JP2558827Y2 - 二輪車用シートの取付構造 - Google Patents

二輪車用シートの取付構造

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JP2558827Y2
JP2558827Y2 JP1989152708U JP15270889U JP2558827Y2 JP 2558827 Y2 JP2558827 Y2 JP 2558827Y2 JP 1989152708 U JP1989152708 U JP 1989152708U JP 15270889 U JP15270889 U JP 15270889U JP 2558827 Y2 JP2558827 Y2 JP 2558827Y2
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健一 長谷川
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東京シート 株式会社
本田技研工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は二輪車用シートの取付構造に係り、特にサイ
ドカバーを兼用したリヤカウル上に後席シートを設けた
二輪車用シートにおいて、リヤカウルと後席シートとの
間隙をなくした二輪車用シートの取付構造に関する。
[従来の技術] 一般に二輪車用シートSは、第9図で示すように、ボ
トムプレートB上にクッション材Kを載置して表皮材H
で被覆して構成されているために、その外形において、
シートSの下側周縁91からボトムプレートBの底面92が
露見しないようしたり、側面を外観良好するために断面
コ字状に形成している。このような二輪車用シートS
を、サイドカバーを兼用したリヤカウルR上に取着する
には、第8図乃至第11図で示すように、シートSの端末
部がリヤカウルR等と当接して、表皮切れや、互いの当
接部を損傷しないように、リヤカウルRとシートSとの
間には、一定のクリアランスl1(5〜6mm程度)を設け
て取着していた(第9図及び第10図参照)。またボトム
プレートBの周縁側は断面コ字状をしているために高さ
があり、このシートSを取着するために、リヤカウルR
はシートSの載置位置を、シートSの厚さl2の部分だ
け、えぐるように形成していた(第11図参照)。なお、
第10図のようにクッションKの中央の厚さを増した場合
にはリヤカウルRに穴93を開設していた。
[考案が解決しようとする課題] 上記第8図乃至第11図で示す従来例において、リヤカ
ウルRとシートSとの間に一定のクリアランスl1を設け
ることは、レーサー車としては好ましくなく、シート
(後席)Sを外したときに、リヤカウルR上面を平面に
したいという要請がある。またリヤカウルRをシート
(後席)Sの載置位置部分で、シート(後席)Sの厚さ
l2の部分だけ、えぐるように形成することは、シートS
を外したときに、外観が悪くなり、デザインの自由度を
確保することが困難であった。また一般にシートSを取
り外すと、第10図のような場合には第11図で示すよう
に、シートSの下面のリヤカウルRは穴部93となってお
り、外観上で問題があった。その上、ボトムプレート
で、シートを支持するために、ボトムプレートの板厚が
大きくなるという問題がある。
本考案の目的は、サイドカバーを兼用したリヤカウル
上に後席シートを設けた二輪車用シートにおいて、リヤ
カウルと後席シートとの間に間隙をなくして、クッショ
ン厚を小さくし、軽量化を図った二輪車用シートの取付
構造を提供することにある。
本考案の他の目的は、シートを外したときにリヤカウ
ルに段が生ぜず、リヤカウルだけでも走行に支障を生じ
ない、外観が良好な二輪車用シートの取付構造を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る二輪車用シートの取付構造は、サイドカ
バーを兼用したリヤカウル上に後席シートを設けた二輪
車用シートの取付構造において、前記後席シートは、イ
ンサートプレートとクッション材と表皮材とを一体に成
形し、後席シートの取付けを前記インサートプレートと
係合したステーによって行なうものであって、前記リヤ
カウル上面に前記ステーを挿入できるステーより若干大
きいエアダクト兼用のシート取付け孔を形成すると共に
上面を扁平な面に形成し、前記リヤカウルと後席シート
との間隙をなくして、前記シート取付け孔から車体側に
前記ステーを差込んで該ステーを車体側に取着し前記後
席シートを着脱自在としたことを特徴とする。
[作用] 上記のように、本考案に係る二輪車用シートの取付構
造は、インサートプレートとクッション材と表皮材とを
一体に成形し、後席シートの取付けをインサートプレー
トと係合したステーによって行なうものであってリヤカ
ウル上面に前記ステーを挿入できるステーより若干大き
いエアダクト兼用のシート取付け孔を形成すると共に上
面を扁平な面に形成し、前記リヤカウルと後席シートと
の間隙をなくして、前記シート取付け孔から車体側に前
記ステーを差込んで該ステーを車体側に取着し前記後席
シートを着脱自在としているので、従来のような断面コ
字状のボトムプレートを使用しないで済み、インサート
プレートと係合したステーによって車体側と取着するこ
とができる。
またボトムプレートを用いておらず、リヤカウル上面
に前記ステーを挿入できるステーより若干大きいエアダ
クト兼用のシート取付け孔を形成すると共に上面を扁平
な面に形成しているので、従来のようにシート厚さの段
を設ける必要もなく、後席シートを外した場合にも、エ
アダクト兼用のシート取付け孔だけが露見するだけで、
外観を損なわずに済む。さらに、従来のようにシートを
浮かせて取着しないので、従来のボトムプレートに比し
て、インサートプレートの板厚は薄くて済む。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する部材,配置等は本考案を限定する
ものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変すること
ができるものである。
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示すものであ
り、第1図乃至第4図で示す実施例において、二輪車用
シートSは、前席Sfと後席Srとを含み第1図で示すよう
に、サイドカバーを兼用した合成樹脂製のリヤカウル1
上に後席シートSrを設けたものである。この二輪車用シ
ートにおいて、本例の後席シートSrは、インサートプレ
ート2とクッション材3と表皮材4とを一体に成形した
ものである。即ち、本例の後席シートSrは、成形金型に
PVCのブロー成形からなる表皮材4をセットし、2本の
取付け用のステー5を溶接等でインサートプレート2と
左右位置で一体に取付け、これを表皮材4内にインサー
トして、ウレタンを注入発泡して、インサートプレート
2とクッション材3と表皮材4とを一体に発泡成形した
ものである。本例では、一体発泡するときにインサート
プレート2にシートベルト6を取着するためのボルト7
もインサートしている。
インサートプレート2は、着座するときに影響しない
前方(第2図左側)で上記ステー5及びボルト7を取着
するため若干上方に傾斜し、着座部となる部分である中
央部は、偏平な平面になっている。そして後方中央に
は、取付けステー8が後方下側に向けてリベット9等に
より取着されている。
本例のリヤカウル1は、第1図及び第4図で示すよう
に、サイドカバーを兼用して、ライダーが着座する前席
Sfから燃料タンクTの位置まで一体に形成されているも
のであり、本例のリヤカウル1の後席シートSrを載置す
る面10(第4図参照)には、エアダクト兼用のシート取
付け孔11(11a,11b,11c)が、前方左右に2つ及び後方
中央に1つの合計3つ形成されている。この前方の取付
け孔11a,11bは、シート側から垂下されるステー5の幅
より若干広い開口となっており、またカウル1の上面の
シートベルト6を取着するボルト7が位置できるように
車体下側に凹み空間が形成されており、後席シートSrを
載置する他の面10は偏平な平面となっている。このた
め、後席シートSrは、従来のようにシートを浮かせて取
着されておらず、リヤカウル1と共に支持されることと
なり、従来のボトムプレートに比して、板厚を薄くでき
る。なお、シートベルトは車体に装着する前に、前記ボ
ルト7の端部を係合して取着するものである。
上記後席シートSrと車体側との取着は次のように行な
う。即ち、先ず、取付けステー8をリヤカウル1の取付
け孔11cに挿通させて、車体側の受部15に形成された穴1
5aに嵌入すると共に、2本のステー5を同じく取付け孔
11a,11bに挿通させて、リヤカウル1と後席シートSrと
を間隙なく密着させて、前方車体側取付け部16と、ボル
トナット17等で取着する。
第5図は他の実施例を示す要部断面図である。上記実
施例では、一体発泡成形によって形成した例を示した
が、本例では、PVCインジェクション成形を用いて表皮
とクッション部分を一体に形成したものである。本例で
は車体側部分に多数の空間を形成することによって、ク
ッションストロークを確保して、軽量化を図った例を示
すものである。
第6図及び第7図は更に別の実施例を示すもので、第
6図は要部断面図、第7図は第6図で示す実施例に用い
られるインサートプレートの概略斜視図である。本例で
は、インサートプレートを樹脂(例えばPP)で形成した
ものであり、このように樹脂によっても構成することが
できる。なお、符号61は軽量化の穴であり、これによっ
て、クッション材との一体化を、より強固にすることが
できる。また符号62は車体側に取着するときのボルト取
付け孔であり、符号63はインサートボルト部である。
[考案の効果] 本考案は上記のように構成されているので、シートを
外したときにリヤカウルに段が生じることがなく、シー
トを外した状態でリヤカウルだけでも走行に外観上支障
がなく、外観が良好な二輪車用シートとなる。また本考
案によれば、リヤカウルと後席シートとの間に間隙をな
くすことができ、このためシートの配置全体として薄く
することができ、更にインサートプレートは従来のボト
ムプレートに比して板厚を薄くすることができ、軽量化
と共に安価な二輪車用シートの取付構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示し、第1図はシ
ートを装着した二輪車の要部概略側面図、第2図は取付
け状態を示す要部断面図、第3図は第1図のI−I線に
よる部分断面図、第4図は後席を外した状態のリヤカウ
ルの斜視図、第5図は他の実施例を示す要部断面図、第
6図は更に別の実施例を示す要部断面図、第7図は第6
図で示す実施例に用いられるインサートプレートの概略
斜視図、第8図乃至第11図は従来例を示し、第8図はシ
ートを装着した二輪車の要部概略側面図、第9図は取付
け状態を示す要部断面図、第10図は第8図のII−II線に
よる部分断面図、第11図は後席を外した状態のリヤカウ
ルの斜視図である。 1…リヤカウル、2…インサートプレート、3…クッシ
ョン材、5…ステー、11(11a,11b,11c)…取付け孔、
S…二輪車用シート、Sf…前席シート、Sr…後席シー
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−305084(JP,A) 実開 昭63−141087(JP,U) 実開 昭63−150890(JP,U) 特公 昭63−274(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドカバーを兼用したリヤカウル上に後
    席シートを設けた二輪車用シートの取付構造において、
    前記後席シートは、インサートプレートとクッション材
    と表皮材とを一体に成形し、後席シートの取付けを前記
    インサートプレートと係合したステーによって行なうも
    のであって、前記リヤカウル上面に前記ステーを挿入で
    きるステーより若干大きいエアダクト兼用のシート取付
    け孔を形成すると共に上面を扁平な面に形成し、前記リ
    ヤカウルと後席シートとの間隙をなくして、前記シート
    取付け孔から車体側に前記ステーを差込んで該ステーを
    車体側に取着し前記後席シートを着脱自在としたことを
    特徴とする二輪車用シートの取付構造。
JP1989152708U 1989-12-31 1989-12-31 二輪車用シートの取付構造 Expired - Fee Related JP2558827Y2 (ja)

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JPS63274A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 Maruzen Kasei Kk 水溶性香料
JPH0755191Y2 (ja) * 1987-03-09 1995-12-20 川崎重工業株式会社 自動2輪車のシ−ト取付構造
JPS63150890U (ja) * 1987-03-26 1988-10-04
JPS63305084A (ja) * 1987-06-02 1988-12-13 本田技研工業株式会社 自動2輪車用シ−トの取付構造

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