JP2538835Y2 - リードバルブ - Google Patents

リードバルブ

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JP2538835Y2
JP2538835Y2 JP1990118612U JP11861290U JP2538835Y2 JP 2538835 Y2 JP2538835 Y2 JP 2538835Y2 JP 1990118612 U JP1990118612 U JP 1990118612U JP 11861290 U JP11861290 U JP 11861290U JP 2538835 Y2 JP2538835 Y2 JP 2538835Y2
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JP
Japan
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lead
stopper
reed valve
connecting portion
passage hole
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JP1990118612U
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JPH0475276U (ja
Inventor
一夫 古宮
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はリードバルブに関し、特に、安定した流量
特性を有するリードバルブに関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
従来のリードバルブにあっては第3図に示すように構
成されている。
このリードバルブ11は、流体の流路となる連通孔12が
設けられているとともに、リード15の着座面となる着座
部材13が、ケースコンプリート14の孔18内に嵌合され、
前記ケースコンプリート14の図面中の上面に、前記連通
孔12を覆う大きさを有する可撓性のリード15と、このリ
ード15の開き量を規制するストッパ16とが、それらの一
側を貫通するねじ17により固定されている。
上記のリードバルブ11において、前記リード15と、こ
のリード15の開き量を規制するストッパ16との関係は、
第4図に示すようになっている。
すなわち、平板状のリード15の図面中の上部に一側の
平坦部16aが重なった状態で配設され、他側が上方に湾
曲してリード15の開き量を規制する湾曲部16bとなって
いるストッパ16は、平坦部16aと湾曲部16bとの間の連結
部16cがリード15から急に離間するように曲率中心Oが
ストッパ16の図面中の上方となっている大きな曲率で屈
曲しており、したがって、リード15から急激に離間した
のちにリード15の開き量を規制する湾曲部16bに連なっ
ている。
しかしながら、上記のような形状となっているストッ
パ16にあっては、プレス曲げ加工で製造するために、リ
ードバルブの流量特性に大きく関与するリードの有効長
Lを決定するための平坦部16aが、構成材料のスプリン
グバック等により安定した寸法精度を確保することが難
しく、このために、設計した流量特性を満足したリード
バルブを製造するのが困難であるという問題点を有して
いた。
この考案の目的は、ストッパをプレス加工して製造し
た場合であっても、製造後のスプリングバックの影響を
なくし、これにより設計に応じた流量特性を確実に得る
ことのできるリードバルブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの考案は、流体の通過
孔を備えるケースコンプリートの一方の面に、可撓性の
リードと、該リードの開き量を規制するためのストッパ
とを位置し、それらの一端部を前記通過孔の周縁部に固
定して、前記通過孔を開閉可能としたリードバルブにお
いて、前記ストッパを、前記リードとともに前記通過孔
の周縁部に固定される平坦部と、前記リードの開き量を
規制する湾曲部と、前記平坦部と前記湾曲部との間を連
結する連結部とで形成し、前記連結部の曲率中心を前記
リード側に位置させて、該曲率中心を中心として前記連
結部を前記リードから離間する向きに屈曲させるととも
に、前記連結部と前記平坦部との境界部を前記通過孔の
内面よりも外方に位置させた手段を採用したものであ
る。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、プレス
加工でストッパを製造した際にスプリングバックが生じ
ても、リードに隣接するストッパの連結部はリードから
急激に離間するように屈曲しているので、リードとの接
触部が変化することがなく、したって、設計どおりの流
量特性を得ることができるとともに流体が逃げやすくな
り、流体が脈動した場合であっても、リードが確実に追
随することとなり、リードの上昇時に応答性が高められ
ることになる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
第1図にはこの考案によるリードバルブが示されてい
る。
このリードバルブ1は、流体の流路となる連通孔2が
設けられているとともに、リード5の着座面となる着座
部材3が、ケースコンプリート4の孔8内に嵌合され、
前記ケースコンプリート4の図面中の上面に、前記連通
孔2を覆う大きさを有する可撓性のリード5と、このリ
ード5の開き量を規制するストッパ6とが、それらの一
側を貫通するねじ7により固定されている。
上記のように構成されているこの考案によるリードバ
ルブ1において、前記リード5と、このリード5の開き
量を規制するストッパ6との関係は、第2図に示すよう
になっている。
すなわち、平板状のリード5の上部に一側の平坦部6a
が重なった状態で配設され、他側が上方に湾曲してリー
ド5の開き量を規制する湾曲部6bとなっているストッパ
6は、平坦部6aと湾曲部6bとの間の連結部6cがリード5
から急激に離間するように曲率中心Oがストッパ6の下
方、すなわち、リード5側となっている大きな曲率で屈
曲しており、リード5から急激に離間したのちにリード
5の開き量を規制する湾曲部6bに連なっている。
上記のように構成されているリードバルブ1は、前記
貫通孔2の上下部の圧力差に応じてリード5が最大で前
記ストッパ6に当接する範囲内で図面中の上方に移動し
て連通孔2を開閉して流体の流れを許容し、または、阻
止するようになっている。
そして、リード5が上方に移動する際に、従来のリー
ドバルブ11に使用されているストッパ16は、リード15の
一側に重なっている平坦部16aからリード15側に屈曲す
る連結部16cを介して他側であるリード15の開き量を規
制する湾曲部16bに連なっているので、プレス加工でス
トッパ16を形成した際にはスプリングバックの影響によ
り製造時の寸法精度がで難く、このために設計どおりの
流量特性を得ることが難しかった。
これに対して、この考案によるリードバルブ1に使用
しているストッパ6にあっては、リード5の一側に重な
る平坦部6aと、リード5の開き量を規制する湾曲部6bと
の間に連結部6cがリード5から離間する側に屈曲する湾
曲状に形成されているので、プレス加工でストッパ6を
形成した際にはスプリングバックの影響が生じることが
なくて製造時の寸法精度を確保でき、このために設計ど
おりの安定した流量特性を得ることができる。
すなわち、多少のスプリングバックがあったとして
も、リード5の有効長Lに対する変化をほとんど無くす
ことができ、また、ストッパ6とリード5との隙間を大
きくすることができたので空気が逃げやすくなり、リー
ド5が上昇した際の空気の抵抗を少なくすることができ
て空気の影響を無くすことができる。
したがって、リード5の上昇時の応答性が著しく良好
となるので、特に、脈動に対する追随性が良好となる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように、ストッパを、リードととも
に通過孔の周縁部に固定される平坦部と、リードの開き
量を規制する湾曲部と、平坦部と湾曲部との間を連結す
る連結部とで形成するとともに、連結部の曲率中心をリ
ード側に位置させて、該曲率中心を中心として連結部を
リードから離間する向きに屈曲させ、連結部と平坦部と
の境界部を通過孔の内面よりも外方に位置させた構成と
したことにより、以下のような効果を奏することにな
る。
プレス加工によってストッパを形成した場合に、多少
のスプリングバックが生じたとしても、リードバルブの
流量特性に影響を及ぼすリードの有効長を決定する要素
となる平坦部の寸法精度を確保することが可能となる。
すなわち、ストッパの平坦部と連結部との境界部は通
過孔の内面よりも外方に位置していて、しかも、連結部
は曲率中心を中心としてリードから離間する方向に屈曲
しているので、連結部の屈曲角度がスプリングバックに
よって変化したとしても、平坦部の有効長が変化するよ
うなことはない。したがって、スプリングバックによる
リードの有効長の変化がほとんどないので、設計どおり
の流量特性が得られることになる。
そして、リードは、ストッパの平坦部と連結部との境
界部を起点して変位して通過孔を開放することになり、
この場合、境界部は通過孔の内面よりも外方に位置して
いるので、通過孔の開口部全体を確実に開放することが
できることになる。したがって、リードの上昇時に空気
の逃げを良好にできるので、圧力に対するリードの応答
性を高めることができ、特に、脈動時に応答性を著しく
高めることができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はの考案によるリードバルブを示
し、第1図は概略縦断面図、第2図はリードとストッパ
との関係を示す概略図、第3図および第4図は従来技術
に係るリードバルブを示し、第3図は概略縦断面図、第
4図はリードとストッパとの関係を示す概略図である。 1、11……リードバルブ 2、12……連通孔 3、13……着座部材 4、14……ケースコンプリート 5、15……リード 6、16……ストッパ 6a、16a……平坦部 6b、16b……湾曲部 6c、16c……連結部 7、17……ねじ 8、18……孔 L……リードの有効長 O……極率中心

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の通過孔(2)を備えるケースコンプ
    リート(4)の一方の面に、可撓性のリード(5)と、
    該リード(5)の開き量を規制するためのストッパ
    (6)とを位置し、それらの一端部を前記通過孔(2)
    の周縁部に固定して、前記通過孔(2)を開閉可能とし
    たリードバルブ(1)において、 前記ストッパ(6)を、前記リード(5)とともに前記
    通過孔(2)の周縁部に固定される平坦部(6a)と、前
    記リード(5)の開き量を規制する湾曲部(6b)と、前
    記平坦部(6a)と前記湾曲部(6b)との間を連結する連
    結部(6c)とで形成し、前記連結部(6c)の曲率中心を
    前記リード(5)側に位置させて、該曲率中心を中心と
    して前記連結部(6c)を前記リード(5)から離間する
    向きに屈曲させるとともに、前記連結部(6c)と前記平
    坦部(6a)との境界部を前記通過孔(2)の内面よりも
    外方に位置させたことを特徴とするリードバルブ。
JP1990118612U 1990-11-13 1990-11-13 リードバルブ Expired - Lifetime JP2538835Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0475276U JPH0475276U (ja) 1992-06-30
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JPS6177479U (ja) * 1984-10-29 1986-05-24

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JPH0475276U (ja) 1992-06-30

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