JP2548045B2 - 多気筒エンジンの排気マニホルド - Google Patents
多気筒エンジンの排気マニホルドInfo
- Publication number
- JP2548045B2 JP2548045B2 JP3024364A JP2436491A JP2548045B2 JP 2548045 B2 JP2548045 B2 JP 2548045B2 JP 3024364 A JP3024364 A JP 3024364A JP 2436491 A JP2436491 A JP 2436491A JP 2548045 B2 JP2548045 B2 JP 2548045B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- exhaust manifold
- double
- engine
- manifold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
る板金製の排気マニホルドに関する。
の各排気通路がエンジンの長さ方向に湾曲すると共に、
上下方向にも湾曲した複雑な形状を必要とするため、鋳
造品とするのが一般である。しかし、鋳造品では壁の肉
厚が大きいため、重量が大であると共に排気熱が多量に
吸収されて排気温度の上昇が遅れ、その間排気浄化用の
触媒の性能が充分に発揮できない傾向がある。
パイプを用い、各パイプを湾曲させて別に作った集合部
に溶接した構造にしたものが使用されている。このもの
においては、パイプ切断、曲げ加工、集合部の製造及び
パイプと集合部の溶接等、工程が複雑であるのみなら
ず、各工程の多くは自動化が困難のため生産性が低く高
コストになっている。
と、該2枚の半割体の間に介在させる仕切板によって、
立体的に交差する排気通路を有する排気マニホルドを形
成するものは、特公昭63-26252によって知られている。
この排気マニホルドは、プレス加工と溶接で形成できる
利点はあるが、仕切板を用いるため、部品数が多く高コ
ストになると共に吸熱量も多くなり、また接合部を含む
全体が平面状に形成されて上下方向には湾曲していない
ため、エンジンに取付けるとき屈曲した排気導管を連設
しないと側方に突出した状態になり、設置空間を大にし
なければならないと考えられる。
路と集合部をプレス加工して半割体を形成し、該半割体
の1対を向き合わせて溶接してマニホルドとしたものは
実開平1-119824に示されている。このものもプレス加工
と溶接で形成できるが、これも平面的形状であるため、
エンジンに取付けたとき側方に突出した状態になる。
による排気マニホルドと略同様の湾曲形状をもつと共
に、軽量で熱吸収の少ない板金製の排気マニホルドを得
ることを課題とする。
を解決するための手段の一つは、請求項1に記載したと
おり、3次元方向に湾曲する複数個の排気通路をもち、
その入口側をエンジンの排気口に接続すべくし、下流側
を集合部に合流させた排気マニホルドにおいて、板金材
よりなる表半体と裏半体のそれぞれに、半円形断面をも
ち相互に分離して3次元方向に湾曲する樋状の複数個の
排気通路と、該排気通路が合流し出口側が半円形断面と
なる集合部とを一体に形成し、該表半体と裏半体を向き
合わせて溶接して前記入口側に対して出口側が略90゜
に屈曲した形状をもつ複排気管を構成し、該複排気管の
両端に入口及び出口のフランジを溶接したことを特徴と
する。 また他の手段は、請求項2に記載したとおり、請
求項1において、複数個の排気通路を有する複数個の複
排気管の中間部を隔離して上下に重ね、各複排気管の両
端部をそれぞれ共通のフランジに連結したことを特徴と
する。
路が樋状の半円断面をもち、相互に分離されているため
三次元方向の成形加工ができ、両半体を溶接して一体と
すると鋳造品と略同形状でありながら軽量に形成され、
板金材で熱容量が小さいからエンジン始動後排気温が急
速に上昇する。また請求項2の手段によれば、所望の長
さの排気通路をもつ複数個の複排気管を共通のフランジ
に容易に組付けることができ、このため気筒数の多いエ
ンジンに対応できる。
いられる本発明の排気マニホルドであり、2、3は板金
製の複排気管でそれぞれ平面視V形に並ぶ2本の排気通
路を有し、かつ3次元方向に湾曲した形状をもつ。一方
の複排気管2は、表半体2aと裏半体2bを側面の溶接
部2cで一体としたもので、点火時期の離れた第2、第
3シリンダに接続され、他方の複排気管3は、表半体3
aと裏半体3bを溶接部3cで一体としてもので、点火
時期の離れた第1、第4シリンダに接続される。
ランジ4と出口フランジ5が溶接され、入口フランジ4
にはエンジンに固定するための取付穴6が穿設され、出
口フランジ5には触媒ケースを固定するためのスタッド
ボルト7が設けられる。前記複排気管2は、2本の排気
通路8、9とこれらが合流する集合部10よりなり、他
方の複排気管3も2本の排気通路11、12と集合部1
3からなる。
3aと裏半体2b、3bは、耐熱性の金属板をプレス加
工したもので、排気通路8、9、11、12の全長及び
集合部10、13の末端では、図3に複排気管2につい
て示すように半円形の樋状をなし、集合部10、13の
上流側では2列の凹部が略V形に形成される。その上、
各半体は矢印15の側方向及び矢印16の深さ方向にも
湾曲した形状とされ、各側端17、18も同様に湾曲し
ている。該側端17、18は抱き接合させたのち溶接2
c又は3cによって固着されるが、図4に示すようにフ
ランジ接合する側端17a、18aを設けることもでき
る。
工を受けると共に、全体的に矢印16に示す深さ方向の
変形を受けるが、板金素材外形をあらかじめ略Y字形と
しておくことにより、各半体の二つの排気通路と一つの
集合部となる部分は、互いに拘束されずに樋状等に変形
することができ、所望の成形加工をすることができる。
そして前記複排気管2、3のうち一方の複排気管2は、
集合部に比較的近い排気口に接続され、平面視では短い
が深さ方向の湾曲が大きく、他方の複排気管3の排気通
路11上を交差して伸びており、このため両複排気管
2、3の長さは近似したものとなる。また、全排気通路
は、入口フランジ4の近くで大きく湾曲されて全体とし
て略90゜に屈曲され、排気マニホルド1がエンジンの
側面に沿って配置できるようになっている。
用いた例を説明したが、複排気管を3又は4本の排気通
路をもつものとすることができ、また1個だけの複排気
管を用いたものとすることもできる。
手段によれば、板金材よりなる表半体と裏半体に、半円
形断面をもち相互に分離して3次元方向に湾曲する樋状
の複数の排気通路と、出口側が半円形断面をもつ集合部
とを一体に形成し、この表半体 と裏半体を向き合わせて
溶接して複排気管としたから、排気マニホルドを所望の
3次元的形状に作ることができると共に、軽量で燃費向
上に役立ち、薄肉のため速かに昇温して浄化触媒の作用
開始時期を早める効果を有する排気マニホルドが得られ
る。しかも該複排気管は、全体的に略90゜に屈曲した
形状をもつため、フランジをエンジンの排気口に直接連
結しても排気マニホルドをエンジン側面に沿って配置す
ることができ、設置空間をコンパクトにすることができ
る。また前記請求項2の手段により、前記の効果の外
に、気筒数の比較的多いエンジンに適した、略均一の長
さをもつと共に排気干渉の生じない排気マニホルドを構
成できる効果を奏する。
ランジ 5 出口フランジ 8、9、11、12 排気通路 10、13 集合
部
Claims (2)
- 【請求項1】 3次元方向に湾曲する複数個の排気通路
をもち、その入口側をエンジンの排気口に接続すべく
し、下流側を集合部に合流させた排気マニホルドにおい
て、板金材よりなる表半体と裏半体のそれぞれに、半円
形断面をもち相互に分離して3次元方向に湾曲する樋状
の複数個の排気通路と、該排気通路が合流し出口側が半
円形断面となる集合部とを一体に形成し、該表半体と裏
半体を向き合わせて溶接して前記入口側に対して出口側
が略90゜に屈曲した形状をもつ複排気管を構成し、該
複排気管の両端に入口及び出口のフランジを溶接したこ
とを特徴とする多気筒エンジンの排気マニホルド。 - 【請求項2】 請求項1において、複数個の排気通路を
有する複数個の複排気管の中間部を隔離して上下に重
ね、各複排気管の両端部をそれぞれ共通のフランジに連
結したことを特徴とする、多気筒エンジンの排気マニホ
ルド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024364A JP2548045B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多気筒エンジンの排気マニホルド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024364A JP2548045B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多気筒エンジンの排気マニホルド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265418A JPH04265418A (ja) | 1992-09-21 |
JP2548045B2 true JP2548045B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=12136143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3024364A Expired - Fee Related JP2548045B2 (ja) | 1991-02-19 | 1991-02-19 | 多気筒エンジンの排気マニホルド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023189500A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5590718U (ja) * | 1978-12-18 | 1980-06-23 | ||
JPS582412A (ja) * | 1981-06-25 | 1983-01-08 | Toyota Motor Corp | エンジン用排気通路装置 |
JPS6084715U (ja) * | 1983-11-15 | 1985-06-11 | 日産自動車株式会社 | エンジンのマニホルド |
JPS60231537A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 板金製インテ−クマニホ−ルドの溶接法 |
JPS6326252A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-02-03 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関用ロツカア−ムのダイカスト鋳造方法 |
JPS6314822U (ja) * | 1986-07-15 | 1988-01-30 | ||
JPH0744734Y2 (ja) * | 1989-02-27 | 1995-10-11 | カルソニック株式会社 | パイプ製排気マニホールド |
-
1991
- 1991-02-19 JP JP3024364A patent/JP2548045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04265418A (ja) | 1992-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1982664B (zh) | 排气歧管 | |
US6427440B1 (en) | Built-up airgap-insulated exhaust manifold of a motor vehicle and method for producing it | |
JPH0543227Y2 (ja) | ||
US20050028366A1 (en) | Method for producing a branch pipe | |
JP2548045B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気マニホルド | |
US4132285A (en) | Connecting line within an exhaust system of a motor vehicle | |
JP5022566B2 (ja) | 非円筒状触媒担体並びにその製造工具と製造方法 | |
WO2002092973A1 (fr) | Structure de raccordement d'une partie de collecteur d'echappement de moteur a combustion interne a plusieurs cylindres | |
EP2543841A1 (en) | Exhaust manifold | |
WO2002088527A1 (en) | Manifold | |
DE69805326T2 (de) | Katalytischer konverter und verfahren zur montage eines konverters | |
JP5843830B2 (ja) | 触媒ケース一体型排気マニホルド | |
JPS6326252B2 (ja) | ||
JP2800072B2 (ja) | 多気筒エンジンの排気マニホルド | |
JP2548045C (ja) | ||
JPH06229238A (ja) | 多気筒エンジンの排気マニホルド | |
JPH05171932A (ja) | 排気マニホルドおよびその製造方法 | |
JP2819216B2 (ja) | 排気マニホルド及びその製造方法 | |
JPH08121158A (ja) | 内燃機関の二重排気管およびその製造方法 | |
JP2902388B1 (ja) | 自動二輪車の排気マニホールド | |
JP3433096B2 (ja) | エンジンの保温型排気マニホールド | |
JPH0748974Y2 (ja) | パイプ製排気マニホールド | |
JP2005048713A (ja) | 内燃機関の排気マニホールド | |
JPH10339223A (ja) | マニホルド及びマニホルドの製造方法 | |
US6978606B2 (en) | Equal length crossover pipe exhaust system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960430 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |