JP2538113B2 - イレ―ジング部材のクリ―ニング方法とイレ―ザ - Google Patents

イレ―ジング部材のクリ―ニング方法とイレ―ザ

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一度使用した複写あるいはプリンタ用紙をク
リーニングして利用できるようにするイレーザに関す
る。
従来の技術 最近のOA化により、プリンター用紙や複写用紙が大量
に使用されるようになってきた。そのために、森林の伐
採による地球環境の悪化の問題まで引き起こすようにな
ってしまった。従来、この問題に対しては、一度使用し
た用紙上のインキ等をとり、潰して再びすいて、古紙と
いわれる紙に再生するしか方法がなかった。しかし、最
近、一度使用した紙の上の文字画像を簡単に取り去り消
去する方法が開発された。詳細は特許出願番号63−1289
46に記されている。この発明によると、表面に離型処理
をした紙(イレーザブルペーパ)を用い、この上に印刷
等を行い、次に、消去のために印刷の上を溶融状態の熱
溶融性樹脂で覆い、冷やして、熱溶融性の材料とともに
文字画像等の印刷を取り除くのである。この方法は誠に
有効で、離型処理をした紙は数百回は使用できるし、印
刷インキを熱溶融性で且つ消去用の熱溶融性樹脂と同一
の材料とすることにより、継続して消去可能である。そ
のために大変経済的で、当然、森林を破壊することもな
い。また、単に加熱した熱溶融性樹脂を表面に設けた熱
ローラの間を通すだけで消去できる方法も開発されてき
ている。
発明が解決しようとする課題 しかし、前記イレーザブルペーパを消去する方法に
は、印刷面から剥離したインキ(熱溶融性樹脂)がどん
どん積もってくる問題があった。これを解決する手段
に、積もった熱溶融性樹脂をウエッジで機械的に削り取
る方法や、予め、取り替え可能なシートの上に、剥ぎ取
った熱溶融性樹脂を積もらせ、適宜交換する方法などが
考えられた。しかし、機械の内部が汚れたり、機械的に
複雑になったり、操作が面倒になったりして満足の行く
ものでなかった。
課題を解決するための手段 上記課題を達成するために、本発明のクリーニング方
法は、離型処理を施したイレーザブルペーパ上に熱溶融
性樹脂で印刷した印刷物を、加熱して粘着状態にある熱
溶融性樹脂を表面に持つイレージング部材に接触させ
て、イレーザブルペーパ上の熱溶融性樹脂を剥ぎ取るイ
レーザブルペーパ文字消去方法において、熱溶融性樹脂
が付着可能なシートをイレージング部材上の熱溶融性樹
脂に、より高い温度で接触剥離して、イレージング部材
上の熱溶融性樹脂を取り去るようにしている。
作用 そのために、本発明のイレージング部材のクリーニン
グ方法を用いれば、機械的にはクリーニング用の部材を
つける必要もないし、また、クリーニング操作はボタン
をおして、クリーニングシート(熱溶融性樹脂が付着可
能なシート)を差し込めばよいだけとなる。
実施例 以下、本発明のイレージング部材のクリーニング方法
並びにイレーザの一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図に本発明のクリーニング方法を説明する説明図
を示す。
イレージング部材であるイレージングローラ104の表
面には、ユーザの文字消去操作により既に厚く堆積した
熱溶融性樹脂105(例えば電子写真で用いられるトナ
ー)がある。106は表面に非接着性の処理を施した熱ロ
ーラである。イレージングローラに堆積した熱溶融性樹
脂の除去(クリーニング工程)は熱溶融性樹脂が付着可
能なシート101(以後クリーニングシートと称する)を
イレージングローラと熱ローラの間を通すだけで終わ
る。これだけで、イレージングローラに堆積した熱溶融
性樹脂の一部が剥ぎ取られる。このとき、イレージング
ローラ上の熱溶融性樹脂がクリーニングシートの方に剥
ぎ取られるかどうかは熱溶融性樹脂がちぎれてイレージ
ングローラとクリーニングシートに別れる部分の温度が
大切である。即ち、熱溶融性樹脂の内部凝集力よりも熱
溶融性樹脂とクリーニングシートの表面との接着力の方
が大きくなるようにする。これが本発明の要点である。
この条件を満たすことは簡単なことで、クリーニング
シートとして紙を用いれば、大抵の熱溶融性樹脂に対し
て、紙の破壊強度まで熱溶融性樹脂との接着力を上げる
ことができ、温度を高くすれば、ほとんどの熱溶融性樹
脂において上記条件を満足することは容易である。後に
実施例をあげる。
表面に離型処理をしたイレーザブルペーパをもちい
て、印刷文字等の消去を行うプロセス(イレージング工
程)も上記クリーニング工程と同じである。
ただ、温度をイレージング工程の方が低くする。温度
を低くして、熱溶融性樹脂の内部凝集力をイレーザブル
ペーパの表面と熱溶融性樹脂の接着力より大きくした状
態でイレージング工程をおこなう。
以上の説明では、イレージング部材はローラとした
が、原理から分かるように必然性は全くない。シート状
であっても良い。当然、平板であっても良いことはあき
らかである。装置の設計に関わる事項である。
第2図は、本発明のイレージング部材のクリーニング
方法を利用したイレーザのブロックダイアグラム表示図
である。本発明のクリーニング工程とイレージングロー
ラ工程を行うように構成してある。
201はイレージングローラと熱ローラとこれらを駆動
する駆動系からなるイレーズ部である。202はイレーザ
ブルペーパあるいはクリーニングシート(熱溶融性樹脂
が付着可能なシート)を搬送する搬送系である。203は
イレージング工程並びにクリーニング工程の温度を制御
する温度制御系である。イレーザ全体は制御系204の指
令で上記工程を行うように制御される。
第2図においては最小限のものしか描いていないが、
各種のセンサ、例えば、回転速度センサ、温度センサ、
紙位置センサ等々利用すれば制御が細かくできる。
実施例1 イレーザブルペーパとして、離型紙(CPSMリンテック
(株) 製品分類名)を用紙として、キャノン複写機
(FC−5II)で、コピーした。普通紙と同様に印刷で
き、手で擦ったぐらいでは取れない程度に定着した。イ
レージングローラとしてゴムローラ上に、軟化温度がお
よそ100℃の熱溶融性樹脂(ケミットシート KF1000#80
東レ株式会社製)をコートしたものを用い、第1図のよ
うな構成をした装置を作った。熱ローラとして鉄製のパ
イプを用い熱源として中心部にハロゲンランプを設け
た。また熱ローラの表面にはテフロンコートを行い熱溶
融性樹脂がつかないようにした。熱ローラを回転させ
て、表面温度を 130℃をに保ち、熱ローラとイレージ
ングローラの間にトナー面がイレージングローラに当た
るように、イレーザブルペーパを挟み込み、2cm/秒の速
さで出口側からイレージングローラに巻きつかないよう
に引張ながら送りこんだところ、トナーが綺麗にイレー
ザブルペーパから剥ぎ取れた。これを、多数回くりかえ
したら、イレージングローラの表面にトナーが厚く堆積
した。熱ローラの温度を170℃に上げ、複写機に使う普
通紙をイレージングローラと熱ローラの間に通した。巻
きつかないように出口から引張ながら通過させたとこ
ろ、紙の表面一面にトナーが付着し、イレージングロー
ラから熱溶融性樹脂が一部剥ぎ取られていた。再び熱ロ
ーラの温度を130℃に戻し、イレーザブルペーパを通し
たところ、表面の文字等が消去できた。
クリーニング工程に必要な高い温度はプロセスの速度
を落とすことによっても可能である。このようなこと
は、機械系の技術者なら周知の技術であり、本発明に利
用できる。
発明の効果 本発明に用いれば、簡単な機械で電子写真方式で印刷
した紙(イレーザブルペーパ)をクリーニングできるた
めに、使用して大変経済的であるばかりでなく、森林資
源を浪費することがない。イレージング工程において
は、プロセス,操作が簡単でまた、装置も簡便である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクリーニング方法の説明図、第2図は
本発明のイレーザのブロックダイアグラム表示図であ
る。 101……熱溶融性樹脂が付着可能なシート、103……剥ぎ
取られた熱溶融性樹脂、104……イレージングローラ、1
05……堆積した熱溶融性樹脂、106……熱ローラ、201…
…イレージング部、202……搬送系、203……温度制御
系、204……制御系。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離型処理を施したイレーザブルペーパ上に
    熱溶融性樹脂で印刷した印刷物を、加熱して粘着状態に
    ある熱溶融性樹脂を表面に持つイレージング部材に接触
    させて、イレーザブルペーパ上の熱溶融性樹脂を剥ぎ取
    るイレーザブルペーパ文字消去方法において、熱溶融性
    樹脂が付着可能なシートをイレージング部材上の熱溶融
    性樹脂に、より高い温度で接触剥離して、イレージング
    部材上の熱溶融性樹脂を取り去ることを特徴とするイレ
    ージング部材のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】イレージング部材がローラ状であることを
    特徴とする請求項(1)記載のイレージング部材のクリ
    ーニング方法。
  3. 【請求項3】少なくとも、熱溶融性樹脂を表面に持つイ
    レージングローラとこれに接触回転する熱ローラとこれ
    を動かす機械駆動系とからなるイレーズ部と、温度を制
    御する温度制御系と、イレーザブルペーパあるいは熱溶
    融性樹脂が付着可能なシートを搬送する搬送系と全体が
    一連のイレージング工程並びにクリーニング工程を行う
    ように制御する制御系とからなり、クリーニング時の熱
    溶融性樹脂の温度をイレージング工程のそれより上げる
    ことを特徴とするイレーザ。
  4. 【請求項4】クリーニング工程の工程速度をイレージン
    グ工程のそれより落としたことを特徴とする請求項
    (3)記載のイレーザ。
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