JP2544190B2 - ハイブリッドトラス - Google Patents
ハイブリッドトラスInfo
- Publication number
- JP2544190B2 JP2544190B2 JP63227556A JP22755688A JP2544190B2 JP 2544190 B2 JP2544190 B2 JP 2544190B2 JP 63227556 A JP63227556 A JP 63227556A JP 22755688 A JP22755688 A JP 22755688A JP 2544190 B2 JP2544190 B2 JP 2544190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chord member
- cable
- lower chord
- truss
- upper chord
- Prior art date
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、梁等の長い荷重支持部材であって上弦材
と下弦材にケーブルを用いたハイブリッドトラスに関す
るものである。
と下弦材にケーブルを用いたハイブリッドトラスに関す
るものである。
［従来の技術］ 従来、上下のケーブルの間に中央から両端に向って長
さを短くした多数の束材を連結して正面から見てレンズ
状をしたケーブルガーダーが知られている（季刊「カラ
ム」No.83 新日本製鉄株式会社 参照）。
さを短くした多数の束材を連結して正面から見てレンズ
状をしたケーブルガーダーが知られている（季刊「カラ
ム」No.83 新日本製鉄株式会社 参照）。
［発明が解決しようとする課題］ 前記従来のケーブルガーダーは、上弦材および下弦材
を鋼棒材に代えてケーブルを使用することよって重量の
軽減を図ることはできるが、ケーブルの引張力により支
点に水平反力が生じるのでケーブルの両端の支点を強固
に止着して外方に引張しないとトラスとして成立した問
題点があった。
を鋼棒材に代えてケーブルを使用することよって重量の
軽減を図ることはできるが、ケーブルの引張力により支
点に水平反力が生じるのでケーブルの両端の支点を強固
に止着して外方に引張しないとトラスとして成立した問
題点があった。
この発明は、上弦材および下弦材をケーブルとして軽
量化を図りながら、水平反力を付与する必要のないトラ
スを得ることを課題とするものである。
量化を図りながら、水平反力を付与する必要のないトラ
スを得ることを課題とするものである。
［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、この発明は、上弦材１
および下弦材３をケーブルとし、この上弦材１および下
弦材３とその間の鋼材からなる中間弦材２とを中央から
両端に向って長さを短くした斜材４で連結し、上弦材１
および下弦材３にプレストレスを導入したハイブリッド
トラスの手段を講じるものである。
および下弦材３をケーブルとし、この上弦材１および下
弦材３とその間の鋼材からなる中間弦材２とを中央から
両端に向って長さを短くした斜材４で連結し、上弦材１
および下弦材３にプレストレスを導入したハイブリッド
トラスの手段を講じるものである。
［作用］ ケーブルからなる上弦材および下弦材に導入されたプ
レストレスは斜材を介して圧縮力として働くが、鋼材か
らなる中間弦材は圧縮材となって反力をとれるので外部
に水平力を生じることがない。
レストレスは斜材を介して圧縮力として働くが、鋼材か
らなる中間弦材は圧縮材となって反力をとれるので外部
に水平力を生じることがない。
［実施例］ この発明の実施例について図面を参照して説明する。
第１図において、ケーブルからなる上弦材１および鋼
材からなる中間弦材２との間ならびにこの中間弦材２と
ケーブルからなる下弦材３との間が中央から両端に向っ
て短い長さとした斜材４で連結され、上弦材１および下
弦材３を左右に引張してプレストレスを導入することに
よってハイブリッドトラスが構成されている。
材からなる中間弦材２との間ならびにこの中間弦材２と
ケーブルからなる下弦材３との間が中央から両端に向っ
て短い長さとした斜材４で連結され、上弦材１および下
弦材３を左右に引張してプレストレスを導入することに
よってハイブリッドトラスが構成されている。
第２図ないし第５図は、上弦材１および下弦材３との
固定状態を示すもので、第２図および第３図において、
斜材４の下端には上弦材１および下弦材３のケーブルを
挟持するための湾曲凹部５を有する支圧板６の一方を固
着した取付け板７が固着されており、支圧板６の湾曲凹
部５を上弦材１および下弦材３のケーブルに当接し、そ
の反対側から他方の支圧板6aを当接して高力ボルト８で
締付けることにより上弦材１および下弦材３と支圧板6,
6aが摩擦力で固定される。
固定状態を示すもので、第２図および第３図において、
斜材４の下端には上弦材１および下弦材３のケーブルを
挟持するための湾曲凹部５を有する支圧板６の一方を固
着した取付け板７が固着されており、支圧板６の湾曲凹
部５を上弦材１および下弦材３のケーブルに当接し、そ
の反対側から他方の支圧板6aを当接して高力ボルト８で
締付けることにより上弦材１および下弦材３と支圧板6,
6aが摩擦力で固定される。
第４図および第５図において、斜材４の下端には、上
弦材１および下弦材３のケーブルを挿通させる挿通孔９
を有し、その左右端をより大径の拡大孔10とした円筒部
材11を固着した取付板12が固着され、円筒部材11の挿通
孔９に上弦材１および下弦材３を挿通した後、くさび13
を拡大孔10に打込むことによって上弦材１および下弦材
３と円筒部材11とが摩擦力により固定される。
弦材１および下弦材３のケーブルを挿通させる挿通孔９
を有し、その左右端をより大径の拡大孔10とした円筒部
材11を固着した取付板12が固着され、円筒部材11の挿通
孔９に上弦材１および下弦材３を挿通した後、くさび13
を拡大孔10に打込むことによって上弦材１および下弦材
３と円筒部材11とが摩擦力により固定される。
［発明の効果］ この発明は、ケーブルにプレストレスを導入したので
長期荷重に対して曲げによる応力を低減させることがで
きるとともに軽量化を図ることができ、ケーブルからな
る上弦材と下弦材を斜材によって鋼材からなる中間弦材
に連結したので、中間弦材は圧縮材として働き、水平力
を吸収し、水平反力を与えなくてもトラスを形成し、下
部構造に水平力を与えることがない。
長期荷重に対して曲げによる応力を低減させることがで
きるとともに軽量化を図ることができ、ケーブルからな
る上弦材と下弦材を斜材によって鋼材からなる中間弦材
に連結したので、中間弦材は圧縮材として働き、水平力
を吸収し、水平反力を与えなくてもトラスを形成し、下
部構造に水平力を与えることがない。
図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は正面
図、第２図は一部の正面図、第３図はその側面図、第４
図は一部の正面図、第５図は側面図である。 １……上弦材、２……中間弦材、３……下弦材、４……
斜材。
図、第２図は一部の正面図、第３図はその側面図、第４
図は一部の正面図、第５図は側面図である。 １……上弦材、２……中間弦材、３……下弦材、４……
斜材。
Claims (2)
- 【請求項１】上弦材（１）および下弦材（３）をケーブ
ルとし、この上弦材（１）および下弦材（３）とその間
の鋼材からなる中間弦材（２）とを斜材（４）で連結
し、上弦材（１）および下弦材（３）にプレストレスを
導入したハイブリッドトラス。 - 【請求項２】斜材（４）の長さを中央から両端に向って
短くした請求項１記載のハイブリッドトラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63227556A JP2544190B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ハイブリッドトラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63227556A JP2544190B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ハイブリッドトラス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280744A JPH0280744A (ja) | 1990-03-20 |
| JP2544190B2 true JP2544190B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=16862756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63227556A Expired - Fee Related JP2544190B2 (ja) | 1988-09-13 | 1988-09-13 | ハイブリッドトラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2544190B2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-13 JP JP63227556A patent/JP2544190B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0280744A (ja) | 1990-03-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |