JP2533405B2 - 梁,柱類の鉄筋コンクリ―ト構築物 - Google Patents

梁,柱類の鉄筋コンクリ―ト構築物

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JP2533405B2
JP2533405B2 JP2253751A JP25375190A JP2533405B2 JP 2533405 B2 JP2533405 B2 JP 2533405B2 JP 2253751 A JP2253751 A JP 2253751A JP 25375190 A JP25375190 A JP 25375190A JP 2533405 B2 JP2533405 B2 JP 2533405B2
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雅之 鶴谷
康弘 若林
知之 前場
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は梁,柱類の鉄筋コンクリート構築物の改良に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の梁,柱類の鉄筋コンクリート構築物は、第5図
のように配筋部71の周りに枠型72を組み立て、この型枠
72内にコンクリートを打設してかぶりコンクリート73と
内部コンクリート74を形成するようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、かかる従来の技術だと、コンクリート打設の
前後に型枠72および支保工(図示せず)の組み立て作業
と解体作業が必要となり、施工が面倒になり、更に工場
製品とした場合には重量化して運搬面で問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的とするところはかぶりコンクリートを型枠
として用いてコンクリートの打設を行うことにより、型
枠および支保工の組立て作業と解体作業を省くことがで
き、短工期に且つ経済的に構築可能な梁,柱類の鉄筋コ
ンクリート構築物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は次のように構成さ
れる。即ち、 本発明の梁,柱類の鉄筋コンクリート構築物は、主筋
とフープ筋かななる配筋部と、内周面に内部気体にて膨
らんだチューブが密着した状態で上記配筋部の外側に吹
き付けて形成されるかぶりコンクリートと、このかぶり
コンクリートにて形成される枠内に打設される内部コン
クリートとから構成される。
〔作用〕
本発明の梁,柱類の鉄筋コンクリート構築物によれ
ば、かぶりコンクリートを内部コンクリートの型枠とし
て使用できるので、コンクリート打設用の型枠および支
保工を別途組み立てる必要がなくなり、また鉄筋の組み
立てやジョイント施工が型枠で邪魔されなくなる。ま
た、チューブを膨らませるだけで配筋部外周へのかぶり
コンクリートの吹き付けができる。更に、チューブが配
筋部の内周面に密着しているので、配筋部の外側に吹き
付けたコンクリートが配筋部の内側に突出することがな
くなり、したがって吹き付けコンクリート部に邪魔され
ることなく内部コンクリートを配筋部の内側に隙間なく
充填することができる。
更に、配筋部とかぶりコンクリート部を現場作業所敷
地内で生産すれば現場までの運搬を省略できる。また配
筋部とかぶりコンクリート部を工場で生産すれば、工場
製品として軽量化が図れる。そして、工場生産の場合に
は、工場製品を建物の所定位置に設置してから内部コン
クリートを打設するのである。
〔実施例〕
以下、本発明の梁や柱等の鉄筋コンクリート構築物を
図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は柱Aの断面図であって、本発明の実施例を示
している。5はかぶりコンクリートであって、主筋1お
よびフープ筋2から成る柱配筋部3の内側に内部気体に
て膨らんだチューブ7を密着させた状態で上記配筋部の
外側にコンクリートを吹き付けて形成されるものであ
る。そして、かぶりコンクリート5にて形成される枠内
には内部コンクリート6が充填されている(第2図に示
す)。
チューブ7は両端が閉塞した伸縮性に富む材料で形成
されており、送風機等により気体管を通じてチューブ7
内に気体が供給されるものである。
このようにして構成される柱Aの鉄筋コンクリート構
築物を施工する際には、柱配筋部3の内側にチューブ7
を位置させてからこのチューブ7内に気体を入れて膨ら
ませて柱配筋部3の内側に密着させる(第1図に示
す)。次に、柱配筋部3の外側にコンクリートを吹き付
けてかぶりコンクリート5を形成する。そして、かぶり
コンクリート5が所定の強度を発現した後、チューブ7
内の気体を抜いてチューブ7を配筋部3から除去した
後、かぶりコンクリート5で形成される枠内に内部コン
クリート6を打設する(第2図に示す)。
第3図は梁Bの断面図を示しており、主筋1aおよびフ
ープ筋2aから成る梁配筋部3aの内側に内部気体にて膨ら
んだチューブ7aが密着した状態で梁配筋部3aのうち腹部
の外側面にコンクリートが吹き付けられてかぶりコンク
リート5aが形成されている。また、かぶりコンクリート
5aの内側には内部コンクリートが充填されている。
梁部Bの鉄筋コンクリート構築物を以上のように構成
したので、施工の際には上記柱部の鉄筋コンクリート構
築物の施工する場合と同様に、かぶりコンクリート5aが
型枠として機能させることができる。
次に、上記のようにして構成される柱Aおよび梁Bを
有する鉄筋コンクリート構築物全体の施工を建築構築現
場で行う場合について第4図に基づいて説明する。
まず、柱,梁および床版の配筋を組み立てる(同図
(a)(b)に示す)。
次に、柱及び梁の配筋部3,3aの内側の内側にチューブ
7を位置させてからこのチューブ7内に気体を入れて膨
らませて柱配筋部3の内側に密着させる。
次に、配筋部3,3aに膨らんだチューブ7,7aが密着した
状態で配筋部3,3aの外側にコンクリートを吹き付けてか
ぶりコンクリート5,5aを形成する(同図(c)に示
す)。
次に、床(PC)版9および支保工10を設置し(同図
(d)に示す)、柱および梁のかぶりコンクリートの内
部および床部分にコンクリート6、6a、8aを打設する
(同図(e)に示す)。
なお、本発明の梁や柱類の鉄筋コンクリート構築物を
工場製品にすれば、吹き付けにより形成されるかぶりコ
ンクリート部の品質管理を満足に行うとができ、吹き付
け機械の現場への導入も不要となる。また、現場作業所
敷地内で吹き付けによりかぶりコンクリートを形成すれ
ば、工場製品とする場合に比べて現場までの運搬を省略
することができる。
〔発明の効果〕
上記の説明から明らかなように、本発明の梁や柱等の
鉄筋コンクリート構築物によれば、コンクリート打設用
の型枠および支保工を別途組み立てる必要がなくなるの
で、コンクリートの打設作業が極めて容易になり、ま
た、鉄筋の組み立てやジョイント施工が型枠で邪魔され
ることもなくなって、工期の短縮が可能となり、省力
化、施工費の低減が図れる。
しかも、チューブ材を膨らませるだけでかぶりコンク
リートの吹き付けができてかぶりコンクリートによる型
枠を容易に形成でき、更にはチューブの存在により配筋
部の内側に吹き付けコンクリートが突出することがなく
なり、内部コンクリートを配筋部の内側に隙間なく充填
することができ、品質の良いコンクリート構築物を容易
に施工できる。
更に、本発明の梁や柱等の鉄筋コンクリート構築物に
よれば、配筋部とかぶりコンクリート部を工場で生産
し、内部コンクリートを現場打ちすれば、軽量化が図れ
て工場製品としても極めて優れたものとなる。
また、配筋部とかぶりコンクリートも現場で施工する
ようにすれば、型枠、支保工が不要になるというPC部材
の利点と共に、PC部材の欠点をも解消することができ
る。すなわち、 現場でかぶりコンクリートを打つことにより、PC部材
のように工場から施工現場まで運搬する必要がなくな
る。
また、配筋部は、柱から梁にかけて連続的に配設され
るので、柱から梁にかけて連続して形成されるかぶりコ
ンクリートにより形枠が形成され、その形枠の内部に内
部コンクリートを連続的に打設することができ、PC部材
のように柱と梁との間に接合部が形成されることがな
く、柱と梁が一体的に形成される。
さらに、吹き付けコンクリートは早期に硬化するとい
う特徴を有するので、コンクリート吹き付け後早期に内
部コンクリートを打設してもかぶりコンクリート(形
枠)が変形することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柱部における内部コンクリート打設前
の断面図、第2図は本発明の柱部の鉄筋コンクリート構
築物の断面図、第3図は梁部における内部コンクリート
打設前の断面図、第4図(a)〜(e)はコンクリート
構築物全体の施工順序を示す概略図、第5図は従来例の
断面図である。 (符号の説明) A……柱部の鉄筋コンクリート構築物 B……梁部の鉄筋コンクリート構築物 1、1a……主鉄筋 2、2a……フープ筋 3、3a……配筋部 5、5a……かぶりコンクリート 6……内部コンクリート 7、7a……チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴谷 雅之 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 若林 康弘 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 前場 知之 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (72)発明者 中田 浩之 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番 2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 昭61−49049(JP,A) 実開 昭61−129022(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主筋とフープ筋からなる配筋部と、 内周面に内部気体にて膨らんだチューブが密着した状態
    で上記配筋部の外周部に吹き付けて形成されるかぶりコ
    ンクリートと、 このかぶりコンクリートにて形成される枠内に打設され
    る内部コンクリートとから構成される梁,柱類の鉄筋コ
    ンクリート構築物。
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CN105756286A (zh) * 2016-04-22 2016-07-13 广西大学 四束状超高性能混凝土约束普通混凝土矩形柱
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