JP2550399B2 - 紡機におけるケンス供給方法及びスライバー収容ケンス - Google Patents

紡機におけるケンス供給方法及びスライバー収容ケンス

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JP2550399B2
JP2550399B2 JP63274795A JP27479588A JP2550399B2 JP 2550399 B2 JP2550399 B2 JP 2550399B2 JP 63274795 A JP63274795 A JP 63274795A JP 27479588 A JP27479588 A JP 27479588A JP 2550399 B2 JP2550399 B2 JP 2550399B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカード、練条機、コーマー等の紡機の前工程
機で空ケンス内にスライバーを収容した後、そのスライ
バーを収容した満ケンスを後工程機のクリール位置に配
設したケンス給排コンベア上に供給する紡機におけるケ
ンス供給方法と、コイラー装置によってスライバーをコ
イル状に収容する為のスライバー収容ケンスに関するも
のである。
従来の技術 従来のケンス供給方法は、前工程機でケンス内にスラ
イバーを尻スライバーが収容スライバーの外周から突出
するように収容し、そのスライバー収容後の満ケンスを
後工程機のクリール位置に搬送してそのクリール位置に
配設したケンス給排コンベア(以後主コンベアとも記
す)上に単に供給している。そして主コンベア上に供給
した満ケンスのスライバーを引出している間に他方の主
コンベアに満ケンスを供給し、先に供給した満ケンスの
収容スライバーが少なくなったときそのケンスの尻スラ
イバーに他方の満ケンスの頭スライバーを繋いでスライ
バー繋ぎを行ない、スライバーを連続的に供給する方法
が知られている。
また従来のスライバー収容ケンスは、平面形状円形の
容器によって構成されている。
発明が解決しようとする課題 上記従来のケンス供給方法にあっては、スライバーを
ケンス内に単に収容し、そのスライバー収容後の満ケン
スを主コンベアに単に供給し、主コンベアに予め供給さ
れているケンスの尻スライバーに満ケンスの頭スライバ
ーを繋ぐようにしているので、スライバー供給中のケン
スの尻スライバーに満ケンスの頭スライバーを繋ぐ場
合、尻スライバーの位置がケンスの中心に対してスライ
バー繋ぎ作業側とは反対側或いは繋ぎ作業位置から遠く
なることがあり、その為スライバー供給中のケンスの収
容スライバーを持上げて尻スライバーを引出した後その
尻スライバーに満ケンスの頭スライバーを繋いだり、或
いは主コンベア上のケンスを尻スライバーがスライバー
繋ぎし易い位置になるまで回転させた後に尻スライバー
に頭スライバーを繋ぐ必要があり、スライバー繋ぎに多
くの手間がかかると共に作業者の負担が大きい問題があ
り、しかもスライバー繋ぎ作業の自動化を困難にする問
題点があった。
また従来のスライバー収容ケンスにあっては、平面形
状円形に形成されているので、ケンス内に収容したスラ
イバーの尻スライバー位置がケンスのどの位置であった
かを記憶しておくことができなかった。その為満ケンス
をスライバー供給位置に供給する場合、満ケンスを収容
スライバーの尻スライバー位置がスライバー繋ぎに適し
た所定の向きになるように位置決めできない問題点があ
った。
また平面形状を円形とした糸状物の収容ケンスとし
て、例えば、特公昭47−51979号に示されるものがあ
る。この収容ケンスはその外周面に、ケンスに収容され
た製品の品種、ロットを明示するラベルを添加している
が、このラベルは、作業者が目視してケンス内の製品の
品種などを判別するためのものであり、このラベルは、
検出器により自動的に検出されるものとなっていない。
そのため、尻スライバーがケンス底部に収容される場合
に、このラベルを検出して満ケンスの尻スライバーの位
置をスライバー継ぎに適した所定方向に位置決めするこ
とはできない。
本発明の課題は、迅速なスライバー継ぎを行い得るケ
ンスの供給方法を提供することにあり、また他の課題
は、そうしたケンス供給方法を実施するのに用いて好適
なケンスを提供することにある。
課題を解決するための手段 前記課題の解決のために、本発明のケンス供給方法
は、前工程機のスライバ収容位置に設けたコイラー装置
によってケンスにスライバーをその尻スライバーがケン
ス外に露出しない状態に収容し、このスライバー収容状
態の満ケンスを後工程機のクリール位置に並設されてい
るケンス給排コンベア対上に供給する方法において、ケ
ンスの外周に被検出部を設けておき、前工程機におい
て、スライバー収容位置の手前に設けたケンス回転位置
で空ケンスを回転させた状態で空ケンスの被検出部を検
出器により検出すると共にその信号により空ケンスの回
転を停止して空ケンスの周方向位置を所定位置に位置決
めし、この位置決め状態の空ケンスをスライバ収容位置
に送り込んで、ケンス内に収容される尻スライバーが被
検出部に対して所定位置になるようにケンス内にスライ
バーを収容し、そのスライバー収容状態の満ケンスを一
方のケンス給排コンベア上に供給するに先立ち、そのケ
ンスを回転させた状態で満ケンスの被検出部を検出器に
より検出すると共にその信号により満ケンスの回転を停
止して満ケンスのケンス周方向位置を位置決めし、この
位置決め状態の満ケンスを一方のケンス給排コンベア上
に供給して満ケンス底部の尻スライバーが他方のケンス
給排コンベア側へ向くようにしたことを特徴としてい
る。
また本発明のスライバー収容ケンスは、コイラー装置
によってスライバーをコイル状に収容し、その収容した
スライバーを搬送して後工程機のケンス給排コンベア上
に供給するための、平面形状が円形のスライバー収容ケ
ンスにおいて、スライバー収容ケンスの外面に、ケンス
内に収容される尻スライバーのケンス周方向位置の基準
となる被検出部を、ケンス外に配置される検出器によっ
て検知可能に設けて成ることを特徴としている。
作用 紡機におけるケンス供給方法にあっては、空ケンスの
被検出部を検出器で検出することによって空ケンスのケ
ンス周方向位置を位置決めし、その位置決め状態の空ケ
ンスを前工程機のスライバー収容位置へ送り込んで尻ス
ライバーが被検出部に対して所定位置となるようにスラ
イバーをケンス内に収容する。スライバーを収容した満
ケンスを後工程機のケンス給排コンベア対の一方に供給
するに先立って、満ケンスの被検出部を検出することに
よって満ケンスのケンス周方向位置を位置決めし、この
位置決め状態の満ケンスを一方のケンス給排コンベア上
に供給し、満ケンス内の尻スライバーがスライバー継ぎ
に好適な方向即ち他方のケンス給排コンベア側に位置決
めする。その結果ケンス給排コンベア対の一方に供給さ
れたケンス(先のケンス)からスライバーを引出中に、
他方のケンス給排コンベア上に満ケンス(後のケンス)
を供給することにより、先のケンスの尻スライバーを後
の満ケンス方向に向けることができ、先のケンスの尻ス
ライバーに後のケンスの頭スライバーを容易に継ぐこと
ができる。
また、スライバー収容ケンスにあっては、そのケンス
外側に検出器で検出可能な尻スライバー位置検出用の被
検出部を設けたので、被検出部を検出器によって検出す
ることでケンス周方向位置を自動的に位置決めでき、ま
た被検出部に対して所定の周方向位置になるように尻ス
ライバーを収容することによって、その後被検出部を検
出器によって検出してケンス周方向位置を位置決めする
ことでケンス内部の外部から見えない尻スライバ位置を
位置決めできる。
実施例 第1図はスライバー連続供給装置の概要を示し、図面
において、1,2は夫々紡機の前工程機と後工程機で、前
工程機1はカード、練条機、コーマー等で構成され、後
工程機2は、練条機、粗紡機等で構成され、本実施例に
おいては、前、後工程機1,2として練条機を示してい
る。4は前工程機1で牽伸されたスライバーを収容する
スライバー収容装置である。後工程機2の練条機は1ヘ
ッド2デリベリーの練条機で、機台8から後方へ2本の
クリールバー9a,9bが突設され、夫々のクリールバー9a,
9bの下方がスライバー供給位置となっている。10は後工
程機2のクリール位置にケンス6を連続的に供給する為
のケンス連続供給装置である。
次にスライバー収容装置4について説明する。第2図
及び第3図において、25はコイラー装置である。このコ
イラー装置25において、30はスライバー収容位置Bの上
方に配設されているコイラーヘッドを示し、周知のよう
にコイラーチューブ27やコイラーディスク28を備え、そ
のコイラーディスク28はコイラーチューブ27と共に回転
されるようになっている。コイラーヘッド部30にはコイ
ラーディスク28をケンス6の取出方向に対して位置決め
停止させる作動停止装置31が付設されている。この作動
停止装置31は、例えば実公昭47−11547号公報や特開昭6
3−196469号公報に開示されているように近接スイッチ
や光電検知器等の検出装置によってコイラーディスク28
に設けた検出片(図示省略)を検出し、コイラーディス
ク28をスライバー切断のし易いほぼ一定位置(例えば第
5図(イ)に示す位置)に停止させ得るようになってい
る。またスライバー収容位置Bにはカンディッシュプレ
ート32が配備されている。このカンディッシュプレート
32は周知のようにウォーム33とホイール34等を介してコ
イラーディスク28の中心に対して偏心した位置でコイラ
ーディスク28と同期回転され、コイラーチューブ27を通
ってコイラーディスク28の巴穴28aより紡出されるスラ
イバーをカンディッシュプレート32上に載置したケンス
6内にコイリングしながら収容するようにしてある。次
に、36はピット37内に配設されたケンス移動装置で、ス
ライバー収容位置Bのケンス6をケンス取出位置Aに取
出すと共にケンス待機位置Dに供給される新たなケンス
6をそのスライバー収容位置Bに送り込むようにしてあ
る。ケンス移動装置36は本出願人が先に出願した実開昭
61−8668号公報に開示のものと略同じ構成を成すもの
で、2本のチャンネルフレーム38、39の両端部に設けた
従動軸40と駆動軸41の両端部に夫々スプロケット42、43
が嵌着され、各スプロケット42、43間に懸架させたチェ
ーン44、45にケンス径より僅かに大きいピッチ間隔でケ
ンス押杆47が架設され、駆動軸41がその軸端部に取付け
たプーリー48及びベルト49を介してモータ50に連結され
ている。チャンネルフレーム38、39間には上記カンディ
ッシュプレート32及び後述の回転ローラ61を除く部分に
底板52が架設されている。ケンス移動装置36にはケンス
押杆47が所定量移動すると停止されるようにリミットス
イッチ等の図示しない位置検出手段が付設されている。
ケンス取出位置Aへ取出されたケンス6は後述のケンス
連続供給装置10によって後工程機2へ移送され、ケンス
待機位置Dへのケンス6の供給もケンス連続供給装置10
によって行なわれる。次に、60はスライバー収容位置B
よりもケンス供給側に位置するケンス停止位置(ケンス
回転位置C)に配設されているケンス回転装置である。
このケンス回転装置60は本出願人が先に出願した特願昭
62−201357号と略同様に構成されている。このケンス回
転装置60において、61は回転ローラで、送りローラ21と
同様に自体に内蔵する電動モータによりローラ本体で回
転することのできる周知のモータローラで構成され、底
板52に固着したブラケット62、63間又はブラケット62と
チャンネルフレーム38、39間に回転可能に支持されてい
る。これらの回転ローラ61はケンス回転位置Cのケンス
6の略中心を中心とする放射方向に向けて複数(図面で
は6個)配設され、その上面は上記底板52より僅かに高
く位置されている。なお、上記ケンス回転装置60はカン
ディッシュプレート32と同様に回転可能に配設したター
ンテーブルによって構成し、そのターンテーブル上にケ
ンスをシリンダー等で作動されるレバーによって出し入
れしても良い。次に、ケンス6には外面である外周面に
被検出部70が設けられ、ケンス回転位置Cには第4図に
示すようにその被検出部70を検出してケンス6を所定の
回転位置に位置決め停止させる回転停止装置65が設けら
れている。なお被検出部70は外面であるケンス下面に設
けても良い。この回転停止装置65はチャンネルフレーム
39に設けたブラケット66に取付けた光電管、近接スイッ
チ又はリミットスイッチ等の検出器67によって構成さ
れ、ケンス回転装置60により回転中のケンス6の被検出
部70を検出すると、そのケンス回転装置60の回転ローラ
61の回転を停止させるように構成されている。上記ケン
ス6の回転停止位置は図面では第2図、第5図(ロ)に
示すようにケンス移動方向に対して左側へ90度向いた位
置に設定されている。なお、被検出部70は検出器67とし
てマイクロスイッチを使用する場合は突起物が使用さ
れ、近接スイッチや反射光電管を使用する場合は金属板
や反射板等のプレートが使用される。またケンス交換装
置36は、本実施例ではケンス押杆47によってケンス6を
移動させるようにしたが、特願昭62−255612号明細書及
び図面に示すように周知のモータローラを並設したロー
ラコンベアによってケンス6を移動させるようにした
り、コイラー装置25のカンディッシュプレート32の代り
にケンス回転装置60と同様に複数個のローラを放射方向
へ配設しても良い。次に第3図、第5図において、72
は、スライバー収容位置Bから取出されたケンス6とス
ライバー収容位置Bのケンス6間に渡されるスライバー
を切断するスライバー切断装置で、本実施例ではコイラ
ーヘッド部30の下端部から水平方向に突設した切断プレ
ート73と上記ケンス移動装置36とコイラー装置25とで構
成されている。上記切断プレート73はコイラーヘッド部
30の下端面と同一平面を形成している。ケンス6内には
第5図に示すように受皿がばね7によって上方へ付勢さ
れ、その受皿5はケンス6内にスライバーがないとき、
スライバー収容位置Bにおいてはコイラーディスク28
に、ケンス取出位置Aでは切断プレート73に夫々圧着さ
れるようになっている。従って、ケンス移動装置36がス
ライバー収容位置Bの満ケンス6aをケンス取出位置Aに
向けて移動させると共に空ケンス6bをスライバー収容位
置Bに向けて移動させると、その移動途中で空ケンス6b
の受皿5が巴穴28aから出ているスライバーをコイラー
ディスク28との間に挟み付け、ケンス取出位置Aへ移動
されて停止された満ケンス6aの収容スライバーSは切断
プレート73に圧着された状態が維持される(第3図の状
態)。この状態でコイラー装置25を作動させ、コイラー
ディスク28及び空ケンス6bを回転させると、両ケンス6
a、6b間に渡されたスライバーが切断される。なお上記
スライバー収容装置4は後工程機2の練条機にも略同様
に設けられている。
次に上記ケンス連続供給装置10について説明する。第
1図において、12A,12Bと12C,12Dは夫々クリールバー9
a,9bの下方に通路14,15を挟んで並設されている互いに
対になる主コンベア(ケンス給排コンベア)で、各クリ
ールバー9a,9bから水平方向に突設された引出しローラ1
7と対応する所定数(図示例の場合は8本の場合を示
す)の満ケンス6aを機台8の前後方向(図の上下方向)
に1列に載置するローラコンベアによって構成されてい
る。18は両端部を夫々上記ケンス移動装置36に連結して
ある搬送コンベアで、途中には主コンベア12A〜12Dの後
端部が連結されている。19は主コンベア12A〜12Dから排
出された空ケンス6bを主コンベア12A〜12Dの前側から搬
送コンベア18へ返送する副コンベアで、ローラコンベア
によって構成されている。各主、副コンベア12A〜12D、
19の送りローラ21は、自体に内蔵する電動モータ(図示
省略)によってローラ本体を回転させるようにしてある
周知のモータローラによって構成されている。なお、各
主、副コンベア12A〜12D、19は1本おきの送りローラ21
をモータローラにし、他の送りローラ21をフリーローラ
によって構成したり、総てフリーローラで構成してそれ
らのフリーローラをプーリーやベルトを介して駆動モー
タによって回転させるように構成してもよい。
第6図は搬送コンベア18と主コンベア12Aとの分岐点
の拡大図を示すものである。第6図において、75Aは主
コンベア12Aの供給側位置の満ケンス回転位置Fに設け
た満ケンス回転装置で、第1図に示すように他の主コン
ベア12B、12C、12Dの端部にも同様の満ケンス回転装置7
5B、75C、75Dが配設されている。この満ケンス回転装置
75A〜75Dは上記ケンス回転装置60と略同様に構成され、
片側3本の回転ローラ76、77は夫々モータローラによっ
て構成され、満ケンス回転位置Fの満ケンス6aを中心と
する放射方向に配設されている。右半分の3本の回転ロ
ーラ77はケンス回転方向へ正転され、左半分の3本の回
転ローラ76は正、逆回転可能に構成されてケンス回転時
には図の実線の矢印方向へ、ケンス移送時は点線の矢印
方向へ逆転されるように制御されている。79、80はスト
ッパシリンダで、満ケンス回転位置Fの前後において第
7図に示すように底板12a上に夫々一対設けられ、その
ピストンロッド81が図の2点鎖線から実線位置まで移動
することによりケンス移送空間内に出没するようにして
ある。ストッパシリンダ79、80は満ケンス6aが満ケンス
回転位置Fへ供給される時に前側のストッパシリンダ79
のピストンロッド81が予め突出して満ケンス6aの位置決
め作用を成し、また満ケンス6aが満ケンス回転位置Fに
至ると、後側のストッパシリンダ80のピストンロッドも
突出し、満ケンス6aが回転される時に満ケンス6aが満ケ
ンス回転位置Fから外れないようにしてある。84は満ケ
ンス回転位置Fにて回転される満ケンス6aを位置決め停
止させる回転停止装置で、被検出部70を検出して回転ロ
ーラ76、77の回転を停止させる検出器85A(検出器67と
同様なもので良い)を備えている。この回転停止装置84
は検出器85Aをケンス通路と干渉しない位置に設ける必
要があるので、検出器85Aが回転中の満ケンス6aの被検
出部70を検出した後も所定時間だけ回転ローラ76、77を
持続回転させる為のタイマー(図示省略)を備えてい
る。このタイマーは満ケンス6aに収容されたスライバー
の下端側の切断端(尻スライバーと言う)が通路14、15
側に向くように時間設定され、図面では満ケンス6aの被
検出部70が検出器85Aを通過後図の2点鎖線で示す位置
で停止するようにセットされている。
なお、被検出部70をケンス下面に設ける場合には検出
器85Aをケンス通路の下方に設置できるので、上記タイ
マーを容易に省くことができる。上記ストッパシリンダ
79、80や回転停止装置84は他の主コンベア12B〜12Dの満
ケンス回転装置75B、75C、75Dにも設けられ、主コンベ
ア12Cの検出器85Cは第1図に示すように検出器85Aと同
じ位置に設けられ、主コンベア12B、12Dの検出器85B、8
5Dは通路14、15に対して対称な位置に設けられ、主コン
ベア12B〜12Dに供給される満ケンス6aの尻スライバーが
何れも通路14、15側へ向くようにしてある。こうして、
互いに対になる主コンベア12Aと12B,及び、主コンベア1
2Cと12Dにおいて、その対となる主コンベアの一方に満
ケンス6aを供給するときには、その満ケンス6aの尻スラ
イバーは、対となる他方の主コンベア方向に向くことに
なる。また、主コンベア12B、12Dの検出器85B、85Dの位
置を主コンベア12A、12Cの検出器85A、85Cと同じ側に
し、主コンベア12B、12Dの回転停止装置84のタイマー設
定時間を主コンベア12A、12Cのものより長くして満ケン
ス6aの停止位置が上記と同じになるように構成しても良
い。第1図において、87A〜87Dは上記ストッパシリンダ
79、80と同様なスロッパシリンダ、90A〜90Dはシリンダ
で構成されるケンスプッシャーで、搬送コンベア18上を
移送されてくる満ケンス6aを所要時に各ストッパシリン
ダ87A〜87Dで停止させ、その後ケンスプッシャー90A〜9
0Dによって各主コンベア12A〜12Dの満ケンス回転位置F
へ供給するようになっている。ケンスプッシャー90A〜9
0Dは満ケンス6aを満ケンス回転位置Fへ供給後、その満
ケンス6aが満ケンス回転装置75A〜75Dにより回転されて
位置決め停止され、回転ローラ76、77によってその位置
から取出されると、ストッパシリンダ87A〜87Dによって
停止中の満ケンス6aを再び押し出すように連続的な動作
を行なうようになっている。また各主コンベア12A〜12D
の前側にも主コンベア12A〜12D上を移送されるケンス6
を停止させるための図示しないストッパシリンダが設け
てある。
次に、上記のように構成されるスライバー連続供給装
置についてその作用を説明する。今第2図に示すように
スライバー収容装置4の各位置A〜D及びケンス搬送装
置10の終端部10bにケンス6が存在している状態から説
明する。ケンス回転位置Cに供給された空ケンス6bはケ
ンス回転装置60によって回転され、検出器67により被検
出部70が検出されると回転ローラ61の回転が停止され、
図の2点鎖線で示す位置に位置決めされる。スライバー
収容位置Bに供給された空ケンス6bにはコイラー装置25
によってスライバーがコイリングされながら収容されて
いく。今スライバー収容位置Bのケンス6にスライバー
が収容されて満杯になると、コイラーヘッド部30に設け
た作動停止装置31によってコイラーディスク28とカンデ
ィッシュプレート32の回転が停止され、スライバーの紡
出も停止され、第5図(イ)に示すようにその巴穴28a
が図の2点鎖線位置で位置決めされる。その後第5図
(ロ)に示すようにケンス移動装置36の各ケンス押杆47
によってスライバー収容位置Bの満ケンス6aがケンス取
出位置Aへ、ケンス回転位置Cの空ケンス6bがスライバ
ー収容装置Bへ夫々移動され、またケンス待機位置Dの
空ケンス6bがケンス回転位置Cへ、終端部10bの空ケン
ス6bがケンス待機位置Dへ夫々移動される。満ケンス6a
の収容スライバーSは満ケンス6aの移動によってコイリ
ングされたスライバーがほどけて満ケンス6aと巴穴28a
との間にスライバーS1が渡される。スライバー収容位置
Bの満ケンス6aがケンス取出位置Aまで移動されても、
その満ケンス6aと巴穴28aとの間に連なっているスライ
バーS1は収容スライバーSと切断プレート73との間に挟
まれた状態が維持され、その状態で空ケンス6bがスライ
バー収容位置Bに移動されて巴穴28aから引き出されて
いるスライバーを受皿5とコイラーディスク28との間に
挟みつける。その後コイラー装置25が作動し、コイラー
ディスク28とカンディッシュプレート32が回転される
と、第5図(ハ)に示すように収容スライバーSとスラ
イバー収容位置Bの空ケンス6b間に渡されるスライバー
S1が中間部で切断される。これにより満ケンス6a側の切
断端S2(以後頭スライバーと称す)と空ケンス6b側の切
断端S3(以後尻スライバーと称す)が夫々ケンス6a、6b
から垂れる。尻スライバーS3は図面では空ケンス6bの被
検出部70に対してθ角度だけ偏向した位置に位置決めさ
れる。その後停止されていたスライバーの紡出が再び開
始され、第5図(ニ)に示すようにスライバー収容位置
Bの空ケンス6bにスライバーが収容され、尻スライバー
S3はコイル状態のスライバーからはみ出した状態のまま
収容されていく。ケンス回転位置Cへ供給された空ケン
ス6bは上記と同様に回転されて被検出部70が位置決めさ
れ、そのまま待機される。以下、スライバー収容装置4
によって上記した動作が繰り返され、ケンス取出位置A
へ取出された満ケンス6aは搬送コンベア18に載って後工
程機2へ移送される。上記後工程機2へ移送される満ケ
ンス6aの尻スライバーS3は被検出部70に対して常にθ角
度だけ偏向している所定位置に揃えられていることにな
る。
次に、第1図において、搬送コンベア18上の満ケンス
6aは、例えばストッパシリンダ87A、87Bのピストンロッ
ドが没入し、ストッパシリンダ87Cのピストンロッドが
突出すると、主コンベア12A、12Bとの分岐点を通過して
主コンベア12Cとの分岐点にて停止される。その後ケン
スプッシャー90Cによって搬送コンベア18上の満ケンス6
aを主コンベア12Cの満ケンス回転位置Fへ供給する、満
ケンス6aが満ケンス回転位置Fへ供給されると、その満
ケンス6aがストッパシリンダ76、77によって位置決めさ
れ、その後満ケンス回転装置75Cにより回転される。そ
して検出器85cが回転されている満ケンス6aの被検出部7
0を検出した後タイマーが作動してタイマー設定時間が
セットアップすると回転ローラ76、77の回転が停止さ
れ、被検出部70が第6図に示す位置に位置決めされ、そ
の満ケンス6aの尻スライバーS3が通路15側の所定位置に
向けられる。その後片側の回転ローラ76が逆転され、回
転ローラ77も回転することによって満ケンス回転位置F
から満ケンス6bが送り出され、以後主コンベア12Cの送
りローラ21によって機台8に向けて移動される。このよ
うにして搬送コンベア18上の満ケンス6aが順次満ケンス
回転位置Fで位置決めされて主コンベア12C上に載置さ
れていく。所要数の満ケンス6aが主コンベア12C上に載
置されると、主コンベア12Cの送りローラ21の回転が停
止される。次にストッパシリンダ87Bのピストンロッド
が突出し、搬送コンベア上の満ケンス6aをケンスプッシ
ャー90Bによって主コンベア12Bの満ケンス回転位置Fへ
供給する。満ケンス回転位置Fへ供給された満ケンス6a
は上記と同様にして位置決めされ、満ケンス6aの尻スラ
イバーS3が通路14側の所定位置に向けられ、その後主コ
ンベア12B上に送り込まれる。なお、主コンベア12Bへ先
に満ケンス6aを供給するようにしても良い。そして主コ
ンベア12B、12C上の満ケンス6aの頭スライバーS2を夫々
対応する引出しローラ17に掛けて牽伸準備がなされ、練
条機8の運転が開始される。次に主コンベア12B、12C上
の満ケンス6aがスライバーを機台8へ供給中に、今度は
主コンベア12A、12Dに満ケンス6aを上記と同様に位置決
めして供給する。主コンベア12A、12D上に供給された満
ケンス6aは、被検出部70が第1図に示すように主コンベ
ア12B、12Cの場合とは180度逆になり、満ケンス6aの尻
スライバーS3が通路14、15側の所定位置に向けられる。
今主コンベア12B、12Cの満ケンス6aのスライバーが残り
少なくなって尻スライバーS3がケンス6から外部へ露出
している(第8図の状態)と、作業者が通路14、15に入
り込んで主コンベア12A、12Dの満ケンス6bの頭スライバ
ーS2を引張り出し、通路14、15側に向いた尻スライバー
S3に繋ぐ。このように頭スライバーS2を尻スライバーS3
に継ぐことにより機台8を停止させることなくスライバ
ー繋ぎを行なうことができる。また尻スライバーS3はす
べて通路14、15側(繋ぐべき満ケンス6a側)に位置され
ているので、主コンベア12B、12C上のケンス6をその尻
スライバーS3が満ケンス6a側へ向くように回転させた
り、尻スライバーS3を収容スライバーSを持上げて引張
り出すことなくスライバー繋ぐ作業を簡易、迅速化でき
る。また尻スライバーS3はすべて所定位置に位置される
ので、スライバー繋ぎ作業の自動化を容易に行なえるよ
うになる。主コンベア12B、12C上のケンス6のスライバ
ーがなくなると今度は主コンベア12A、12Dの満ケンス6a
の収容スライバーSが連続的に供給される。主コンベア
12B、12C上の空ケンス6bは順次主コンベア12B、12C上の
送りローラ21によって副コンベア19へ移送され、副コン
ベア19によって搬送コンベア18へ復帰される。そして搬
送コンベア18に載って前工程機1へ返送され、スライバ
ー収容装置4によって再びスライバーが収容される。主
コンベア12A、12D上のケンス6がスライバーを供給中
に、新たな満ケンス6aが主コンベア12B、12C上に満ケン
ス回転装置75B、75Cにより回転位置決めされて載置され
る。主コンベア12A、12Dのケンス6の収容スライバーS
が残り少なくなると、尻スライバーS3が夫々主コンベア
12B、12C上の満ケンス6a側へ露出してくるので、主コン
ベア12B、12C上の満ケンス6aの頭スライバーS2を尻スラ
イバーS3に簡単に繋ぐことができる。主コンベア12A、1
2D上のケンス6のスライバーがなくなると、主コンベア
12B、12C上の満ケンス6aからスライバーが連続的に供給
され、主コンベア18A、18D上の空ケンス6bは副コンベア
19によって搬送コンベア18へ復帰される。このようにし
てスライバー連続自動供給が繰り返される。
次に第9図乃至第11図は後工程機2へケンスを連続的
に供給するケンス連続供給装置の他の実施例を示してい
る。なお、第1実施例と同一構成のものについては同一
符号にアルファベットのeを付してその重複説明を省略
する。この実施例では、スライバー収容装置4eの取出位
置から主コンベア12Deの後端部付近にまでピット101が
設けられ、このピット101内に2本のレール102が敷設さ
れ、ピット101内にはケンス搬送台車104をその2本の車
輪軸106に回動自在に設けた4個の車輪105をレール102
上に載せることによって移動自在にも設けてある。片方
の車輪軸106に取付けたプーリー107はベルト108を介し
て駆動モータ110に連結してある。ケンス搬送台車104に
はケンス載置部104aを設け、そのケンス載置部104aに満
ケンス回転装置75e及び回転停止装置112を設けてある。
なお、満ケンス回転装置75eは図示の回転ローラ76e、77
eの代わりにターンテーブルによって構成しても良い。
回転停止装置112のタイマーは、ケンス搬送台車104の前
端部に設けた近接スイッチ114が主コンベア12Ae、12Ce
の後端部壁に設けた検出プレート115を検出するとき
は、被検出部70eが機台8e側とは反対側へ向けて位置決
め停止されるように時間設定されている。検出プレート
115は主コンベア12Be、12Deの後端部壁には設けてな
く、検出器が何も検出しないときは被検出部70eが機台8
e側へ向いて位置決め停止されるように別のタイマーに
よって時間設定されている。また各主コンベア12Ae〜12
Deの各後端部壁には第10図に示すように投光器117が配
設され、ケンス搬送台車104の前端部にはその投光器117
と対応する水平位置に受光器118が設けられている。投
光器117は自動制御あるいは人手による押ボタンスイッ
チにより満ケンス6aeを供給すべき主コンベア12Ae〜12D
eに対するものから投光され、レール102に沿って移動し
て来るケンス搬送台車4はその受光器118に投光される
と駆動モータ110が停止され、投光した主コンベア12Ae
〜12Deの端部に対向して停止されるように制御されてい
る。以上のように構成されるケンス連続供給装置は、ケ
ンス搬送台車104にスライバー収容装置4eから満ケンス6
aeが乗載されると、例えば主コンベア12Aに向けて移動
される。ケンス載置部104eに載せられた満ケンス6aeは
ケンス搬送台車104が停止中あるいは移動中又は所要の
主コンベア12Ae〜12Deに到着してから満ケンス回転装置
75eにより被検出部70eが所定位置に位置決めされる。ケ
ンス搬送台車104は被検出部70eが位置決めされた満ケン
ス6aeを主コンベア12Aeに供給すると、再びスライバー
収容装置4eまで戻り、以後ケンス搬送台車104の往復移
動が繰り返されて主コンベア12Aeに所要数の満ケンス6a
eがその被検出部70eが位置決めされて供給されていく。
他の主コンベア12Be〜12Dにも同様にして満ケンス6aeが
供給される。
発明の効果 以上のように本発明のケンス供給方法にあっては、前
工程機でスライバーをケンス内に収容する際に、ケンス
内に位置される尻スライバーのケンス周方向位置を被検
出部を基準にして位置決めし、そのケンスを被検出部を
基準にしてケンス周方向位置を位置決めして後工程機の
ケンス給排コンベア上に供給するので、ケンスのケンス
周方向位置をケンス内の尻スライバーがスライバー継ぎ
作業に適した位置になるように位置決めしてケンス給排
コンベア上に供給でき、その結果そのケンス内のスライ
バーが少なくなったときに、そのケンスの尻スライバー
に他方の満ケンスの頭スライバーを容易にかつ迅速に継
ぐことができてスライバー継ぎ作業の能率を大幅に向上
でき、また継がれるべき尻スライバー位置が必ず満ケン
ス側に向いた所定位置に揃えることができるので、スラ
イバー継ぎの自動化を図ることができる。
またスライバー収容ケンスの外面に、ケンス内に収容
される尻スライバーのケンス周方向位置の基準となる被
検出部を、ケンス外に配置される検出器によって検知可
能に設けているので、ケンスをスライバー収容位置に供
給する際に、ケンスの回転をケンス外周の被検出部を検
出器によって検出して停止することで、ケンス周方向位
置を位置決めした状態でケンスをスライバー収容位置に
容易に供給でき、その結果尻スライバーのケンス周方向
位置が被検出部に対して所定の位置関係になるようにケ
ンス内にスライバーを収容でき、またその後満ケンスを
ケンス給排コンベア上に供給する際に、ケンスの回転を
ケンス外周の被検出部を検出器によって検出して停止す
ることで、ケンスを内部の尻スライバーがスライバー継
ぎしやすいケンス周方向位置になるように位置決めして
ケンス給排コンベア上に容易に供給でき、ケンス給排コ
ンベア上のケンス内のスライバーが少なくなったときに
各ケンスの尻スライバーに満ケンスの頭スライバーを容
易に継ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はスライバー連続
供給装置の全体平面図、第2図はスライバー収容装置の
一部を省略して示す平面図、第3図はその側面図、第4
図はケンス回転位置の側面図、第5図は作用説明図を示
し、(イ)図はスライバー収容位置のケンスにスライバ
ーが収容されてコイラディスクが停止されたときの図、
(ロ)図はスライバー収容位置より取出されたケンスと
スライバー収容位置のケンス間に渡されるスライバーを
示す図、(ハ)図はスライバーが切断されたときの図、
(ニ)図はスライバーが切断後スライバー収容位置のケ
ンスにスライバーが収容されたときの図、第6図は搬送
コンベアと主コンベアとの分岐部分を拡大して示す図、
第7図は第6図のVII−VII線断面矢視図、第8図は収容
スライバーが残り少なくなって尻スライバーがケンス外
に出て来たときの図、第9図乃至第11図はケンス連続供
給装置の他の実施例を示し、第9図は全体平面図、第10
図はケンス連続供給装置に使用するケンス搬送台車の側
面図、第11図はその平面図である。 4、4e……スライバー収容装置、6、6e……ケンス、10
……スライバー連続供給装置、12A〜12D、12Ae〜12De…
…主コンベア、25……コイラー装置、28……コイラーデ
ィスク、30……作動停止装置、36……ケンス移動装置、
60……満ケンス回転装置、65……回転停止装置、67、85
A〜85D……検出器、70、70e……被検出部、72……スラ
イバー切断装置、75A〜75D、75e……ケンス回転装置、8
4、112……回転停止装置、S……収容スライバー、S2…
…頭スライバー、S3……尻スライバー、B……スライバ
ー収容位置、C……ケンス回転位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前工程機のスライバ収容位置に設けたコイ
    ラー装置によってケンスにスライバーをその尻スライバ
    ーがケンス外に露出しない状態に収容し、このスライバ
    ー収容状態の満ケンスを後工程機のクリール位置に並設
    されているケンス給排コンベア対上に供給する方法にお
    いて、ケンスの外周に被検出部を設けておき、前工程機
    において、スライバー収容位置の手前に設けたケンス回
    転位置で空ケンスを回転させた状態で空ケンスの被検出
    部を検出器により検出すると共にその信号により空ケン
    スの回転を停止して空ケンスの周方向位置を所定位置に
    位置決めし、この位置決め状態の空ケンスをスライバ収
    容位置に送り込んで、ケンス内に収容される尻スライバ
    ーが被検出部に対して所定位置になるようにケンス内に
    スライバーを収容し、そのスライバー収容状態の満ケン
    スを一方のケンス給排コンベア上に供給するに先立ち、
    そのケンスを回転させた状態で満ケンスの被検出部を検
    出器により検出すると共にその信号により満ケンスの回
    転を停止して満ケンスのケンス周方向位置を位置決め
    し、この位置決め状態の満ケンスを一方のケンス給排コ
    ンベア上に供給して満ケンス底部の尻スライバーが他方
    のケンス給排コンベア側へ向くようにしたことを特徴と
    する紡機におけるケンス供給方法。
  2. 【請求項2】前工程機のコイラー装置によってスライバ
    ーをコイル状に収容し、その収容したスライバーを搬送
    して後工程機のケンス給排コンベア上に供給するため
    の、平面形状が円形のスライバー収容ケンスにおいて、
    スライバー収容ケンスの外面に、ケンス内に収容される
    尻スライバーのケンス周方向位置の基準となる被検出部
    を、ケンス外に配置される検出器によって検知可能に設
    けて成ることを特徴とするスライバー収容ケンス。
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