JP2546166Y2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JP2546166Y2
JP2546166Y2 JP755692U JP755692U JP2546166Y2 JP 2546166 Y2 JP2546166 Y2 JP 2546166Y2 JP 755692 U JP755692 U JP 755692U JP 755692 U JP755692 U JP 755692U JP 2546166 Y2 JP2546166 Y2 JP 2546166Y2
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JP
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device main
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groove
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JP755692U
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JPH0567067U (ja
Inventor
忠 大根原
真澄 岡部
Original Assignee
東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機器本体部の支柱をこ
の機器本体部を支持する基台の支持体に進退自在に嵌合
する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気機器は、例えば図5に示すよ
うに、図示しない機器本体部が取り付けられたパイプ状
の支柱41を軸支し、この支柱41を進退自在に嵌合する開
口部42を有する嵌合部43を、機器本体部を支持する基台
の支持体44の上部先端に設けている。そして、この嵌合
部43は、支柱41が嵌合する開口部42の内周面に係合凸部
45を内周面内方に向かって突出形成している。また、前
記支柱41には長手方向に沿って凹状の溝46を有し、この
溝46の上端縁部上部に前記嵌合部43の係合凸部45が当接
して機器本体部を係止するように係止凸部47を形成して
いる。そして、前記支柱41は、この支柱41の溝46に嵌合
部43の係合凸部45が係合され、嵌合部43に摺動自在に嵌
合して係止されている構造が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記図5に示
す従来の電気機器では、嵌合する支柱41を上下方向に摺
動させて機器本体部の高さを調節する際に、支柱41ある
いは支持体44の上部先端部分の嵌合部43を手で持って調
節する場合がある。特に、支柱41あるいは嵌合部43を持
って、支柱41を下方に移動する際に、支柱41の係止凸部
47と支持体44の係合凸部45との間に手を挟む虞れがあっ
た。
【0004】本考案は、このような点に鑑みなされたも
ので、支柱に支柱の溝の機器本体側に傾斜面を設けて、
この傾斜面と離隔して機器本体側に係止凸部を形成させ
たことより、手が挟まれることを防止した電気機器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の電気機器は、突
出した支柱を有する機器本体部と、上部先端に前記支柱
を進退自在に嵌合する開口を有し、嵌合部にて前記支柱
を任意の位置に固定する支持体とを備えた基台とを具備
した電気機器において、前記支柱は、長手方向に沿って
凹状に溝を有し、この溝の長手方向の前記機器本体部側
に前記支柱の外周外方に向かって傾斜する傾斜面を形成
し、この傾斜面の前記機器本体側にこの傾斜面に離隔し
て支柱の外周外方に向かって突出する係止凸部を形成
し、前記嵌合部は、前記支柱の前記溝に摺動自在に係合
する内周面側に向かって突出する係合凸部を設けたもの
である。
【0006】
【作用】本考案の電気機器は、機器本体部の支柱に溝を
形成し、この溝の機器本体側に傾斜面を形成し、この傾
斜面と離隔して係止凸部を形成した支柱を、基台の支持
体の上部先端の開口に摺動自在に挿入するとともに、支
柱の溝を支持体の上部先端に設けられた嵌合部の係合凸
部に係合し、前記支持体に進退自在に嵌合するため、支
柱あるいは支持体の上部先端部分を手で持って機器本体
部の高さを調節しても、支持体の係合凸部が当接して機
器本体の移動を停止する支柱の傾斜面と支柱の係止凸部
との間は間隙を有するので、支柱の係止凸部と支持体と
の間に手が挟まることを防止できる。また、支柱が支持
体の開口に挿入移動する際に傾斜面が手を外方に押しや
るので、支柱の係止凸部と支持体との間に手が挟まるこ
とを防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の電気機器の一実施例の構成を
図面を参照して説明する。
【0008】図3および図4は電気機器としての扇風機
を示し、1は基台で、この基台1は円盤状の上面部2と
この上面部2の周縁部から形成された側底面部3とから
なり、上面部2の略中央に支持体4が一体に突出形成さ
れている。そして、支持体4には、上部先端に嵌合部が
形成されるキャップ5が設けられている。
【0009】また、6は扇風機の機器本体部で、この機
器本体部6は、下部にネックピース7を有し、このネッ
クピース7には下方に突出するように一端を軸支され、
機器本体部6が前後方向に回動可能に支柱としてのパイ
プ8が設けられている。そして、このパイプ8は、機器
本体部6が前記支持体4に上下動可能に支持されるよう
に、前記キャップ5に嵌合されている。さらに、ネック
ピース7は、モータなどを有する駆動部9によって機器
本体部6が首振り可能に設けられ、この駆動部9の図示
しないモータ軸に送風用の羽根10が取付けられている。
そして、羽根10はガード体11によって覆われている。
【0010】また、基台1の上面前端には操作パネル12
やリモコン13の受光部14が設けられている。
【0011】図1および図2において、パイプ8が嵌合
するキャップ5は、合成樹脂によって環状部15と、舌片
部16と、係合凸部17と、接合部18、掛爪体19とを一体に
形成している。この環状部15は、支持体4の上部先端に
開口する外周縁部分に沿って支持体4に内接係合し、開
口20を有するように形成されている。そして、舌片部16
は、略中央部に開口孔21を有し、環状部15の後部に支持
体4に沿って下方に突出して形成されている。さらに、
係合凸部17は、この舌片部16の上方に位置して環状部15
の内周面に内周に向かって突設され、この係合凸部17の
先端から支持体4の下方に向かって接合部18が形成され
ている。また、掛爪体19は、環状部15の上面部に上方に
突出し、リモコン13に形成された掛体22を掛け、支持す
るように形成されている。なお、この掛爪部19は、リモ
コン13が容易に確認でき、リモコン13の引っ掛けおよび
取り外し操作がし易く、かつ、機器本体部6が前後左右
動したときに、引っ掛けられたリモコン13が接触しない
ように環状部15の前方側に形成される。
【0012】また、この舌片部16と接合部18の間に、ス
プリング体23によって上部を外方に向かって付勢される
とともに、下部をパイプ8方向に向かって付勢される回
動可能に軸支された操作体24が設けられている。この操
作体24もキャップ5と同様に合成樹脂にて形成されてい
る。この操作体24は上下方向に細長い胴部25と、この胴
部25の上部先端に、外方に付勢するスプリング体23の反
対側に位置し、前記舌片部16の開口孔21に嵌合して外方
に突出するボタン部26と、胴部25の下部先端にボタン部
26の突出する方向とは反対の内方に突出する爪部27とを
一体に形成している。
【0013】そして、パイプ8には、前記キャップ5の
係合凸部17および接合部18が係合する凹状の溝28がパイ
プ8の長手方向に沿って形成されている。この溝28の機
器本体部6側の上部には外周外方に拡開するように上端
側がパイプ8の外周面に連続した傾斜面29が形成されて
いる。さらに、パイプ8は、この傾斜面29の上方に離隔
して位置し、外方に突出する係止凸部30が形成され、こ
の係止凸部30の下部には、パイプ8の外周面に垂直に位
置する係止面31が形成されている。また、溝28には前記
操作体24の爪部27が係合する穴部32が一定間隔に形成さ
れている。
【0014】次に、本実施例の作用を説明する。
【0015】扇風機を使用する際に、機器本体部6の高
さ調整をする場合、キャップ5の舌片部16の開口孔21よ
り突出している操作体24のボタン部26をスプリング体23
の付勢に抗して押圧する。これによって、操作体24が回
動して、パイプ8の穴部32に係合する操作体24の爪部27
が外れて、パイプ8が上下方向に進退自在になり、機器
本体部6が上下動可能になる。そして、機器本体部6を
所望の高さに移動し、操作体24のボタン部26の押圧を解
放し、爪部27を穴部32に係合させ、機器本体部6を支持
する。
【0016】また、機器本体部6を下方に移動する際
に、機器本体部6を下方に移動し過ぎても、パイプ8の
傾斜面29にキャップ5の係合凸部17が当接して、機器本
体部6は停止する。
【0017】したがって、機器本体部6の高さを調節す
るために、パイプ8あるいはキャップ5を手で持って機
器本体部6を下方に向かって移動させても、傾斜面29に
キャップ5の係合凸部17が当接して、キャップ5の上面
とパイプ8の係止凸部30の下面に形成されている係止面
31との間に隙間を生じてパイプ8が停止されるので、パ
イプ8の係止凸部30とキャップ5との間に手が挟まるこ
とを防止できる。
【0018】さらに、勢い余って機器本体部6が下方に
移動されても、キャップ5の係合凸部17がパイプ8の係
止凸部30の係止面31に当接し、確実に停止する。この
際、係合凸部17がパイプ8の傾斜面29に当接して摩擦抵
抗によって機器本体部6の下方への慣性は十分に減衰さ
れ、機器本体部6の下方への移動速度が加速度的に減少
する。そのため、係合凸部17と係止凸部30の係止面31と
の当接衝撃は非常に小さくできる。また、傾斜面29によ
って係合凸部17が外方に向かって押し出されるようにキ
ャップ5が変形され、この時にパイプ8の係止凸部30と
キャップ5との間に手が存在していてもキャップ5の変
形に伴って手も外方に向かって押し出される。このた
め、係止凸部30とキャップ5との間に手が挟まることを
防止できる。
【0019】なお、上記実施例において、電気機器を扇
風機について説明したが、例えば電気スタンドなどの支
柱が進退自在に嵌合する構造を有するものに上記実施例
の構造を設けても同様の効果が得られる。
【0020】また、嵌合部としてキャップ5を支持体4
の上部先端に設けて説明したが、キャップ5と支持体4
を一体に形成してもできる。
【0021】
【考案の効果】本考案の電気機器によれば、機器本体部
の支柱に溝を形成し、この溝の機器本体側に傾斜面を形
成し、この傾斜面と離隔して係止凸部を形成した支柱
を、基台の支持体の上部先端の開口に摺動自在に挿入す
るとともに、支柱の溝を支持体の上部先端に設けられた
嵌合部の係合凸部に係合し、前記支持体に進退自在に嵌
合するため、支柱あるいは支持体の上部先端部分を手で
持って機器本体部の高さを調節しても、支持体の係合凸
部が当接して機器本体の移動を停止する支柱の傾斜面と
支柱の係止凸部との間は間隙を有するので、支柱の係止
凸部と支持体との間に手が挟まることを防止できる。ま
た、支柱が支持体の開口に挿入移動する際に傾斜面が手
を外方に押しやるので、支柱の係止凸部と支持体との間
に手が挟まることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気機器の一実施例を示す扇風機の嵌
合部に支柱が嵌合している状態の斜視図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上扇風機の斜視図である。
【図4】同上扇風機の側面図である。
【図5】従来の扇風機の嵌合部に支柱が嵌合している状
態の断面図である。
【符号の説明】
4 支持体 5 嵌合部としてのキャップ 8 支柱としてのパイプ 17 係合凸部 28 溝 29 傾斜面 30 係止凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突出した支柱を有する機器本体部と、上
    部先端に前記支柱を進退自在に嵌合する開口を有し、嵌
    合部にて前記支柱を任意の位置に固定する支持体とを備
    えた基台とを具備した電気機器において、 前記支柱は、長手方向に沿って凹状に溝を有し、この溝
    の長手方向の前記機器本体部側に前記支柱の外周外方に
    向かって傾斜する傾斜面を形成し、この傾斜面の前記機
    器本体側にこの傾斜面に離隔して支柱の外周外方に向か
    って突出する係止凸部を形成し、 前記嵌合部は、前記支柱の前記溝に摺動自在に係合する
    内周面側に向かって突出する係合凸部を設けたことを特
    徴とする電気機器。
JP755692U 1992-02-21 1992-02-21 電気機器 Expired - Lifetime JP2546166Y2 (ja)

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JPH0567067U JPH0567067U (ja) 1993-09-03
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