JP2544768B2 - 光ファイバの融着接続装置 - Google Patents

光ファイバの融着接続装置

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JP2544768B2
JP2544768B2 JP2976288A JP2976288A JP2544768B2 JP 2544768 B2 JP2544768 B2 JP 2544768B2 JP 2976288 A JP2976288 A JP 2976288A JP 2976288 A JP2976288 A JP 2976288A JP 2544768 B2 JP2544768 B2 JP 2544768B2
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貴史 井出
勝司 坂本
康雄 浅野
公 柳
啓司 大阪
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ファイバの融着接続装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
2本の光ファイバを融着接続するとき、接続損失を極
力低減させるため、これらの光ファイバのコア部を正確
に突き合わせる必要がある。
第3図は、従来の光ファイバの融着接続装置を示すも
のである。同図で示すように、接続すべき2本の光ファ
イバ1、1′は、紙面と直交する方向で保持具(図示せ
ず)等により保持されており、互いに所定の間隔で直線
状に突き合わせられている。光源2は、光ファイバ1、
1′の端部を照射できるように、ブラケット3bに固定さ
れている。電極4a、4bは、光ファイバ1、1′の端部の
両側に電極ホルダ5a、5bで保持されており、光軸とほぼ
直交する方向に放電できるように構成されている。ミラ
ー6は、この電極4aと光ファイバ1、1′の突き合わせ
部との間に設けられており、光軸方向及び放電方向とほ
ぼ直交する方向(第3図における上下方向)に移動でき
るようにミラー駆動機構7に取り付けられている。この
ミラー駆動機構7はブラケット3aに固定されており、こ
のブラケット3a及び上述したブラケット3bはそれぞれベ
ース8a、8bに固定されている。なお、ベース8bには、ブ
ラケット3bと反対方向に別のブラケット9が取り付けら
れている。光源2からの照射光は、光ファイバ1、1′
の突き合わせ部の近傍においてミラー6で反射され、電
極4bを介して光源2と反対方向(第3図の下方)に配設
された顕微鏡10で受けられる。この顕微鏡10は、上述し
たブラケット9に固定された顕微鏡駆動機構11により、
上記反射光が入射する方向及びその直交する方向に移動
できるように構成されている。
次に、従来の融着接続装置の作用を第3図及び第4図
に基づき説明する。光ファイバ1、1′を突き合わせる
とき(調心時)には、ミラー6が下降し(第3図参
照)、光源2からの照射光はミラー6における反射によ
り顕微鏡10に入射する(第4図参照)。すなわち、照射
光の一部はミラー6で反射した後に光ファイバ1、1′
を通過し、顕微鏡10に入る。一方、他の一部は光ファイ
バ1、1′を通過した後にミラー6で反射され、顕微鏡
10に入る。そこで、顕微鏡駆動機構11により、光ファイ
バ1、1′の光軸方向の調整及びピントを合わせること
により、光ファイバ1、1′のコアを正確に調心するこ
とができる。
この突き合わせが完了すると、光ファイバ1、1′の
融着接続がなされる。融着接続は、ミラー6をミラー駆
動機構7で電極4a、4bから離れる方向(第3図における
上方)に移動させ、電極4a、4b間で放電することにより
行う。なお、この融着接続については特公昭60−95506
号公報に詳述されているので、その説明は省略する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来技術によると、一対の電極4a、4bの間隔
は、1〜2mm程度であり、その間に0.1mm前後の光ファイ
バ1、1′とミラー6が置かれているので、以下の問題
があった。
第一に、ミラー6は非常に薄く構成する必要があるの
で、ミラー6の研磨が困難であり、作業性が低下しコス
ト高になる。
第二に、ミラー6を拭く場合に反りや歪みが生じやす
いので、測定精度が劣化する。
第三に、ミラー6が屈曲していたりすると、ミラー6
を駆動するときにミラー6が電極4a、4bの鋭端や光ファ
イバ1、1′に接触する場合がある。この場合、ミラー
6を傷つけるばかりでなく、調心された光ファイバ1、
1′が軸ずれするおそれがある。
そこで、この発明はミラーを電極間に置かないように
することで、融着接続の精度及び作業効率の向上を目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を達成するため、この発明は光ファイバを光
軸とほぼ直交する方向から照射する光源と、この光源か
らの照射光を光ファイバを介在して受光できる位置に配
設されたミラーと、照射光をミラーにより反射させた後
光ファイバ中を透過させた一方向からの照射光および光
ファイバ中に直接入射し透過した照射光をミラーで反射
させた他の方向からの反射光を受光する顕微鏡を備え、
両方向からの照射光を受光することにより光ファイバの
軸ずれ状態を観察し、その後光ファイバの両側に配設さ
れた電極間の放電により光ファイバ相互の融着接続を行
う装置において、このミラーが電極の放電方向の一辺及
び光ファイバの光軸方向の一辺を含んで形成された平面
と当該鏡面とがほぼ平行するように配設されていること
を特徴とする。
〔作用〕
この発明は、以上のように構成されているので、ミラ
ーを一対の電極の間に設けることなく、光ファイバの端
部を観測することができる。
〔実施例〕
以下、この発明に係る光ファイバの融着接続装置の一
実施例を添付図面に基づき説明する。なお説明におい
て、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略
する。
第1図は、この発明の一実施例に係る光ファイバの融
着接続装置を示すものである。この実施例においては、
5心のテープ状光ファイバ12で説明する。このテープ状
光ファイバ12は、紙面に対し直交する方向でファイバ保
持具(図示せず)に保持されている。電極4a,4bは、フ
ァイバの光軸とほぼ直交する水平方向に、電極ホルダ5
a、5bで保持されている。これらの電極ホルダ5a、5b
は、ベース8a、8bでそれぞれ固定されている。ミラー13
は、上述した電極4a、4bの放電方向の一辺と、ファイバ
の光軸方向の一辺を含んで形成される平面に対し、その
鏡面がほぼ平行となるように配設されている。このミラ
ー13は、上下方向(電極4a、4bの放電方向の一辺とファ
イバの光軸方向の一辺を含んで形成される平面に対し直
交する方向)に移動できるように構成されている。光源
2は、上述したベース8bの下部に取り付けられており、
テープ状光ファイバ12の端部を照射できるように構成さ
れている。一方、顕微鏡10はベース8aの下部に取り付け
られており、顕微鏡10の光軸方向に対し、直交方向及び
平行方向に移動できるように構成されており、光源2か
らミラー13で反射した光を受光できるように構成されて
いる。
次に、この実施例に係る融着接続装置の作用を第1図
及び第2図に基づき説明する。第2図は、この実施例の
原理を説明するためのものである。テープ状光ファイバ
12、12を突き合わせるとき(調心時)には、ミラー13が
下降し(第1図参照)、光源2からの照射光はミラー13
における反射により顕微鏡10に入射する(第2図参
照)。すなわち、光源2からの光は45度方向から入射
し、ミラー13あるいは光ファイバの表面で反射し、顕微
鏡10に受光される。顕微鏡10が(a)の位置であれば、
照射光の一部はファイバ表面で反射した後に顕微鏡10に
入るので、ファイバ表面の像が観察できる。一方、顕微
鏡10が(b)にあれば、ミラー13に写し出された虚像を
顕微鏡10で見ることができるので、ファイバの裏面が観
察できる。ファイバ1、1′を通過し、顕微鏡10に入
る。そこで、顕微鏡駆動機構11により、テープ状光ファ
イバ12の光軸方向の調整及びピンを合わせることによ
り、テープ状光ファイバ12、12の軸ずれ状態を正確に検
知することができる。このとき、軸ずれの大きいものは
排除される。
この突き合わせが完了すると、テープ状光ファイバ1
2、12の融着接続がなされる。融着接続は、ミラー13を
ミラー駆動機構14で電極4a、4bから離れる方向(第1図
における上方)に移動させ、電極4a、4b間で放電するこ
とにより行う。
この実施例では、照射角度が45度の場合を一例として
説明したが、照射角度が45度に限定されないことはいう
までもない。ファイバの線径が太くなれば照射角度は急
になるが、配列ピッチが大きくなれば照射角度は緩やか
でもよい。
また、光源としては多数のLEDからライトガイドで導
くものでもよい。
なお、この実施例のように、45度の角度から光を照射
するように構成しても、ファイバ径0.1mm前後のテープ
状光ファイバの配列ピッチは通常0.25mm程度であるの
で、各々の光ファイバ像同志の干渉はなく、個々の光フ
ァイバを観察することができる。
さらに、光ファイバはテープ状光ファイバのみなら
ず、単心光ファイバにも使用できることはいうまでもな
い。単心光ファイバに使用する場合には軸ずれ状態を検
知し、ファイバを微動させることにより調心がなされ
る。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明したように構成されているの
で、ミラーを十分厚く構成することができる。従って、
調心時におけるミラーの変形あるいはミラーの接触によ
る測定精度の劣化を防止することができる。
さらに、ミラーの反りや歪みが生じないので、融着接
続における信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る光ファイバの融着
接続装置を示す図、第2図は、その原理を説明するため
の図、第3図は、従来の光ファイバの融着接続装置を示
す図、第4図は、その作用を説明するための図である。 1、1′……光ファイバ 2……光源 3、9……ブラケット 4a、4b……電極 5……電極ホルダ 6、13……ミラー 7、14……ミラー駆動機構 8a、8b……ベース 10……顕微鏡 11……顕微鏡駆動機構 12……テープ状光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 公 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 大阪 啓司 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友 電気工業株式会社横浜製作所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを光軸とほぼ直交する方向から
    照射する光源と、この光源からの照射光を前記光ファイ
    バを介在して受光できる位置に配設されたミラーと、前
    記照射光を前記ミラーにより反射させた後光ファイバ中
    を透過させた一方向からの照射光および光ファイバ中に
    直接入射し透過した照射光をミラーで反射させた他の方
    向からの反射光を受光する顕微鏡を備え、両方向からの
    照射光を受光することにより光ファイバの軸ずれ状態を
    観察し、その後光ファイバの両側に配設された電極間の
    放電により光ファイバ相互の融着接続を行う装置におい
    て、 前記ミラーが、前記電極の放電方向の一辺及び前記光フ
    ァイバの光軸方向の一辺を含んで形成された平面と当該
    鏡面とがほぼ平行するように配設されていることを特徴
    とする光ファイバの融着接続装置。
JP2976288A 1988-02-10 1988-02-10 光ファイバの融着接続装置 Expired - Lifetime JP2544768B2 (ja)

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JPH01205107A JPH01205107A (ja) 1989-08-17
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