JP2560735Y2 - ナットプレート取付用打鋲工具 - Google Patents

ナットプレート取付用打鋲工具

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JP2560735Y2
JP2560735Y2 JP837092U JP837092U JP2560735Y2 JP 2560735 Y2 JP2560735 Y2 JP 2560735Y2 JP 837092 U JP837092 U JP 837092U JP 837092 U JP837092 U JP 837092U JP 2560735 Y2 JP2560735 Y2 JP 2560735Y2
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plate
nut
nut plate
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本 清 橋
本 光一郎 角
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ナットプレートを接合
材に打鋲固定するナットプレート取付用打鋲工具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図8は、従来のナットプレート
取付け方法を示したもので、先ず図5のようにナットプ
レート1の鋲孔と接合材2の鋲孔とにリベット3、4を
差し込んで、このリベット頭部3a、4aを粘着テープ
5によって接合材2に固定する。この後、一方のリベッ
ト頭部3aを当板6で押えた状態で、パンチ7を介して
ハンマ8によってリベット先端3bを軽く叩いて仮止め
する。この仮止め時に、ナットプレート1の反対側が浮
き上がってしまうため、図6に示したように仮止めした
リベット3の周囲のナットプレート1に円筒状カラー9
を当ててハンマ8で軽く打つ。同様に、図7に示すよう
に他方のリベット4の周囲のナットプレート1について
も円筒状カラー9によって浮き上がり間隙を除去する。
【0003】この後に図8に示したようにパンチ7によ
ってリベット4を完全にかしめ、次いで、仮止めしたリ
ベット3を増し打ちし、これによってナットプレート1
を接合材2に取付けていた。しかしながら、上述のナッ
トプレート取付け方法は多大な工程を必要とするだけで
なく、ナットプレートの浮き上がりが生じ易く、品質を
確保するには細心の注意と熟練を必要としていた。
【0004】そこで、このような欠点を解決したナット
プレート取付用打鋲工具が実公昭59−14026号公
報に開示されている。このナットプレート取付用打鋲工
具は、ナットプレートの外形状に合った形状の箱型押盤
と、この押盤の中央部に移動可能に取付けられたパイロ
ット棒と、押盤を挿通する一対のパンチと具備する。こ
のパイロット棒をナットプレートのナット部のねじ穴に
係合させることによって、押盤をナットプレートに対し
て位置決めし、この状態で、一対のパンチによって同時
に一対のリベットをかしめる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のナッ
トプレート取付用打鋲工具は、箱型押盤がナットプレー
トの外形状に一致しているため、ナットプレートの種類
が変われば、それに合ったナットプレート取付用打鋲工
具を使用しなければならず、従ってナットプレートの種
類が多いと、ナットプレート取付用打鋲工具の交換を頻
繁に行わなければならず作業性が低下すると共にナット
プレートの種類に応じた種類のナットプレート取付用打
鋲工具を用意しなければならないといった問題がある。
【0006】更に、上述のナットプレート取付用打鋲工
具は、接合材にナットプレートを取付ける側から一対の
パンチを叩くため、このナットプレート取付け側に充分
な作業空間が存在しない場合には使用できないといった
問題もある。そこで、本考案の目的は、種類の異なった
ナットプレートにも共通に使用することができると共に
ナットプレート取付け側に充分な作業空間がない場合に
も使用することができるナットプレート取付用打鋲工具
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、ナットプレートを接合材に打鋲し固定する
ナットプレート取付用打鋲工具において、リベット頭部
に当接される打撃底面と上記打撃底面の中央部から突出
され上記ナットプレートのナット部のねじ穴に挿入され
るパイロットピンとを有するパンチと、リベット先端に
当接される押え平面と握り部と上記押え平面の中央部に
穿孔され上記ナットプレートのナット部外径よりも大径
である凹部とを有する当板と、上記ナットプレートのナ
ット部外径よりも大きい内径を有し、一端部が上記当板
の凹部に挿入され、自然長の時に他端部が上記当板の凹
部から突出するコイルバネとを具備し、上記当板の押え
平面は、上記凹部に挿入された上記コイルバネの内径に
上記ナットプレートのナット部が挿通された状態で、上
記リベット先端に当接されることを特徴とするものであ
る。この構成にあっては、上記握り部は上記押え平面の
反対側において上記当板の本体からほぼ直角に折曲して
いることが好ましい。
【0008】
【作用】当板はその凹部にコイルバネの一端部が挿入さ
れ、このコイルバネの他端部の内径部にはナットプレー
トのナット部が挿通される。この状態で、当板をナット
プレートに接近させることによって、ナットプレートの
ナット部が当板凹部に挿入し、当板とナットプレートと
の位置合せが行われ、当板の押え平面が複数のリベット
先端に当接される。この時、ナットプレートと当板とに
よって圧縮されたコイルバネは、ナットプレートを接合
材に押し付ける。パンチはパイロットピンがナットプレ
ートのナット部のねじ穴に挿入され、これによってパン
チとナットプレートとの位置決めがなされる。この位置
決めによてパンチの打撃底面は、複数のリベット頭部に
当接される。この後に、当板の握り部をしっかりと把持
した状態で、パンチをエアハンマなどによって叩くと、
パンチの打撃底面が複数のリベットを同時にかしめるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下に、本考案によるナットプレート取付用
打鋲工具の一実施例を図5及び図8と同部分には同一符
号を付して示した図1乃至図4を参照して説明する。図
1及び図2において、パンチ10は円形の打撃底面10
aを有し、この打撃底面10aにはその中央部にパイロ
ットピン10bが突出している。打撃底面10aは一対
のリベット3と4との間隔よりも充分に大きく定めら
れ、また、パイロットピン10bの外径はナットプレー
ト1のナット部1aの内径、即ちねじ穴径よりも小さく
定められている。パンチ10は図2に示したようにエア
ハンマ11に直接装着することができる。
【0010】当板12は図1に示した円柱状又は第2図
に示した矩形状の本体12aと図2に示した握り部12
bとを有し、この本体12aの押え平面12cには中央
部に凹部13が穿孔されている。この押え平面12cは
一対のリベット3と4との間隔よりも充分に大きく定め
られ、また、凹部13はナットプレート1のナット部1
aの外径よりも所定量大きく定められている。凹部13
の深さはナットプレート1のナット部1aの高さよりも
充分に大きく定められている。当板12の握り部12b
は、図2に示したように当板12の全体形状がL字形状
となるように、当板本体12aから折曲している。
【0011】コイルバネ14は、自然長が凹部13の深
さよりも充分に長く、その外径は凹部13の内径にほぼ
等しく、その内径はナットプレート1のナット部1aの
外径よりも僅かに大きく定められている。次に、この実
施例の作用を説明する。図1に示したように、接合材2
の鋲孔にリベット3、4を差し込み、粘着テープ5を貼
ってリベット3、4を接合材2に固定した後に、リベッ
ト3、4にナットプレート1の鋲孔を挿入する。
【0012】当板12の凹部13にコイルバネ14の一
端部を挿入し、このコイルバネ14の他端部の内径にナ
ットプレート1のナット部1aが入り込むように、当板
12をナットプレート1に近付ける。これによって、図
3に示したように当板12の凹部13にナットプレート
1のナット部1aが入り込み、当板12とナットプレー
ト1とが位置合せされ、当板12の押え平面12cが確
実に両方のリベット先端3b、4bに当接する。この
時、コイルバネ14は圧縮されナットプレート1を接合
材2に押し付ける。
【0013】次にパンチ10のパイロットピン10bを
ナットプレート1のナット部1aのねじ穴に挿入する。
これによって、パンチ10とナットプレート1との位置
合せがなされ、パンチ10の打撃底面10aが粘着テー
プ5を介して両方のリベット頭部3a、4aに確実に当
接する。この後に、図2に示したように握り部12bを
握って当板12を押えた状態で、エアハンマ11によっ
て打撃力Pをパンチ10に加えると、図4に示したよう
にリベット3、4を同時にかしめることができる。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように本考案に
よると、複数のリベットを同時にかつ簡単・確実にかし
めることができることはもちろんのこと、パンチ及び当
板の外形状をナットプレートの外形状に一致させる必要
はなく、中央部のパイロットピン及び凹部によってパン
チと当板をナットプレートに位置合せする構成であるの
で、種々の種類のナットプレートに対して共通に使用す
ることができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0015】また、本考案によるナットプレート取付用
打鋲工具は、リベット頭部側から打鋲するので、たとえ
ナットプレートの取付け側に充分な作業空間がない場合
にも、使用することができると共に、構造が簡単である
ため、耐久性が高く安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るナットプレート取付用打鋲工具の
一実施例を示した断面図。
【図2】上記実施例のナットプレート取付用打鋲工具を
使用した打鋲作業を示した斜視図。
【図3】上記実施例のナットプレート取付用打鋲工具に
よる打鋲作業の途中の状態を示した断面図。
【図4】上記実施例のナットプレート取付用打鋲工具に
よるリベットかしめ終了時の状態を示した断面図。
【図5】従来のナットプレート取付け方法を示した断面
図。
【図6】図5と同様の断面図。
【図7】図5と同様の断面図。
【図8】図5と同様の断面図。
【符号の説明】
1 ナットプレート 2 接合材 3 リベット 3a リベット頭部 3b リベット先端 4 リベット 4a リベット頭部 4b リベット先端 10 パンチ 10a 打撃底面 10b パイロットピン 12 当板 12a 本体 12b 握り部 12c 押え平面 13 凹部 14 コイルバネ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナットプレートを接合材に打鋲し固定する
    ナットプレート取付用打鋲工具において、 リベット頭部に当接される打撃底面と、上記打撃底面の
    中央部から突出され上記ナットプレートのナット部のね
    じ穴に挿入されるパイロットピンとを有するパンチと、 リベット先端に当接される押え平面と、握り部と、上記
    押え平面の中央部に穿孔され上記ナットプレートのナッ
    ト部外径よりも大径である凹部とを有する当板と、 上記ナットプレートのナット部外径よりも大きい内径を
    有し、一端部が上記当板の凹部に挿入され、自然長の時
    に他端部が上記当板の凹部から突出するコイルバネと、 を具備し、上記当板の押え平面は、上記凹部に挿入され
    た上記コイルバネの内径に上記ナットプレートのナット
    部が挿通された状態で、上記リベット先端に当接される
    ことを特徴とするナットプレート取付用打鋲工具。
  2. 【請求項2】上記握り部は上記押え平面の反対側におい
    て上記当板の本体からほぼ直角に折曲していることを特
    徴とする請求項1に記載のナットプレート取付用打鋲工
    具。
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JP7412789B2 (ja) * 2022-01-26 2024-01-15 矢島工業株式会社 締結装置

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