JP2564231B2 - 化粧板 - Google Patents
化粧板Info
- Publication number
- JP2564231B2 JP2564231B2 JP4215529A JP21552992A JP2564231B2 JP 2564231 B2 JP2564231 B2 JP 2564231B2 JP 4215529 A JP4215529 A JP 4215529A JP 21552992 A JP21552992 A JP 21552992A JP 2564231 B2 JP2564231 B2 JP 2564231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- pattern
- base material
- mdf
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅や店舗の床、
壁、天井、ドア、カウンター等に使用する化粧板に関す
る。
壁、天井、ドア、カウンター等に使用する化粧板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅や店舗で使用する化粧板で木
目柄は、天然木化粧単板を貼るものから人工杢や木目柄
化粧シートを貼る方向へ一部動いており、(1) 塩ビシー
トに木目等の柄を印刷したものを基材に貼り付けるタイ
プ、(2) 塩ビシートに木目等の柄を更に導管をまねた凹
凸を施したものを基材に貼り付けるタイプ、(3) 紙に木
目等の柄を印刷したものを基材に貼り付けるタイプ、
(4) 低級木質基材の表面に木質柄を印刷した転写シート
をのせ、低級木質基材の表面に高級木質紙を転写したタ
イプ、とがある。
目柄は、天然木化粧単板を貼るものから人工杢や木目柄
化粧シートを貼る方向へ一部動いており、(1) 塩ビシー
トに木目等の柄を印刷したものを基材に貼り付けるタイ
プ、(2) 塩ビシートに木目等の柄を更に導管をまねた凹
凸を施したものを基材に貼り付けるタイプ、(3) 紙に木
目等の柄を印刷したものを基材に貼り付けるタイプ、
(4) 低級木質基材の表面に木質柄を印刷した転写シート
をのせ、低級木質基材の表面に高級木質紙を転写したタ
イプ、とがある。
【0003】しかし、(1) 、(2) の塩ビシートは熱に弱
く、長期の使用では劣化し、木質感が出ないという欠点
があり、また、(3) は、紙間剥離が生じやすく、さらに
木質感も出ないという欠点があり、さらに、(4) は、表
面が割れ、低級木質基材の確保が困難であるという欠点
があった。
く、長期の使用では劣化し、木質感が出ないという欠点
があり、また、(3) は、紙間剥離が生じやすく、さらに
木質感も出ないという欠点があり、さらに、(4) は、表
面が割れ、低級木質基材の確保が困難であるという欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】そこで、この発明
は、これらの各欠点を除去し、塩ビシートや紙を使用せ
ず、さらに、低級木材も使用しない化粧板を提供するこ
とにある。
は、これらの各欠点を除去し、塩ビシートや紙を使用せ
ず、さらに、低級木材も使用しない化粧板を提供するこ
とにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】化粧板において、表層
にMDF(中比重繊維板)を設け、これら表層には凹凸
柄を設け、着色剤を塗布してワイピング処理を行なう
か、或いは、表層に転写印刷シートを載置し印刷柄を熱
圧転写して、塗装仕上げをすることを特徴とする化粧板
からなるものである。
にMDF(中比重繊維板)を設け、これら表層には凹凸
柄を設け、着色剤を塗布してワイピング処理を行なう
か、或いは、表層に転写印刷シートを載置し印刷柄を熱
圧転写して、塗装仕上げをすることを特徴とする化粧板
からなるものである。
【0006】
【実施例】次に、この発明の木質床材として使用した場
合の最適な一実施例を詳述すると、表層、裏層の3mm
がMDF(1)、中間層が単板(2)の積層した基材
(幅310ミリ×長さ1830ミリ×厚15ミリ)〔以下、トライウッ
ド(商標名)という(ジューケンニッショウリミテッド
製)〕からなり、該基材の表面♯240のサンドペーパ
ーで表面を平滑にし、凸実凹実(3)(4)を基材のそ
ば面にテノーナー加工してつけ、シーラをロール塗布し
た。これは後で塗布する着色剤がMDF層に吸い込む時
のむらを防止するためと、凹凸ロールにより形成する凹
凸がシャープに刻み込むためのものであり、これらの障
害がなければ敢えて行なう必要はない。
合の最適な一実施例を詳述すると、表層、裏層の3mm
がMDF(1)、中間層が単板(2)の積層した基材
(幅310ミリ×長さ1830ミリ×厚15ミリ)〔以下、トライウッ
ド(商標名)という(ジューケンニッショウリミテッド
製)〕からなり、該基材の表面♯240のサンドペーパ
ーで表面を平滑にし、凸実凹実(3)(4)を基材のそ
ば面にテノーナー加工してつけ、シーラをロール塗布し
た。これは後で塗布する着色剤がMDF層に吸い込む時
のむらを防止するためと、凹凸ロールにより形成する凹
凸がシャープに刻み込むためのものであり、これらの障
害がなければ敢えて行なう必要はない。
【0007】シーラ塗布後、UV乾燥し再度♯240の
サンドペーパー又は♯320のサンドペーパーで平滑に
し、次に、凹凸木目柄が彫り込まれた圧縮ロールで8k
g/cm2 かけ、トライウッド表面に木目凹凸(X)を
つけ、次の工程で顔料入り着色ステイン(5)をスポン
ジロール塗布し、リバースロールコータでワイピングし
て凹部に顔料をかき込みロール下塗り塗装、UV乾燥
後、♯240サンダー掛けして上塗り塗装、UV乾燥に
て木質感のある化粧床材を得た。
サンドペーパー又は♯320のサンドペーパーで平滑に
し、次に、凹凸木目柄が彫り込まれた圧縮ロールで8k
g/cm2 かけ、トライウッド表面に木目凹凸(X)を
つけ、次の工程で顔料入り着色ステイン(5)をスポン
ジロール塗布し、リバースロールコータでワイピングし
て凹部に顔料をかき込みロール下塗り塗装、UV乾燥
後、♯240サンダー掛けして上塗り塗装、UV乾燥に
て木質感のある化粧床材を得た。
【0008】また、この発明を木質壁材とした場合の他
の実施例を詳述すると、表層、裏層の3mmがMDF、
中間層が単板の積層した層からなるトライウッド(ジュ
ーケンニッショウリミテッド製)基材(幅 600ミリ×長さ
2400ミリ×厚24ミリ)からなり、該基材の表面♯240のサ
ンドペーパーで表面を平滑にし、長さ方向の両側面にや
とい実用の深さ15ミリ、幅 4ミリの溝(6)をそれぞれ1条
掘り、次に、シーラをロール塗布し、UV乾燥、再度♯
240のサンドペーパーで平滑にし、その後凹凸木目柄
が彫り込まれた圧縮ロールで10kg/cm2 かけ、ト
ライウッド表面に凹凸(Y)をつけ、次に木目模様が印
刷してある熱転写シートをトライウッドの上に載置し、
熱圧プレス120℃、10kg/cm2 で100秒で木
目模様(7)を転写し、その上に下塗り塗装、UV乾燥
後、♯240サンダー掛けして、上塗り塗装し、さらに
UV乾燥させ目的の木質壁材を得た。
の実施例を詳述すると、表層、裏層の3mmがMDF、
中間層が単板の積層した層からなるトライウッド(ジュ
ーケンニッショウリミテッド製)基材(幅 600ミリ×長さ
2400ミリ×厚24ミリ)からなり、該基材の表面♯240のサ
ンドペーパーで表面を平滑にし、長さ方向の両側面にや
とい実用の深さ15ミリ、幅 4ミリの溝(6)をそれぞれ1条
掘り、次に、シーラをロール塗布し、UV乾燥、再度♯
240のサンドペーパーで平滑にし、その後凹凸木目柄
が彫り込まれた圧縮ロールで10kg/cm2 かけ、ト
ライウッド表面に凹凸(Y)をつけ、次に木目模様が印
刷してある熱転写シートをトライウッドの上に載置し、
熱圧プレス120℃、10kg/cm2 で100秒で木
目模様(7)を転写し、その上に下塗り塗装、UV乾燥
後、♯240サンダー掛けして、上塗り塗装し、さらに
UV乾燥させ目的の木質壁材を得た。
【0009】
【発明の効果】この発明によると、MDF(中比重繊維
板)を基材にし凹凸を形成することにより、従来の塩ビ
シートや紙の欠点である、耐熱性の問題、紙間剥離、シ
ート劣化木質感不足を完全に除去し、さらに、従来の低
級木材の欠点である、資源不足、品質のバラツキ、表面
割れの各欠点も除去し、木質化粧単板を使用しないにも
かかわらず、使用したと同等の仕上がりができる等極め
て有益なる効果を奏するものである。
板)を基材にし凹凸を形成することにより、従来の塩ビ
シートや紙の欠点である、耐熱性の問題、紙間剥離、シ
ート劣化木質感不足を完全に除去し、さらに、従来の低
級木材の欠点である、資源不足、品質のバラツキ、表面
割れの各欠点も除去し、木質化粧単板を使用しないにも
かかわらず、使用したと同等の仕上がりができる等極め
て有益なる効果を奏するものである。
【図1】この発明の一実施例を示す床材の斜視図であ
る。
る。
【図2】この発明の一実施例を示す床材の拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】この発明の他の実施例を示す壁材の斜視図であ
る。
る。
【図4】この発明の一実施例を示す壁材の拡大断面図で
ある。
ある。
1 MDF 2 単板 3 凸実 4 凹実 5 顔料入り着色ステイン 6 実用の溝 7 木目模様 X 木目凹凸 Y 凹凸
Claims (1)
- 【請求項1】 化粧板において、表層にMDF(中比重
繊維板)を設け、これら表層には凹凸柄を設け、着色剤
を塗布してワイピング処理を行なうか、或いは、表層に
転写印刷シートを載置し印刷柄を熱圧転写して、塗装仕
上げをすることを特徴とする化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215529A JP2564231B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215529A JP2564231B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647851A JPH0647851A (ja) | 1994-02-22 |
JP2564231B2 true JP2564231B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16673940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4215529A Expired - Lifetime JP2564231B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564231B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08318506A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-12-03 | Toppan Printing Co Ltd | エンボス化粧板とその製造方法 |
DE06075877T1 (de) | 2000-06-13 | 2007-02-08 | Flooring Industries Ltd. | Fußbodenbelag |
KR20040026493A (ko) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | 권종식 | 건축용 실내바닥패널 제조방법 및 그 실내바닥패널 |
KR100509697B1 (ko) * | 2002-10-16 | 2005-08-22 | 박성수 | 투톤 질감을 갖는 가구용 목재패널의 제조방법 |
ES2310133B1 (es) * | 2007-06-05 | 2009-11-19 | Joaquin Maria Iñigo Espinosa | Procedimiento para la fabricacion de paneles de revestimiento mural, y panel obtenido con dicho procedimiento. |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2235129B1 (ja) * | 1973-06-28 | 1976-04-30 | Rhone Poulenc Ind | |
JPS5789953A (en) * | 1980-11-27 | 1982-06-04 | Toppan Printing Co Ltd | Manufacture of decorative board |
JPS57199619A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-07 | Dantani Plywood Co Ltd | Manufacture of printed decorative sheet with natural feeling |
JPS6117280A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 磁気ヘツド |
JPS632673A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-07 | Kouyoushiya:Kk | 超砥粒チップ |
JPS6381115U (ja) * | 1986-06-24 | 1988-05-28 | ||
JPH0180500U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-30 | ||
JPH07436B2 (ja) * | 1989-06-07 | 1995-01-11 | 大日本印刷株式会社 | 転写箔 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4215529A patent/JP2564231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647851A (ja) | 1994-02-22 |
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