予測結果はディスプレー装置に表示され、
この表示された結果に基づいて、移動機が会場内のどこ
にいるかを確認して、迷子の通報を行った保護者に対し
て連絡を行う(ステップS70)。なおステップS67で移動
機のIDコードのみでなくシステムコードも用いて呼出移
動機の確認を行うこともできる。
次に第8図および第10図に基づいて移動機12を携帯者
からの緊急連絡用に用いた場合の動作を説明する。
まず、ゲートポスト16は、第6図(b)に示すゲート
ポスト16のそれぞれに固有の位置情報Mを含む位置信号
を周波数fcで常時送信しており、移動機12は、ゲートポ
スト16の近傍に通過するときにこのゲートポスト16から
の位置信号を受信して、ゲートポスト16の位置情報Mを
抽出して、最新の位置情報を順次メモリ27に記憶してい
るのは、第7図に示す動作と同一である。
そこで、移動機12の携帯者が迷子になったり、あるい
は気分が悪くなるなど緊急連絡の必要がある緊急事態が
発生するものとする(ステップS71)。そのとき移動機1
2の携帯者は、移動機12のスイッチ33をオンにし、緊急
信号を送信する動作に入る(ステップS72)。スイッチ3
3がオンになると、制御部33は、応答信号と同じく、シ
ステムコード、移動機のIDコード、ゲートポスト16から
の位置情報Mを含んだ信号(第6図(d))を送信部31
からサインポスト17に対して送信する(ステップS7
3)。
サインポスト17は移動機12からの信号を受信すると、
受信した移動機IDコード、位置情報とともにサインポス
ト17のIDコードを基地局装置14に伝送する。基地局装置
14は、サインポスト17から伝送されてきた移動機の情報
から該当移動機を確認した後、位置情報、サインポスト
17のIDコードに基づいて信号を送信した移動機の位置を
予測する(ステップS67、S68)。この結果は、ディスプ
レイ装置に表示され、信号を送信した移動機が会場内の
どこにいるかを確認した後、警備員などの必要な連絡先
に連絡を行う(ステップS69、S70)。
次に第9図にシーケンス図により境界局装置18を使用
した位置検索動作を説明する。
移動機12は、会場内を移動すると、ゲートポスト16か
らの周波数fcの位置信号を受信し、このゲートポスト16
から受信した位置信号から最新の位置情報Mを順次メモ
リ27に記憶していることは第7図、第8図に示す動作と
同じである。
境界局装置18は、基地局装置14のエリアの境界付近に
複数設置されており、共通符号信号を常時送信してい
る。この共通符号信号は、第6図(c)に示す符号構成
からなる信号であり、移動機に共通の符号の共通コード
をその中に含む信号である。この共通符号信号は、周波
数fbによって境界局装置18から常時送信されている。
移動機12はその受信部23の受信回路24により共通符号
信号を受信する。受信された共通符号信号の出力は符号
検出回路28に与えられ、符号記憶部29に記憶されている
共通符号に一致するかの判定がなされる。共通符号に一
致している場合はブザー30が動作し、警報音が発せられ
る。
これにより携帯者は会場の境界にいることを知ること
ができ、また会場外への移動機12の持ち出しを防止する
ことができる。
また、移動機12は、境界局装置18からの共通符号信号
を受信すると、制御部32の制御により、基地局装置14か
らの呼出信号に対する応答と同じく、移動機IDコード
と、それまで記憶しているゲートポスト16からの位置情
報とを含む応答信号を周波数faのチャネルにより境界局
装置18に送信する。
境界局装置18は、移動機12からの応答信号を受信する
と、受信した移動機IDコード、位置情報とともに境界局
装置のIDコードを基地局装置14に伝送路19で伝送する。
基地局装置14は、境界局装置18からの移動機IDコー
ド、位置情報、境界局装置IDコードとから当該移動機12
を境界に到達したものとして、会場内で移動している他
の移動機とは別個の扱いとする。これにより呼び出しを
行う場合には、境界に到達した移動機として会場内で移
動している移動機とは別の検索を行うようにする。また
移動機を携帯している人によっては会場外に出たものと
して扱う。
このようにして移動機のエリア外の持ち出しを防止で
きるとともに、境界外への移動としての扱いが可能であ
る。
なお、上述の実施例では、ゲートポスト16とサインポ
スト17は別の装置として別個に配置することにしたが、
必ずしも別個に配置する必要はなく、ゲートポストの位
置情報を送信する機能と、サインポストの移動機の応答
信号を受信する機能とを一つのものとして、一つの中間
局装置として構成できるのはもちろんである。
また、移動機12に対する呼出信号を基地局装置14から
送信することとしたが、ゲートポストを基地局装置14に
伝送路で接続し、周波数fbの送信部を設けて、ゲートポ
ストを介して移動機を呼び出す構成とすることはもちろ
ん可能である。さらに、サインポスト17、境界局装置18
から基地局装置14に対して、移動機のIDコード、位置情
報とともに、それぞれのサインポスト17のIDコード、境
界局装置18のIDコードを送るものとしたが、基地局装置
14でどのサインポスト、境界局装置から伝送されてきて
いるかを検出する手段を設ければ、各サインポスト、境
界局装置のIDコードを送る必要はない。
また、上記実施例は博覧会などでの迷子、緊急連絡、
持ち出し防止用の移動機の位置検索方式の例で説明した
が、必ずしも本発明の実施は博覧会での使用にかぎられ
ない。たとえば、老人看護の観点から徘徊性のある老人
に上述の移動機を携帯させ、地域に基地局装置および上
述のゲートポスト、サインポストを設置することによ
り、徘徊性の老人の行動を見守ることが可能であり、ま
た行方不明となったときも容易にその位置を検索して探
し出すことができるものである。
〔発明の効果〕
このように構成することにより、本発明は、移動機が
移動した履歴を中間局装置の位置情報により検索、知る
ことができるので、その位置情報と人などの行動パター
ンとから移動機の移動位置を正確に予測することが可能
である。また、移動機が中間局装置の境界付近に存在し
たとしても、その位置情報から移動機の位置を正確に予
測することができる。
また、エリア外に出ようとする場合には、警報を発す
るため移動機の持ち出しを防止することができ、しかも
そのようなエリア外に出ようとする移動機に対しては会
場内の移動機とは別の扱いが可能なので、移動機の移動
履歴により位置検索を行う検索処理を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の位置検索方式を説明する図。 第2図は実施例移動機の構成を示すブロック図。 第3図は実施例ゲートポストの構成を示すブロック図。 第4図は実施例サインポストの構成を示すブロック図。 第5図は実施例境界局装置の構成を示すブロック図。 第6図は信号の符号構成を示す図。 第7図、第8図、第9図は実施例位置検索を説明するシ
ーケンス図。 第10図は位置検索の動作を説明するフローチャート。 第11図は従来の位置検索方式の構成を示す図。 1……エリア、12……移動機、131〜13n……中間局装
置、14……基地局装置、151〜15n、191〜19n……伝送
路、161〜16n……ゲートポスト、171〜17n……サインポ
スト、181〜18n……境界局装置、22、33……スイッチ、
23……受信部、24〜26、45、52……受信回路、27……メ
モリ、28……符号検出回路、29……符号記憶部、30……
ブザー、31……送信部、32……制御部、41、51……送信
回路、42、46、53……電源回路、43……位置情報メモ
リ、54……共通符号メモリ、47、55……インタフェース
回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−198232(JP,A) 特開 昭62−26942(JP,A) 特開 昭62−38040(JP,A) 特開 昭62−111532(JP,A) 特公 昭48−36082(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局装置のエリア内に複数の中間局装置
    が配置され、基地局装置は移動する移動体が携帯しまた
    は移動体に取付けられた移動機からの無線信号を上記中
    間局装置を介して受信して上記移動体の位置を検索する
    位置検索方式において、 上記中間局装置として、 当該中間局装置ごとに個別に割当てられた個別識別符号
    の位置情報を含む信号を送信する複数の第1の中間局装
    置(16)が設けられ、 上記基地局装置のエリアの境界近傍に複数の境界局装置
    (18)が設けられ、 この境界局装置は、 上記移動機に共通する共通符号を含む信号を送出する送
    信手段(51)と、 上記移動機から送信される移動機ごとに個別に割当てら
    れた個別識別符号を含む信号を受信する手段(52)と、 上記基地局装置に受信した個別識別符号を含む信号を伝
    送する手段(52、55)と を備え、 上記移動機は、 上記第1の中間局装置から送信された位置情報を含む信
    号を受信する第一受信手段(26)と、 この第一受信手段で受信した位置情報を順次記憶する記
    憶手段(27)と、 上記境界局装置から送信される共通符号を含む信号を受
    信する第二受信手段(24)と、 この第二受信手段で受信した信号から共通符号を検出す
    る符号検出手段(28)と、 この符号検出手段で共通符号を検出したとき警報を発す
    る警報手段(30)と、 上記符号検出手段で共通符号を検出したときに上記境界
    局装置に対して移動機の個別識別符号および上記記憶し
    た位置情報を含む信号を送信する送信手段(31)と を備え、 上記基地局装置は、 上記境界局装置を介して受信した移動機を個別識別符号
    および位置情報を含む信号を受信したときに、当該移動
    機を境界近傍に存在するものとして上記移動機の位置検
    索処理を行う手段を備えた ことを特徴とする位置検索方式。
  2. 【請求項2】移動機の記憶手段に記憶される位置情報
    は、移動機の移動の履歴を示す少なくとも最新の位置情
    報およびその前に受信した位置情報を含む請求項1記載
    の位置検索方式。
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