JP2541055Y2 - エア連桿装置 - Google Patents

エア連桿装置

Info

Publication number
JP2541055Y2
JP2541055Y2 JP4966191U JP4966191U JP2541055Y2 JP 2541055 Y2 JP2541055 Y2 JP 2541055Y2 JP 4966191 U JP4966191 U JP 4966191U JP 4966191 U JP4966191 U JP 4966191U JP 2541055 Y2 JP2541055 Y2 JP 2541055Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
compression spring
operating
motor
side rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4966191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04135281U (ja
Inventor
正之 戸田
陽一 西
守 鈴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP4966191U priority Critical patent/JP2541055Y2/ja
Publication of JPH04135281U publication Critical patent/JPH04135281U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541055Y2 publication Critical patent/JP2541055Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工業用ミシンにおい
て、モータを起動させる踏み板部とモータとを接続する
連桿装置に関し、特にエア制御機能を持つ連桿装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】オーバーロックミシンでは縫製上空環が
できるが、その処理にチェンカッタ等の自動カッター装
置を取り付け、その空環屑はエアにて集塵することが一
般的に行われる。そのエア集塵装置の起動停止の制御を
モータの起動タイミングに機械的に同期させるため、連
桿部にエア連桿装置が用いられる。従来のこの種の装置
は、エア集塵装置の起動停止の制御のみを行うものであ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置はエア集塵装置の起動停止の制御のみを行うも
のであり、糸切り機構や布押さえの押し上げ等の駆動制
御は別途駆動制御装置を必要とするという問題点があっ
た。本考案は上記の問題点を解決するためなされたもの
であり、その目的とするところは、エア集塵装置の起動
停止の制御だけではなく、縫製終了時の糸切り機構や布
押さえの押し上げ等の駆動制御を兼ねることができる2
つの制御機能を有するエア連桿装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案では、実施例図面に例示する様に、モータの
駆動レバーに連結されるモータ側ロッド22と、そのモ
ータ側ロッド22の先端に取り付けられた取り付け板1
0と、その取り付け板10に固定された第1及び第2の
メカニカルエアバルブ12、52と、前記取り付け板1
0に設けられた案内部材26、28、30により案内さ
れ一方向に往復移動可能な第1及び第2の作動板32、
66と、その各々の作動板32、66のストロークを規
制する各ストッパ46、64と、前記第1の作動板32
を前記取り付け板10に対して上方向に付勢する第1の
圧縮ばね44と、前記第1の作動板32の第1の圧縮ば
ね44の付勢力に抗した移動に従い第1の作動板32の
一部が前記第1のメカニカルエアバルブ12のレバー1
4を駆動するようにされていることと、前記第2の作動
板66を第1の作動板32に対して下方向に付勢する第
2の圧縮ばね80と、前記第2の作動板66の第2の圧
縮ばね80の付勢力に抗した移動に従い第2の作動板6
6の一部70が前記第2のメカニカルエアバルブ52を
駆動するようにされていることと、前記第2の作動板6
6と踏み板とを連結する踏み板側ロッド34と、を備え
ることを特徴とするエア連桿装置が提供される。
【0005】
【作用】上記のように構成されたエア連桿装置では、踏
み板を前踏み込みすることにより踏み板側ロッド34が
下方に引っ張られ、第1の作動板32と第2の作動板6
6とが一体となって下降する。この結果、第1の作動板
32が第1の圧縮ばね44の付勢力に抗して移動し第1
のメカニカルエアバルブ12のレバー14を駆動する。
このため、ミシンのチェンカッター等にエア圧が供給さ
れ、空環をチェンカッターの開口から吸入する。さらに
踏み板を前に踏み込むと第1の作動板32はストッパ4
6に当接し第1の作動板32は取り付け板10と一体と
なって下降する。これによりモータ側ロッド22はモー
タの駆動レバーを押し下げミシンを駆動する。逆に、踏
み板を後踏み込みすることにより踏み板側ロッド34が
上方に押し上げられ第2の作動板66のみが第2の圧縮
ばね80の付勢力に抗して移動し第2のメカニカルエア
バルブ52を駆動する。第2のメカニカルエアバルブ5
2をオンとすることによりエア回路を切り換えて布押さ
えの押し上げ等の駆動制御をする。
【0006】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照し説明す
る。図1はエア連桿装置を示す斜視図、図2は正面図、
図3は側面図、図4は背面図であり、図5は要部のみを
示す分解斜視図である。取り付け板10は側面がコ字形
状となるように上下端を折曲されて形成された部材であ
り、その側壁の内側にはメカニカルエアバルブ12が固
定されている。メカニカルエアバルブ12は駆動レバー
14の先端にローラ16が取り付けられたものであり、
インレット18及びアウトレット20が左右に突出して
いる。また、取り付け板10の側壁の外側にはスペーサ
50を介して小型な第2のメカニカルエアバルブ52が
取り付けられている。取り付け板10の側壁の上方には
後述する第2の作動板66のための角穴54が設けられ
ている。取り付け板10の天井壁の中央にはモータ側ロ
ッド22がナット24により固定され、モータ側ロッド
22の先端は縮径されて下方に突出し案内ピン26をな
している。また、取り付け板10の底壁には2本の案内
ピン28、30が下方に突出して設けられている。
【0007】第1の作動板32は側面がコ字形状となる
ように上下端を折曲された部材であり、その天井壁の中
央にはモータ側ロッド22の先端部26が挿通する案内
孔56が設けられ、底壁には2本の案内ピン28、30
が挿通する案内孔58、60が設けられると共に、踏み
板側ロッド34が挿通するU字溝62が設けられてい
る。作動板32は上下3本の案内ピン26、28、30
に案内孔56、58、60を挿通され、上下方向に移動
可能に取り付け板10に組み込まれている。
【0008】第1の作動板32の側壁にはばね調節板3
8がねじ40により固定されている。ばね調節板38は
上方が水平に屈曲され、その先端部はY字形状に分かれ
ており、その中をモータ側ロッド22が自由に挿通して
いる。ばね調節板38の先端部と取り付け板10の天井
壁の間にはばね受け42を介して第1の圧縮ばね44が
挿入され、ばね調節板38及び第1の作動板32を上方
に付勢している。
【0009】取り付け板10の側壁は一部が内側に屈曲
しストッパ46が形成されている。このストッパ46は
第1の作動板32の天井壁の下面に当接可能であり、第
1の作動板32の下方向の移動を規制する。また、第1
の作動板32の一部が内側に屈曲しストッパ64が形成
されている。このストッパ64は取り付け板10の底壁
に当接可能であり第1の作動板32の上方向の移動を規
制する。第1の作動板32はストッパ64が取り付け板
10の底壁に当接する図示の位置からストッパ46が第
1の作動板32の天井壁に当接する位置まで移動可能で
ある。
【0010】第2の作動板66は幅広の底壁から幅狭の
側壁が立ち上がり天井壁が連続する部材であり、側壁の
一部が外方に屈曲して第2のメカニカルエアバルブ52
のノブ68を押圧駆動する駆動部70をなしている。そ
の天井壁の中央にはモータ側ロッド22の先端部26が
挿通する案内孔72が設けられ、底壁には取り付け板1
0の2本の案内ピン28、30が挿通する案内孔74、
76が設けられている。第2の作動板66は上下3本の
案内ピン26、28、30に案内孔72、74、76を
挿通され、上下方向に移動可能に取り付け板10に組み
込まれている。
【0011】第2の作動板66の底壁中央には踏み板側
ロッド34がナット36により固定され下方に延出して
いる。踏み板側ロッド34にはセットカラー78が固定
され、第1の作動板32の底壁との間に第2の圧縮ばね
80が挿入されている。第2の圧縮ばね80の付勢力に
より第2の作動板66の底壁が第1の作動板32の底壁
に密着するように、即ち、第2の作動板66を下方向に
付勢している。
【0012】上記の構成に基づき作動について説明す
る。使用の際はモータ側ロッド22はモータの駆動レバ
ーに接続され、踏み板側ロッド34はミシンの踏み板に
接続される。エア連桿装置の第1のメカニカルエアバル
ブ12のインレット18は圧縮空気源に、アウトレット
20はチェンカッタに接続される。自由状態では第1の
圧縮ばね44の付勢力により第1の作動板32が上昇し
第1の作動板32のストッパ64が取り付け板10の底
壁に当接して第1の作動板32の天井壁が第1のメカニ
カルエアバルブ12のレバーのローラ部16から離れた
位置にある。また、第2の作動板66はその底壁が第1
の作動板32の底壁に密着した位置にあり、第2の作動
板66の駆動部70は第2のメカニカルエアバルブ52
のノブ68から離れた位置にある。
【0013】踏み板を前踏み込みすると踏み板側ロッド
34が引かれ、第2の作動板66の底壁が第1の作動板
32の底壁に密着した状態のまま圧縮ばね44の付勢力
に抗して第1の作動板32が下にさがる。この結果、第
1の作動板32の天井壁により第1のメカニカルエアバ
ルブ12のレバーのローラ部16が押圧され、第1のメ
カニカルエアバルブ12をオンしエア圧をチェンカッタ
に供給する。この時、必要な力は圧縮ばね44の付勢力
により決定され、ばね調節板38の取り付け位置で調節
可能である。従って、従来の装置より軽い力で第1のエ
アバルブ12をオンにできる。さらに踏み板を前に踏み
込むと作動板32がストッパ46に当接し第1の作動板
32と取り付け板10が一体となって下方に押し下げら
れ、モータの駆動レバーを押し下げミシンを駆動する。
【0014】踏み板から足を離すと、モータ駆動レバー
が元に戻りミシンが停止する。次いで、第1の圧縮ばね
44の付勢力により第1の作動板32が上方に移動し第
1の作動板32が第1のメカニカルエアバルブ12のレ
バーのローラ部16から離れ、第1のメカニカルエアバ
ルブ12がオフしてチェンカッタへのエアの供給が止ま
る。この間、第1の作動板32と第2の作動板66は第
2の圧縮ばね80の付勢力により絶えず一体となって移
動する。
【0015】次に、踏み板を後踏み込みすると踏み板側
ロッド34が押し上げられる。このため第2の作動板6
6が第2の圧縮ばね80の付勢力に抗して上昇し、第2
の作動板66の駆動部70が第2のメカニカルエアバル
ブ52のノブ68を押圧し、エア回路を切り換える。こ
の結果、縫製終了時の糸切り機構や布押さえの押し上げ
等の駆動制御をする。
【0016】以上説明した実施例ではオーバロックミシ
ンでのチェンカッタと布押さえの押し上げを例に説明し
たがそれに限定されず、本縫いミシン、飾り縫いミシン
等の工業用ミシンでモータの起動停止に同期させて使用
するエア駆動装置の全てに適用できることは明らかであ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は、上記の構成を有するものであ
るから、エア集塵装置の起動停止の制御だけではなく、
縫製終了時の糸切り機構や布押さえの押し上げ等の駆動
制御を兼ねることができ、2つの制御機能を有すること
ができるという優れた効果がある。また、構造が簡単で
あるので電気制御により電磁式エアバルブと組み合わせ
てエア制御をするよりコスト面で安価であり保全も楽で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エア連桿装置を示す斜視図、
【図2】 正面図
【図3】 側面図
【図4】 背面図
【図5】 要部の概要を示す分解斜視図
【符号の説明】
10 取り付け板 12 第1のメカニカルエアバルブ 22 モータ側ロッド 26、28、30 案内ピン(案内部材) 32 第1の作動板 34 踏み板側ロッド 44 第1の圧縮ばね 46 ストッパ 52 第2のメカニカルエアバルブ 64 ストッパ 66 第2の作動板 80 第2の圧縮ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動レバーに連結されるモータ
    側ロッドと、そのモータ側ロッドの先端に取り付けられ
    た取り付け板と、その取り付け板に固定された第1及び
    第2のメカニカルエアバルブと、前記取り付け板に設け
    られた案内部材により案内され一方向に往復移動可能な
    第1及び第2の作動板と、その各々の作動板のストロー
    クを規制する各ストッパと、前記第1の作動板を前記取
    り付け板に対して上方向に付勢する第1の圧縮ばねと、
    前記第1の作動板の第1の圧縮ばねの付勢力に抗した移
    動に従い第1の作動板の一部が前記第1のメカニカルエ
    アバルブのレバーを駆動するようにされていることと、
    前記第2の作動板を第1の作動板に対して下方向に付勢
    する第2の圧縮ばねと、前記第2の作動板の第2の圧縮
    ばねの付勢力に抗した移動に従い第2の作動板の一部が
    前記第2のメカニカルエアバルブを駆動するようにされ
    ていることと、前記第2の作動板と踏み板とを連結する
    踏み板側ロッドと、を備えることを特徴とするエア連桿
    装置。
JP4966191U 1991-05-31 1991-05-31 エア連桿装置 Expired - Fee Related JP2541055Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4966191U JP2541055Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 エア連桿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4966191U JP2541055Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 エア連桿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04135281U JPH04135281U (ja) 1992-12-16
JP2541055Y2 true JP2541055Y2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=31927553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4966191U Expired - Fee Related JP2541055Y2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 エア連桿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541055Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04135281U (ja) 1992-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5427296A (en) Power stapler
GB2212085A (en) A turn-on and turn-off control apparatus for electric screw-drivers
JPH07290373A (ja) 電動ステープラ
JP2541055Y2 (ja) エア連桿装置
US20030197045A1 (en) Power stapler
KR20050121774A (ko) 캠형 프레스 장치
JP2541054Y2 (ja) エア連桿装置
WO1985004430A1 (en) Apparatus for lifting presser foot of sewing machine
KR890001803Y1 (ko) 파스너 자동 조립장치
KR890001802Y1 (ko) 파스너 자동 조립 장치
JPH06171632A (ja) 係止片取付機
JP2623579B2 (ja) ミシンの布押え昇降装置
JPH09272026A (ja) 制御弁装置および起動感度調節装置付のファスナ駆動装置
CN113668146A (zh) 一种缝纫机
US3980031A (en) Trimming mechanism for sewing machines
US4587831A (en) Press machine
JPS6339218Y2 (ja)
JPH0263788U (ja)
JPS6140298Y2 (ja)
JPS5874735U (ja) 摺動スイツチの切換位置表示装置
JPH0420192Y2 (ja)
JPH06368U (ja) ミシンのペダルスイッチ
JPS6346076Y2 (ja)
KR900009840Y1 (ko) 가구용 못의 두부 성형장치
JPS6232546Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees