JP2539046Y2 - パイプシャッターの連結構造 - Google Patents

パイプシャッターの連結構造

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JP2539046Y2
JP2539046Y2 JP40477090U JP40477090U JP2539046Y2 JP 2539046 Y2 JP2539046 Y2 JP 2539046Y2 JP 40477090 U JP40477090 U JP 40477090U JP 40477090 U JP40477090 U JP 40477090U JP 2539046 Y2 JP2539046 Y2 JP 2539046Y2
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pipe
piece
shutter
pipes
divided
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JP40477090U
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知則 有賀
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Sanwa Shutter Corp
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に、パイプシャッタ
ーの連結構造に係り、とくに、シャッターを構成する各
パイプを上下に平行して屈曲可能に連結するときの連結
リンクの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプシャッター1は、図5に
示すように、多数のパイプ2を平行に配し、これらを連
結リンク3によって上下方向に接続し、全体に格子状の
シャッターカーテン4を構成している。5は建築物の開
口部、6はシャッターカーテン4を収納するシャッター
ケース、7は開口部5の両側に設置されてシャッターカ
ーテン4を案内する案内レールである。このとき、連結
リンク3としては、図6に示すように、杆状の主体部3
aの両端にパイプ2の挿通孔3bを有する円形の頭部3
c形成して平板状をなしており、各パイプ2の間隔ごと
に交互に1枚と2枚の連結リンク3を使用して、各パイ
プ2のまわりで上下方向に屈曲自在のシャッターカーテ
ン4が構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のパイプシャッタ
ーの連結構造では、連結リンクが上下のパイプに挿通さ
れているために、パイプの平行配置や連結リンクの間隔
規制等、シャッターの吊りこみに際して熟練を要し、手
間がかかるばかりでなく、パイプの交換を必要とすると
きには、広範囲の解体が必要になって、その間に部材を
損傷することが多くて、連結構造の改善が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来のパイプシャッターにおける連結構造の現状に鑑
み、各種の問題を一掃すると共に、連結リンクによるパ
イプの連結構造の改善を目的として創案されたものであ
って、多数のパイプを連結リンクによって連結し、シャ
ッターカーテンを形成するパイプシャッターの連結構造
において、各連結リンクは、隣接するパイプの間隔に対
応して、上下部分に二分割された分割片と、これらを両
端部から挿入して係止することによって接続する筒形の
接続部材とからなり、各分割片はパイプの挿通孔を設け
た頭部と、接続部材に挿入される本体部とからなると共
に、これらの分割片と接続部材の対応する部分には、切
り起こしによって形成する係合片と、これを受容する係
合孔とのいずれか一方を設けてあって、それらの係合に
よって、一本の連結リンクに構成されていることを特徴
としている。従って、本考案によれば、各連結リンクは
上下の二部分に分割して各パイプごとに挿通して係着さ
れ、別体に形成した接続部材を使用して各分割片を連結
することによってシャッターカーテンを形成ことができ
るばかりでなく、接続の逆の工程によって、部分的な解
体が可能であるから、構成要素としてのパイプの交換作
業等も多いに改善されるものである。
【0005】
【実施例】本考案のパイプシャッターの連結構造を、実
施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本
考案の連結構造に使用される連結リンクの結合状態を示
し、図aは正面図、図bは側面図であり、図2は、その
構成部材の分解図であって、図a、bは構成連結リンク
の正面図と側面図を示している。図5の参照番号は、対
応する部材について共通にしてある。本考案において
は、連結リンク3は図1において全体として参照番号1
0として示され、連結リンク10は、隣接する上下のパ
イプ2、2に関して、上下に二分割されていて、上部分
割片20と下部分割片30とを接続部材40によって接
続して形成されている。もちろん、その組立て時の全体
の長さはパイプ2、2の間隔に対応している。上部分割
片20と下部分割片30とは全く同一の部材として製作
されるので、いま、上部の分割片20についてだけ、図
2によって説明する。上部分割片20は、全体として鋼
板を使用して製作され、円形の頭部21と、その一部に
接続する杆状の本体部22とからなり、頭部21の中央
部には、パイプ2(実際には化粧パイプの接続杆)を挿
通可能の円孔23が穿設してある。本体部22の頭部2
1寄りの一側には、切り起こしによって係合片24が形
成されており、頭部21と本体部22との連接部には、
板の厚さを考慮した段部25が折曲して形成され、下端
部26は円形に形成されている。
【0006】次に接続部材40も全体として鋼板を使用
して製作されている。この筒形の接続部材40は、図3
に正面図と平面図で示すように、上部分割片20と下部
分割片30とを2枚重ねて挿入することができる中空部
41を形成する寸法に、長辺の側面42と短辺の側面4
3を有する扁平矩形の筒形に製作されており、一方の側
面42の端部44寄りには、前記係合片24が通過可能
の大きさの係合孔45が穿設され、他方の側面42で
は、他方の端部44寄りに、同様の係合孔46が穿設さ
れて、係合孔45と46とは対向しないようになってい
る。しかし、接続部材40の全体としては、上下、裏表
等の区別は生じていない。
【0007】本考案のパイプシャッターの連結構造は、
上記の実施例に限定されないことはもちろんであり、各
分割片20、30と接続部材40との係合は、係合片の
切り起こし形成と係合孔の穿設とを、分割片20、30
と接続部材40を入れ替えて形成しても達成される。そ
のときには、切り起こしの係合片の先端部に反曲部を形
成するか、係合孔を少し大きくして、係合の解除を可能
に形成する。また、本体部22は先端部26に向けてテ
ーパーを形成するのが好ましい。
【0008】
【作 用】本考案のパイプシャッターの連結構造の作用
を、その組立て方法に基づいて説明する。多数のパイプ
2と連結リンク3とを使用してシャッターカーテン4を
形成するに際し、上記の実施例のような構造では、一般
に、隣接するパイプ2の間隔1段ごとに、1本の連結リ
ンク3と2本の連結リンク3とを交互に使用する。本考
案の連結構造では、連結リンク3の部分に連結リンク1
0を使用する。まず所要数のパイプ2を平行に配置し、
各パイプ2の連結位置ごとに上部分割片20と下部分割
片30との一方を2枚使用して、所定のように挿通す
る。図4の図aに示すように、2本のパイプ2、2間で
は、上部分割片20と下部分割片30とを回動して対向
させ、その中間に接続部材40を位置させる。次に、接
続部材40の端部44の開口に、両分割片の先端部26
を臨ませ、両者が係合片24に関して背中合わせになる
ようにしたのち、接続部材40に側面43の方向から押
力を加えれば、両分割片の先端部の円形に案内されて本
体部22が接続部材40内に挿入される。この挿入に伴
い、係合片24は一時押圧され、やがて係合孔45と4
6の位置に達したときに、弾性によって元に復する。こ
こで連結作業が終了すれば、接続部材40の両端部44
から挿入される上部下部の両分割片20と30とは、背
中合わせに重ねられるが、段部25における組合せによ
って上下の頭部21が一直線になり、連結時の上下の偏
心は発生しない。
【0009】この作業中には、係合片24と係合孔4
5、46との合致までの押圧力によって、パイプ2が一
時湾曲するが、パイプ2の復元によって上下の分割片2
0、30に引張力が加わり、さらに、シャッターカーテ
ン4の作動に伴って、接続部材40の側面42の鋼板が
切り起こしの係合片24に係着して、図bのように連結
構造が完成する。連結リンク10が2本使用されるパイ
プ間では、2本の連結を同時に行えばよく、また、両分
割片の対向角度を変えて、連結作業をシャッターカーテ
ン4の両面から平行して行うようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】本考案のパイプシャッターの連結構造
は、上述のように、多数のパイプを連結リンクによって
連結し、シャッターカーテンを形成するパイプシャッタ
ーの連結構造において、各連結リンクは、隣接するパイ
プの間隔に対応して、上下部分に二分割された分割片
と、これらを両端部から挿入して係止することによって
接続する筒形の接続部材とからなり、各分割片はパイプ
の挿通孔を設けた頭部と、接続部材に挿入される本体部
とからなると共に、これらの分割片と接続部材の対応す
る部分には、切り起こしによって形成する係合片と、こ
れを受容する係合孔とのいずれか一方を設けてあって、
それらの係合によって、一本の連結リンクに構成されて
いるものであるから、連結リンクが同時に上下のパイプ
に挿通されている従来のパイプシャッターの連結構造の
ように、パイプの平行配置や連結リンクの間隔規制等、
シャッターの吊りこみに際して熟練を要することがな
く、簡単な部材の配置と押圧作業だけで実施が可能で手
間がかからないばかりでなく、パイプの交換を必要とす
るときにも、必要部分の解体だけによって、容易に行う
ことができる。また、その間に部材を損傷することもな
い。しかも、部材の製作が容易であり、コストも廉価で
ある。従って、この種のパイプシャッターの連結構造に
おける従来の欠点を排除すると共に、業界の要望に対処
することができる等、極めて有用な実用的効果を奏する
ものである。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結構造に使用される連結リンクの結
合状態を示し、図aは正面図、図bは側面図である。
【図2】分割片の説明図であって、図aはその正面図、
図bは側面図である。
【図3】接続部材の説明図であって、図aは正面図、図
bは平面図である。
【図4】本考案の作用の説明図であって図aは連結作業
の開始時の側面図、図bはその終了時の側面図である。
【図5】一般のパイプシャッターの要部を示す正面図で
ある。
【図6】従来の連結リンクの正面図
【符号の説明】
1 パイプシャッター 2 パイプ 3 連結リンク 4 シャッターカーテン 5 建築物の開口部 6 シャッターケース 7 案内レール 10 本考案の連結リンク 20 上部分割片 21 頭部 22 本体部 23 円孔 24 係合片 25 段部 26 先端部 30 下部分割片 40 接続部材 41 中空部 42 長辺の側面 43 短辺の側面 44 端部 45 係合孔 46 係合孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のパイプを連結リンクによって連結
    し、シャッターカーテンを形成するパイプシャッターの
    連結構造において、各連結リンクは、隣接するパイプの
    間隔に対応して、上下部分に二分割された分割片と、こ
    れらを両端部から挿入して係止することによって接続す
    る筒形の接続部材とからなり、各分割片はパイプの挿通
    孔を設けた頭部と、接続部材に挿入される本体部とから
    なると共に、これらの分割片と接続部材の対応する部分
    には、切り起こしによって形成する係合片と、これを受
    容する係合孔とのいずれか一方を設けてあって、それら
    の係合によって、一本の連結リンクに構成されているこ
    とを特徴とするパイプシャッターの連結構造。
  2. 【請求項2】 各分割片の本体部に係合片を形成すると
    共に、接続部材に係合片を受容する係合孔を設けてある
    ことを特徴とする請求項1に記載のパイプシャッターの
    連結構造。
  3. 【請求項3】 係合孔は、接続部材の両面に一個ずつ位
    置をずらして形成され、分割片が背中合わせに挿入され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のパイプシャッ
    ターの連結構造。
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