JP2560278Y2 - 座椅子 - Google Patents
座椅子Info
- Publication number
- JP2560278Y2 JP2560278Y2 JP1992091014U JP9101492U JP2560278Y2 JP 2560278 Y2 JP2560278 Y2 JP 2560278Y2 JP 1992091014 U JP1992091014 U JP 1992091014U JP 9101492 U JP9101492 U JP 9101492U JP 2560278 Y2 JP2560278 Y2 JP 2560278Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- chair
- sitting
- roller
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Legs For Furniture In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は座椅子に関する。
【０００２】
【従来の技術】座椅子は座卓などに向かって着座するの
に使用されるが、着座の際には、まず、使用者が座卓と
座椅子の間に座卓に向かって立ち、それから座椅子へ腰
を下ろすので、腰を下ろした際の座椅子の位置は少なく
とも使用者が立っていたスペース分は座卓から離れてお
り、そのままの位置では座卓までの距離が遠すぎて座卓
上での食事や作業などには不便であった。
に使用されるが、着座の際には、まず、使用者が座卓と
座椅子の間に座卓に向かって立ち、それから座椅子へ腰
を下ろすので、腰を下ろした際の座椅子の位置は少なく
とも使用者が立っていたスペース分は座卓から離れてお
り、そのままの位置では座卓までの距離が遠すぎて座卓
上での食事や作業などには不便であった。
【０００３】そこで従来、座部下に前後移動用のローラ
を設けることにより、座椅子に腰を下ろしたままの状態
で座卓へ向かって前後方向へ移動できるようにした座椅
子や、座部下にスラスト軸受などよりなる回転機構を設
けることにより、座部の側方から腰を下ろせるようにし
た座椅子などがある。
を設けることにより、座椅子に腰を下ろしたままの状態
で座卓へ向かって前後方向へ移動できるようにした座椅
子や、座部下にスラスト軸受などよりなる回転機構を設
けることにより、座部の側方から腰を下ろせるようにし
た座椅子などがある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】座部下にローラを備え
る座椅子は、座部に腰を下ろしたままの状態で前後方向
へ容易に移動できるが、座椅子が後方向に充分移動でき
ないばあい、例えば座椅子の後ろに壁があって、しかも
座卓と壁との間が狭いばあいなどには、座椅子を後方へ
充分に引くことができず、腰を下ろしにくい。
る座椅子は、座部に腰を下ろしたままの状態で前後方向
へ容易に移動できるが、座椅子が後方向に充分移動でき
ないばあい、例えば座椅子の後ろに壁があって、しかも
座卓と壁との間が狭いばあいなどには、座椅子を後方へ
充分に引くことができず、腰を下ろしにくい。
【０００５】これに対し、座部下に回転機構を備える座
椅子は使用者が座部の向きを変えることにより、座椅子
の側方から腰を下ろすことができるので、前述の例のよ
うに座卓と壁の間が狭くても座椅子の回転スペースのみ
あれば腰を下ろすことは容易ではあるが、この際の座椅
子の位置は少なくとも座部の回転半径以上座卓から離れ
ており、座卓上で食事や作業などをするには、座卓と座
椅子が充分近いとはいえなかった。
椅子は使用者が座部の向きを変えることにより、座椅子
の側方から腰を下ろすことができるので、前述の例のよ
うに座卓と壁の間が狭くても座椅子の回転スペースのみ
あれば腰を下ろすことは容易ではあるが、この際の座椅
子の位置は少なくとも座部の回転半径以上座卓から離れ
ており、座卓上で食事や作業などをするには、座卓と座
椅子が充分近いとはいえなかった。
【０００６】そこで、本考案は狭い場所でも腰を下ろし
易く、しかも座部に腰を下ろしたまま容易に座卓へ近づ
くことのできる座椅子を提供することを目的としてい
る。
易く、しかも座部に腰を下ろしたまま容易に座卓へ近づ
くことのできる座椅子を提供することを目的としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の座椅子は、座台２の前後部の下面に座台前後
進用の左右方向に長い棒状ローラ６、６を設け、座台の
中央上部に設けた下盤８ｂに、背もたれ４を有する座部
１の下面に設けた上盤８ａを縦軸１７で水平回転可能に
取り付けたものとしてある。
に本考案の座椅子は、座台２の前後部の下面に座台前後
進用の左右方向に長い棒状ローラ６、６を設け、座台の
中央上部に設けた下盤８ｂに、背もたれ４を有する座部
１の下面に設けた上盤８ａを縦軸１７で水平回転可能に
取り付けたものとしてある。
【０００８】
【作用】座台はローラを介して床に接しているので、座
椅子を前後方向に動かすと座台に設けたローラが正逆回
転し、座椅子が前後に移動する。しかもローラは横長棒
状のものであるので、畳やじゅうたん等の敷物にローラ
の凹み跡をつけるおそれが少ない。
椅子を前後方向に動かすと座台に設けたローラが正逆回
転し、座椅子が前後に移動する。しかもローラは横長棒
状のものであるので、畳やじゅうたん等の敷物にローラ
の凹み跡をつけるおそれが少ない。
【０００９】また、座部と座台の間には軸受を介在させ
てあるので、座部を右まわりあるいは左まわり方向へ水
平回転させると、座部は背もたれとともに右方向あるい
は左方向へ向きを変える。
てあるので、座部を右まわりあるいは左まわり方向へ水
平回転させると、座部は背もたれとともに右方向あるい
は左方向へ向きを変える。
【００１０】
【実施例】以下本考案に係る座椅子の具体例を図１〜７
に基づいて説明する。図１および図２は本考案の座椅子
をそれぞれ正面、側面から示したもので、図中の符号１
は座部、２は座部を支持する座台である。
に基づいて説明する。図１および図２は本考案の座椅子
をそれぞれ正面、側面から示したもので、図中の符号１
は座部、２は座部を支持する座台である。
【００１１】座部１の座面３と背もたれ４はシートやク
ッション等で覆われており、また、座部１と背もたれ４
の間にはリクライニング機構５を設けてあって、背もた
れ４の傾斜を任意の角度に調節できるようになってい
る。なお、リクライニング機構には各種の構造のものが
あるので、説明は省略する。
ッション等で覆われており、また、座部１と背もたれ４
の間にはリクライニング機構５を設けてあって、背もた
れ４の傾斜を任意の角度に調節できるようになってい
る。なお、リクライニング機構には各種の構造のものが
あるので、説明は省略する。
【００１２】図３は座台２の平面図であり、座台２は座
椅子全体を前後方向に移動させるためのローラ６、６と
ローラを支持するためのベースフレーム７と、座部１を
水平回転可能に支持するためのスラスト玉軸受８と、座
部１の下面を支持するための支持パイプ９、９とからな
っている。
椅子全体を前後方向に移動させるためのローラ６、６と
ローラを支持するためのベースフレーム７と、座部１を
水平回転可能に支持するためのスラスト玉軸受８と、座
部１の下面を支持するための支持パイプ９、９とからな
っている。
【００１３】ベースフレーム７は図４、５に示す構造の
もので、前後方向に向かうサイドパイプ１０、１０を左
右両側に備え、左右のサイドパイプ１０、１０の内側に
は、中央部分が一段高く持ち上げられた２本の渡りパイ
プ１１、１１の両端がつぶし溶接されて左右方向に渡し
てあり、これらの渡りパイプにより左右のサイドパイプ
１０、１０は堅固に連結している。
もので、前後方向に向かうサイドパイプ１０、１０を左
右両側に備え、左右のサイドパイプ１０、１０の内側に
は、中央部分が一段高く持ち上げられた２本の渡りパイ
プ１１、１１の両端がつぶし溶接されて左右方向に渡し
てあり、これらの渡りパイプにより左右のサイドパイプ
１０、１０は堅固に連結している。
【００１４】ベースフレーム７におけるサイドパイプ１
０、１０の前後端よりの内側には前後方向移動用の２本
のローラ６、６が互いに平行となるよう回動可能に取り
付けられており、その構造を図６に示す。
０、１０の前後端よりの内側には前後方向移動用の２本
のローラ６、６が互いに平行となるよう回動可能に取り
付けられており、その構造を図６に示す。
【００１５】ローラ６は合成樹脂製、あるいは木製のも
のとしてあり、長手方向の幅が左右のサイドパイプ１
０、１０間の幅よりも若干短く、しかも半径がサイドパ
イプよりも充分に大なる横長棒状のもので、ローラの中
心にはローラの長手方向に貫通する孔６ａをあけてあ
る。
のとしてあり、長手方向の幅が左右のサイドパイプ１
０、１０間の幅よりも若干短く、しかも半径がサイドパ
イプよりも充分に大なる横長棒状のもので、ローラの中
心にはローラの長手方向に貫通する孔６ａをあけてあ
る。
【００１６】この孔６ａには孔６ａの内径より若干細
く、かつ長さがサイドパイプ１０、１０間の幅よりも長
いローラシャフト１２を挿入してあり、ローラシャフト
１２の両端はサイドパイプ１０、１０の前後端寄りの内
側面にあけた孔に挿入してある。
く、かつ長さがサイドパイプ１０、１０間の幅よりも長
いローラシャフト１２を挿入してあり、ローラシャフト
１２の両端はサイドパイプ１０、１０の前後端寄りの内
側面にあけた孔に挿入してある。
【００１７】ローラシャフト１２の左右両端寄りの側面
には直径方向に貫通する孔をあけてあって、サイドパイ
プ１０、１０内で松葉ピン１３、１３をこの孔に挿入し
てローラシャフトを係止している。なお、図中の符号１
９、１９はサイドパイプの両端に嵌めた目隠し用のキャ
ップである。
には直径方向に貫通する孔をあけてあって、サイドパイ
プ１０、１０内で松葉ピン１３、１３をこの孔に挿入し
てローラシャフトを係止している。なお、図中の符号１
９、１９はサイドパイプの両端に嵌めた目隠し用のキャ
ップである。
【００１８】渡りパイプ１１、１１中央部分上面には、
座部１を回転させるためのスラスト玉軸受８が固定され
ている。スラスト玉軸受８は図７に示す構造のもので、
上盤８ａの下面と下盤８ｂの上面には、相対する転動溝
１６ａ、１６ｂが縦軸１７を中心とした円周状に形成さ
れていて、両転動溝１６ａ、１６ｂ間には複数個のボー
ル１８を設けてあり、軸１７の上下端には上盤８ａと下
盤８ｂがはずれないようにストッパ１７ａ、１７ｂを設
けてある。なお、上盤８ａと下盤８ｂとはボールを介在
させずに縦軸１７で回転可能に連結する場合もある。
座部１を回転させるためのスラスト玉軸受８が固定され
ている。スラスト玉軸受８は図７に示す構造のもので、
上盤８ａの下面と下盤８ｂの上面には、相対する転動溝
１６ａ、１６ｂが縦軸１７を中心とした円周状に形成さ
れていて、両転動溝１６ａ、１６ｂ間には複数個のボー
ル１８を設けてあり、軸１７の上下端には上盤８ａと下
盤８ｂがはずれないようにストッパ１７ａ、１７ｂを設
けてある。なお、上盤８ａと下盤８ｂとはボールを介在
させずに縦軸１７で回転可能に連結する場合もある。
【００１９】上盤８ａの外周フランジ１５ａは座部１下
面に固定された支持パイプ９にねじ１４ａ、１４ａで固
定されており、また同様に下盤８ｂの外周フランジ１５
ｂはベースフレーム７の渡りパイプ１１にねじ１４ｂ、
１４ｂで固定されている。
面に固定された支持パイプ９にねじ１４ａ、１４ａで固
定されており、また同様に下盤８ｂの外周フランジ１５
ｂはベースフレーム７の渡りパイプ１１にねじ１４ｂ、
１４ｂで固定されている。
【００２０】本考案の座椅子は次のように動作する。使
用者が座部に腰を下ろしたままで座椅子を前後方向に動
かすとローラ６がローラシャフト１２を軸として正逆回
動し、これに伴ない座椅子全体がローラシャフト１２の
軸線方向に対して直角方向に移動する。しかしてローラ
は横長棒状のものであるので、畳やじゅうたん等の敷物
との接触面積が大で、敷物への荷重が分散されて押圧力
が小となり、したがって敷物にローラの押圧跡がつくの
が極力防止され、敷物を傷めることが少ない。
用者が座部に腰を下ろしたままで座椅子を前後方向に動
かすとローラ６がローラシャフト１２を軸として正逆回
動し、これに伴ない座椅子全体がローラシャフト１２の
軸線方向に対して直角方向に移動する。しかしてローラ
は横長棒状のものであるので、畳やじゅうたん等の敷物
との接触面積が大で、敷物への荷重が分散されて押圧力
が小となり、したがって敷物にローラの押圧跡がつくの
が極力防止され、敷物を傷めることが少ない。
【００２１】また、座部を右まわりあるいは左まわり方
向に回すと、スラスト玉軸受を介して座台に支持された
座部が玉軸受を中心に水平回転し、使用者は座部に腰を
降ろしたまま右回りあるいは左回り方向へ自由に向きを
変えることができる。
向に回すと、スラスト玉軸受を介して座台に支持された
座部が玉軸受を中心に水平回転し、使用者は座部に腰を
降ろしたまま右回りあるいは左回り方向へ自由に向きを
変えることができる。
【００２２】したがって、座卓等に向かって着座するば
あいには、座部を回転させて向きを変え、座椅子の横か
ら腰を下ろし、再び座部の向きを戻して座卓に正対し、
座椅子を前進させる。
あいには、座部を回転させて向きを変え、座椅子の横か
ら腰を下ろし、再び座部の向きを戻して座卓に正対し、
座椅子を前進させる。
【００２３】かくすると、壁と座卓に挟まれた狭い場所
に着座するばあいでも、座椅子を後方へ引く必要がない
ので、容易に腰を下ろすことができ、また座椅子を前後
に移動させて座卓との距離を自由に調整できる。
に着座するばあいでも、座椅子を後方へ引く必要がない
ので、容易に腰を下ろすことができ、また座椅子を前後
に移動させて座卓との距離を自由に調整できる。
【００２４】
【考案の効果】本考案によれば、座台の前後両端にロー
ラを設けてあるので、ローラが回動することにより、使
用者が座部に腰を下ろしたまま座椅子の前進、後退が容
易にできる。また、座部と座台の間に軸受を介在させて
座部を水平回転可能に支持しているので、使用者が座部
に腰を下ろしたまま座部の向きを容易に変えることがで
きる。
ラを設けてあるので、ローラが回動することにより、使
用者が座部に腰を下ろしたまま座椅子の前進、後退が容
易にできる。また、座部と座台の間に軸受を介在させて
座部を水平回転可能に支持しているので、使用者が座部
に腰を下ろしたまま座部の向きを容易に変えることがで
きる。
【００２５】これにより、狭い場所であても腰を下ろし
易く、しかも座卓などに対して座椅子に腰を下ろしたま
まの状態で近づき、または離れることができる。
易く、しかも座卓などに対して座椅子に腰を下ろしたま
まの状態で近づき、または離れることができる。
【図１】本考案の実施例を示す正面図。
【図２】同上の側面図。
【図３】座台を示す平面図。
【図４】ベースフレームを示す正面図。
【図５】同上の平面図。
【図６】ローラ取り付け部分の一部拡大平面図。
【図７】スラスト玉軸受の一部拡大縦断面図。
１ 座部 ２ 座台 ３ 座面 ４ 背もたれ ５ リクライニング機構 ６ ローラ ７ ベースフレーム ８ スラスト玉軸受 ９ 支持パイプ １０ サイドパイプ １１ 渡りパイプ １２ ローラシャフト １３ 松葉ピン １５ａ、１５ｂ フランジ １６ａ、１６ｂ 転動溝 １８ ボール
Claims (1)
- 【請求項１】座台２の前後部の下面に座台前後進用の左
右方向に長い棒状ローラ６、６を設け、座台の中央上部
に設けた下盤８ｂに、背もたれ４を有する座部１の下面
に設けた上盤８ａを縦軸１７で水平回転可能に取り付け
てなる座椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091014U JP2560278Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091014U JP2560278Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 座椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0652595U JPH0652595U (ja) | 1994-07-19 |
| JP2560278Y2 true JP2560278Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14014698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992091014U Expired - Fee Related JP2560278Y2 (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | 座椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560278Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63148244U (ja) * | 1986-10-16 | 1988-09-29 | ||
| JPS6395857U (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-21 | ||
| JPH0167938U (ja) * | 1987-10-26 | 1989-05-01 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP1992091014U patent/JP2560278Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0652595U (ja) | 1994-07-19 |
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| JPH0525481Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |